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vol.135

月刊「WHIPLASH」DEC,2017

12月の目標:ちゃんと働くこと

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は10月26日から11月26日までです。

10月中旬からの海外旅行の後には、ひさしぶりに少し時差ボケが発生しました。といっても、最大で7時間、中継地で5時間程度なので、米大陸等の12〜13時間のボケほどではなく、1日でほぼ解消されました。今回は川のコンディションの問題で釣れなかったことを除いては、トラブルらしいトラブルはなし。中継地で21時間もあまったので、ここでも少し釣りをすることにしたのですが、その際に話の行き違いで少しとまどうことはありましたが、それもまあどうってことない範囲。まあ何も想定外のことが起きず、順調に淡々とコトが運ぶ旅行なんて、ある意味おもしろくないわけで…。これで今年の海外旅行は終了。来年はなんとか3回ぐらいは国外に出たいと思っています。

ひさしぶりに川バス釣りに行ってきました。あいにく風が巻いたり、急に寒くなったり、急に濁りが入ったりと状況はよくありませんだしたが、2年ぶりにイイのが釣れました。体格も素晴らしい魚でしたが、いかんせん少し前にアフリカで強い魚を相手にしてきたR703RS2でかけたので、えらく無抵抗感あり…。「バスはバス」とわりきっても、同じロッドだったので、手許に伝わる抵抗感の違いは歴然とし、それゆえにいっそうパワーのなさが残念というか…。でも釣るまでのプロセスにかんしては、やっぱりバス釣りはおもしろいなあと実感。今回は意外な場所についてたしね。今年は忙しくなるのでもう行けそうにないけど、来年はもう少し通ってみようと思います。

[使用タックル]

  • Rod:RAW DEALER R703RS2 THE CROSSFIRE-BSV(Whiplash)
  • Reel:RYOGA 1016H(Daiwa)+PE#2+Leader
  • Lure:S.O.B-SC 1/2oz DW(Whiplash)

2018年リリース予定のDEALER R○△△R○2 THE MISDEMEANOR、まだやり直してます。パワーは変えずにティップセクションに張りをもたせ、ルアーの操作性を少しタイトにし、キャスト時のややダルだった感触を取り除くために、カーボンの弾性等をあれこれ調整したブランクを再度焼いてもらって、各種ルアーでテスト中。これでおそらくOKでしょう。

TBRのダウンサイジング・バージョンはいい感じで進行し…などと言っていたのに、11月に入ってからのスイムテストで少々不満な点が浮上し、リップ形状を変更しました。もう少し水を押したり絡んだりする感覚がほしかったのと、ダートが軽すぎる気がしたのが、その理由です。もともと悪くはなかったのですが、この変更でさらにもう少し悪くないルアーになったような気がします。

シャッドシェイプのプラグって、日本ではあまり売れないというハナシを聞いたことがあります。でも個人的には好きなシェイプだし、これまでにもいくつか自作しましたが、先日ふと思いついて、ひさしぶりに新しいのを作ってみました。するとこれが異様にイイ出来で、機会を見てプラ化したいなあと。イイ出来というのは。もちろん外見だけでなく、泳ぎもともなっているということ。ちなみに泳ぎはタイトウォブリング+ローリング。ヒラ打ちもイイ感じ。潜行水深は約1.5m。ところがよくあるシャッドにしては少し大きい。その昔シャッドラップSSR9を大愛用していたせいか、どうしてもそんな大きさになってしまいます。現在進行中のTBRのダウンサイジング・バージョンと長さは同じぐらい(これでTBRのダウンサイジング・バージョンの長さは想像がつきますね)ですが、全体的なボリュームはTBR-107ぐらいは十分あります。ヒラ打ちもけっこうインパクトあります。フックサイズは#4を想定していますが、海外釣行では#3(STX-58なら強度的に#3でいけるか…キビシイか)、場合によっては#2を装着しても使えるようにしたい…なんてことをやってると、ますます日本で売れないシャッドになりそうな…(笑)。まあ売るために作るのではなく、「釣るために作る、ないものを作る」という基本精神にのっとって、しばらくあれこれイジくってみるつもりです。
これがプラ化できたら○△の▽◇に使ってみたいなあ。

