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vol.102

月刊「WHIPLASH」Mar,2015

3月の目標:1度ぐらいは釣りに行くこと

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は1月24日から2月23日までです。

仕事でバレーヒルさんに行く際には、町中の道よりも武庫川の土手の上の道を通って行くことが多いのですが、昨年12月から、ある場所に望遠レンズをセットしたカメラを立ててる一団がいて、その雰囲気から鳥目当てなのはわかるのですが「一体何を狙っているのだろう?」とずっと気になっていました。徒歩やチャリなら河川敷におりて聞きに行けるのですが、あいにく車を停めるスペースがなく、いつも「何やろうなあ?」と思いながら通過していました。ある時、彼らが狙ってる鳥がわかりました。
チフチャフ(CHIFFCHAFF)という小鳥でした。メボソムシクイの仲間で、とっても地味でウグイスのような外見です。自分なら、このチフチャフが目の前に飛んできても「…?ウグイス?…ちょっと違う?…何やろ?」という感じで、見分けることができないでしょう。何はともあれ、バーダーたちの目的がわかってすっきりしました。
その後2月上旬にバーダーたちは消えました。どうやらチフチャフもどこかへ行ったみたいです。

これまでの経験では、自分はバーダーに話しかけても「はぁ?アンタに鳥がわかるの?」という態度をとられることが多かったし、トンボ採集の人に話しかけても同様のことが多かったです。ある程度知識があるので、話をするうちに受け入れてもらえるようですが、一見するとまったくそんなモノに興味があるように見えないそうです。釣り具を手にしている時は、はじめのうちはあからさまな敵意すら見せられることもあります。またアウトドアショップに行っても「アンタみたいな人がアウトドアの店に何の用?」って顔をされることが何度もありました。そりゃまあ普段のカッコはアウトドアとは程遠いですが…。フツーに受け入れてくれるのは、CDショップのメタルやパンクコーナーとか、たまにのぞいてみるシルバー屋さんとか…。あと意外に寛容なのは神社の方たち(笑)。

本来の仕事以外にもあれこれやってるうちに、大阪フィッシングショーの時期になってしまいました。といっても自分は例年通り。特に張り切ることもなく、焦ることもなく、テンパることもなく、ただ淡々とパネルを作ったり、展示品を決めたりして準備をするだけ。新担当さんは「VHに来てから初のショーなので何か不安」と言ってましたが、自分は不安も緊張もなく、ただ「天気がよくて、お客さんが足を運びやすかったら、まずはそれでよろしいやん…」というユルさ。ちょっと寒かったり、ちょっと雨が降ったり…というのはありましたが、昨年のような大雪はなく、まずはよかったかな。でも毎年見る顔を見なかったりすると「どうしたのかな?」などと思うことも…。
何はともあれご来場ありがとうございました。お土産もいろいろありがとうございました。感謝しております。

2/8、関係者休憩所で昼飯を食っていると、古い知人であるT&SのS津さんに遭遇。で、しばらくロッドにかんしてあれこれ談義。自分たちが理想とする竿と主流の竿のギャップ。釣り人の竿に対する意識などについて、短い時間でしたが、濃い話をすることができました。自分としては、S津さんのような「わかってる人」に表に出てあれこれ発言してもらいたいんだけど…。

大阪のフィッシングショーが終わって少しして、VHさんから依頼があったので、名古屋の「キープキャスト」にも行ってきました。一身上の都合により金曜日の搬入と土曜日の開場には行けず、日曜日の朝に出発して、会場入りしてブースに常駐して撤収して、新幹線に乗ってビールを飲みながら帰ってきました。この件にかんしては、時間がなかったので新担当さんによるFACE BOOKでの告知だけでしたが、けっこうお客さんもきてくれました。名古屋は今回が初でしたが、こんなことなら来年は予定を空けて両日とも会場にいようと思います。ご来場、お土産、さしいれ、CDなどなどありがとうござました。
福岡の「ルアーフェスタ」にかんしては、3月28日(土)の昼までには会場入りし、29日は丸一日ブースにいる予定です。空いてる方はどうぞ。4月12日(日)の金沢の「北陸フィッシングショー」では会場に常駐することになってます。ブースのスペースの都合上展示品は少ないですが、時間の空いてる方はお越しくださいませ。今年は声がかかることが多いなあ。まあ、魚釣りハイシーズンではないからいいけど…。

