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vol.87

月刊「WHIPLASH」Dec,2013

12月の目標:ダメな人からフツーの人へ

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は10月24日から11月21日までです。

いやまあどうってことないんですよ。今回の表紙はそこらによくいるツマグロヒョウモンです。文字通り「ツマグロ」のメスはともかく、色彩のコントラストに乏しいオスは、世間的にはただのオレンジ色のチョウぐらいにしか思われてないでしょう。で、そんな不遇(?)なツマグロのオスのために、裏面の写真を載せてみました。ほんのり赤味がさした前翅、表面にはない淡い眼状斑。これはこれで十分美しいと思うけどなあ。ちなみにメスのほうが裏面のコントラストも上なんですけどね。

「今まさに!」というチャンスなのにシャッターが落ちない…という夢をよく見ます。しかも対象は時々夢の中に出てくる、雨上がりの鳥群。おびただしい数の鳥が太陽を取り巻くように舞う光景。なぜシャッターが落ちないのかは不明ですが、あの雨上がりの鳥群が何なのかもいまだ不明。最初に雨上がりの鳥群の夢を見たのは高校生の頃だったように思います。それ以来、年に1、2回は見るかなあ。場所や角度や時間帯や環境光はその都度違うのですが、雨上がりの太陽を囲むように鳥の群れが舞います。今回やっとひとつだけわかったような気がします。あの鳥の種類は多分STARLING。ホシムクドリではないかと。

青物(ブリ&ヒラマサ)釣りに日本海に行く予定が、強風による出船不可のため中止。せっかくトップのルアーも新しくいくつか作ったのに…。せっかくKAMIWAZAさんから「DECOMASA II 140F」「DECOMASA II 160F」をもらったのに…。せっかくの休みだし、ぼーっとしていても仕方がない。で、せっかくジギングタックルを新調したのに中止をくらって悶々としているコーヘイ君たちと、ウサ晴らしに海の小物釣りへ。ウサ晴らしといっても、自分のような小物釣師にとっては、実に楽しいんだ、コレが。
徳島県を南下して現地についてみると、予報より早く雨がポツポツ。たいしたことないので釣り開始。しかし干潮で港内にはクサフグとミニ・コトヒキだけ。ルアーを投げると群れで追いかけてくるが、そんなのを釣ってもねえ…(釣れてしまったけど)。港周辺をあちこち移動するがクサフグ以外は低活性。やっとメッキが釣れたがあまりに小さいのでカウント外。そんな極小メッキ(全長13cm程度)はたまに追ってくるが、マトモなサイズはいないし、カマスも見えない。イケカツオが数度アタックしてきたがフックアップせず。ここは早々に切り上げて別のポイントへ。
そこではちょっとマシなメッキやドチビ・セイゴは釣れたものの、なんともいえず沈滞ムード。そうこうするうちにひとり離れた場所でやってたカヨコさんにヒット。これがえらく引いている。見に行くと良型のメッキ。こんなのいたんや…。うらやましいので、そのあたりの地形変化をやってみると、コーヘイ君にヒット。ヨメのよりちょっと小さいけど悪くないメッキ。ますますうらやましい。そうこうするうちに手前にセイゴの群れが湧いてきました。何を投げてもワラワラと追尾してしつこくアタック。その群れをかわすようなコースを引いてると、不意にジュボッ!とメッキのアタック。自分にもやっと良型メッキが出てくれました。メバルロッドでやってるのでけっこう楽しい。この魚種は小さくても強いんですよ。さすがギンガメアジの子だ。全員いいメッキにありついたのでポイント移動。しかし雨は徐々に強くなり、ついに本降り。レインウェアなしでモロにくらう11月の雨ってけっこう冷たいよなあ。このままやってると絶対カゼ引くよなあ…というわけで日没直後によくあるメッキの高活性タイムを諦めて帰途につきました。カマスが少なかった(各人1本ずつ?)のが心残りですが、けっこう楽しかったなあ、海のお気楽小物釣り。

