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vol.104

月刊「WHIPLASH」May,2015

5月の目標:山岳渓流

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は3月24日から4月22日までです。

3月28日(土)29日(日)の福岡の「ルアーフェスタ」にご来場ありがとうございました。ひさしぶりに会った人も何人かいて、ちょっとした同窓会みたいでした。来年もVHさんから呼ばれたら参加するつもりです。お土産や差し入れ、めっちゃ旨い魚料理などいろいろありがとうございました。
SPECIAL THANKS TO IROSHI君ご夫妻、ダメダメ先生、B.Kさん、S.H君
*「百年の孤独」って名前がすごいなあ。彼女イナイ歴40数年の某氏に飲ませたら発狂しそう(笑)。百年てことは残りの人生も孤独のまま…ってことになるもんね。

そういや九州に行くなんて9年ぶりのこと。最後に行ったのは知人の一周忌だったなあ。今年の9月で彼が亡くなって10年になる。最後に見舞いに行った時、病床で「何とか生かされてます。でももう…」と呟いた顔を今でも思い出す。「とにかく気をしっかり持て。ブラジルから帰ったらピラルクー(釣れる保証なんてなかったけど)の写真を見せに来るし、土産話も聞かせるから」。そう言って自分はブラジルに飛んだ。やがて帰国しセントレアで携帯をオンにした瞬間、入ってきたのは「危篤」のメールだった。そしてあっという間に彼は逝ってしまった。なんとか本葬には間に合ったが、自分が会場についた時には、彼はもう骨になって壷に納まっていた。その時感じたやるせなさは今でもはっきり覚えている。その1年後、他の用事もあって九州に行ったが、墓参りとタナゴ釣りしかしていない。ライギョ釣りなんてやる気になれなかったのだ。それから随分時間が経った。「ルアーフェスタ」では彼の生前の釣り仲間とも会った。「…なわけで、彼の好きだったフィールドでライギョ釣りをする気になれなくてね」と言うと、彼の釣り仲間は「いや、たまには来てくださいよ。あいつも喜ぶはずですよ」とうれしいことを言ってくれた。「喜ぶ?俺がデカいのを釣ったら、悔しがって化けて出るんじゃないか、アイツ」「はは、そうかも」。やっと彼のことも冗談を交えて話せるようになった。今年はどうやらムリっぽいが、そのうちふらっと行ってみるのも悪くない気がしてきた。

「ルアーフェスタ」の前日、夕方に用事が終わったので、その足でちょっとだけ近所の川に様子を見に行ってきました。急斜面を降りて堰堤に近づき、そっと覗き込むと、水深1.5mほどの岩場に日光浴(?)中のマナマズ発見。ルアーを通すとゆらっと岩から離れてチェイス。そしてめずらしく1発目の食いでフックアップ。けっこういい引きで楽しませてくれたのは、このあたりのアベレージより少し大きい65cm級。しかしナマズはコレ1本のみ。その後は姿は見えないし追いもない。イバラの急斜面を降りて下流の合流点もチェックするが、ここでも見えるのはコイだけ。まだちょっと早いらしい。またイバラに刺されながら斜面を這い登り、ところどころにある深場を見て回るが、どこにもコイが1、2本泳いでいるだけ。流れがあるのでここらのコイは食パンでは釣りにくい。でもある時、見えバスに投げたソフトベイトに反応したコイがいたことを思い出して、ルアーケースの中を確認する。「あった」。ソフトベイトがかろうじて2個。ソフトベイトの中にケブラーでループアイを作った伊勢尼14号(←何故そんなモノを持ち歩いている?)をすっぽり隠して、底を索餌中のコイめがけて投入。たいていのコイが嫌がってそっぽを向くが、たまにふっと見るヤツもいる。そうこうするうちに、ひときわ背の色が濃いヤツが近づいてきました。進行方向に投入しゆっくり底を這わせつつ、コイの口先に近づける。すると1度振り向き、すぐにそっぽを向き、「やっぱりダメか…」と思った瞬間、再度振り向いて吸い込みました。「やった!」と思うより先に手が動いてフックセット。タックルがタックルなので無理はできないし、ランディングできる場所まで40mほどあるので、一旦魚を沖に走らせてから土手に登り、寄せながらゆっくりと下流に移動。そして袋小路になった場所に誘導してから、急な護岸を降りてランディング。長さは70cmをほんの少し出た程度だが、昔この水域でよく見た野鯉に似た色の濃い個体でした。とりあえず2本の魚と遊べたので、それ以上欲を出さずに納竿しました。

