地図上のフラッグをクリックすると、その国での釣行がご覧いただけます。

MALAYSIA 2013

  • 現地入りしたのは、まさに中秋の9/15。満月がきれいでした

  • 今回の旅行中の最美味料理は、漁師から買った「TENGGALAN」を、ガイド君馴染みのお店で清蒸(チンジョン)にしてもらったモノ。「y」シェイプの小骨がうるさいが味は絶品!

  • 中華系食堂やレストランでは、三国時代の英雄雲長関羽公が祀られているのをよく見かけます

今年もマレーシアに行ってきました

旅程

[Flight]
Osaka(KIX) x Kuala Lumpur(KUL) — KIX 09/14 23:35 - KUL 09/15 05:20
Kuala Lumpur(KUL) x Osaka(KIX) — KUL 09/25 01:00 - KIX 08:25

昨年は強烈なモンスーン・レインに祟られたマレーシア旅行。今年は少し早めで日程を組みましたが、天気予報では雨やら雷マークがちらほら。しかも出国前には台風が迫ってきて、なんとなく前途は不穏な感じに。しかしまあ、とにかく行くしかありません。いい天気に恵まれることを祈りつつ、関空に向かいました。

今回は日程中の約2/3が、野池やリザーバーを回る単独釣行(といってもガイド君と一緒だが)。そして後に知人と合流して、ジャングル内の川をカヌーで下りつつ釣りをする、いわゆる「リバーフィッシング」という組み合わせ。さらに最終日の午前中だけ、都市近郊の野池でちょい釣り。さあていったいどーなることやら…。
なお今回も事情により地域名は明記いたしません。

まずは9/15の早朝、KLIA(クアラ・ルンプール国際空港)LCCTに到着。しばらくするとガイド君が迎えにきたので、再会を喜びつつ、荷物を積み込み、まずは釣りの前の朝食に。この日は都市近郊の野池をいくつか回る予定で、ガイド君いわく「去年行った池もいくつかリストに入ってるよ」とのこと。

最初に行ったのは、ハスや沈水植物が繁茂する雰囲気のいい野池。池をチェックしていると、子連れのトーマンを発見。背面に金属的な光沢が出て、暗色系ストライプと見事なコントラストを描いている。多くの人は「イイもの見つけた!」とばかりにルアーを投げるが、自分はそういう釣りはやらないので、竿のかわりにレンズを伸ばして撮影。
とりあえずカヌーを下ろして釣りを始めるがアタリはナシ。子連れはたまに見かけるが、食欲でルアーに飛びかかってくる単独モノは姿を現さない。いろんな場所をチェックしているうちに、ハスの中で食い損ね。しかし1回きり。その後抽水植物際でようやくしっかりしたアタリ。小さいながらも、今回の旅行初のトーマンが釣れました。さらに別のエリアで小型トーマンと良型ハルアンを追加。まだ昼飯前なのに、いい調子やん♪
しかし昼食後はダメ感いっぱい。知ってる池を回るのだが、チビトーマンを2本釣った(釣ってしまった)だけ。夕方には昨年まあまあイイのが出た池をチェックするが、チビのアタリが1回あっただけで、初日は尻すぼみで終わりました。

  • 偏光フィルターなしのため鮮やかさは伝わりにくいが、子連れ特有の発色をした親魚。そっとしといてやりたい

  • 今回の1本目のトーマンのボディ。若魚の模様が残っているが、そろそろ背が暗色に染まりかけています

  • 「今年もいいハルアン釣ったね〜。レストランに連れて行こう(笑)」とガイド君。たしかにいいハルアンだ

  • 池を渡るヘビ。「あの顔つきはコブラとちゃう?」「うん、おそらくコブラだ」 都市近郊にもコブラは棲息

  • 食虫植物ウツボカズラの1種。野池や湿地で見かけます

  • 現地では「MONKEY POT」というが、「POT」には壷や瓶という意味以外に、便器という意味も。後者やね(笑)