*当日のお魚たち
カマス、メッキ(ギンガメの子)、コトヒキ、クサフグ、魚以外ではモクズガニも

[当日使用タックル]

  • Rod:月下美人76ML-T(Daiwa)
  • Reel:LUVIAS 1003 w/1503 Spool(Daiwa)+PE#0.6 w/Floro 8lb Leader
  • Lure: DR.MINNOW 5FS(Daiwa)、他50〜60mmのシンキングミノー, 同サイズトップ

仮称「G13」。カラーリング以外ほぼできました。ウェイトボール違いのアクションサンプルの比較テストも終え、セッティングも終了。ボディ側面を倒しこんでのショートスライド(ショートというほど短くはないかも)はなかなかいい感じです。水に絡みながら切っていく感じはDRIVIN'直系ですが、さらにスケールアップ。ロッドワークで飛沫と音とともにダイヴさせ、そのままリールを2〜3回巻くと、イレギュラーなスイミングも可能です。バス釣りの人はこの動かし方はほとんど知らないんじゃないかな。このアクションはちょっと慣れが要るかもしれませんが…。DRIVIN'よりひとまわり以上大柄ですが、操作感は意外にライトです(手前味噌かな?)。操作感はライトでも強めのタックルの方が操作しやすいですね。バスロッドならミディアムヘヴィ以上のパワーのある竿で使ってください。今回は前回との比較上ナイロン25lbでテストしましたが、もっと伸びが少なく、コイルの発生しないラインなら、さらにアクションはダイレクトになります。
フックとスプリットリングはST-46#1と#4リングが標準装備となります。淡水ではこのセッティングがサイズのわりにキビキビした動きを出しやすいと思います。しかしST-56#1と#5リングでも特に問題はありません。ST-66#1と#5リングでもアクションはある程度キープしています。しかし、フックやリングが大きく重くなれば、当然のことながら、動きのキレは減退していきます。対応フックとリングの多様性について言及すると、「なんだ、そんなアバウトな作りなのか」とバカにする人もいるでしょうが、淡水海水両用、そしてターゲットを広範囲に設定したルアーには、ある程度幅広い対応性が必要だという発想から、このような作りにしました。個人的にも、たったひとつのセッティングから外れただけで動きが大幅に狂うルアーは使いたくないし…。写真は「PHOTO CORNER」に載せてますので、そちらもご覧ください。発売予定の色も何色か写ってます。

[当日使用タックル]

  • Rod:RAW REALER REPURATION RR705HX THE WINGED ASSASSIN(Whiplash)
  • Reel:RYOGA 2020H(Daiwa)+25lb

野外で会ったこともないし、当然のことながら面識もない。まあほどほどにしておいたほうがいいと思う。しまいに化けの皮を剥がされてサラシものになるか、イタイ目に遭うかのどちらかだと思うよ。

偽装料理の発覚が流行ってますね(笑)。自分はそんなお高級なおホテルでお食事することなど全くありませんが、周囲にごくわずかだが存在する、おセレブぶったおグルメのお方たちの「やられた…」というお顔が目に浮かぶ。「高い=美味」と錯覚してる人たちだからね。地面に近いところで食事なんかしない人たちだからね。
そうそう、偽装ではないけど、スーパーマーケット等の魚の表示。これにも一般名を添記してほしいね。

あのSLAYERとカレーをひっかけた店名のカレー屋さん(「カレイヤー」という…笑)が大阪市中央区にあるらしい。店内のBGMはもちろんSLAYER。ちなみに一番激しく辛いランクは「ANGEL OF DEATH」というそうだ。そんなの食ったらケツから「RAINING BLOOD」かも。これ名盤『REIGN IN BLOOD』の体内再現!わずか39分でTOTAL DEATH!!
検索してみると、なんとタダノリ氏お勤めの事務所から歩いて行ける範囲。先日食いに行った知人からの写真には、お店のオリジナルTシャツも写っていました。バックプリントの「SPICES IN THE ABYSS(ちゃんとフォントはIRONWORKS)」がシブすぎる!自分もいつか行ってきます。Tシャツは着る勇気ないけど、缶バッジぐらいなら…。