[当日使用タックル]

  • Rod:RAW DEALER KAKEN RK609MM3 THE RISING TEN-FLAME-test(Whiplash)
  • Reel:DAIWA-Z 1016H(Daiwa)+PE#2 w/Leader
  • Lure:SPINNERBAIT 3/8oz, SOFT BAIT2"

4月12日(日)の金沢の「北陸フィッシングショー」にご来場ありがとうございました。古い知人が別の知人の知り合いだということが判明して世間は狭いなあ…と実感したり、意外なお客さんが来てくれたり。買ったばかりのRYOGA SHRAPNELとXSR703GX-TFを持ってきてるお客さんがいたので、昼食の後には展示会場の外の野原で、非公式の簡単なキャスティングチェックもやったりして、楽しい時間を過ごすことができました。
SPECIAL THANKS TO トーリョー、カイチョー、Z社テスターM林さん

次は5月16日(土)17日(日)の仙台の「ルアーフェスタ」です。2日とも製品説明のために会場内のバレーヒルブースに常駐する予定です。お近くの方で、時間の空いてる方はお越しくださいませ。これが終われば、自分が参加する今年の展示会はぜーんぶ終了。完全に自由の身♪ そして緑が深くなり、山岳渓流が楽しくなる季節が到来。

先日DAIWAさんからSS AIRが届いた(←ありがとうございました。m(__)m)ので、早速ハンドルノブをRCS I型コルクのクリアに交換。山岳渓流で使うなら、純正のZAION肉抜きノブよりも、使用感・外見ともにこっちだろう。あとはお願いしている個人用GILLIE HEADWATERS 53のベイト仕様が上がるのを待つばかり。こちらは少し時間がかかりそうなので、手持ちのショートかつライトなベイトロッドをバラして山岳渓流用でも使えるようにリファインしました。

そろそろ来年用の竿の企画書に取りかかってます。予定では4モデル。今回企画書を作ったのは3モデル分ですが、1モデルは昨年から持ち越していて、すでにいい感じのテストブランクも上がっています。あれこれテストしてチェックするには、自分のキャパではやっぱり年に3〜4モデルぐらい。遅くて少なくてどーもすみません。なんせWHIPLASHはワタクシのみの「一人親方」態勢ですから…。もちろんVHさんのバックアップは受けてますが、企画・開発・テストは完全に単独なので…。このペースは今後とも変わることはないでしょう。
また、今後ともロッドのデザインを今風にすることはありません。ブランクカラーを増やすつもりはないし、メタルパーツを多用することもないし、スレッドワークを華やかにすることもないし、グリップには使い込めば味の出るコルク材を使い続けると思います。何人かのお客さんに言っていただきました。「RAW DEALERやSERPENT、BLACKSHEEPを肴に飲む酒が旨い」。…それは自分にとっては最高の賛辞です。欲を言わせてもらうと、ビールではなく、ちょっといい日本酒かいい焼酎、ウィスキーかラムあたりのアテにしてほしいです。もちろんウィスキーやラムはストレートかロック。匂いしかしない薄い水割りなんかは論外。ワインでもいいんやけど、なんかちょっとキザな感じがするよなあ。貴族っつうか伯爵っつうか…。
もちろんハヤリに接近するために、ブランクの性格をイマ風に変更することはありません。最近いくつかのジャンルの「最新」とか「ハイテク」とか謳っているロッドを数本触ってみましたが、どれも好みではありませんでした。あえて「好みではありませんでした」という表現にとどめておきます。