2日目は朝から北上して都市部から脱出。昨年も釣行したがモンスーン・レインに祟られて退散せざるをえなかった野池地帯へ。自分はこの地域にどうしても行きたかったのですが、ガイド君は「あのあたりは人が多くてプレッシャーがかかり、状況はよくない。他に行ったほうがいい」とシブっていました。それを「釣れなくても絶対文句は言わないし、アンタを責めたりしない」となだめて、案内してもらいました。
「まだ自分も入ったことがない場所がある。トーマンは少ないがコンディションはいいらしい。そこを試してみよう」というので、だいたいの場所しかわからない新規野池へ。池は草地の向こうに見えているものの、車で近づくルートがわからない。薮の小道に何度も突入し、そのたびに行き止まりやら走行不可やらで引き返すこと約1時間。ようやく水辺に到着。カヌーを下ろして池の奥を目指すが、風で吹きよせられたホテイアオイが進路を塞ぐ。パドルと手でホテイをかきわけ突破。すると目の前に開けたオープンエリアで、なにやら騒ぎが起こっていました。「何やろ?コイ科のライズ?」「う〜ん、奴ら、シザーステイルだね。コイ科かナマズ科か?」 近づいて観察するとナマズ。メコンオオナマズみたいなタイプで目が横についたヤツ。平均7kgぐらい、大きいものは15kgを超えるプランクトン食のナマズたちが「ブフッ」という吸い込み音を発しつつ水面で大騒ぎ。「騒ぎのエリアにルアーを浮かしといたら間違って吸い込んだりして…」というアホくさい希望は簡単にスルーされました。目がいいのか浮いてるルアーの周囲、半径5mではいっさいライズなし。ワタクシたちが浅はかでした。
ナマズを無視して彼らのいないずっと奥へ。そこで水生植物のエッジで1発目のアタック。食い損ねたので再度通すと水面炸裂。サイズのわりに若魚模様が残るトーマン。「昨日の池の子連れの親は、この程度のサイズですでに成魚の模様になっていた。それなのにコイツは若魚模様が残っている。この池、ひょっとしたら魚がデカくなるかも…」とガイド君。
その後、密生した水生植物が少し凹んだ場所で派手なアタック。フッキングと同時にドラグが滑る。水生植物エリアに走り込むのを止めて、開けたエリアに引き出す。反転した胴はなかなかの太さ。思わずガイド君に向かって親指を立てる。数度のいい突っ込み後に無事ランディングした魚は、素晴らしいこってりさん。道理でパワーも抜群だったわけだ。「こいつ数年後にはスゴイ奴になってるかもね」と言いながら撮影してリリース。帰りは行き以上に風で密集したホテイ地獄をかきわけて岸まで戻りました。
ホテイ地獄で消耗した体力を回復させるべく、昼飯とビールを腹に詰め込んだあとは、同じエリアの異なる場所にアプローチ。こちらはちょっと迷っただけですみましたが、強引にカヌーを入れて湿地を突破するも、抽水植物で大苦戦。腰まで浸かってそこを乗り越えたら、午前とは密度のレベルがケタ違いのホテイ地獄。なんと7m進むのに汗にまみれて20分。しかし水面は70m先。しかも遠くの空で雷鳴まで。「せっかくここまで来たけど、引き返す勇気ってのも要るよな?」「うん、今回はヤメとこう。来年までにルートを探しとくよ」とガイド君。もと来たルートを汗と泥と擦り傷にまみれて引き返す。「俺たち、ひょっとしてアホとちゃうやろか?」「いや、ひょっとしなくてもアホだと思うよ」
ホテイ地獄でかなり時間を費やしたので、カヌーを積み終わったらもうイイ時間。本日最後の池に向かう。ところがここでトラブル発生。池の脇の砂地で車がスタック。タイヤの下にいろいろ敷きこんで脱出を試みるも、地面は掘れていくだけで車はついにカメ状態。だいぶ経った頃、上の道を1台の4駆が通りかかったので、呼び止めて牽引してもらう。押して引いてようやく脱出。お礼を言って、車に積んでた飲み物を渡して、その車を見送って時計を見ると18時前。せっかくだから少しだけやっとくか…ということで、安全な場所に車を停め、カヌーをかついで砂の斜面を下りる。
水生植物の繁茂するこの池で最初のアタックは良型のハルアン。「KUNIさんは今年もハルアンに好かれてるなあ」とガイド君が笑う。時間がないのでめぼしいポイントに直行。そこは昨年、ラインにアタックしてきた魚に一瞬でブレイクをかまされた場所。自分にとってはリベンジ・ポイントなのです。そのスポットの手前でトーマンのアタック。小さい。パス。そしてまさに昨年の場所に近づいてキャスト。ルアーで水面を騒がせた瞬間、水生植物を吹き飛ばしてトーマンがアタック。フックセットしてすかさず水生植物から切り離す。まずは1本目。リリース後、さらに奥に向かう。その先には抽水植物に囲まれた小さなワンド。1投目、いきなり水面が炸裂。ルアーが弾き飛ばされる。数投後、2mほど離れたところで炸裂。ルアーはそのまま泳いでくる。さらに数投後、今度は瞬間的に重さを感じたのでアワセを入れる。手応えはほとんどなく、ルアーが水面から飛び出して帰ってきました。「何で?」ルアーをチェックすると歯形や裂傷はなく、フックポイントに小さなウロコが1枚。顔の外側をかすったらしい。しかしウロコ1枚であっても、顔面に違和感を感じた魚は、その後2度と反応しませんでした。そしてあたりは夕暮れの色に…。「明日…」と言いかけると、ガイド君が「明日の夕方、同じ時刻、もう1度でしょ?」と先をこして言いました。お察しの通り。

  • またしても行き止まり。池に近づくことができない。ルートを探して荒れ地を走ること約1時間。やっと池の畔に

  • そこにはホテイ地獄が待っていました。池の名前は「Hyacinth Hell(ハイアシンス・ヘル)」に決定

  • ホテイ地獄を抜けるとナマズの悪夢が待っていました。池の名前は「Catfish Nightmare Pond」に改称(笑)