たまには美術鑑賞にも行くのである。神戸市立博物館でプーシキン美術館展をやってたので、神戸に用事があった時に行ってきました。人が多くじっくり見るわけにはいきませんでしたが、いくつかの絵画には釘付けになりました。「旅回りの一座」、「ナイルの渡し船を待ちながら」、「陽だまりのライラック」など。でも一番吸い寄せられたのは、ロワールの「夜明けのパリ」です。どこかの国でこんな夜明けの風景を見たような…。いや、街角は全然違うけど、遠くで瞬く店の小さな灯りに、どこかの町の夜明けの風景を重ねたのかもしれません。

自分のルアー釣りの興味はだんだん「奥」の魚へと向かいました。「人が入らない奥にいけば、ルアーを見たことがない魚がいて、簡単に釣れるからそうするんだろう」という人もいますが、そういう上辺の薄っぺらい理由ではありません。その奥はどうなっているのだろう?そこには何が待っているのだろう?という好奇心が奥へと向かわせるのです。大きい魚を釣りたいのは釣師として当然ですが、あまりに安易に釣れるとうれしくない。護岸でじっと待ってそこらにぽっかり浮いてきたライギョにルアーを投げて釣るよりも、足を使って付場を探し、ブラインドで気配を察知して、水生植物の下に潜む賢くて大きいヤツを仕留めたい。アプローチしやすい清流の淵を釣るよりも、急な沢を登りながら裂け目に潜む鼻の落ちたイワナを引きずり出したい。そんな志向が足を奥へと向かせるのです。「奥」といっても、それは単純に地理的・地形的なものではありません。多分に精神的なものを含んでいるように思います。
まだまだ「奥」はつきません。長いことやってきたライギョ釣りにしても、まだせいぜい中間点かな…という気がします。おそらく「奥」が見えたと思った時が、釣師人生の終わる時でしょう。何も見えないうちにくたばるかもしれないけどね。

知らない場所に行きたいというのは、自分の世界を広げたいという願望と近いのかもしれません。開けた池のバスから、湿地の奥のライギョへ、そして山岳渓流の魚たちへと対象は拡散しました。それまでのことをやめて移行したわけではないので、ここでは拡散という表現が正しいでしょう。そして時間を作って海外にも出るようになりました。口の悪い人は「浮気症」とか「他魚種にころころ乗り換える」と言いますが、移行ではなく拡散なので、後者は適切な表現ではないでしょう。「浮気症(←魚にかんして)」はちょっと当たってるかもしれない(笑)。でも単一魚種、たとえばライギョ・オンリーとかバス・オンリーとかでやっていたなら、自分の世界はとうの昔に閉塞していたでしょう。視野も限定され、話題も限定され、「世界が狭い人」になっていたかもしれません。今でも「自分の世界は広い」などとは思ってないし、今後ともさらに拡散を続けることでしょう。もちろんお魚釣りだけでなく、以前から興味のある宗教美術とか建造物とか、その反対の手つかずの自然とか…。行きたいところ、見たいところが多すぎて、まったくもって体と金と時間が足りません。