リールの名前、間違ってました。「RYOGA C3000 SHRAPNEL」ではなく「RYOGA SHRAPNEL C3000H(L)」でした。DAIWAさんに「カタログのラインキャパ、間違ってるよ」などと指摘したくせに、名付けた自分が品名の表記を間違えるとは! あぁカッコわる…。ちなみにラインキャパはPE10号が約80mです。PE8号は「3000」規格では120mとなるそうですが、実際に巻いた感じでは120mはキビシく100mかな…と。
超々ジュラルミン製のハンドルプレートや、ハンドルをシャフトに止めるナットなどは、試作1号機や2号機とは異なります。ともに強度がぐんと上がったという印象です。また中身でいうなら、整備性のためにドリブンギアを止めているネジの頭のプラス溝を大きくしてもらいました。そしてネジ止め剤も高強度(赤)から中強度(青)のリムーバブルタイプに。遠心力ブレーキブロックもテストしていたモノと比べると、サイズはほぼ同じですが形状が少し変更されています。ちょっとした構造で「パチン」と装着できて、スプール交換時にも落ちたりしません。付属のリールオイルは赤ではなく青に。個人的には2500か2750サイズもほしいんだけどね。そういう声は大阪、名古屋のお客さんからもかなり上がっていました。
そうそう、RYOGA SHRAPNEL C3000H(L)は、カタログやWEBの写真より現物のほうがずっとカッコいいです。現物を見た方もみなさんそう思われたのではないかと。

バレーヒルさんの総合カタログができてます。プロや有名人の方々が魚を持ってどどーんと出てるトビラが多い中、ウチはそのトビラからして浮いてます(笑)。ワタクシの嗜好で写真のセレクトおよびレイアウトをやったら、妙に緑っぽくなったし、いつものことながら、釣りに直接関係のないモノを数点入れ込んでしまいました。ちなみに磯中心のKAMIWAZAさんは、いかにも磯っぽいくすんだ蒼さ。それにしてもKAMIWAZA開発者さんが手にしてるブリはマジでデカイなあ。隠さずにモロに写り込んでいる指と比較すれば、その大きさが一層はっきりわかる。イマ風の撮り方をするときっとバケモノみたいに写るんだろうが、そんなカットにしないのが開発者YG氏のイイところ(控えめなところ?…笑)。

今の流れからすると、今年はちょっとだけメディアに出ることになりそうです。もちろん依頼を受けても、企画内容によってはお断りするし、相手を選ぶつもりです。選ぶといってもメディアの規模やギャラで選ぶわけではなく、外国誌でも、地方限定でも、編集者の心意気を感じるもので、なおかつ内容やスジがしっかりしているものであれば、寄稿などの協力をしていくつもりです。自分のようなプロでもユーメー人でもない釣師には、ゼニや知名度よりも大事なモノがあるんでね。

一昨年からやってる「ベイト小物」。世間ではベイトフィネスというらしいですが、自分のようなアマチュア小物釣師がやると、そんなカッコつけた呼び方よりも「ベイト小物」のほうが「らしい」気がします。今年から山岳渓流の釣りにもベイトタックルを導入するつもりですが、海外釣行にも携行する予定です。山岳渓流のベイトロッドは個人用として竿屋さんにお願いしたし、ケタバス程度の魚に使う竿は自作しましたが、いずれもルアーウェイトのマックスは6g程度なので、今年は10g程度までなら快適にキャストできる竿を1本自作予定です。海外への持ち出しを前提としているので、少なくとも2pcで全長6.5フィート以内。35cm程度の魚がかかってしまうことを想定するとULでは厳しい。日本のバスや渓魚なら問題はないのだが、海外には小さくても異様に強い魚がいるので、ベイトブランクならLクラス、スピニングブランクならL〜MLの間ぐらいが望み。張り控えめで、緩やかなテーパーで、ピーキーでないのがいいな。ベリーがキンと張ったイマドキのピーキーなバスロッドは苦手だし、引きを適度に吸収できないと強い魚には向いてないからね。ロッド本来のパワーがあまりなく、ライトロッドでも張りと硬さを強調した作りは、イマドキのバス釣りには向いてるのかもしれませんが、自分の用途には不向き。リールファイト(バスやライギョ釣りの人には縁のない言葉だろうけど)寄りの釣りをするにしても、うまくいかない気がします。忙しさから解放されたら完成品もしくはブランクを探しにいこうと思います。