  • ナマズの悪夢を抜けて約200m。静かなエリアの水生植物際からトーマンが飛び出してきました

  • 極太トーマンが出ました。太さと凄みのある色彩は今回の旅行随一!しんどい目をした甲斐がありました

  • 「迷うたんか、お前ら? その程度の場所にも入れんのか?」と水陸両用のスイギュウたちが嘲笑っている

  • 「あかんわ。カヌーを入れる場所がない」とガイド君。しかしこの後ふたりで強引に湿地を突破し水面を目指す

  • しかし今度のエリアは密度が違った。完全に立ち往生。仕方なく引き返すも、ふたりとも泥と擦り傷まみれに…

  • 水生植物の中からウィードレスプラグに飛び出してきたトーマン。いい位置を完全貫通

  • この歯と口をパクつかせるクセにより、ルアーを飲まれるとラインはきわめて危険。プロテクトリーダーが必要です

  • いい夕陽だった。明日の夕方もう1度やる。そしてあの食い損ねたヤツをきっと…

翌日はけっこう流れのある川を使って、その流域の池をチェックするということで、ガイド君の知人(この人もガイドさん)にしっかりしたアルミボートと船外機を借りる。それにしても重いねえ、このボート。自分はいいけど、ガイド君、積み降ろしに耐えれるのだろうか。借りた時は4人がかりで積んだんだけど。
案の定、朝のボート降ろしの際には必死の形相。無事に降ろした後「大丈夫?」と声をかけると、「いやあ重かった。なんで平気な顔で降ろせるんだ?」 そりゃまあちっとばかり鍛えてるもんでね(笑)
まずは池にボートを入れてそこから水路を伝って川に出て、その川を20分ほど下ると右手に池の入口。「ここはトーマンは少ないけど、もしも出たらいいサイズなんだ」とのこと。「少ない」と「もしも」が気になるが、とにかく釣り開始。これといったポイントもないし呼吸もない。なんか水音がしたと思って見ると、昨日の忌わしいナマズさん。なんやここにもいるのか。いろんな場所を探っても反応がないので、ガイド君に「今日はお魚さんたち、ご不在みたいやね」と言った瞬間、草際を引いていたバズベイトにアタック。あはは、ご不在というわけではなかったんや。ところがこいつ、短くて体高があって黄色っぽい。やっぱりピーコちゃんでした。川を利用して生息域を広げてるみたい。その後、様々なポイントをチェックするがトーマンらしきアタリはチビ1回のみ。「こりゃダメやな」ということで、下ってきた川を遡上して、ボートを降ろした池をチェック。
そこでもチビ・ピーコちゃんのアタックが数度。いろんなポイントをチェックしてるうちに、ちょっとしたブッシュエリアでトーマンのアタック。こいつは自作のプロップベイトでの第1号の獲物になりました。そうこうするうちにお昼になったので、車を停めたエリアに戻って昼食。すると近くに1台の4駆が。なんと前日スタックした時に牽引してくれたマレー人の3人組みでした。彼らは釣りではなく、仕事の合間の休憩で、日陰があって風の通るこの場所でダベっているところでした。なんという偶然。持参した昼食を食べながらしばし雑談。
昼食休憩後もう少しその池を探ってみましたが、チビ・ピーコちゃんがアタックしてくるだけ。ほどほどで見切りをつけて、重いボートを積みなおし、例の池へ。
前日は軽いカヌーだったのでラクでしたが、重いボートを砂の斜面を引きずり降ろすのはちょっとばかり骨の折れる仕事。1時間早く進水できたので、前日チェックできなかったエリアも探る。しかしここでもたまにチビ・ピーコのアタックのみ。そうこうするうちに時間は過ぎ、こちらも時間の経過に合わせて昨日の食い損ねポイントにアプローチ。1投目、反応なし。2投目、突然水面が炸裂。それは昨日以上の派手なアタックでした。ルアーに触れた感触はあったが、ルアーはそのまま泳いでくる。ピックアップして数投。無反応。沈黙。さっきのわずかなコンタクトで見抜いたのか…。ガイド君を振り返ると片手の指を全部開いている。偶然自分も片手の指を全部開いていた。意志が合致。「5分後再度」である。
その5分後、カヌーの位置を変えてアプローチ。1投目、先ほどのアタックポイントを通過。無反応。2投目、その左1.5m。無反応。3投目、さらに左1.5m。水面に出ている水生植物がブ厚くなるエッジにルアーがさしかかった瞬間、不意に水面が炸裂。手元からすべての感触がなくなっている。瞬間的に「後ろから食ってこちらに走った」と判断。リールを巻きながら、重みが伝わった瞬間にフックセット。波打つ水生植物。ひん曲がるベリーセクション。完全にのった。魚は水面でのたうたず、沈水植物の奥へ奥へと走り込む。絡みこまれすぎないように、ロッドワークでウィードベッドを切る。ふと水面に頭が見えた。ルアーがまったく見えない。嫌な予感がするが、プロテクトリーダーはザイロンノット25号の2重構造。ブレイクすることはないだろう。1発2発首を振って再び下に走る。ガイド君は「スローだ。スローにファイトしたほうがいい」と言ってるが、あの歯で口をカプッカプッとやりながら暴れるわけだから、長引いてカプッの回数が増えると、プロテクトリーダーがヤバイはずだ。「スローだ」を無視して、頭をコントロール下において、沈水植物から引きずり出す。「ラインが危ない。ランディングが最優先だ」とガイド君に告げ、魚をボートの側面に沿わせる。次の瞬間魚はボート内へ。
まずは口元から出ているリーダーを確認する。その瞬間ちょっと寒気がしました。まさに危機一髪でした。後数回カプッをやられていたらどうなっていたことやら…。あらためて魚体を眺めるとタンニンの多い水で育ったせいか、背面は黒褐色で側面は紫色の鈍い光沢の凄みの効いた色彩。昨年のこともあるし、昨日のこともあるし、先程の食い損ねもあるし、自分としては実にドラマティックな1本となりました。
「どう、リベンジは達成できた気分?」「うん、まあそういう感じかな」「ドラマティックな1本だったね。夕食時にはビールをもう1本追加しよう」「もう2本追加でもいい(笑)」「もう少し釣りをするかい?」「いや、今日はもういい。それにメシの前にひとつ仕事が残ってる。このボートをあの斜面を引張り上げて車に積まないと。昨日のカヌーみたいなわけにはいかないぞ。俺は問題ないが、キミの体力は大丈夫か?」
時間はまだありましたが、釣りを終了してポイントを後にしました。ふたりで漕ぐボートは軽快に水面を滑り、静かに岸の浅場に到着しました。