またちょっとだけ国外逃避してきます。今回はちょっとだけ遠いです。そしてちょっとばかり奥地です。自分に行けるぐらいだから人跡未踏というわけではないと思いますが、地図で見たところ、辺境といってさしつかえない場所です。秘境なのかどうかはわかりませんが、なかなか、いや相当、いやきわめて辺鄙な地であることは自信をもって断言できます。最終目的地なんか、航空写真でも一面の濃厚な緑に覆われて、どこにあるのか不明だし。道は当然ありません。道は川です。移動は川を使う、これが常識。最も近い小さな集落まで、強烈に蛇行した川を使って、モーターカヌーで3時間はかかるようです。その集落までは町から川を伝って行くと何日かかるかわからないし、途中で行けなくなる可能性大なので、小型機で空路をとります。ジャングルの中にも先住民の人たちの踏み跡による小道程度はあるとは思うけど。もちろん気のきいたロッジなんかあるはずもなく、ヤシの葉葺きの小屋(←よくタランチュラの住処になる)すらなく、川岸か沼の畔でテントかハンモックのキャンプ生活だと思います。南米の熱帯雨林に囲まれた水辺でキャンプ生活…いろんなモノが出そうやなあ。きっとプロパンガスも発電機もなしやろうなあ。タンパク源は釣った魚かなあ。またいつかみたいに食料が底をついてカメの卵を食ったり、船外機が壊れて予定外の場所でテント泊なんてことになったりして(苦笑)。フツーの日本人は嫌がるだろうなあ。以前もっとマシなアマゾンキャンプ生活でも、2日目が終わる頃に「もうこんなのイヤだ!」とキレた人がいたもんなあ。あいつ、何がイヤだったのかなあ。常につきまとう蚊の群れかな?毎晩現れるタランチュラたちかな?毎晩10m先の渚に上陸するワニかな?毎晩裏のジャングルで鳴く得体の知れない声かな?野営地の砂浜についてたジャガーの足跡を「ホラ、オンサの生活圏や」と指摘したのがよくなかったのかなあ?でもその程度の些細なことでキレられても困るんですけど…。
それはさておき今回入る予定のエリアは、釣りはおろかエコツアーの人も含め、「外の人間」は入ったことがないそうです。転送してもらった現地人ガイドからのメールを訳し、その水系に生息している魚の概略はつかみましたが、正体がわからんモノもあるし、どんな魚がどれくらいいるのか、はたしてそれらの魚たちはルアーで釣れるのか、そのあたりは実際に行って、やってみないとわかりません。その後少し現地情報を追加入手しましたが、以前は「たくさんいる」といってた魚が「いることはいる」に変わってたり、以前はリストアップされてなかった魚が数種も「いる」ことになってたり…。えーい、もうわからん。とにかく自分の目で見ないと何とも言えん。
どんなことになるのかわかりませんが、とりあえず行ってきます。そして多分無事(どのレベルが「無事」なのかは人によって異なるが、肋骨1本程度のきわめて軽い亀裂骨折や、ダニ数百匹侵入程度なら、ワタクシ的には無事♪)に帰ってくると思います。今回は釣れるか釣れないは二の次で、そこに行くこと自体に意味があるような気がしています。ひょっとしたら釣具を担いだエコツアーになるかも(笑)。ま、それはそれでいいか。そのぐらいの覚悟なしでは、未開地になんか行ってはいけない。どんな魚が釣れるのか、鳥は?動物は?昆虫は?植物は?風景は?…と想いはつきません。

街の夜空しか知らない人には、未開地のキャンプで見上げる原始の夜空は衝撃的ですよ。酒くらって酔って眺めていると、ほんとに星が降ってきそうです。

安易に効率化する社会では雇用が減少するってのは、たしかに当たり前か…。そこには「風が吹けば桶屋が儲かる」ほどあれこれの要素が介在する余地もない。

最近の!!な試合

★UFC ON FOX ミドル級5回戦 リョート・マチダ vs マーク・ムニョス

ミドルに階級を落としたリョートの初戦。完全に空間を支配し、左ハイキック一閃でムニョスを1RKO。リョート参戦で絶対王者アンデウソン・シウバの陥落で波乱が起きたミドル級に、さらにもうひと波乱起きそう。リョートが元いたライトヘヴィ級も、ジョン・ジョーンズがグスタフソンに大苦戦するし、ヘヴィ級から無敗のコーミエが下りてきそうだし、こちらも波乱の予感。観る側としたらおもしろいんだけど。

★UFC ON FOX L.ヘヴィ級5回戦 ヴィトー・ベウフォート vs ダン・ヘンダーソン

あっという間の1R決着。探りながらという感じでやや中途半端に突っ込んだヘンダーソンにベウフォートの左アッパー。崩れるヘンダーソン。息つくヒマもない連打を切り抜けて立ち上がったところに、ベウフォートの左ハイキックが決まりKO。一発のヘンダーソンvs連打とスピードのベウフォートの勝負は、意外なほどの速さで決着。

