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WEST KALIMANTAN, INDONESIA 2018

  • 眼下にカプアス川が流れる。ボルネオで最も長い川だ。川沿いには小さな集落が点在する

  • 予定が変わったとはいえ、この時点ではまだ楽観的だった。S集落に渡る前夜、L集落のゲストハウスで土地の人とアラックで酒盛り

  • タンニンの濃い水域だった。クリア&シルバーのルアーが水中ではこんな風に見える

ボルネオ島に行ってきました

旅程

[Flight]
Osaka/Kansai(KIX) x Jakarta(CGK) — KIX 12:00 - CGK 17:05
Jakarta(CGK) x Pontianak(PNK) — CGK 05:30 - PNK 06:55
Pontianak(PNK) x Putussibau(PSU) — PNK 11:30 - PSU 12:40
Putussibau(PSU) x Pontianak(PNK) — PSU 13:10 - PNK 14:20
Pontianak(PNK) x Jakarta(CGK) — PNK 17:45 - CGK 19:20
Jakarta(CGK) x Haneda(HND) — CGK 23:55 - HND 08:50
Haneda(HND) x Itami(ITM) — HND 12:00 - ITM 13:05

今回の旅行もゆえあって詳細なことは書きません。同行はFOO2氏。これまでエクアドルやインドネシア、ザンビアに同行したことのある友人です。

直線距離は近いのだが、入るのに時間がかかる。まずはジャカルタでFOO2氏と合流し、その夜は空港近くのホテルに泊まる。翌早朝ジャカルタからボルネオ島の玄関口ポンティアナクへ。ここでガイド1と合流。「自分は釣りのガイドではなくネイチャーガイドだ。釣りは知らない。でも頑張ります」という。少し不安がかすめたが、使い込んだリュックや風貌から推測するに、ネイチャーガイドとしては経験を積んでいそうだった。ここからさらに乗り継いで内陸のプトゥシバウへ。そして前もって入っていたガイド2と合流。車に食料やら何やらを満載して、Lという集落に向かう。そこからパワーボートでNLという集落に入る予定だった。ところがガイドたちと予定を確認していると、今日は時間が遅くなったのでNLには行けないと言う。そしてL集落のゲストハウスで宿泊。集落の食堂で夕食後、ゲストハウスの管理人(?)たちと宴会になる。
一人は中国系のスマトラ生まれの人、もうひとりはダヤク族出身。ダヤク族といえば古くは首狩りで知られた部族(一言でダヤクといってもたくさんの部族がある)で、本来は彼らのエリアに入るつもりでいたので、この人からいろいろ話を聞く。64歳と言ってたのでもちろんそういう狩りはしていない。楽しく飲んで10Lのアラック(酒)がすっかり空になりました。

翌朝朝食後ガイドと当日の予定を確認すると、また言うことが変わっていた。「まずはNLの手前のS集落に入る。NLは明日だ」。「何があったんだ?」「いや行程上そのほうがいいんだ」「ではS、NL、ダヤクということだな」「そうだ」。パワーボート2艇に荷物と人間を満載して、広大な湖を走りジャングル内の水路をくぐり抜けると、少し広めの川に出ました。しばらく川を上っていくと水面に立つ高床式の家々が見え、それがまずは世話になるS集落でした。荷物を担いで3mほどの梯子を登ると集落の人たちが出迎えてくれました。こぢんまりした集落だがモスクがあり、イヌはおらずペットはネコ。これでムスリム色が強いことがわかる。昼食までの間に荷物を解いて、午後からの釣りの準備。少し時間ができたので板張りの長い廊下を歩いて集落の端から端まで行ってみる。あいさつすると、皆さんすごく穏やかな表情で返してくれる。
昼食後は初の釣り。マレー語は話せないのでガイド1が同行。「どこか釣れそうな場所に連れて行ってくれ」と頼むと、集落の裏のジャングルを抜けて広大な湖へ。浸水林があちこちにあり、そんな中のひとつでボートが停まる。林の際をリトリーブしていると小さな飛沫が上がり、何かがルアーに乗りました。あまりに抵抗がないのでバレたか?と思ったが、ボート縁までくると、なにか小さな魚がついている。「あ、オセレイトスネイクヘッドのお子ちゃまや」。これが最初の魚とのコンタクトでした。その後いくつかポイントを変更するが反応なし。ボートマンはどうやら彼らが日頃延縄を入れたり、網を仕掛ける場所を案内してくれているようで、魚の住処というより漁場という感じ。これではダメだ。見渡すと倒木やボサのある島が見えたので、あそこに行ってくれと依頼。すると時間帯もよかったのか、小型のオセレイトが連続ヒット。そしてボート縁で派手なアタックがありトーマンも釣れました。湖に沈むきれいな夕日を眺めつつ、初日の釣りは終了。まあ悪くはなかったな、明日以降が楽しみやな…とFOO2氏と語る。
夕食を食べながら翌日以降の予定を確認している時に、またしても話が変わりました。「NLには行かない。このままここに滞在する」「なぜNLに行かない?そして当初の話のダヤクの集落は?」「NLでは歓迎されないだろう。ダヤクの集落はさらに奥だ。遠すぎる」「ではなぜ行けるようなことを言ってたんだ?」「いや、何というか、とにかく歓迎されないだろう。ホスピタリティに問題がある。ダヤクの村は遠すぎる」。こんな応酬で話にならない。「コイツ、調子いいこと言っただけで、もっと奥のNLやダヤクの集落と話をつけてないのでは?」と疑問が浮かぶが、おそらくそれが実状だったのだろう。