  • 川漁師が仕掛けを上げていました。漁獲を見せてもらうと、右のエビ

  • この特大テナガエビは、中華系のレストランで食べることができます。けっこうウマイです

  • ピーコちゃんが出ました。「これは悪くないサイズだよ。むしろイイ」とガイド君。そうなのか…

  • 川を遡上中にミズオオトカゲを発見。近寄って撮影できました。池や湖の他、生活の周辺部にもフツーにいます

  • アジアセイケイもけっこういます。まさに舞い上がる瞬間を撮影。けっこううまく撮れたような…

  • 自作のプロップベイトにトーマン。ちなみに上のバズもトーマン用に1.4mm超硬ワイヤーで自作したものです

  • まあリベンジ達成といってもいいだろう。狙い込んだポイントのカバーゲームで黒々したトーマン。ガイド君も我がことのように喜んでくれた

  • ルアーは口内にフックアップし、ザイロンノット25号二重のプロテクトリーダーは危機一髪。今後はさらなる耐切削強度を考慮しないと…

  • そんなことをしたのは、この口だ…

野池群を2日かけてまわった後は、北上してリザーバーで釣ることに。ここまでプロップベイトやウィードレスプラグ、バズベイトという水面用ルアーのみでやってきましたが、事前の話によるとこのリザーバーはトップオンリーでは厳しいとのこと。まあよくわからんが、アタックの瞬間の水面の炸裂を見たいので、とにかくトップ中心でやることにしました。
現地のボートマンと合流し朝の湖面へ。最初に入ったポイントは、沈水植物がところどころ水面に顔を出したウィードエリア。そこでの数投目、不意にバズベイトが飛ばされました。食い損ねて反転した魚体は相当なサイズ。ガイド君も「今のはマジでデカイぞ!あんなヤツが出るなんて!」と興奮。しかしこの魚、泳ぎ去ったらしく、それっきり2度と姿を見せず、ポイントは沈黙。たしかに大きかった。あんな胴の太さは初めて見た。大きいのがいるんやなあ…と深く感心。
その後、いろんなウィードエリアや立木エリアをまわって数度のアタリ。何本か獲ったものの、いずれも小型。色彩は野池のモノよりコントラストが強い感じ。そうこうするうちに稚魚の群れを発見。眺めていると、エメラルドグリーンと暗色のストライプが鮮やかな、子連れ特有の発色の8kgほどの親が呼吸に上がりました。「さあて次のポイントに行こうか」と言うと、ボートマンがガイド君にマレー語で何か言ってる。「ずっとここでボートマンをやってきて、いろんな釣り人を乗せてきたが、子連れ狙いをやらない釣り人は唯一初めてだ」とのこと。「何でやらないのか?と尋ねてるんで、彼はそれがフェアな釣りだと思ってないからやらないんだと言っておいたよ。そして『武士の情け(Samurai's Mercyだって)』とも…」とガイド君。ありがとよ。その通り。釣りはそれ自体残酷な遊びなので、魚イジメはほどほどにね。
結局このリザーバーではいいサイズの魚を釣ることはできず、数本の小型で終了しました。でも水面で釣れたし、食い損ねでしたがデカいヤツの姿も見たので、充実感はありました。そうそう、このリザーバーでは時々セバラウ(コイ科のフィッシュイーター。数日後狙いに行きます)のボイルがあり、たまたまつけていたウィードレスプラグをボイル周辺に通すと、勢いよくアタックしてきたことも。
このリザーバーとは1日だけでお別れ。翌日は別のリザーバーに。ホント駆け足釣行です。

  • いかにもリザーバーという雰囲気。こう見えても底にはウィードベッドがあったりします

  • 一部のワンドではウィードベッドが水面まで張り出していました。こういう中でもライズが見られました

  • 泥が乾いて白く見える部分は、野生のアジアゾウが体を擦りつけた跡。この木のあたりにはフンも多数

  • 乱舞していたヒメアマツバメの1羽が落水。仲間とぶつかって羽根を折ったらしい。陸まで連れていって放しましたが、長くはないだろうなあ

  • ウィードベッドの隙間からトーマン。このリザーバーのトーマンは、いずれもタンニンの多い野池のものより、コントラストのはっきりした色彩でした

  • カバーエリアでトーマン。近くではセバラウがボイルしてました

夜の間に移動し、翌朝は異なるリザーバーに。ガイド君いわく「ここはベジテーションが多い。ピーコックバスもかなりいるよ」とのこと。しかしトーマンは異様にナーバス。水面スレスレではないのに、キャストしたルアーの影や、飛行時のバズベイトのプロペラサウンド、10m以上離れた地点への着水音でも逃げる。この日のみそうなのか、日頃からそうなのかはわかりませんが、とにかくやりづらい。数度のアタックはありましたが、いずれも小型。
一方、ピーコックバスはそうでもなく、カバーエリアをチェックしているウィードレスプラグに飛び出してきたり、バズベイトを弾いたり…。で、ちょっと切り替えて狙ってみました。ウィードエリアの際にミノーを投げ、ハイスピードでトゥイッチするといきなりガツン。こっちは全然ナーバスじゃない(笑)。原産国でかなりの数のピーコックバスを釣ってるので、珍しさは全然ありませんが、引きの小気味よさはやはり彼ら特有のもの。ピーコ狙いと割り切れば、けっこう楽しめるのではないかと思います。そうそう、原産国でも釣ったことがないほど、めっちゃ鮮やかな個体も1本混じりました。
結局トーマンは小型・チビのみ。まあでもボーズじゃないし、ピーコも釣れたし、他のリザーバーとは違う風景も見れたし、いろいろ楽しめました。
この日の夕食の料理(魚の清蒸)が特に素晴らしく、今回の旅行中で最美味でした。夕食後は一気に街までドライブ。