★UFC 167 ウェルター級選手権 ジョルジュ・サン・ピエール vs ジョニー・ヘンドリクス

破竹の快進撃を続けるヘンドリクスがついに王座に挑戦。試合前の自分の予想は、左ジャブと右の蹴りがうまくいけばGSP。そうでなければ勢いに乗るヘンドリクス有利。試合はやはりヘンドリクスの左のパンチと腰の強さが目立ち、GSPは押され気味で展開。それにパンチが見えてないのだろうか、不用意なもらい方をする。ニック・ディアス戦でもそうだったが、ひょっとして目にトラブルでもあるのだろうか…。GSPも細かい左右を当て、パンチのランディング数でポイントを稼ぐが、流れを断ち切るにはいたらない。終始厳しい闘いの末、決着は判定に。自分の採点ではGSPが取ったのはひとつだけ。ひいき目に見てもうひとつがイーヴンか…。残りはヘンドリクスが持っていったはず。だから当然ヘンドリクス勝利と踏んでいたのだが、公式判定はスプリット・ディシジョン、2対1でGSPの防衛。う〜ん、これはわからん。たしかに全ラウンドを通じたランディング数はGSPが勝っていたかもしれないが、ダメージは明らかに深いし…。こうなりゃ再戦かな…と思っていたら、試合後のGSPから出たのは、引退とも思える発言。えっ、ホントに?まだまだGSPの試合を観たいのに…。長年のダメージが蓄積してるのかな。さて、仮にGSPが引退したとして、ウェルター級はどうなるだろう。今回判定で破れたとはいえ、ヘンドリクスの強さは抜きん出ているし、誰と決定戦をやっても勝ちそう。これまでいなかったタイプだし、攻略難しそう。ところであのヒゲ、効果あるのかな?アゴの先端位置を隠すためとか(笑)。

★WBCフェザー級10回戦 ノニト・ドネア vs ビック・ダルチニャン

ドネアの復帰戦は対ダルチニャン。ドネアの名を一気に上げることになった左フック一撃KOの相手。復讐なるかそれとも返り討ちか。今回のダルチニャンはコンディションがきわめて良好で、パンチへの反応が速いし、相変わらず硬そうな左を飛ばしてくる。かなり手こずった感のあったドネアだが、一瞬の隙に左フック炸裂。これで勝負あり。ダルチニャン、立ち上がるもコーナーに押し込まれて連打を浴び、レフェリーストップのTKO。いつもより慎重だがキメどころを逃さないドネアに、きわめて知的なボクシングを見た気がします。キメの瞬間だけは知的じゃなかったけどね。

最近の愛読書

★『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』 橋本麻里著 とんぼの本新潮社

はっきりいってほとんどやりすぎな兜が並ぶ。「COOL DESIGN」とあるが、このCOOLとは若いアメリカ人がよく口にするCOOLに近い。すなわち「カッコえー!」というやつ。その造形だけでもおもしろいが、著者の軽妙な語りがいっそうの面白さを添えている。変り兜を語るに、冒頭でヤンキー文化を引き合いに出したあたりは◎。自分にはヤンキー文化と甲冑デザインを関連づけるセンスはなかったなあ。せいぜい祭り文化ぐらいで…。うん、たしかに通ずるモノがあるよなあ。バッドテイストが過ぎてCOOLになる独特の感覚。機能性を無視してでも過剰に飾ることがカッコいいというセンス。自分には「TOO MUCH」だが、ソチラ系の人には「COOL!」ってヤツ。このあたりの感覚をめぐっては、周囲の元ヤンや元族と「お前のセンスは露悪的すぎる!キンキラ具合もイヤらしい!(ワタクシからの攻撃)」とか「いつも無彩色とOD(Olive Drab)で華も粋もない!それに光りモンは銀より金や!(向こうサマからの反撃)」と歩み寄りがないのが通例。自分は変り兜派ではないのかも(笑)。身近で過剰に飾る傾向がある人といえば、まずは珍さんが浮かぶ。ヤツが当時の大名だったらどんな変り兜を作るだろう。さすがにウサミミとかはやらないだろうけど、なんか派手派手で喧しいのを作りそう…。
さて、この変り兜的なセンス。実は釣り具の世界にも多々見ることができます。ほーら、△△の◇◇とか、▽▽の□□とか。自分にとっては共有しがたい感覚ですが、「好き者」の方々にはたまらない!ってデザインがあるでしょう。変り兜ほどの深みや思想性、高度な造形をそれらに見ることは困難だけどね(笑)。