ロッドにかぎらず…ですが、モノを作るにあたっては、やはりそのモノにたどりつくストーリーがあります。「今流行ってるから、熱の冷めないうちに作って売ろう」というのだって、モノの背景にあるストーリーといえなくはないですが、それは大規模に企画開発するメーカーさんの場合であって、自分のように年にせいぜい3、4モデルという零細弱小系は、各モデルの背景にもっと釣りそのものに根を張ったストーリーがないと、デザインや開発をやる自分自身も乗り気がしないし、もし乗り気がしないまま作ってリリースすると、こちらが言及しなくても、ユーザーさんにソレが伝わってしまうと思います。もちろんストーリーというのは後付けではよくありません。モノ作りと同時進行、もしくは作りはじめる動機としてすでに進行しているものでなければ、内容が希薄になります。希薄程度ならいいですが、ウソ臭くなる場合も多いでしょう。それはすでにユーザーの皆さんが、いくつかのメーカーさんに対して感じていると思います。自分はストーリーについて、必要以上に言及はしないし、実際以上に膨らませたりはしませんが、ちょっとしたところからでもユーザーさんに伝わるモノはあると思います。そしてモノ自体がストーリーを語ることもあると思います。先日、ふと空いた時間に、お世話になっている会社のエライさんと、そんな話をしました。ちなみに「ストーリー」という言葉は自分の口からではなく、先方さんから出た言葉です。カッコいい言葉を思いつかない自分は「背景にあるモノやコト」という表現に終始してました。

ミノーも進行中です。ボディ断面形状の変更もすみ、現在フローティングとサスペンドもしくはスローシンキング、シンキングの3タイプに対応可能な内部構造の試案に取りかかっています。構造のベースとして4案、それにウェイトの配置を考えると、試案として10〜15パターンずつぐらい(つまり4x10〜15=40〜60)できてしまって、さあてどーしたものかと…。F、SPもしくはSS(スローシンキング)、Sの全タイプとはいいませんが、どれかワンタイプでも、来年発売できるようにしたいと思います。「イマドキのバス釣りの傾向として、フローティングはなくてもいいんじゃない?」という声も出そうですが、ワタクシがやるのはイマドキのバス釣りではありませんから、フローティング・タイプも欲しいのです。臨時担当氏と話していると「バスにかんしては固定重心のミノーも増えていますよ」とのことでしたが、飛行安定性を考慮すると、重心移動とまではいかなくても、若干でもウェイトが後方に移動する方が望ましいだろうし…。というわけでひさしぶりに足りない頭を酷使してます(苦笑)。リップの形状と角度も初回試行案を作りました。このぶんでいくと夏〜秋がミノー開発のヤマになりそう。それにしてもミノーって難しいというか、面倒が多いというか。まずはひとつ納得のいくカタチを作ってしまえば、あとは少しラクだと思いますが。まあ、ひとつのボディであれこれやろうと欲張るからこうなるんだろうけどね。知恵熱出たりして…。
まずは107mmという大きめのサイズでいきますが、うまくコトが運べば数年後に92〜93mmという中途半端なサイズも作ろうと考えてます。