今年はロッドやルアー以外にもあれこれ作る予定です。ルアーを収納するアレのオリジナルカラーとか、竿を束ねるアレとか。竿を束ねるアレにかんしては一昨年VHさんと進めていたのですが、自分のわからないところでうやむやになってしまいました。ルアーを収納するアレにかんしては、2015年になってからVHさん側から発案されました。よくいろんなブランドのロゴの入ったオリジナルカラーのアレを店頭で見かけますが、自分としては「ウチのような超マイナーブランドが作っても、ロットの問題でさばけないだろうし、だいたいオリジナルカラーのアレを作るなんておこがましいよなあ」と思っていました。それに自分はM社のごくフツーのモデルを使っていて(少し改造してますが)、それで十分満足してたし…。今でもそう思っていますが、VHさんが「やるべきだ」というのでやってみようと思います。すでに見積もりまでとってくださったので、速攻で色指定とデザインをやりました。こういうアレコレにかんしては、我ながらつくづく無関心だったなあ…と。収納するアレは上の通りだし、束ねるアレはZ社さんからいただいたのが何本もあるので、それで不足はまったくなかったし。新担当さんがちゃかちゃか動いてくれるので、いずれも遅くならないうちにできると思います。
遅れている水くみバケツですが、新しい把手を採用した試作が「なんでこれまで全然できてこなかったんだろう?」という短時間でアップ。カッコはエエものの、折りたたんだ時に従来のモノよりかさばるので、ここはカッコにこだわらずに従来タイプでいこうときめました。そのサンプルもすぐに上がるとか。何だ、この速さは? なんでこれまで上がらなかったんだ? コレも今の流れからすると、アホみたいな時間がかかることなく夏までにできそうです。「何事も遅いWHIPLASH」というイメージは2年以内に払拭できると思っています。

限定的な言い方になりますが、自分がこれまでに出会った、もしくは世話になったイスラム教信者の人たちは、おっちゃんもおばちゃんも、おにーちゃんもおねーちゃんも子どもたちも、みんな敬虔で穏やかでした。

IROSHI君ではないが、熱帯のジャングルが恋しくなってきました。赤道近くの川が恋しくなってきました。薄暗い空を渡るインコの群れの声で目を醒ますような小旅行がしたくなってきました。満天の星と言葉を失いそうな朝焼けを見たくなってきました。「満天の星と言葉を失いそうな朝焼け」なんて書くとキザな表現に思えるけど、実際そうなんですよ、アマゾン水系のキャンプで見た晴れた夜空と朝焼けは。ウソだと思うなら、実際に行って見てきたらいい。特に朝焼けには圧倒されます。2004年のある朝、テントから這い出して寝ぼけ眼をこすって川の向こうの空を見た時、「あ…」しか声が出ませんでした。多分ですが「すっごぉーい!!」なんて言えるのはたいしたレベルではないと思います。禁断症状がそろそろ…。

最近ふと思う。厄病神ってのはやっぱりこの世に実在するんやな…と。

わりと暖かめの2月下旬、夕景撮影のためにとある磯に下りましたが、日没には素手では感覚がなくなるほど冷え込みました。苦労のわりに納得できるカットは撮れず、薄暗くなった岬の細い道をとぼとぼ帰りました。いや、海風の冷たかったこと。春は近いんだか遠いんだか…。

最近の!!な試合

★ウェルター級12回戦 マイク・アルバラード vs ブランドン・リオス

初戦リオス、2戦目アルバラードの勝利。そして今回がラバーマッチ。初戦、2戦目ともに激闘だったので、今回もおおいに期待したが、リオスの好調に比べアルバラードは体が重そう。1Rからほぼ一方的にリオスが出て、3R終了TKOで勝利。もちろん見所はあったが、もっともっと激しい闘いが続くことを期待してたのに…。