  • リザーバーですが他のダム湖とはかなり形態が異なります。水生植物が多いのも特徴

  • 強力な茎をもつ水生植物。都市近郊の野池でも見かける種です

  • いやまあなんてことはなく、ただちょっとその、怪獣アンギラスみたいな木やなあ…と

  • 水際によくある植物。アシみたいなただの抽水植物やろ…と思うとラインがヒドイことになります

  • 葉は厚めで強く、おまけに両サイドには鋸歯のような突起だらけ

  • 昼食のため上陸すると、近くの小学校の子供たちが湖畔で食事。ネコたちも御相伴にあずかっています

  • ピーコちゃんの捕食?と思ってミノーを投げると、ミニトーマンが食ってきました。お前やったんか…

  • ピーコ狙いに切り替えると、すぐにウィードエリアでチビ・ピーコちゃん。あまりに小さいので涙が流れるポーズ

  • その後めっちゃ鮮やかなピーコちゃん。こんな鮮やかなヤツは原産国でも釣ったことがない。悪くないサイズらしい

この日は朝からすることなし。夕方に日本からの知人を迎えに空港に行く以外は特にすることなし。たっぷり朝寝して、ガイド君とは昼前に合流。で、とってもローカルなマレー料理の屋台で早昼を食って、街をあちこちぷらぷら。
翌日からのキャンプに必要なものを車に積み込んだり、あれこれ準備をしてるうちに空港に行く時間。首尾よく知人を空港でひろって、そのままキャンプ地に近い田舎町へ。さすがにけっこう遠く、そこに着いたのは23時過ぎ。約5時間のドライブでした。まだ開いていたマレー料理の店で、現地のアレンジャーと会い、翌日からのリバーフィッシングの打ち合わせ。この晩は国立公園のオフィスと同じ敷地内にあるロッジに宿泊。
朝食後、国立公園のオフィスに向かい、手続きの確認をする。このリバーフィッシングは、国立公園内のジャングルを流れる川をカヌーで下りつつ野営して、2泊3日で釣りをして遊ぶというもの。対象魚はコイ科のセバラウ。ハンパラとも呼ばれる魚で、口の大きいフィッシュイーターです。ガイド君によると、典型的なスピード系ファイターで、1.5kgにもなると抜群の引き味だという。咽頭歯が強烈なので、ルアーが飲まれた場合はトリプルフックが潰されることもあるという。そしてグリーン・マシール。これもコイ科の魚で雑食性。ルアーにもけっこう反応するらしい。また立木の重なりあったエリアでは、ブジュクと呼ばれるスネイクヘッドが釣れることもあるという。多分アーモンドスネイクヘッドと呼ばれている種類だと思う。ずんぐりしてちょっとドンコちっくなヤツだ。
国立公園内での釣りなので、当然事前に申請が必要だし、オフィシャルのリバーガイドも雇わなければなりません。入る当日も持参品にかんする細かいチェックがあります。約1時間の持参品チェックを終えると、公園側のトラックに荷物とカヌーを3艇(2艇は釣り用、1艇は荷物積載用)積み込んで出発。ジャングル内の道路を走り、やがて車は入渓点?へ。
川辺の景色はなかなかのもの。鬱蒼としたジャングルからの木漏れ日に、タンニンを含んだ、かすかに茶系の透明度の高い水がキラキラ輝いている。カヌーに必要な荷物を積み終わると、人数分のライフジャケットとヘルメットが配られ、いよいよ川下り開始。
しばらくは魚の姿も追いもありませんでしたが、倒木が沈んだ淵などでは、小型の魚がルアーについてくるようになりました。そうこうするうちにとある淵でオリーブ色の背をした魚の一群がルアーを追尾。セバラウなら側面に黒いスポットがあるが、こいつらは無地。これがグリーン・マシールらしい。後に別の淵でスプーンで釣りましたが、スピードもそこそこあるし、トルクのある引きが味わえました。ちなみにこの川、エコツアー入った日本人はいるものの、釣りで入った日本人は我々が初だということです。
川を下るにつれグリーン・マシールより小型のセバラウの姿が目につくようになってきました。そしてついに小さいけど初セバラウ。たかだか25cmの個体でしたが、そのパワーは予想外。50cmにもなればなかなかのファイターになるだろう。
しかもヤツらは倒木の下や裏にいて、ルアーを見つけるとダッシュして捕食。フックアップ後は倒木やブッシュに走り込む。ジャングル内の川なので、淵の底や中層は沈木だらけ。絡んでバレるだけならいいが、ラインブレイクの危険もある。メインに使用するルアーは7〜9cmのミノーや10〜14gのスプーン。そんなモノを操るにはライトタックルでないと難しい。大型が出た場合、けっこうテクニカルなファイトコントロールが必要になりそうだ。
初日はその後数本の小型セバラウを追加しただけで夕方を迎えました。野営予定地にカヌーをつけ、タープ(らしきもの)を張ったり、蚊屋つきハンモックを吊ったりとキャンプの準備。砂浜にあったアジアゾウのフンが気になるが、わりと新しいので今晩中にここに戻ってくることはないという。フンが古い場合のほうが戻ってくる可能性が高いそうだ。ちなみにこのジャングルには、アジアゾウの他にマレートラやマレーグマ、マレーバクにセンザンコウも生息しています。
