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vol.99

月刊「WHIPLASH」Dec,2014

12月の目標:2014年を無事に乗り切ること

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は10月24日から11月24日までです。

すみません。PCの操作ミスで、データを代理店さんに入れる直前に、復元不可能な消し方をしてしまい、90%ほどを消失しました。で、残ってた部分と少々の追加だけです。

「とある湾奥でスズキが騒いでます」という連絡を受けたので、その夕方、ケミカルかつイーヴルな港湾に行ってきました。待ちあわせ場所から水面を見てると、あちこちでボイルが散発。カタクチイワシの群れが水面を逃げ惑ってる。これはイケそうだ。水面に降りれる場所から数投するとすぐにアタリ。その後は少なくとも5、6投に1回はアタリがあるという状態が続き、1時間半ほどで釣果はお一人様につき2ケタに。大セイゴ?それとも小ハネ?というのが中心でしたが、これだけ釣れたらおもしろい。それにカタクチを食いまくってるせいか、どの魚も小気味よく引いてくれたし。いい年したオトナがふたりケタケタ笑いながら遊び興じました。
そちらがよく釣れたのでアジ釣りにも行きましたが、同行者が1匹釣っただけで、自分は小アタリのみ。そのアタリも岸壁際をうろついている激小セイゴのものかもしれんし…。潮も全然動かないし、爆釣の後のしょぼさなので、粘らず早々に切り上げて帰りました。

[当日使用タックル]

  • Rod:RAW DEALER R7△△RRL-S2 THE △N△△△△△R_test(Whiplash)
  • Reel:10 CERTATE 2500(Daiwa)+PE#1.2+Leader

* R7△△RRL-S2 THE △N△△△△△Rは本来バス用(?)のライトロッドで、R711RRーSのバットカット風のモデル。2pcsということもあり、バスのみならず港湾のハネやスズキという用途も考慮しました。食い込み重視のティップセクションを持つファストテーパー気味のロッドですが、負荷に応じてキレイな曲がりを見せます。イマドキのカキンとした張りの強いブランクではなく、適度にフレキシブルで引きを吸収する感じ。そして張りよりもトルク重視です。ガイドセッティングは全体的に小径ですが、流行の極端な小径ではなく、ティップセクションの最小径を5.5にして、PE+16〜20lbリーダー程度なら支障が出にくい(お勧めはFGなどの摩擦系ノット)ように配慮しています。今回の40〜50cmのセイゴや小ハネではちょっと物足りなかったなあ。60cm級ならもう少しおもしろかったかも。

『ナイフマガジン』休刊は残念です。これで定期的に購入する雑誌は『BURRN!』のみになりました。自分はこの雑誌で刃物の機能とデザインについて、いろいろ目を肥やすことができました。写真のレベルも高かったし。もちろん視覚的なことばかりではなく、刃材にかんする知識もいれることができたし、おもしろい連載もあったし。特に北海道の猟師さんの話、尻切れトンボで残念です。何らかのカタチで続きが読みたいです。
世間的には自分は「サバイバルナイフとかランボーナイフとか持ってそう」というイメージらしいですが、実はそういうモノは1本も持ってません。だいたいサバイバルなんてやらないし(笑)。フィクスド、フォールダーを合わせて実用的なファクトリーものを10本ほどと、もらいもののちょっと小意気なフォールダーを1本のみ。実用性とデザインと価格のバランスがとれてるナイフが好きです。みんな軽々しくサバイバルだの秘境釣行だのと言いますが、サバイバルって「生き残り」って意味ですよ。それに本当の秘境なんてちょっとやそっとで行けるものではないと思います。自分は生き残りをかけた旅行なんてイヤだ(笑)。まあお気楽辺境旅行のはずが食料が欠乏して、砂州のカメの卵を掘って茹でて食べたとか、ヤシの倒木を削ってヤシオオオサゾウムシの幼虫をほじくり出して焼いて食べたとかいうことはありますが、そんな場合もジャングル育ちの現地の人と一緒なので、あまり苦労もなく栄養のある食料にありつけるのです。そして万一のために、彼らから受けた教訓は大事に覚えています。