最近の珍事件

★CHONTAは魚ではなかった

ある日、地球のほぼ裏側から届いたメールに、写真があれこれ添付されていました。ほとんどは鳥でしたが、ワンカットだけ「CHONTA」と題されたモノがありました。スペイン語圏だし、アマゾン水系にも行ったと言ってるし、ひょっとして「チョンタドゥーロ」のことか?と期待。チョンタドゥーロの一般名は知りませんが、10歳の頃に読んだ伊沢紘生氏の連載『アマゾン動物記』(現在も残してあります)の中の記述からするとジャウーかな…などと思ってます。今回届いた写真がそのチョンタドゥーロなら正体がわかるぞ!とわくわくしながらファイルを開けてみました。そして脱力。そこには甲虫のでっかい幼虫の料理。これが「CHONTA」か…がっかり。「で、食ったの?」と尋ねると、「ガイドとして食べないわけにはいかないじゃないの。イカのような…」とのこと。イカかぁ。不味くはないとのことだが、やっぱりイヤだな。ちなみに「CHONTA」とは、赤い実がなるヤシ科植物の名前だそうです。で、その幹の中にいる幼虫は「CHONTAクロ」。「クロ」ってなんやろ?とスペイン語辞書で適当なスペルで調べてみると、「CULO=尻、肛門」となっていました。ヤシに住むコーモン…ますます食う気がせんぞ。「クロ」はスペイン語でなく先住民の言葉であってほしいね。料理の写真は「PHOTO CORNER」に。皆さん、食う勇気ある?
自分は一度だけ1匹だけ、その種のモノを食った(食わされた)ことがありますが、それ以降「カニクリームコロッケ」と聞くだけで、ソレを思い出します。特に避けているわけではありませんが、その後一度もカニクリームコロッケを食ってないなあ。もともと好物じゃないし。子供の頃、ハチの巣を取って、中に入っているハチの子(ハチの姿になる前のヤツ)を食ったことがあります(自分たちの世代の町外れ野育ちガキは、たいていこーいうことをやっている)が、食感と味はアレとよく似ていたように思います。ハチの子は小さいのでアレほど濃密ではありませんでしたが…。後口がよくなかったので、あわててビールを流し込んだ記憶があります。

最近のお買い物

★今年2回目の逃避準備あれこれ

CFカードとか、デジタル一眼用のスペアバッテリーとか。一昨年の南米旅行では、街の風景をあれこれ撮りすぎて、バッテリーを2個とも使い尽くしたので、今回の旅行ではさらにあれこれ撮っても大丈夫なように、1個追加で3個態勢です。メディアは大容量1枚ではなく、2〜3枚に分割するようにしています。大容量1枚って、万が一そのカードがトラブった時がコワイんですよ。で、スペアの意味も兼ねて、カードは複数持参するようにしています。それと激安メディアは使わないようにしています。知人のがトラブってデータがパーになったのを目の当たりにしたんでね。

★エアブラシ

仕事でも遊びでも使うので各部が弱ります。ノズルやニードルといった消耗パーツの交換だけではトラブルが解消されないので、本体ごと買い替えました。おかげで作業順調♪ 以前はドイツものを使ってましたが、比較的安いエアテックスで性能は十分です。パール吹きも可能な0.3mmノズル、使いやすいダブルアクションの固定ボトルタイプを購入。

今月のダメな人

★特になし

予備知識のほとんどない(少しは調べましたが、それについて書くのは後日にします)奥地に出かけようとしてる自分は、やはり世間的にはダメな人だと思う。それに同行する某君もきっと…。