釣行前、「あの川はサンドフライ(ヌカカ)がヒドイよ。蚊取線香も効かないんだ。なぜ神サマはサンドフライなんかお作りになったんだ?」とガイド君が言ってましたが、季節がハズレたせいか、今回はほとんどいませんでした。吸血系としては2、3種類の蚊とヤマビルぐらい。吸血系ではありませんが、アリにはけっこう咬まれたなあ。
翌朝、朝食後ゆっくり川下り開始。セバラウは前日より確実に多く、小型だがけっこう釣れる。一方グリーン・マシールは午前中に釣った1本を最後に、姿もほとんど見なくなりました。やがて夕方が近づく頃、流れの脇のブッシュ際を通したルアーにセバラウとは完全に違うタイプのアタリ。ルアーにヤマノカミを大きくしたようなヤツがついている。カヌーの近くまできて、危険を感じたか急に暴れ出す。リバーガイドに「これがブジュクか?」と尋ねると、「そう、ブジュクだ」との答え。あまり釣れる魚ではないと聞いていたし、好きなライギョの一族なのでうれしさもひとしお。これで今回の旅行で釣れたスネイクヘッド族は3種になりました。
ブジュクをリリース後、また小型のセバラウが続きましたが、とある倒木エリアでついにいいサイズのセバラウが出ました。それは倒木の陰から走り出て、ルアーを食うなり反転して、ドラグを突破して木の裏に走り込みました。強い、たしかに強い。でもこれ以上走らせると、ヤツの顔は拝めない。プレッシャーを強めつつロッドで頭の方向を変え、一気に倒木から引き離す。流芯めがけて泳ぎ出した魚を見て、ほっと一息。これでこっちのものだ。バス用のミディアムライトタックルとはいえ、頭を支配しているかぎり問題はない。この程度のタックルでも、過去にもっと強く大きい魚を手にしてきている。苦もなくガイドの手にしたネットに誘導しランディング完了。生温いビールでも今夜はうまい。夕方のわずかな時間内に、ブジュクといいサイズのセバラウが獲れたんだから。
最終日は釣りは昼まで。この日も小型のセバラウは果敢に出てくる。いいサイズのも1本追加し、ゆったりと下っていると、リバーガイドが岸辺を指差す。「Destination? 終着点かい?」「そう、ここからカヌーと荷物を陸に上げる。そろそろトラックが迎えに来る頃だ」「なんか短かったような気がするなあ」「今夜からベッドで眠れるよ。いつ日本に帰るんだ?」「明日の夜、空港に向かう。フライトは明後日の早朝だけどね」 そんなことを話してるうちに、森のほうからお迎えの車の音が聞こえてきました。リバーフィッシング、これにて完。ジャングルともお別れです。
荷物と人間を積んだトラックは、ジャングル内のアップダウンのキツイ小道をガタガタ揺られながら走る。木々の枝や葉は容赦なく荷台の人間を叩く。その小道でトレッカー風の3人組と出会う。「ゲートまで乗せてってくれ」と言って荷台に乗り込んできたので、しばし同乗。彼らは英国人2名とオーストラリア人1名。ジャングルを歩きながら、マレートラを含む動物類のチェックをしているのだという。ふと隣の英国人の大男の足を見ると、全長50mmもある血を吸ったヤマビルが。指差して「Fxxkin' Blood Sucker!」と言うと、英国人、ニヤッと笑って「Oh, Mother Fxxker!」と言いながらヒルをはがして捨てました。ひさしぶりに聞いたね、ネイティヴさんのワルイ英語(笑)。

  • ジャングルの中を流れる川。こんな静かな流れもあるが、所々早瀬や渦もあり、5人中3人落水(自分はセーフ)

  • 川に張り出した岩。このあたりは天然の洞窟も多いという

  • こんな倒木の下や裏からセバラウが飛び出してくる。そしてフックアップ後は、この中に走り込む

  • 野営地の砂にはこんな足跡とフン。ここはアジアゾウの生息地なのだ。最も危険な動物だ

  • ジャングル内の木に蚊屋つきハンモックを吊って寝る。トイレは密林内、シャワーのかわりに川で水浴び。こぎれい志向の日本の釣り人にはムリ?

  • TVとかで見たことありませんか?ジャングルの樹冠から種子がくるくる回転しながら落ちてくるのを。これがまさにその種子です

  • まずはグリーン・マシールが釣れました。レッド・マシールもいるのですが、レッドはきわめて神経質で草食寄り

  • チビ・セバラウ。こんなサイズでもスピードとパワーを兼備。同サイズのラージマウスバスの4倍ぐらいかな…

  • ミノーやシャッドに果敢にアタック。流れとファストリトリーブに対応できるルアーが望ましい

  • ブジュクと呼ばれるスネイクヘッド。この斑紋はやっぱりアーモンドスネイクヘッドでしょ?