2015年のフィッシングショーの話です。まずは横浜ですが、バレーヒルというか谷山商事株式会社さんとしては「JA-DO」のみの出展だそうです。したがってバレーヒル本体やウチを含むその他のブランドも出展はないということです。ですから自分は会場に行くことはありません。大阪は例年通りバレーヒル本体も出展。で、多分WHIPLASHも間借りさせてもらって出展することになるでしょう。その後も名古屋やあちこちで展示系イベントがあるはずですが、自分が会場にいるのは大阪だけの予定です。現時点での話なので、何らかの変更はあるかもしれません。そういう場合はまた報告します。2015年のWHIPLASH新製品にかんしては2015年1月末更新のこのページで告知いたします。それ以外に来月末更新のページで新しいモノを1点先行紹介する予定です。

いろんな国のいろんな状態に危機感を覚える今日この頃。日本は日本でロクなことはない。「さもしい」としかいいようのない議員だらけ(今に始まったことではないが)だし、ア屁ノミクスは連中が内心常日頃シモジモと思っている一般的市民の生活を圧迫しているし、第一次産業に優しくない。そして「シンを問う」ってなんだろう?「シン」が「信用」って意味なら、そんなものは問うまでもない。莫大なカネをつぎ込んで総選挙ってのもアタマを疑いたくなるね。

ある日の午後、ふとTVをつけたら高倉健さんの訃報が速報で流れました。その瞬間、なんかいいようのない喪失感と空虚感につつまれました。実際の人物は知りませんが、伝わってくる話はほとんどすべて、その人柄をほめたたえ懐かしむものばかり。自分は仁侠モノより、後年の不器用な男を演じる高倉健さんが好きでした。吹雪の中に佇む姿があれほど絵になる人はいないでしょう。新人類でない自分たちは、そこに失われていく「日本人性」を見たのだと思います。それはひょっとしたら高倉健さんがスクリーンを通して伝えたかったものかもしれない。日本を代表する大スターの死というものではおさまりきることはない。それは名声の大きさではなく、なにかもっと深く重いものがすっと消えてしまったような…。ご冥福をお祈りします。
合掌。また昭和が遠くなりました。訃報の後リリースされたPINK FLOYDの『THE ENDLESS RIVER(永遠〜TOWA)』を聴きつつ追悼しています。

最後に滑走路のそばで会えると思っていた。小型機に乗り込む前にもう一度見回したが、そこに姿はなかった。離陸後は姿を探すこともなかった。彼らには見えたか見えなかったかわからないが、見送りにきてくれた人に手を振っただけ。それは彼女にかぎったことではない。旅行者なんてのはそんなものだ。予定も変わるし気も変わる。連絡の手段もない土地、時間の感覚も異なる土地ならそれも当然。あちこちちょこちょこ旅行に行ったが、そこで釣った魚よりも、そこで会った人の方をより鮮明に覚えている。ちょっと言葉をかわしただけの果物屋の女の子であっても、川辺で野営した時に遊びに来た近所の子供たちであっても、セルベセリアの少し離れた席でイチャついていたカップルであっても、国境の田舎町の小さな空港のスタッフであっても、国境警備隊の下っぱの青年兵であっても。旅行の記憶とメモと写真はたまり続ける。いつかそれらをカタチにすることがあるかもしれないし、ないかもしれない。

最近の!!な試合

★UFC180 ヘヴィ級暫定王者決定戦 ファブリシオ・ヴェウドゥム vs マーク・ハント

わずかに頭を下げてタックルのフェイントを入れ、直後にヴェウドゥムは左のヒザでハントを一撃ダウン。そのままグラウンドでのパンチの連打でTKO勝利。自分は3R以降でヴェウドゥムの勝利を予想していたがハズレました。打撃のスキルをぐんとあげた寝技王は、ケガで欠場中の正王者ケイン・ベラスケスの牙城に迫れるか?