結局、翌日からもS集落周辺で釣りをすることになりました。流れのある川や、鬱蒼とした浸水林の奥に潜って釣りをしてみたりもしたが、まったくダメ。ガイドがこちらの意向をちゃんと通訳したある朝は、小型ながらオセレイトとトーマンが倒木と立ち木とボサの混在する場所で連発したが、その時以外はそれら3つのキーワードすらボートマンに告げず、延々とボート上でスマホいじりかスマホで音楽聞いてるか眠りこけるかしている。一度はマジで顔面に蹴りを入れてやろうかと思ったほどだ。4日目の朝、前夜にした約束を完全に忘れて平然としているのを見た時には、もう何も言いたくなくなった。
「昨夜の話はどうなったのだ?」ときくにはきいたが、「え?何?」という感じだった。エコツアーのガイドというわりに、現地の動物にかんしても自分のほうが詳しいし、ジャングル内でのナイフの使用もあきらかに自分よりヘタ。運動能力も自分より大幅に劣る。おまけに怠慢で楽観的でネボスケである。しかも2人そろってそんなである。そんなダメなガイドたちだが仕事を除けば人はいい。フツーなら自分もFOO2氏も間違いなくブチ切れるところだが、彼らは「人のよさ」で救われたのだ。

行く前に現地から届いた魚やフィールドの写真が素晴らしかったので、当然期待は大きかった。まったく釣れなかったわけではないのだが、期待が大きかった分、落差による失望が非常に大きかった感じです。FOO2氏とはもう一度いろいろ練り直して、再び同水系の異なる場所に行くつもりです。
ガイドたちは「S集落に滞在して、エコツアーに釣りもからめたプランを提案すれば、日本人は来てくれるだろうか?」と言ってましたが、「シャワーのかわりに前の川(食器を洗った水もここに流れる。場所によってはトイレも)で水浴び、狭い部屋で雑魚寝、エアコンなし、足が落ちそうな洗い場の板床…我々は平気だが、そんなところに平気で6日も滞在する日本人はまずおらん。一般的な日本人なら2泊で限界やろ」と答えておきました。「それにお前らがガイドじゃどーしよーもない」という言葉はあえて飲み込んで…。

  • 広大な湖からジャングルの中の細い水路に入る。こんな先に集落があるのか?

