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vol.105

月刊「WHIPLASH」Jun,2015

6月の目標:ちょいと短期海外旅行に

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は4月23日から5月24日までです。

GWの直前の週末、今年初の山岳渓流釣りに紀伊山地に行ってきました。けっこう奥地だったので、知人宅によった時間も合わせると片道約4時間30分。今回はベイトタックルも持参。DAIWAさんから送っていただいたSS AIRの山岳渓流デビューです。ロッドは依頼していたGILLIE HEADWATERS 53のベイト仕様が間に合わなかったので、手持ちのライトロッドを改造して山岳渓流で使える仕様にしました。そのタックルは後で使うことにして、まずはいつものスピニングで。
前日もしくは前々日とおぼしきエサ師の足跡は残っているものの、魚はあまり抜かれてないらしく、各ポイントでは追いもポツポツ。釣れてくるのも20cmを少し超えるのが中心で悪くない。アマゴはさほどでもないが、イワナはどれもよく太って元気いっぱい。ある程度まで釣り登ってから一旦車に戻り、ベイトタックルに待ち替えて再び入渓。初めて山岳渓流で実釣に使うベイトタックルですが、これが実に楽しい。淡水での使用頻度でいくとベイトタックルが圧倒的に多い自分としては、使い慣れてるモノとして、ベイトが使いやすいのは当然ですが、それに附随するアキュラシーがどうの手返しがどうのというメリット以上に、あらゆる感覚がダイレクトなベイトタックルで沢を釣るという行為自体が新鮮で楽しかったです。専用ではないロッドですが、自分で改造しただけあって使い勝手は問題なし。当日の最大魚は9寸ちょいでしたが、これもベイトタックルで遊んでいる時に出てくれました。その他25cmを超えるのも数本、なんやかんやで各自20本は釣ったと思います。尺モノは自分が2本、同行者も1、2本確認しましたが、追わせたものの残念ながら食わせるにはいたりませんでした。枝沢も合わせてけっこう歩いて釣りまわり、前夜は全く寝てないにもかかわらず、朝から夕方までたっぷり遊び、完全にダメ人間になって帰ってきました。次回山岳渓流釣行は1カ月後の5月最後の週末の予定。

[当日使用タックル_1]

  • Rod:GILLIE HEADWATERS 53(Zenaq)
  • Reel:10 CERTATE1003 w/RCS2004 AIR SPOOL II(Daiwa)+Fluoro3.5lb
  • Lure:EMISHI 50S(Ito Craft)

[当日使用タックル_2]

  • Rod:自作5ftベイトロッド(Blank:St.Croix)
  • Reel:SS AIR(Daiwa)+Nylon4lb
  • Lure:EMISHI 50S(Ito Craft)

*山岳渓流スピニングとベイトタックルの単純比較
(普段の淡水での使用頻度でいくと、ベイトタックルが圧倒的に多いワタクシの感想)

・飛距離:スピニング(ロングキャストといってもせいぜい10m強の山岳渓流なので、あまり関係ないか…)

・アキュラシー:ベイト(普段の釣りがベイト派の自分は、やはりベイトの方が上です)

・手返しのよさ:ベイト(ベイルをかえすアクションがないだけでも手返し向上になります。さらに自分のような右投げ/右巻きの人なら、同じ持ち替えるならベイトの方が構造上やりやすいはず。自分は左手首に障害があるため回転運動を連続させることができません)

・ライントラブルの少なさ:スピニング(ただし、たんなるキャストにおける致命的なバックラッシュはベイトの方がマシな気も。ベイトの場合、何かに接触して大バックラッシュにならないかぎり、通常のキャストではきわめて軽度ですむので、スピニングで時に起こるヨレまくり・直しても致命的なクセが残るバックラッシュのように、その部分をカットするしかないほどヒドくなることは少ない…と感じました。ベイトはキャスト&リトリーブにおいてラインがよれにくい構造なので、普通に使用している状態でのラインの疲労は間違いなく少ないしね)

・キャスト時の気配りの少なさ:スピニング(木に囲まれた沢では、ベイトの場合、わずかな接触が大バックラッシュの元に)