最近の愛読書

★『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』 沢木耕太郎著 講談社文庫
 『サイゴンのいちばん長い日』 近藤紘一著 文春文庫

きわめて端的にいうなら、前者は数々のノンフィクションで知られている著者の旅のエッセイ。後者は特派員が見た南ヴェトナムのサイゴン陥落の「覚え書き」的記録。もちろんそれだけで言い表すことができるわけでなく、読み出したら一気に最後までいってしまいました。前者は沢木耕太郎氏の『旅の窓』ともあわせたいし、後者は故・開高健の『ベトナム戦記』や平敷安常氏の『キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争の語り部たち』、リチャード・ウィーラン著・沢木耕太郎訳『キャパ その死』ともあわせて読むことをおすすめします。読めばわかることですが、沢木氏と故・近藤氏には接点があるし、開高、近藤両氏にも接点があります。そして近藤氏と平敷氏は、ともに大宅壮一ノンフィクション賞を受賞…という具合にここで名前を挙げた人たちはみなつながっていきます。その中心にあるのがヴェトナムという国。ちなみに『サイゴンの〜』の直後に開高健の『ベトナム戦記』を読むと、その文体に不快感を覚えるかも。

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★ホイールつき80Lバッグ

フレームロックのスーツケースに歪みが発生し、ロック不良が頻発。うまくかからなかったり、キーを入れても解除できなくなったり…。それに長年使ってきた100Lのバッグがあちこち傷んできたので、旅行用バッグを新調しました。モノはNORTH FACEのローリングサンダー30。把手がゴツめなのと簡易防水なのが高ポイント。最近慣れてきたせいか、熱帯への旅行時の荷物が少なくなってきてるので、2週間程度の旅行なら80Lで大丈夫かと。そういや初めてブラジルに行った時は3週間近かったし、行き先やターゲットも多かったのに80Lだったなあ。バッグの口を閉めるのが一苦労なほどパンパンだったけど。こういうモノは品名をあげても、珍さんがかぶせてこないので安心だ(笑)。
簡易であれ防水ってのはありがたいです。数年前、モンスーンレインの中をピックアップトラックで数時間ドライブしたことがありましたが、その時荷台にかけてあったカバーの隙間から浸水し、荷物が濡れるというトラブルがありました。自分はすべての衣類は防水圧縮パックに入れてからバッグの中に収納していたので、被害は少なくてすみましたが、同行のタダノリ氏はパンツが全滅。仕方がないのでよく絞って宿の窓にロープを張って、そこにかけて乾かすはめに。外から宿の窓を見上げると、男物のパンツが5枚張りついているという、ガイド君も思わず吹き出す奇矯な光景。バッグが防水ならアレも防げただろうに…。

★14 CALDIA 2004H

長いこと使ってた07 LUVIAS 1003のベイルのガタがひどくなり、バラしてみると、ベイルをローターにとめるタッピングがぐらついていました。元々山岳渓流で多用していたので、あの頻繁なベイルの開閉が響いたみたいです。使用ルアーは軽いし、ターゲットも小さいですが、あの釣りほどこまめにベイルを開閉する釣りはないわけで、ある意味酷使といってもいいでしょう。それでローター側の穴がスカスカになってガタの原因になったわけ。こりゃローター交換やな…と思いましたが、直近でそのクラスのリールを使う予定があったので、思いきって14 CALDIA 2004Hを購入しました。「思いきってEXIST」でも「思いきってCERTATE」でもないところが、懐具合の余裕のなさを露呈してますね。でもまあ一般的な使用においては、14 CALDIAで十分なわけで、きわめてシルキーな回転とか、限界レベルのスムースさとか、きわめて高次元のギア支持精度とかを求めなければ、このリールは及第点どころか上出来だと思います。たしかにウチの10 CERTATEとハンドルを回し較べると、明確に差はありますけどね。でも性能とデザインと価格のバランスはかなり高いです。

今月のダメな人

★特になし