  • 滞在したS集落。乾季なので日に日に水位が下がった

  • なんだ、あの建物は?尋ねると「SWIFT HOUSE」という。イワツバメの巣を採取するための特大巣箱だ

  • L集落や町ではよくナシゴレンやミーゴレンを食べた。これはナシの方

  • 魚の黄色いスープはアサム・ペダス。辛いが美味しかった。となりのオレンジのペーストはサンバル・タラシ。原料はエビ。これも旨いが激辛

  • 食事風景。FOO2さんは一心不乱に食う。黒服の人が一家の主Eruwantoさん。とてもお世話になった。マレー民族の王族の血筋だという。道理で風格が

  • 隣の家のじーちゃんがトーマンの燻製を作っていました。他の写真でもわかるとおり、この集落は背開きです

  • 網で捕れた夕食用のお魚たち。Kelandangことオセレイト・スネイクヘッドやスパイニーイール、小型のLaisも

  • スパイニーイールとトーマンの燻製。使用した木のせいか、なんとなく正露丸のような香りというかニオイというか…

  • 初日の夕方見つけた島回りのポイント。小型だったがオセレイトが連発した。釣りのポイントを見る目は地元の漁師より、異国の釣師が上だったみたい

  • ある朝、オセレイトとトーマンが多発したポイント。こんな場所は意外なほど少なかった。しかし乾季の進行で、あっという間にボートで航行できない状態になりました

  • 広大な湖に夕日が落ちる。自分の人生で屈指の、美しく印象に残る夕景でした

  • 川や湖のあちこちでサガリバナを見かけました。いかにも熱帯アジアのジャングルという雰囲気です

  • ここは我々が滞在したS集落と異なり、高床式ではなく完全な水上家屋でした。Tekenang Islandにて

  • Tekenang Islandにある山の頂上からの眺望。この山登りでガイドの運動能力の低さが露呈。自分より20分遅れて頂上に到着。もうひとりはさらに…

釣りやお魚たち

  • 漁師さんの定置網の漁獲。ナマズの仲間小型のLaisが多い。よく夕食のおかずに出てきた魚です

  • こちらも定置網の漁獲。独特の斑紋のある淡水フグとTapahことワラゴー・レーリー。Tapahはかなり大型になる

  • タンニンが極めて濃いせいか、ミニトーマンがブドウ色をしていました

  • 花柄ライギョことオセレイト・スネイクヘッド。小型種で非常に美しい

  • こってり太めのカランダンことオセレイト。ほんの少しライヒーっぽい

  • トーマンは小さくても他のライギョ族とは根本的なパワーが違います

  • ちょっとマシなトーマンが出ました。違う国、違うロケーションで釣ると、また異なる趣があります

  • 角度によるとトーマンは、ライギョ族の中で最も凶悪そうな表情を見せる。フツーに見てる分にはかわいいのだが

  • 小型ばかりでしたが、やはり歯形でバズベイトのトップコートはバキバキになりました

  • 今回使用した代表的なルアーたち

生き物たち

  • Tekenang Islandの公園事務所にあったマレーガビアルの剥製。英名はFalse Gavialで、正しくはガビアルではなくクロコダイルの仲間

  • 何度もサイチョウを見かけたが、この一般的なOriental Pied Hornbillばかりでした。和名はたしかキタカササギサイチョウ

  • ある日の午後、テングザルを二群れ目撃。なんとかこのリーダーだけ撮影できました。警戒心が強くすぐに逃げます

  • EruwantoさんちのネコRambo君。S集落は隣にも2匹、3軒向こうにも2匹とネコがけっこう飼われていました

  • Eruwantoさんちのもう1匹Kamandanu君。すっかり自分に懐いてくれました。日本の黒トラとは模様が違います

  • Tekenang Islandの公園事務所のネコ。管理のオジさんが敷物を変えたり、エサをやったりして世話してました

  • ハラビロのようなウスバのようなカマキリを捕獲。カマキリは人間と会話(?)ができる数少ない昆虫

  • グーラミィ釣りのエサに…ともってこられたゴキブリ。なんとコイツら、カメムシ系の猛悪臭まで放っていました。誰がそんなモン触るか!リリース!

  • S集落で見つけた大型のセミ。日本のアブラゼミの倍近い。Takua speciosa、英名はEmperor Cicadaという

Special thanx to Eruwanto-san&His Family, Boatmen of S Village, People of S Village, Ganda Ria-san(from Dayak), Sudirlhan-san, Tomo-san(FRA)

Main Camera:EOS50D+EF-S 18-200mm
Sub Camera:TG5(Olympus)
Sun Glass:WALZ Lens Color:TVS(Zeal Optics), CEREBRO Lens Color:TVS(Zeal Optics)

Tackles

[1]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX△△△M△X-T THE R△△△T△△△ F△△△E test(Whiplash)
Reel:18 RYOGA 1520H(Daiwa) + PE#3&#4 + Leader
Lure:NOIZE ADDICT RHINOCEROS 1/2oz(Whiplash)
[2]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX703HHX-T THE CROSS OF THORN(Whiplash)
Reel:RYOGA 2020H(Daiwa) + PE#5 + Leader
Lure:NOIZE ADDICT RHINOCEROS 1/2oz(Whiplash), F.O.R&X.O.SR&COMA.NZ(Whiplash)
[3]
Rod:RAW DEALER R703RS2 THE CROSSFIRE-BSV(Whiplash)
Reel:18 RYOGA 1016H(Daiwa) + PE#2.5 + Leader
Lure:THUNDERBUCK RAM-93(Whiplash) etc.
[4]
Rod:SILVER CREEK 63L(Daiwa)
Reel:CALDIA 2004H(Daiwa) + PE#0.6 + Leader
Lure:DR.MINNOW 5FS(Daiwa) etc.

*参考までに

受託手荷物総重量 ローリングサンダー 80L(North Face):約18.5kg, ロッドケースAIR(Nature Boys):約4kg

今回の昆虫ならびに節足動物による被害

蚊:3箇所ぐらい刺される

*季節のせいか、家屋の立地のせいか、とにかく蚊はいませんでした。FOO2氏はナンキンムシを警戒していましたが、彼が持参した薬剤のせいか、元からいなかったのか、とにかく被害はゼロでした。

今回のその他のトラブル

すーぱーろーくぉりてぃのガイド2名以外は問題なし。