・細かいトゥイッチなどのアクションのつけやすさ:引き分け

*今回はSS AIRにナイロン4lbを50m巻いて使用しました。カタログデータではフロロ8lb50mなので、あえてかなり少ない巻き方をしています。普通に使っている分には快適で、3〜3.5gのシンキングミノーを自在にキャストできました(もちろんサミング多用)。しかし時に「4lbという細いラインの使用は前提としていない設計なのかな?」という気はしました。バスのベイトフィネスについてはよく知りませんが、ソレ用のリールのラインキャパの表示にはたいてい8lbが記されているので、やはり8lb、細くても6lb程度のラインの径を想定した作りなのだろうと考えると納得がいきます。それ以外には文句をつける部分は見当たりませんでした。スプールの回転はお見事だし、ブレーキはしっかり効いていました(マグは3.5、4設定で使用)。ハンドルノブは使い慣れていて渓流に似合う「コルクI型」に替えたし、ドラグはUTDなので実にスムース(4kgもいらないけど)。ブレーキシステムは現在SLPでキャンペーンやってる「ストリームトラウト ブレーキチューン」ではなくノーマルのままですが、不都合・不満はありませんでした。でもそのブレーキチューンの方がさらに使いやすいのかもしれません。他に個人的要望を述べよとなると、もし将来的に渓流専用機みたいなのが出るとしたら、カラーリングを沢に似合うモノにしてほしいということぐらいかな。それとノブはやっぱり「コルクI型」がイイです。とにかく実釣で使用して楽しかったので、今年の山岳渓流はベイトタックルをメインにしようと思います。

*後日「ストリームトラウト ブレーキチューン」のSS AIR用スプールが、ダイワさんの事務局mel氏から届きました。ありがとうございました。5月末に沢に入る予定なので、使用感想はその後レポートいたします。

痛いのである。歯である。週末に突然痛みが発生して、土日2日は我慢したものの耐えられなくなって、月曜の朝に行きつけの歯医者さんに「時間はいつでもいいから、早く診てください」と泣きの電話を入れてしまうほどだったのである。痛みが上顎を伝って頭蓋骨前面に広がり、目まで疲れるほどだったのである。もちろん下顎にも鈍痛がある。筋トレをしようにも、上下の歯が軽くコツんと当たるだけで激痛が走る。歯が痛くても風邪引いても、筋トレや打撃の素振りをやること自体アホであることは重々わかっている。しかし、弱くなることが怖い以上に、いい年こいて今より少しでも強くなりたいという、これまたアホな願望がそうさせて、結果的に諸事悪化させるのである。悪化しないのは体形ぐらいである。おかげでいまだ腹は出ておらぬし、体脂肪率も低く抑えてある。食事の際もその歯に少しでも当たったらズキッ!と痛み、その余韻に約2分間苦しむことになる。マシなのは冷たいものも熱いモノも沁みないこと。しかし、昔に治療したところの奥底で何かが神経を刺激して、それが頭蓋骨前面から首にかけてまで影響を及ぼしているのである。そこまでになると、歯医者さんに痛い目にあわされて、顔見知りの歯科衛生士のおねーちゃんに苦しむ顔を見られても、その短い時間などたいした問題ではなくなるのである。「ド」はつかぬものの、あきらかに「S」側の自分が、苦しむところを見られることに対し諦めがつく…フツーにはありえない屈辱だが、それほど歯痛はツライのである。でもちょっとさいわいなのは、その痛みが自宅で発生したこと。これがもし辺境旅行中だったとしたら、どうなることやら…。医者のいない集落だったら、変な草を吸わされたり、意識をヨソに向けるために違う場所を毒アリに咬ませたり、トリップするような液体を飲まされて酩酊中に力ずくで引っこ抜かれたりされかねない。もちろん彼らは旅人が苦しむのを見て、親切でそうしてくれるのだろうが、後で異なるおかしな症状だって発生しないとはかぎらない…などと待ち合い室であれこれ思い、ドアの向こうに待っている恐怖に対峙する勇気を鼓舞しようとするのである。おかげで「新家さ〜ん、○番目の席にどうぞ♪」と呼ばれる頃には、ほぼ覚悟ができていて、まったくの平常心でドアを開けることができるのである。衛生士のおねーちゃんや先生に「よろしくお願いしまぁす」などと笑顔であいさつして、スリッパを脱いで、ちゃんと揃えて、平然とあの恐怖の台に上がるのである。でも麻酔の注射器がちらっと見えた瞬間とか、やっぱりイヤやなあ。麻酔なしで顔面を縫ったこともあるし、これまた麻酔なしで生爪と肉をハサミで切断されたこともある。いずれも早い治癒のためと腹筋を締めて耐えたつもりだ。しかし歯はどーにもならぬ……というわけで歯科通院中。ちょっと大袈裟に書きましたが、怖かったし、脂汗が出るほど痛かったのは初回だけでした。