★UFC182.5 L.ヘヴィ級5回戦 アレクサンダー・グスタフソン vs アンソニー・ジョンソン

あのジョン・ジョーンズを最も苦しめたグスタフソンが、地元ストックホルムでメインをはる。でも勢いに乗るジョンソンを止めることはできなかった。以前なかった制御能力も備えたジョンソンの前に1RレフェリーストップTKOされる。これでジョンソンはジョーンズの次期挑戦者となったわけだが、前回のコーミエ戦を振り返ると、まだジョーンズ優位かな…という感じ。

最近の愛読書

★『コリン・ウィルソンの犯罪コレクション(上下)』 コリン・ウィルソン著 関口 篤訳 青土社

10年ほど前に購入した本。ちょっと思うところがあったので、ひさしぶりに上巻のある項を読みかえしてみました。それは今日のある事件と関連性があるもので、表層的な記述ではあるものの、そこに容易に類似性を見い出すことができました。ちなみにコリン・ウィルソンは『アウトサイダー』という評論集で世に出た人で、思索家であり作家であり、哲学者であり社会学者であり、超常現象研究者でもあり、幅広い分野で多くの書物を著しましたが、2013年に亡くなりました。

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★特になし

今月のダメな人

★特になし

大阪のフィッシングショーで気になったモノ

土日は基本的にブースにいたし、金曜も昼から会場入りしたので、VH以外は表敬訪問程度。で、その中で気になったモノをいくつか…。

★SILVER CREEK 63L(Daiwa)

探していたスピニングロッドが1本見つかった気分。「中流ミノーイングモデル」となっているが、その用途も含めて海外釣行の万能小物ロッドとしても存分に使えそう。かなり曲げたりしてみたが、V-ジョイントは効いてるし、根源的なパワーも感じる。近いスペックのAGSのモデルも触ってみたが、自分の嗜好にぴったりだったのはフツーの63L。ええモン作ったなあ、バイキングN君! ボブ高浜からの情報によると、最近はバイキングよりロシアンメタルにハマってるらしいが…。うーん、メタル変態。

★EXIST(Daiwa)

「今回のEXISTにはフラッグシップモデルとしての風格が備わった気がする」というと、展示コーナーの事務局mel氏(DAIWAのHPで『PRESSO PRESS』を書いてる人。DAIWAトップページ→ムービー&コラム→トラウト)が鼻の穴を思いっきり広げて得意げな顔をしました。もちろん見かけだけでなく、触った感触もフラッグシップモデルであることを主張するリールでした。

★SS AIR(Daiwa)

昨年触るのを忘れていたので、今回展示品を触ってみました。渓流でベイトリールを使うならやっぱりコレかな。事務局mel氏には「ちょっと大きくないですか?」と言われたが、そう言われたら少しそんな気も。でも機能面ならコレとちゃうかなあ…。

★EXPEDITION EP55-14B JIGGING(Zenaq)

ウワサでは聞いていたZENAQさんのコンパクトな仕舞のジギングロッド。表敬訪問に行ったらいきなり同社テスターのM林さんに捕まってしまい(笑)、ちょうど目の前にあったこのロッドをヒン曲げてみることに。一見したところ変則2pcに見えるが、実はセンターカット2pc。十分なパワーと強力な粘りで世界が広がりそうなロッドでした。国内のサットウ、海外の○○や△△や▽▽にも使ってみたいです。のちの「キープキャスト」でも通路でM林さんに捕まりました。

★STY-35MF スティンガートリプル ショートシャンクル ショートシャンク(Owner)

主にファストムービング系ルアーを対象としたショートシャンクフック。独特の角度設定とイイ感じのシェイプが◎。もう少し太軸のが出たらさらにうれしい。しかしフックカバーはどうしたらいいのだ…?

★TVS-17(Fuji)

TVSシートに17サイズが追加。中型リールの足のホールド感がよくなりそう。それとロックナットが各サイズ揃ったのもうれしい。どうでもいいことだが、現在個人的に悩んでいるのは渓流ベイトロッドのリールシート。PTSにするかACSにするかECSにするか…。多分PTSだな。

★T-KWTG10M,12M(Fuji)

RV-Hからのセッティングがやりやすい、KWのミディアムハイフレームモデル。KWSGでは出ないのかな?RVもRVTGだけだもんな。S.I.Cモデルもほしいよなあ。

★T-KGTTアロワナトップ(Fuji)

高いけどコレの6Fと7Fは今後個人的に用途アリかも。マジで高いけど…。