  • エラ蓋の黒い楕円斑が特徴的です。他のスネイクヘッドより温度の低い水域を好むそうです

  • リバーガイド(黒Tシャツ)やオフィスのスタッフ(緑と青)たちと。いろいろ楽しめました

  • いいサイズのセバラウが出ました。ドラグを鳴らして突っ走る、なかなかのファイターでした

  • セバラウは甲殻類から小魚まで捕食。某リザーバーでは集団で小魚を追い回しているところを目撃しました

  • ニゴイを寸詰まりにして大口にした感じ。機会があればカヌーを停めて、トップで狙ってみたい。絶対スリリングでオモロイはず

ジャングルから街に戻った翌朝、今回の旅行最後の釣り。昨年も行った都市近郊の野池に釣行しました。昨年はチビ・トーマンがたくさんいた印象がありましたが、今回はそうでもなく、数が減ったかわりにサイズは上がった感じ。そこそこのサイズの魚による食い損ねも数度ありました。まあでも都市近郊の池なので、けっこう叩かれてるらしく、そこそこのサイズの魚はかなりスプーキー。数本釣った後、サイズアップをはかりましたが、こちらの遊びにはつきあってくませんでした。そうこうするうちに時間切れ。
いろんな場所を駆け足で回ってきた今回の旅行。一番印象的だったのは、昨年イタイ目にあった野池の水生植物エリアで釣ったトーマンです。あれはホントうれしかった。次はハイアシンス・ヘル-1の魚。さらにはハイアシンス・ヘル-2の立ち往生(笑)。あんなこと自分以外の日本人のお客さんにやらせたらアカンで。腰まで湿地に浸かって、泥と擦り傷にまみれてカヌーを押すなんて、日本の釣り人はまずやらないからね。絶対嫌われるぞ。さあて来年は初の南下をするか…。

  • たいていの池は岸からの釣りは困難。小型のカヌーやボートが必要。岸からの釣り人はハルアン狙いの場合が多い

  • 岸辺にいたハルアンの稚魚。ハルアンは湿地状の場所や岸辺のカバーの隙間にいることが多い

  • 淡い紫系発色が美しいトーマンの側面。体色や模様は水域や個体によってかなり差があります

  • 最終日の釣りの帰り、ヒンドゥー系の寺院を訪問。後ろのライムストーンの山の洞窟内に寺院があります

  • 金色の巨大な神像。目立つ場所だから最高神のひとりだと思うけど。シヴァ様の息子スカンダらしい?

  • ハヌマーン神。今はなき世界的ポップスターに顔が似ている(笑)

動物など

  • アジアスイギュウの角はフツーこんな生え方ですが…

  • 逆角(?)の個体も稀にいます。昨年もまったく別の地域で見かけました

  • 抽水植物にとまったカエル。あまり多くの種類は見かけませんでした

  • カッコウの仲間、バンケン。初めて見ました。草地に木々が点在する、セハードのような場所で見かけました

  • 猛禽類を見つけたので車を停めてもらって撮影。「Crested Serpent-eagle」直訳するとカンムリヘビクイワシ

  • この池のアジアセイケイは他のエリアのものほど逃げませんでした。おかげでいろいろ撮影できました

  • しあわせそうな親子。ムスリムの人が多いエリアにはネコが多いです。テーブルの下で爆睡中

  • 顔はクロトラ系だが胴体は無地のネコ。このタイプ、けっこう見かけました

  • 猫又予備軍(?)。奇妙な尾に注目。尾の奇形はよくありますが、こんなのは初めて

  • アサギマダラの仲間。多分コモンアサギマダラだろう。アジアの熱帯に広く分布する種です

  • 最もよく見かけたシジミチョウ。日本にもいるクロマダラソテツに似ている

  • 今回の旅行で最も気に入った蝶は、この小さなシジミ。表面にはほんのりフジ色の光沢あり

  • ミネラルの多い水場には様々なチョウが集まっていました

  • 日本にもいるミカドアゲハの仲間や、キチョウもたくさんいました

  • トンボのアクロバット

街や町や物など

  • 果物屋で買い物。たくさん並んでる、小型のジャガイモ風に見えるのはDUKUという果物。これがけっこう旨い

  • 「体にいいジャングルビーンズ食べる?」もうその手にはのらんぞ。体によくてもその臭いはイヤ。臭豆である

  • RED BULLはわかるが、WILD COWって何?まあパチモンですな。味はそっくり

  • 街を走行中、ガイド君が「ドリアン♪」と言って停車。うう、ついに食わされるのか…

  • 切るとこんな感じ。ぬっちょり食感はイヤだが、味はそうわるくないと思う。ゲップが不快で参ったが…

  • 街路にはたくさんの国旗

Special thanx to Sam san!

それとフリーライドアングラーズさんにも大変お世話になりました。今年も赤いタコに乗って騒げませんでした。というか、ワタクシには赤いタコに乗って騒ぐ勇気はありません。ガイド君は「アレはキッズ用。なんでTomoさんはあんなモノに乗って騒ぎたいんだろう?ひょっとして Hentai?」と首をかしげていました。