今年のGWは釣りナシでした。1日だけ遠来の知人を釣場に案内してきましたが、自分は釣りはしてないし。で、GW中はルアー制作の仕事で出張やら、企画書作成やら、テストモデル製作やら、原型製作やら、ボクシング観戦(TVだけどね。まさかラスヴェガスまで行くわけにもいかない)やら。GWが終わったら、平日の人気のない時にひとりで気分よく釣りに行ったるねん…と思いつつ、PCに張りついたり、ラフスケッチをやったり、カッターナイフを握ったりする時間がほとんどでした。マジメに働いた後は、たっぷり遊ばないとバランスが取れぬ…といいつつ、すぐに仙台の「ルアーフェスタ」が。

5月16日(土)17日(日)の仙台の「ルアーフェスタ」にご来場ありがとうございました。ステージB前という位置条件もあり、トークショーの音量がすごくて、時間によっては声を張り上げないと話をしづらく、そんなのが2日も続いたため、ちょっと喉の調子が悪くなりました。できればそーいうステージからは離れた場所がいいなあ。それを除けば、けっこう楽しい時間が過ごせたと思います。やっぱりお客さんのメタル率高し(笑)。日時は不明ですが「来年も開催される予定」というアナウンスがあったので、よかったら来年もお越しくださいませ。
今年の各地の展示系イベントを振り返るに、WHIPLASH関係でもけっこうお客さんが来てくださったし、特に何か失態をやらかした憶えも、暴言を吐いたり、不穏な行動をとったりした憶えもないので、このまま平穏にいくと、来年もあちこちの展示系イベントに行くことになると思います。まあ、先のことはなんともわからんけどね…。

その「ルアーフェスタ」ですが、一部の方々が自分が「ゲストアングラー」ではなく「出展社」パスをつけていたことを不審がっいてたようなので、説明しておきます。自分はトークショー等に出演するわけでもなく、基本的にWHIPLASHおよび自分がかかわったVALLEY HILLさんの製品の説明要員という「お仕事」で常駐しています。なので「ゲストアングラー」ってのはどう考えてもヘンだろうということで、主催者さん側からVALLEY HILLさんに話が来た時、そう説明して、立場に見合った「出展社」パスをつけていただけです。ゲストリストに載ってなかったのもそのためです。「ゲストアングラー」の方が「出展社」より上というわけはもちろんありませんし、ただ自分の立場を明確に表している方のパスを選択しただけです。でも「ゲストアングラー」パスの方が、イメージもデザインも華はあったわな(笑)。気がつかない人だから、社名記入スペースも白紙のままブラさげてたし、しかもよくヒモがもつれて裏向けになったままだったし(笑)。そーいう意味ではつくづくダメ人間です。

ミヤコグサが咲く季節になったので、昼から黒くて長い魚を釣りに行ってきました。前回は仕事の打ち合わせの後に一走りだったので、池に着いたのも遅かったし、前日の雨と風で水温も低かったし、天気も悪かったので、本気にやったにもかかわらず、アタリ1回、しっかりノセたがマナマズ1本のみという結果。少なくとも時間だけはかけたいと思い、昼食後をすべて空けて余裕をもたせて釣行しました。そうやって余裕をもって出かけたはずなのに、いつも通る道が橋の崩壊で通行止め。迂回で30分、自動車道路の渋滞で30分。計1時間遅れて、池を4つ見て回るつもりがそんな時間などない状態に。まず最初に入った池は、農道の脇にミヤコグサの咲く池。少しだけ花を眺めた後、奥のワンドへ。まばらなヒシのエリアに数本のライギョの姿が見えたが、木陰から姿を現した瞬間に慌てて逃げられました。そっとのぞいただけなのに…。相当なプレッシャーを受けているらしい。1時間ほど池の畔をうろつき、いそうな場所にルアーを通し、見えライギョにルアーをちらつかせてみたが、1本だけルアーを見に来て鼻先で軽くつんと突いただけ。あまり粘ると他の池をひとつもチェックできなくなるので、ゆっくりと歩いて車に戻る。その途中、木立の陰からちらっと水面を泳ぐ、まあまあの大きさの魚影が見えました。その魚はゆっくりとソフトブッシュのエリアに近づいていきます。木立を抜けて先回りしてブッシュにキャストできる場所に出て待つ。魚との距離20m。うまくキャストがきまり、ルアーは移動中の魚の鼻っ面を斜めにかすめることができる位置に。魚はルアーに気づいてふと振り向きましたが、勢いよくつくわけでもなく、一定の距離を空けてじっと見ている。その後どうやって食わせたかは記す必要はないが、やっとセコい音とともにルアーを消しこんでくれました。まあ、これが今年の1本目だったわけで、それがうまい具合にその池では大型に属する魚だったわけで、しかもよく太っていたわけで、なんともうれしい気分に浸ることができました。その後ヨソの池も見て回ったが、ヒシはほとんど出てないし、風は随分強くなってきたしで、早めに納竿することにしました。なんにも焦ることはない。ライギョ釣りなんてこれからの季節が旬なんやから。

