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vol.91

月刊「WHIPLASH」Apr,2014

4月の目標:3回ぐらいは釣りに行く

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は2月24日から3月23日までです。

今年は横浜のフィッシングショーに不参加だったので(バレーヒルではJA-DOのみ出展とのこと。ワタクシは人の多い空間が苦手なのでフィッシングショーを含む展示会等には、呼び出しがないかぎり行くことはありません)、準備を含めての数日が空きました。で、少し暖かくなったし、釣りに行くことに。山岳渓流に行こうかと思いましたが、コーヘイ君のウェーダーに問題があり、結局バス釣りに変更。どうでもいいことですが、こちらではルアー釣りの人は「バス」と呼び、ヘラのおっさんは「ブラック」と呼び、漁師のおっさんら「ブラバス」と呼ぶことが多いようです。この呼称の違いは何故?
まあそんなことはどーでもいいとして、今年初のバス釣りは25cmほどのお子ちゃま1本に終わりました。目測で45cmを超える魚もかけたのですが、浅いゴロタ石エリアで石にラインが噛んだ瞬間にフックアウト。かなり障害をかわして寄せたのに…無念であります。コーヘイ君も追い1回だけで無念の時間切れ終了。今回はまだバスは瀬に入ってなかったので、もう少し水温が上がるであろう3週間後に復讐釣行の予定。

[当日使用タックル]

  • Rod:RAW DEALER R703RS CROSSFIRE(Whiplash)
  • Reel:DAIWA-Z 2020H(Daiwa)+Nylon20lb
  • Lure:BLITZ SPIN EXCITER 1/2oz class TW(Whiplash)

この日の収穫はミサゴとノスリとヤマセミを見たこと、足場が悪い河川敷を延々と歩き回って、ササ林縦断とイバラのキツい薮コキをやってイイ運動になったこと…ぐらいかな。そのササ林突撃縦断せいでニーブーツに大きな裂傷。修理するか、買い替えるか…。まずは修理して使ってみよう。

倦怠したせいか、最近新しく発表されたルアーを見てドキドキワクワクすることがほとんどなくなりました。実は自分だけでなく、周囲の何人かの釣具関係者からも同様の発言を聞きました。自分たちのドキドキワクワクは、外観の作り込みや奇抜さにではなく、見た目を含めてもっと総合的なモノに対しての期待感といってもいいでしょう。使って、それで魚を釣ることに高揚感を覚えるようなもの、同時に家で眺めていても深みを感じるもの。ルアーは道具でありオモチャであり、欲をいうならそれを眺めつつひとりでちびちび酒を飲めるようなものであればもっといい。多分、周囲の何人かの釣具関係者が言いたいのもそういうことでしょう。そういうモノを作るには、まずは作る本人が一番対象に入れ込まないといけない。そして作る本人は製作の過程でドキドキワクワクしなくてはいけない。作った本人は購入者以上に、そのルアーを眺めつつちびちび酒が飲めるぐらいでないといけない。そういうのがルアーに反映されるのだと思います。

G13の次は予告していた通り100mm強のミノーに着手するつもりです。先日G13の打ち合わせで行った時にも、工場の人たちから「早くミノーを作らせてくれ!」なんて言われたし。まだG13の生産に入ってないのに、すでに次の展開を要求してくるとは…(笑)。しかも打ち合わせといいつつ、途中から全員大脱線。5人中4人が単車乗りだったのでそちらの話やら、仕事の話そっちのけで多くの時間を費やしてしまいました。時間的に許されるなら、脱線というのはいい方に作用することがよくあります。脱線の中から新しい発想が出てきたり。この時は仕事に直結する発想は生まれてこなかったけど(笑)。
そのミノー、バルサモデルは存在するし、原型もすでに製作してあるのですが、ABS製の「泳ぐルアー」の製作は初めてなので、リップの形状や角度でかなりの難航が予測されます。それに固定重心にするか、移動にするかも決めきれてないし。純粋にアクションのみを考えるなら固定なんですけどね。それにこれだけ世の中にミノープラグがあると、個性を出すのも大変な気がします。見た目も動きも「○○そっくりやん」とか「△△のパクリやん」では意味がないし…。さあて、いつ完成するこ とやら…。