使用タックル

  • セバラウやグリーン・マシールに使用したルアーたち。ピーコにも流用

  • トーマンに使用したルアーたち

  • 歯が鋭いので裂傷は派手。一撃で修復不可能な傷を負うこともあります

●トーマン-1
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX605HX-T THE SCOUT'N'ASSAULT(Whiplash)
Reel:RYOGA 2020(Daiwa) +PE#5G + 50lb Leader
Lure:自作バズベイト, 自作プロップベイト
●トーマン-2
Rod:GUN2 ZERO GGZ-74HH3 TRINAL BOUNCER-Proto(Valley Hill)
Reel:MILLIONAIRE BLACKSHEEP 250(Daiwa) +PE#6G + 70lb Leader
Lure:自作プロップベイト, 自作バズベイト
●トーマン-3
Rod:GUN2 ZERO GGZ-74HH3 TRINAL BOUNCER-Proto(Valley Hill)
Reel:MILLIONAIRE BLACKSHEEP 300(Daiwa) +PE#8G + Protect Leader
Lure:X.O.SR(Whiplash)

*昨年はトーマンがルアーの頭部を襲う印象を受けましたが、今年は1、2度だけ…。でも彼らの歯ははるかにカムルチーより鋭いし、口をカプッ!カプッ!とパクつかせるクセがあるので、フロッグなどの丸呑みされる可能性のあるルアーを使用する場合には、切削に強いザイロンやケブラー系、ワイヤー等でプロテクトリーダーを作り、歯対策をすることを強くお勧めします。また遊泳系スネイクヘッドなので、泳力とスピードはカムルチーの比ではありません。

*ピーコックバスはトーマン狙いの合間に釣ったので、上の「トーマン-1」を流用しました。はっきりいってオーバーパワー(笑)。ルアーはセバラウに使うために持参していた8〜9cmのミノーを使用しました。

*もしピーコックバスも狙うなら…
あまり大きくならない種類のピーコちゃんなので、使用ルアーのサイズも考慮すると、ML〜Mクラスのバスタックルが妥当でしょう。ルアーの操作性、ヒットやファイトのスタイルからすると、高弾性のパリンパリンのロッドは向いてないと思います。ルアーはトップやミノーなら7〜10cmぐらいのものが妥当でしょう。ミノーはダートの切れがいいものが好適。アベレージは30cmクラスとはいえ、そのパワー日本のラージマウスバスとは比較にならないし、スモールマウスバスよりもさらに強いことを頭に入れておいたほうがいいでしょう。

*諸事情により、上記タックルにはごく1部、釣り自体にはまったく影響のない、ウソの表記があります。m(__)m

*スペアロッドとしてEXPEDITION 67B(Zenaq)も携行

●リバーフィッシング-1(セバラウ、グリーン・マシール)
Rod:RAW DEALER 懐剣(KAIKEN) RK608LM3_test(Whiplash)
Reel:RYOGA 1016H(Daiwa) +PE#2G + 30lb Leader
Lure:SALTY DARTIST R(Daiwa), TIGHTWAVE SHAD 75F(Daiwa), B'FREEZE 78S & 78SP(Luckey Craft), S-80(Duo)
●リバーフィッシング-2(セバラウ、グリーン・マシール)
Rod:RAW DEALER 懐剣(KAIKEN) RK607ML-S3_test(Whiplash)
Reel:10 CERTATE 2500 w/2510PE-H Spool(Daiwa) + PE#1.5 + 22lb Leader
Lure:B'FREEZE 78S & 78SP(Luckey Craft), CHINOOK 10g(Daiwa)

*今回のような倒木だらけの川では、絶対に根ズレ対策やショックリーダーが必要です。セバラウは咽頭歯が強いので、勢いよくルアーを丸呑みにした場合、トレブルフックを潰してしまうことがあるそうです。強度の高いフックに変更したほうがいいでしょう。自分はST-56やST-41を使用しました。

*流れを考慮すると、トゥイッチで水面に飛び出しにくいシンキングミノーの方がいいと思います。

その他装備など

メインカメラ:EOS50D+EF-S 18-200mm, EF-S10-22mm(Canon) *今回はEF-S10-22mmは一度も使いませんでした
サブカメラ:1030SW(Olympus)
サングラス:VANQ GAGA & EYE LUSH Lens Color:TV(Zeal Optics), MARDOC-X Lens Color:Smoke(Bouche)

参考までに-1

受託手荷物総重量 ローリングダッフルバッグ100L(Mont-Bell):約19kg, 自作PVCロッドケース:約4kg

*今回のLCC(AIRASIA X)は長さ規制があり、受託手荷物の1辺の限界長は119cmに定められていました。ロッドケースとバッグで総重量25kgで事前申請し、問題なくクリアしました。

参考までに-2

川下りの落水・飛沫対策、普段の雨対策として、WPトートバッグ(Daiwa)とドライバッグチューブ(Mont-Bell)を使用。

今回釣れた魚

トーマン(レッド・スネイクヘッド)
ハルアン(ストライプド・スネイクヘッド。タイではプラーチョンとも)
ブジュク(アーモンド・スネイクヘッド…多分)
ピーコック・バス
セバラウ(ハンパラ)
グリーン・マシール

今回の厄介モノ

●蚊
ボートやカヌーを車から下ろしたりしている時や、キャンプの際に刺されましたが、数は少なかったです。キャンプでは蚊取線香で撃退。川に多いと言われていたサンドフライ(ヌカカ)は、季節のせいかほとんどいませんでした。
●アリ
釣りの準備をしている時や、キャンプの際にけっこう咬まれました。せいぜいチクッとする程度で痛みの持続はナシ。
●ヤマビル
キャンプの際に数匹にやられました。日本のモノは血を吸われた後にイヤな痒みが残りますが、今回はまったくそういうことはありませんでした。皮膚下潜伏系のダニ類はゼロ。
●日焼け
熱帯なので日焼け止めを丹念に塗るとか、肌を露出しないとか、当然の対処が必要です。