4月25日につり人社からライギョ釣りにかんするムックが発売されます。この内容がアップされる頃にはすでに発売中だと思います。ライギョにかんしてもメディアから完全に忘れ去られていた(というか、用ナシと思われていたと言ったほうが正解だろう。
メディアとユーザーさんの温度差を常に感じていたからね)ので、それをさいわいに気楽にひとりで遊んでいたワタクシは、最初は当然気乗りすることなく、口実をもうけて何とか身を引こうとしましたが、出版側にあれこれ口説かれたあげく、そしてあるモノにかんする責任みたいなものもあり、イマドキの方々に混じって珍しく出ております。しかも表1(いわゆる表紙)も自分とは。自分がメインの本ではないし、自分なんかよりずっとオモテに出てる人が何人も載るようなので、表1にかんしてはかなり執拗に辞退したのですが、聞き入れてもらえず、後姿で魚を持ってないカットなら他の方々に対して失礼度が減るのではないか…と思い、数点の案の中からライター氏と選びました。自分の関係するページのことしか知らないので、全体的にどんな内容なのかは不明ですが、興味のある方はどうぞ。
自分が出ているページでも写真やキャプションは、編集側によるものもあります。また、ワタクシの不適切な表現(というかホントのことを書いた)を削除・変更された部分もありますが、内容が一変するようなものではありません。自分はルアーの改造や釣り方にかんしてはいっさい触れておりません。9割以上の人がライギョ釣りの豪快な面に楽しみを見い出しているようですが、自分にとってはこれほど繊細なルアー釣りはありません。時には山岳渓流でのアマゴ釣りより数倍繊細だし、時には本当にミリ単位の釣りだし、呼吸を忘れるほど集中することもあります。失礼な意味でいってるのではなく、この感覚が共有できないライギョ釣りの人には、自分が釣りそのものにかんする話をしてもわかってもらえないでしょう。派手にルアーについて激しくアタックする魚より、気配を読むしかない賢くスレた大型魚にシビレる人でないと、わかってもらえない気もします。釣りにかぎらず「カミサマが降りてきた」とか「動物がそういった」とか「風の匂いでわかった」とかいう経験のない人にもわかりづらいかと…。となると、わかってくれる人、一体何人いるんだ?(笑)皆無か。自分はまだ同じタイプの人間どころか、似たタイプすら見たことがないしね。
自分のライギョ釣りにはヘヴィタックル、カバーエリア、中空ウィードレスプラグ、バーブレス仕様で、巣守りや稚魚守りは狙わないということを除いては、特定のスタイルはありません。あ、くるくる投げ(ロールなんとか)を絶対やらないってのもスタイルだな(笑)。アクションにかんしては、時には他の釣り人があきれるほど速い(FASTではなく、QUICKだと思う)し、勘が働いた時には自分で自分がイヤになるぐらい執念深くしつこいです。そしてそれは状況によってしょっちゅう変化します。英語に「killer instinct」という言葉があります。自分は魚をむやみに殺しはしませんが、その感覚の元に釣りをしているのだと思います。魚や自然に対する最低限の知識とそれの活用にかんする理論はありますが、基本的に「instinct」つまり本能によって動くので、モノを売るため、自身を売りこむため、もしくはたんなる思い込みや勘違いで、プロや有名人が滔々と展開する理論や理屈がムナしく嘘臭いモノに思えてしまうのでしょう。ほんの幼少期から自分の中に野生の動物(コイツの種類は不明だが、単独行動の小型肉食獣であることはわかる)を1匹住まわせてるワタクシのような人間には、そのあたりがどうにも馴染めません。
自分の記憶では2011年を最後に紙メディアには出てないので、4年ぶりということになります。ひさしぶりにメディアにかかわると肩が凝るし、あれこれ気も遣うので、どんなネタであれ次にメディアに出るのは4年後ぐらいかな…と(笑)。それまでまた気楽にひとりで遊んでいたいと思います

というのはウソで、近日(多分)発売予定の地域限定タイプ(?)のオトナな某誌にも少し寄稿しました。発売日がはっきりすれば告知します。以前から言ってるように、こちらから何かを売り込むことや、業界にフツーにあることですが「広告とひきかえの取材」なんてことはやりません(というか進んで広告を出したりしないから、そんなのありえない)が、先方から提示された企画内容がマトモであり、自分が出ても違和感が少ない誌面のモノなら、時間や仕事に問題なければ、依頼があった場合にかぎり寄稿等はするつもりです。まあ、めったにないと思うけど。

どんな業界であれ、顧客を金儲けのターゲットとしてしか見ていない人たちは早々に失脚すべきだと思う。そして顧客はそういう程度の低い連中を見抜く目を持つべきだと思う。事実、顧客の目によって下降線をどっているところもある。しかし、それを反面教師とできずに、似たような手で、そのニッチに潜りこもうとする人たちもいる。どんな世界でもそうなのだが、上がクソヤローなら下もたいていクソなことが多い。クソでない下は、早々に見切りをつけて出て行く。調子に乗って木のてっぺんに登ったブタは、いずれそこで餓死するか、飛び下りて骨折するかの2択しかない。それとも鼻を天に向けて哭いて哀願するかね(笑)。

ここ数カ月、最も耳障りでムカつく言葉は「粛々と」です。なんて書いてたら、どこぞの政治家は今後この言葉を使うのをやめるらしい(笑)。そりゃイイことだ。

深夜、ヒストリーチャンネルで連続ドキュメンタリー「サイゴン陥落」を観つつ思った。最近日本では戦争の悲惨さを伝えるもの、戦争の狂気を扱ったもの、反戦運動を扱った番組が以前以上に姿を消したのではないか…と。特に民放において。ひょっとしたら集団的何とかを押し進めるために政府が圧力をかけているのでは?…などと勘ぐってみたりもしたくなる。原発だって同じ。福島のあの悲惨な事故なんかさっさと忘却して、こっそり隠蔽して、危険なんか顧みず、未来に向けて邁進しますよということ?…などと勘ぐってみたりしたくなる。