あといくつか作っておきたいルアーがあります。上記のシャッドと3連ジョイントプラグ、そしてTBRの大型、NOIZE ADDICT RHINOCEROSと同じ発想のスピナーベイト…。

とあるガイドサービスさんが「おおものマジック写真は撮影しないし掲載しません」というようなことを語っておられたようで、自分としては賛意を表したいと思います。いやとにかく現状はヒドイと思う。たった50cmほどの魚を1mほどに写して「どんなもんじゃ!」とばかりに得意満面のカットとか。それは50cmほどの魚を1mほどに撮ったことに対しての「どんなもんじゃ!」なんかね(笑)。それなら笑いとばしてやるけど。それにバスなどの見慣れた魚なら、だれにでもマジックを見破ることはむずかしくありませんが、海外の見慣れぬ魚だったら「ホントにそんなのがいるんだなあ…」と信じてしまう人もけっこういると思います。
現に知人が実際には記載されてる半分の重さぐらいしかないであろうスネイクヘッドのマジック写真で見事に騙されてたもんなあ(笑)。指隠し、腕隠し、体隠し、ド広角でアオリ…。それにしてもそーいうくだらん撮り方をよく思いつくものだ。すでに「おおもの・かいぎょマジック写真」というジャンルは確立された感じやなあ…とFOO2氏と話していた次第。いや「真」を写しているわけではないから、写真とは呼べないかも。トランプ風に言うと「Baaaad! Fake Photos!!」って感じか(笑)。

先月の海外釣行ではロバ顔の珍魚(?)を釣りました。その水系では特に珍しいわけではないけど、なんとなく「チン魚」と呼びたくなる容姿でした。角度によってはロバがナマアクビしてる顔にそっくり。今後「チン魚釣り」というけったいな枠でも作ろうか?(笑) たんに珍しいのではなく、どこかヘンで、それでいて愛嬌のある魚を釣るという…。ロバ顔以外にもゾウ顔とかネズミ顔とかいろいろいるもんね。

バス用の大型スプーンを海外で使ってみようと考えています。もちろんフックセッティングは変えるけどね。ふと「あの魚に有効なのでは?」と思いついたもんで。まあ大型スプーンといっても10cm以内のものですよ。あまりに大きいのは流れの中で使いにくそうなんでね。いや、でもやっぱりクロコダイルの大きいヤツとかの方が、流れの中では使いやすそうだな。ロシアの知人に頼もうかな。ウラジオストクでもサハリンでもフツーに売ってたんでね。

少し早いですが、2018年のフィッシングショー等にかんして。2018年は横浜には出展しません。横浜はVHさん関係ではJA-DOのみ出展するそうです。大阪はもちろん出展予定。そして名古屋のキープキャスト、小倉の西日本釣り博にも出展予定です。仙台のルアーフェスタは今年は開催されないとか....。今のところVHさんから聞いてるのは、そんなところです。ひょっとしたら増えるかもしれないし、減るかもしれない。あー、こんなことを書く季節になったなあ…今年ももうあとわずかやなあ。

11月に入ってから、仕事以外で外に出ることはほぼなくなってしまいました。簡単な室内トレーニングでナマる体を動かし、PCとにらみ合う隙間に原型などのちょっとした手仕事をやる程度。いろんな意味で外界から遮断状態です。「よく何日も缶詰め状態でいられるわねー」と言われましたが、まあそれも仕事なので仕方がありません。世間が年末年始の休みに入る頃には少し身動きがとれそうです。とかいってたら、その期間には放電加工型磨きが入るかも。