ABS製にかかわってない時は、相変わらずバルサ他の木材でプラグを自作しています。実は自分がルアーの自作を始めたのは中1の時でした。自作ルアーで初めてバスを釣ったのは中2かな。その頃にはブサイクながらも釣れるルアーを作れるようになっていました。自作ルアーの仕上げ等がちょっと上手くなり、ほんの少し見栄えがするモノを作れるようになったのは、大学生の頃です。当時神戸周辺にはハンドメイドルアーを市販しているビルダーが何人かいて、その人たちと交流するようになって、いろいろ吸収させてもらいました。当時特徴的だったのは、中華・王さんの独特のアルミワーク、CAROL石井君の精緻なミノペンの仕上げ方、BB.HOUSE田中氏の墨流し、そしてBASSパパ渡辺氏のミノペンのちょっと孤高な独特の風合いなど。自分が現在ルアーを作る仕事をやっていられるのは、彼らからのインプットによる部分もあることは否定できません。自己流では限界があったし、でも模倣では意味がない。それとさいわい自分には、ほんのちょっとだけ物を作る才能のようなものがあったのかもしれません。でも今、当時の自作ルアーを見ると、自分のヘタさ、仕上げのアカ抜けなさが目立ちます。今のように想定していたアクションを、修正なしに80%以上実現できるわけでもありませんでした。失敗作は山ほどあります。今でも成功作ばかりではありませんが、「こらアカンわ」というモノはほぼなくなりました。たまにモロに失敗すると、やっぱり悔しいですね。あるルアービルダーが昔言ってました。「仕上げで目が流れたり、セルロースが少しでもヘンになると、売りもんにならへん。そんな時は悔しくてそのルアーをバキッと噛み割るねん」。気持ちわかるなあ(笑)。
現在自作ルアーは、自分以外にあまり需要がないため、もしくはブランドイメージと乖離しているため、WHIPLASHからリリースされないタイプのモノが中心です。いくら性能がよくても、WHIPLASHから青物誘い出し用ダイビングペンシルを出しても仕方がないでしょう? これまた実に俊敏な動きをするけど、ケタバス等に使っている小型ミノーペンシルを出すのもいかがなものか…でしょう? 大好きなジャンルとはいえ、山岳渓流用小型シンキングミノーを出すのもブランドとして奇妙でしょう? ピラルクー用として作り使ってきたヘヴィデューティー・ミノーなんか「そんなモン使う人、何人おるねん!」て感じでしょう? こういうモノたちは今後も完全個人的趣味釣具として、自分のためだけに作って楽しもうと思います。

そろそろ渓流にも行くつもりです。去年までの穴アキウェーダーとはおさらばして新しいのを発注したしね。渓流といえば、数年前、横浜のフィッシングショーに北海道のお客さんが来て、少し現地の釣りの話をしてくれました。北海道のマス族、それは自分にはまったく未知。別にイトウがどうのと言うわけではありません。某有名釣り漫画は読んでないに等しいので、よくあるそこからのイトウへの思い入れというのはないのです。いろいろ釣ってみたいのです。もちろんオショロコマだって釣ってみたい。小物釣師だからね。ずっと以前に北海道に行った知人は「オショロコマは簡単に釣れておもしろくない」と言ってましたが、自分はそう思うことはないでしょう。かりに簡単に釣れるとしても、関西にいるかぎりは釣れない。生息地に行かないと釣れないのですから。その生息地だってこちらの沢とは違うはず。風景も植物も昆虫も動物も異なるはず。それだけで十分興味深いし、行く価値はあると思います。失敗したなあ。あの時連絡先を聞いてりゃよかった。たしか営林省勤めだっけ?違ったかな?でも林業に携わってるようなことを言ってたと思うけど。それとクロスカントリースキーをやってると言ってたような気もするなあ。