先日、あるルポルタージュを読んでいて、実にいい言葉に出会いました。それは「不服従」。今後とも常に「不服従」を胸に刻んでやっていこうと思います。当然の義務は果たすが正当な権利は譲らない。守るべき法は守るが権力に対して尻尾は振らない。よほどのことがないかぎり噛みつかないが、すり寄りもしない。いいことじゃないか…。

ふと思う。なんかよくない夢でも見てるんじゃないかと。夢の場合、「これは夢だ」と言い聞かせると、あらゆるものは霧散する。でも現実はそうもいかんのよなあ。なんとかならんかなあ。いい年こいて、ほんの少しだけでいいから時間を巻き戻したいと思う今日この頃であった。

最近の!!な試合

★UFC ミドル級5回戦 リョート・マチダ vs ルーク・ロックホールド

距離の取り合いで接戦になると思いきや、やや意外な試合展開。本来の距離よりぐっと近い。1Rにロックホールドがテイクダウンし、グラウンドの打撃で削ってマチダを弱らせる。そして2R、随分消耗したマチダにチョークスリーパー。抵抗らしい抵抗も見せずにタップアウト。ほぼ全局面でロックホールドが圧倒。あまりに一方的な展開に「!!」となった試合でした。

最近の愛読書

★『三河のオオカミ・山犬 少年の頃に見た妙で不思議な犬の消息を尋ねて』 今村 豊著 文藝春秋

この本、なかなか面白いです。「犬の専門家や動物学者ではない」筆者が、子供の頃に見た「犬に似た妙な、不思議な毛物(獣)」の消息とルーツを尋ねて三河の山間を歩き回って集めた証言と、自身の体験が記されています。自分もガキの頃からニホンオオカミに興味があり、いろんなモノを読んできたし、鷲家口にも行ってみたし、「秩父野犬」の時は色めきたちました。「ニホンオオカミ」と聞いて「ときめく」人にはお勧めです。

★『料理家ハンターガール奮戦記』 井口 和泉著 朝日新聞出版

女性ハンターが増えているという話は数年前から耳にしていた。自分が住んでいる所から車で1時間ほど北上したあたりには凄腕の女性ハンターさんが住んでる話も聞いている。でもこの本は狩猟そのものの本ではない。命が食物へ変わる過程における、感情の推移や葛藤も女性らしく綴られていて、特に「出口」「魂の抜け道」にいたるあたりにはいたく感動した次第。自分たち釣師だって魚の命を奪う。どんな小さい魚1匹シメる時にも、自分が手を下す場合は、手を合わせて一瞬祈ってから、できるだけ苦しませないように一撃でトメることを心がけている。そしてシメた魚はできるだけきれいにいただく。もちろんカメの卵を失敬(南米野営旅行中に食料が欠乏した時の話ですよ)して食べる時にも、生んだカメとカタチになる前の生命に感謝していただく。自分は料理にはあまり興味がないから細かいことはわからないが、この本にあるように献身・献心して作られたモノが不味かろうはずはないと思う。サブタイトルにあるような「ジビエのおいしさ」はもちろんだが、「ジビエの成り立ち」や「ジビエとの対峙」について学ぶところも多い気がする。狩猟を含めて食、食の根本的な部分に興味のある方にはお勧めです。
文中に知人と同姓同名の人が出てきて、一瞬「えっ!?あいつが」と思ったが、読み進めているうちに他人と判明。こういうことやりそうなんだけどね。

最近の珍事件

★寝ちがい

ドネコさんを肩というか上腕部に乗せたまま寝たら、起きた時に「腕絡み」をかけられた後に似た痛みが発生していることに気づきました。無理な態勢のまま、一点に負荷をかけられたせいで、軽い寝ちがいになったようです。おねーちゃんを腕枕で寝ちがいなら羨ましがってくれる人もいるだろうが、ドネコさんでは…。おかげで数日間筋トレできず。ドネコさん、おそるべし。

最近のお買い物

★特になし

海外小物釣り用にDR.MINNOW 7FSを2個。それとJ-13のメタリックな新色を3個。後者はナマズとバスに。というかナマズ釣りに使ってると、いいサイズのバスが出るというだけなんやけど。ナマズはナマズでもマナではなくオーナマの方。

今月のダメな人

★特になし