[当日使用タックル]

  • Rod:SERPENT RISING XSR703GX-TF THE AERONAGA(Whiplash)
  • Reel:RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+PE#8
  • Lure:COMA.NZ(Whiplash)

その後、カバーが早く形成される池に、昼下がり釣行を1度…。

[使用タックル_1]

  • Rod:SERPENT RISING XSR703GX-TF THE AERONAGA(Whiplash)
  • Reel:RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+PE#8
  • Lure:COMA.NZ, X.O.SR(Whiplash)

[使用タックル_2]

  • Rod:SERPENT RISING XSR701GX THE SPELLBOUND(Whiplash)
  • Reel:RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+PE#10
  • Lure:X.O.SR(Whiplash)

[使用タックル_3]

  • Rod:GUN2 ZERO GGZ-○○△△△ test_1(Whiplash)
  • Reel:BLACKSHEEP 300(Daiwa)+PE#10
  • Lure:X.O.SR(Whiplash)

ミノーはまたしても細部変更中ですが、それと同時進行でリップ形状にたどりつきました。確定ではありませんが、まあこんな形状でこんな角度だろうと…。ほんの少しずつですが確実に進行しています。怖いのはもう少し先にウェイト設定の迷宮が待っているのではないか…ということ。

VS-3010NDMルアーケース(205x145x40mm)のWHIPLASHカラー、発売中です。ボディはしっとりしたオリーブグリーン。草ムラに紛れやすいのでご注意ください。フタは収納ルアーが見えるライトスモーク。プリントはマットシルバーで2タイプ(見下ろす龍と見上げる龍)あります。ワタクシがルアーケースに施すセコい加工等にかんしては「FACE BOOK」に掲載の写真を参照してください。ケース内の湿気抜き穴や、簡易滑り止めなどの小技を少し紹介しています。

ルアーケースができたので、次はロッドを束ねるアレを作ろうと思います。素材はヨレヨレになりにくい、ブ厚めのネオプレーンでいきます。ちょっとゴツめかもしれませんが、「大は小を兼ねる」意味をこめて、余裕のあるサイズにしようと思います。

先日10年ほど行ってなかったお店(釣具屋さんではない)にふと立ち寄ってみました。不意の来店でママもマスターもびっくりしていましたが、数日前にたまたま書店でつり人社のライギョムックを見かけて、「まだ元気に釣りしてるんや…」と話していたところだったそうです。昼食をいただきながら、しばし昔話に花が咲きました。懐かしく楽しい話もありましたが、残念だし悲しかったのは、自分の足が遠のいていた間に、息子さんが亡くなられていたこと。自分も何度も会ってるし、一緒に軽く飲んだこともあるし、大学でも後輩にあたるし、少し釣り業界にもかかわってたこともあり、すぐに顔も声も人となりも思い浮かぶ人物。なんともやりきれない気分です。GOROちゃん、遅くなったけど冥福を祈るよ。安らかに。

先月ちらと触れた「地域限定タイプ(?)のオトナな某誌」の発売日はまだ発表されてません。一説によると「発売は6月中」だそうで。編集難航中かな? そこでは「旅行のススメ」みたいなことと、ジャングルの川下り遊びについて少し書いてます。いつもユルい旅行しかしてないし、「秘境」やら「遠征」やら「怪魚」なんて言葉は、自分には似合わないと思うし、好きではないし、まあたまには海外に釣りも兼ねて遊びに行くのもいいものですよ…て感じで。誌名は『WALTON』です。