偶然知人との会話中に「小野田少尉」という名前が出ました。知人は陸自に籍を置きながら教育にも携わる仕事をしているので、今の子供たち(といっても彼が受け持ってるのは高校生だが)のあまりの自然への知識のなさ、経験のなさ、道具を使う能力のなさを実感し、陸自での訓練を通じて得たものを活かして、いつか小野田さんのように自然塾のようなものをやってみたいと言ってました。その数日後、不意の訃報。冥福をお祈りいたします。
自分はいわゆる大人ですが、小野田さんの自然塾は受けてみたかったと思います。海外に行くと自然の中での自分の無力さを実感するからです。それに比べて先住民の部族出身の人たちは堂々たるものです。そこに住んでるのだから当然でしょうが、ジャングルの中でも迷わないし、自然の事物をうまく利用するし、手製の吹き矢で獲物を仕留めてきます。そういうのを見せられた時、「自分にもう少し知識と経験があったらなあ」と思います。いつも彼らから吸収しようとはしてるんですけどね。

年に1度の健康診断の結果が出ました。「特に引っかかるところはないだろう」と思いつつも、結果が出るまでは何となく不安。で、今回もめでたくオール「A」でした。「けっこう酒飲んでるのに引っかからないなんておかしい」と言う知人もいますが、その人たちが思ってるほど飲まないのが実状。体の内部には特に問題がないとわかったので、もう少し外部を強化しようと思います。といってもジムに通ってメニューを決めてマシントレーニング…なんてのは、自分に合ってないもんなあ。
まあぼちぼちかるーくやります。あと1kgぐらい増やすのが目標ですが、服のサイズに影響するとイヤなので、膨らますのではなく叩き込む方向でいけたらなあ…と。

スマホやパソコンの中にすべてがあると、気づかないうちに錯覚しているからおかしくなるし、世界が閉塞するんだと思う。所詮他人の脳ミソの中を歩き回ってるようなものなのに。

最近の!!な試合

★UFC171 ウェルター級王座決定戦 ジョニー・ヘンドリクス vs ロビー・ロウラー

試合前日の厳しい減量のせいかヘンドリクスの動きがいまひとつ冴えなかったが、それよりもロウラーの健闘を称賛すべきだと思う。自分の採点では1、2Rは10:9でヘンドリクス、3、4Rは10:9でロウラー。さらに5Rも途中まではロウラー有利。
しかしガス欠になったロウラーにヘンドリクスが攻勢をとり、10:9で最終ラウンドをとった感じ。集計すると48:47でヘンドリクス。オフィシャルな判定も3:0でヘンドリクスの勝利。こうしてGSPの跡目をついだヘンドリクスは、今度は追う側から追われる側に。
このUFC171で残念だったのはカルロス・コンディット。ロンバードとの試合中に足を負傷し続行不可能。UFCの中で1、2を争うほど好きな選手なんだけどな。復帰・再戦に期待。
今回の大会でおもしろかったのは、ある選手が登場の際に着ていたTシャツ。表裏で色が違い、それがGUNS'N'ROSESの『USE YOUR ILLUSION』のアートワークに合わせてありました。

最近の愛読書

★『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上下)』 増田俊也著 新潮文庫

新潮から文庫本が出たので即座に購入。武道、格闘技、プロレス…それらが好きな人は読んで損はないと思います。わくわくどきどき、時には拳を握りしめ読みました。ありきたりな言い方しかできませんが、それ以上の表現はあえて使いたくありません。これはまさに「ノンフィクションの傑作」だと思います。内容にかんしては触れたくありません。これから読む人に先入観を与えたくありませんからね。登場人物の濃厚さもたまりません。その人たちが時に周囲の人たちと少しダブったりします。特に周囲に何人かいるミニ力道山たち(釣りの世界にはけっこういるかも)を思い出し、ムカっとしつつも、ふと可笑しくなったりして。

最近の珍事件

★特にナシ

最近のお買い物

★青物トップ用ロッド

釣具店のポイントがけっこうたまってたので、それも使って購入しました。モノは前から狙っていたZENAQさんのRG HIRAMASAのライトな方です。これで60gほどのプラグも余裕をもってキャストできそう。独特のガイドセッティングもシビレます。

今月のダメな人

★特にナシ

愛嬌のないダメな人はカット!