釣り人には「秘話」とか「しーくれっと」とかが好きな人が多いですねえ。そーいうものを知りたい心理につけこんだ売り戦略が一番通用してるのは釣り業界ではないだろうか。公開されるものって「秘話」でも「シークレット」でもないのに。自分は「秘」は「秘」のまま公開しません。だから戦略的「秘話」や「しーくれっと」などはありません。まああえて公開するほどでもない裏話程度ならちょこちょこありますけどね。それが意外におもしろかったり、バカバカしかったりする。ギョーカイ的なホンモノの「秘話」はパクりネタやゴーストライターならぬゴースト設計者、「心血そそいだ」や「渾身の」などの大袈裟な文句のわりに工場に丸投げとか…(笑)。一般の釣り人には人気があっても、昔から深く釣りを愛好している人に認められないモノには、けっこうそーいうのが多いようです。特にバス釣りの世界ではね(笑)。AC/DCを知らない邦楽ファンが、そのリフのパクリ連発J-POPを聴いて喜んでるようなもの? 我ながらイヤミな表現だ。

表紙写真は部屋内に現れた特大サソリです。床に座って荷物をいじってた時、「なんか足がモゾモゾするなあ、さっきのヤモリかなあ」と思って見ると、コイツがズボンの裾のあたりにもぐろうとしていました。「FOO2さん、サソリが出たよ」「どこですか?」「俺の足の下。もぞもぞするなあと思って見たらサソリ。しかも特大(笑)」「まだいます?」「うん、捕まえて撮影しよう」。というわけで、さっそくプライヤーでしっぽをつかんで捕獲。被写体になってもらいました。今回は公開してませんが、接写するとハサミにもしっぽにもけっこう毛が生えていることがわかりました。
どれぐらいの大きさかといえば、ハサミのある前足を左右に思いっきり広げると13cm以上14cm未満。こういうのがイヤな人は辺境に行かないほうがいいですよ。ちなみにロッジのオーナーによると、こういう大型のサソリは毒性が強くないそうです。たしかにでかくて力が強いから、獲物を捕まえる際に強い毒がなくてもいいわけだ。「小さくてサンドカラーのヤツは毒が強いから気をつけたほうがいいよ」とオーナー。さてこの大型サソリ、毒が弱いといっても刺されたくないので、部屋の外につまみ出しておきました。敷地内を徘徊してるチャクマヒヒたちのエサになったかな…。

ヒヒといえば「狒狒爺(ひひじじい)」という表現があります。最近はめっきり使われなくなりましたが、今でいうところの「エロじじい」です。しかし「狒狒爺」と表現したほうが何ともねちっこく好色そうです。ある友人は「年をとったらエロじじいと呼ばれるより、狒狒爺と呼ばれたい」とのたまっておりましたが…。しかしこの場合の「狒狒」は実在のヒヒというより、岩見重太郎に切り殺されたモノや、しっぺい太郎に咬み殺されたモノなど、村娘を生け贄にしたりするいわゆる猿系物の怪の類のことでしょう。こういう村人を悩ませる狒狒は、農民から搾取する悪代官や、金と力で悪事を働く悪庄屋のメタファーという解釈もできます。また、酒を飲んで赤ら顔で好色…ともいわれていますが、それは「猩々(しょうじょう)」のイメージも混じってるのでは。
中国の『山海経』(和訳も出てます)にもヒヒらしき話が出てきますが、これもまた違う感じ。ちなみに狒狒や猩々の中国的古典的捕獲法はけっこうおもしろいので、興味のある方は試してみてはいかが? 荒俣宏さんの『怪物の友』、祈・復刻。