そういや6月中旬には東南アジアに行くことになってます。ブラックバスと遊んできます。目指せ、ろくまる、ななまる。ホンマか?(笑)

直接的には関係ないが、お隣のことでもあるし、あまりの接戦に固唾を飲んで見守った大阪都構想の住民投票。現内閣が押し進める憲法の問題にかんして住民投票をやったらどうなるだろうか。だいたい憲法ってのは、為政者を規制するためのものだからね。

中東情勢を眺めつつ、様々な論説を読むに、予測のつかないメルトダウンのような恐ろしさを感じる。

最近の!!な試合

★UFC186 フライ級選手権 デメトリアス・ジョンソン vs 堀口恭司

あの打撃がジョンソンに入れば、ひょっとしたら…とは思いつつも、経験とスピードと多彩さで勝るオールラウンダーのジョンソン有利は動かない…というのが戦前の予想。たしかに堀口は素晴らしく善戦したと思う。しかし、細かく積み重ねて削られていって「マット・ヒューズ・ポジション」を許すシーンも。最終ラウンド残りわずかで再びそのポジションを取られた時には、細かいグラウンドパンチの連打を浴びつつも、このまま判定だろうと思った。しかし残り10秒の拍子木の後、ジョンソンはするりとポジションを変えて腕十字に。これが完全に極まり、5R4:59でタップアウトという劇的な結果に。解説側からはそのキメに対し「GSPとヒクソン・グレイシーのような」という最大級の賛辞。たしかにそうだ。完全な試合運びはGSPだし、冷静で完璧な腕十字はヒクソン・グレイシーを思わせた。ラストシーンで思わずTVの前で立ち上がった劇的な一戦でした。
さてUFC絡みの最近の「!!」は、長きにわたってL.ヘヴィ級王者に君臨し、パウンド・フォー・パウンドの呼び声が高かったジョン・ジョーンズにタイトル剥奪&無期限試合停止という処分が下ったこと。その発端は試合内容というより、街で起こした自動車事故という。しかもその内容の情けないというか、ショボいことと言ったら…。これでは仮に先で復帰しても、絶対大ブーイングで迎えられるわな。

★WBA,WBC,WBOウエルター級統一戦 マニー・パッキャオ vs フロイド・メイウェザーJr.

その規模のデカさ、ファイトマネーの非日常さによって、何のタイトルがかかってるのかさえ忘れ去られるほどの世紀の一戦。個人的にはパッキャオを応援していたし、叶わぬ望みと思いながらも、2段3段の踏み込みからの左ストレートがメイウェザーの顔面をとらえるのを期待していました。そんなわけで4R、クリーンヒットとまでは言えないが、パッキャオの左が当たり、メイウェザーがロープまで跳び退いた時には、思わず「当たった!」と小さく叫んでしまいました。しかし、メイウェザーに動揺はなく、徐々に自分の試合に持ち込み、予想通りポイントアウト。だからスコアカードを読み上げるリング・アナのマイケル・バッファー氏が「The winner, still...」と言った瞬間、次のセリフはわかりました。「still undefeated」。いまだ無敗。つまりメイウェザーの勝利ということ。結果はそんなでしたが、各所で観られたハイレベルきわまりない攻防は見ごたえ十分でした。

最近の愛読書

★『猪変』 中国新聞取材班編 本の雑誌社

「いのへん」ではなく「いへん」と読む。つまりイノシシの異変ということ。自分の住んでる宝塚にもイノシシはたくさんいます。特にお寺の所有地がある中山連山なんか、シシの堀り跡だらけだし、多くの人がハイキングで通る道からほど近い場所に寝屋があったりします。身近にシシがいる人間として、数度威嚇された経験のある人間として、彼らは基本的にかかわりたくない獣です。威嚇突進ならまだしも、本気にこられると彼らの牙の位置は非常に防ぎづらい高さにあります。それはさておき、本書を読んでいろいろ考えさせられました。それにしてもこの本、深いです。フィールドワークに根ざした、思わず唸らされるルポです。