外来種の問題、自分には行き過ぎた民族主義のように思える部分がある。さらにはヘイトスピーチや移民問題や宗派戦争ともダブってみえる部分もある。「超」とか「悪」とか頭につけてあおるのもどうかと思うし、しかも駆除(駆除というのは命が絡む行為であることを、やる側も見る側もしっかり認識すべきだ)を誰もが簡単に見ることができるTVというメディアで、ヒーローみたいな人物を作り上げて勧善懲悪的エンターテイメント化することは疑問視せざるをえない。ある日の琵琶湖畔の光景が目に浮かぶのだ。子供が歓声をあげてブルーギルやバスを踏みつぶす、親が一緒に笑ってる。あの時はぞっとした。
水を抜く、網を入れる。聞いた話だが、網で捕獲された外来種は利用可能なもの(コイやフナは養魚関係に流れることがあるらしい)以外は、網引きの業者に焼却させるそうだ。

最近の!!な試合

★IBF S.ウェルター級選手権 ジャレット・ハード vs オースティン・トラウト

徹底的な技巧派オースティンを、ハードがパワーでねじ伏せた試合。技巧と体力のせめぎ合いが素晴らしく見ごたえありました。
さてそのハードの身体の強さは、技巧と破壊力をあわせもったチャーロやエリス・ランディ・ララに対抗できるか…?。

★UFC217

217は凄かったですね。まずはパウロ・コスタvsジョニー・ヘンドリクス。身体的な強さがただごとではないな、すごい選手が出てきたな…という感じ。コスタは上位を脅かしそうな存在ですね。
次に女子ストロー級の絶対王者といわれたヨアンナ・イェンドジェイチェクvsローズ・ナマユナス。イェンドジェイチェクがいつものように凄惨な試合に持ち込むだろうと予測していたが、それに反して最初に鮮やかな打撃をきめたのはナマユナス。グラウンドは定評があるけど、こんなに打撃強かったっけ?そしてダウンを奪った後はパウンドで1Rタップアウト。でもナマユナス、UFCジャパンで激闘の末にガテーリャを下した、おそろしくタフなジェシカ・アンドラージに勝てるだろうか?この階級も荒れそうやなあ。
そしてバンタム級は強烈なパンチのコーディ・ガーブラントに元王者のT.J.ディラショーが挑戦。勢いもあるし破壊力は抜群だし、やはりガーブラント有利だろうなと思っていたし、1Rはそうだったが、2Rにディラショーが見事な右を当てダウンを奪ってそのままパウンド。TKOに持ち込んだ。
これで3つのタイトルマッチのうち、2つが王座移動になるわけだが、メイン中のメインではミドル級王者のマイケル・ビスピンに、元ウェルター級王者で4年間MMAを離れていたGSPことジョルジュ・サン・ピエールが挑戦。4年も離れていたとは思えないほど正確な打撃を当てるが、なんとなくスタミナ面に難がありそう。何度もテイクダウンはしたものの、逆に下からのビスピンの打撃で大流血。しかし左フックでダウンを奪った後、グラウンドでのパンチからリア・ネイキッドチョークに移行し、失神させて1本勝ち。結局3つすべてのタイトルが移動したことになった。どの試合もよかったが、やはりラストのミドル級が見ごたえありましたね。様々な意味でドラマティックだったし。

最近の愛読書

★特になし

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★特になし

今月のダメな人

★ダメ旅行人

先日アフリカから帰ってきたと思ったら、1ヶ月どころか2週間もたたないうちに、来年早々の次の海外旅行をブッキングした人。自分ではないよ、同行者のFOO2氏のこと。航空券が安かったので発作的におさえたそうで、ひとりでダウンアンダーに行くらしい。ちなみに自分はまだ来年の海外旅行の予定は、ひとつしか立てておりません。それは今年誰かさんが試合中に大怪我をしたので流れてしまった某エリア。他にひとりでぷらっと海外に出る計画もあるし、ふたつほど新規の行きたい場所もあるんだけどね。あ、それとセスナで入る某国の某川にもいつか行きたいなあ。ここはFOO2氏も行きたがるだろうなあ。あ、俺もすっかりダメ旅行人か…。