最近の珍事件

★真っ昼間に

早めに休みをとれる人たちはGWに入ったある日、仕事で南紀に行きました。仕事先の皆さんと車で昼食に向かう途中、前方をやや黄色がかった茶系の背中に濃色の腹部、そしてむくっとした尾を持つ獣が走って横切りました。思わず「アナグマが走った!」。
そう、ニホンアナグマでした。まだ若い個体でした。基本的に夜行性でめったに昼間に見ることはない獣ですが、けっこう車の通る道をお昼時に渡るとは…。ちなみに自分は生きてるヤツを目撃するのは初めてです。ずっと以前、中国地方の国道で車にはねられた若いアナグマの死体を確認したことがあるだけ。いつか生きてるヤツを撮影したいものです。
それからしばらくして北海道の知人が来阪(来神?)した際、山菜採りに行った時に現れたヒグマの写真を見せてくれました。斜面を登りかけて振り向いた顔は愛嬌ありましたが、雪に残った幅16〜17cmの足跡は迫力十分。見た目と足跡から察するに、オスの成獣だということです。

★おい、気象庁!

ある日、朝から丸一日空いたので、天気予報もいいし、釣りに出かけました。どんな予報だったかというと、居住地、目的地ともに天気は晴れのち曇り。降水確率は18時までずっと0%。最高気温26度。たしかに家を出た時は晴れていて、気温は23度もありました。自動車道を走行して目的地に向かっていると、外気温計は25度に。これは暑くなりそうだ…ということで、コンビニでスポーツドリンク2本に麦茶を購入。そしてサンドイッチとおにぎり3個も購入。しかし、目的地まで30kmぐらいになった時、進行方向の雲行きが怪しくなってきました。室内の温度も下がってきたので、ふと外気温計に目をやると19度に。ちょっと山あいだからかな?などと思っていたら、山を抜けて平野に出ると、気温は17度、そしてフロントガラスに雨滴が…。そして目的地に着いた時には、外気温計は15度、雨は本降り。5月の瀬戸内際の平野部の11時の気温が15度?なんや、それ!? 朝の感じだと、本来は25度は超えてるはず。そして追い打ちをかけるように風も出てきました。結局この日は3つほどの池の水生植物の生育状況を見て、車の中でコンビニサンドイッチとおにぎりを食べ、肌寒い雨の中を5時間以上ドライブしただけでした。たまたまつけたFMラジオでも、DJのおねーさんが天気にかんして文句言ってました。「今日はどこも晴れの予報だったのに、大阪は雨降ってますよ! しかも寒いし」って。おい、気象庁。しっかりせいや!
この日の収穫は、思いがけないところでハッカチョウの小群を見かけたことだけ。水生植物の生育状況もよくないし、サイアク。

最近のお買い物

★ウェーディングシューズ

これまでずっとフェルト底のものばかりでしたが、ビブラムのラバー底のシューズを神戸の某フライショップで購入。5月末からのウェットウェーディングに使用しようと考えています。すでにラバー底のシューズを愛用している知人も、店長さんも「そのままでは滑りますよ」とのことなので、岩面にしっかり噛みつくスタークリーツも同時購入。モノはSIMMSの現行ラインナップの中で最も山岳渓流に向いてそうな「VAPOR BOOT」です。

★ハッカ油とシーブリーズ

この組み合わせは虫ヨケ用。「ヌカカにも効力アリ」という話を聞いたので、ヌカカにヒドイ目に遭ったことのある自分としては、とにかく試してみようと思い購入しました。他にアトマイザーも。ハッカが効くレベルに適当に調合して、庭のヒトスジシマカで試してみましたが、結果は良好でした。シーブリーズといえば、高校の同級生でちょっと気取ったヤツが、いつも持ち歩いていたのを思い出すなあ。卒業するなり夜の神戸の街で、バイクの事故で逝ってしまったけど。特別仲がよかったわけではなかったが、同じ単車乗りとして、輸血にも行ったし葬儀にも行った。そういや1度だけバイクで墓参りにも行ったなあ。ヤツが死んだ桜の季節、丘陵地にある公園墓地の、ヤツが眠る墓標の前から眺めると、下界は一面の春霞だったのを思い出します。
偶然ってのはすごい。こんなこと書いてたら、ヤツと同姓同名にかぎりなく近い(読みは同じだが漢字なら一字多い)人に遭遇…。

今月のダメな人

★特になし