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vol.86

月刊「WHIPLASH」Nov,2013

11月の目標:健康第一!?

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は9月25日から10月23日までです。

お気楽東南アジア旅行から帰ってきました。行き先はマレーシア。昨年旅行した際に世話になった中国系マレーシア人のガイド君に、また世話になってきました。台風直前の9/14深夜に出国して、タイミング的にその後の悪天候もうまく回避して、25日の朝に帰ってきました。
今回はまず単独で渡り、現地のガイド君とふたりでいろんな場所に行ってきました。まず着いたその日には都市近郊の野池群。そしてもう少し遠い地域の野池群を2日間。ここではほとんど新規開拓みたいな釣りもやりました。そして北の方の2つのリザーバーを1日にひとつずつ。その後いったん街に戻り、日本からの知人と合流。そして国立公園のジャングル内を流れる川をカヌーで下る2泊3日の野営釣行。最後に午前中だけ都市近郊の野池釣行。そういや国立公園内の川は、エコツアーとして日本人が入ったことはあるものの、そこで釣りをした日本人は初とのことです。まあジャングルの野営釣行に好き好んで行く日本人は滅多におらんやろなあ。しかもターゲット小さいし…。
けっこう駆け足でしたが、いろんな場所でいろんな魚を釣ることができたし、いろんな鳥や動物や昆虫や植物を見たり、撮影することができたし、いろんなモノを食べることができたし(←なかば強制的に食わされたモノも…笑)、釣場のみならず通過点である町でも、いろんな人に遭うことができました。そういう意味では充実した旅行だったと思います。
簡単な旅行記はすでにアップ済みの「2013マレーシア」をご覧ください。簡単とはいいつつ、けっこう長いけど。雑誌等なら写真はほぼ釣りに限定されますが、こちらは自分が好き勝手に載せてるので、種類も点数も多いと思います。釣りにしか興味のない人にはどーでもいいかもしれませんが。またオオゲサやカッコツケやウソクササやコザカシサがないので、ムカつかずに見ていただけるかと…(笑)。

今回の「表紙写真」はマレーシアの野池で釣ったトーマンの側面です。昨年今年の釣行を通じて、最も美しさと凄みを兼ね備えた個体でした。この色彩、これはブラックウォーターが生んだ奇跡ではないか…とまで思っています。で、少し大きめに扱いたかったので、こちらに使用しました。今見ても溜息が出そうになります。

昨年、「トーマンを釣りに行った」と言った時、数人のライギョ釣りの人から、それだけで批判めいたことを言われました。彼らにとっては「トーマン釣り=子連れ狙い」に思えるようです。たしかに現地の人のほとんどは子連れがいたら狙うし、日本からの釣り人もそうするようなので、それがトーマン釣りの常識みたいに思ってる人もいるようです。しかし、自分は昨年も今年も一切子連れ狙いをやることなく、釣りを成立させることができました。「子連れを狙わないことには釣りは成立しない」というのは、まったくもって真実ではありません。呼吸による波紋や、いそうなポイントを効率よくチェックしていくスタイルで、ちゃんとトーマンは相手をしてくれました。

国立公園内の川下り釣行。オフィス内の写真等でチェックしたところ、そのジャングルにはアジアゾウやマレートラをはじめ、マレーグマやマレーバク、センザンコウ(アルマジロではない…笑)や野牛(写真を見るとおそらくガウル)などが棲息しているようです。カワウソは数度目撃したし、川を渡るシカの家族も見ました。それと正体不明ですが、カヌーが近づいたので森の中を逃げていく哺乳類(シカ、イノシシ級の大きさ)の足音も数度聞いたし、何らかの哺乳類の警戒音も聞きました。
そのジャングル内の川を下りつつ釣りをするので、正式に許可を得たジャングルトレッキングの人たちや、自然調査の人たちが使用するための、ほんの少しだけ拓いた場所(10x10m以下)に、タープを張ったり、ハンモックを吊ったりして、野営してきました。当然トイレもシャワーもなく、いうなればトイレはジャングル内、シャワールームは目の前を流れる川なわけです。ガイド君は「日本の釣り人は、こんな釣りツアーを喜んでくれるかなあ?」と言ってましたが、喜ぶのはほんの一握りの人だけで、95%以上の日本の釣り人は敬遠することでしょう(笑)。しかも特に大きい魚がいるわけではないし、数が釣れるわけでもありません。セバラウは3kgもあれば超大物、2kg(長さでいえば50cm超級)もあれば上出来以上だそうです(よく釣れるのは30cm前後)。もちろん引きはいいし、スリリングなゲームが楽しめますが、そのためにわざわざ日本から来る好き者は、めったにおらんのではないかと思います。それに日本の釣り人で自然そのものに興味を持ってる人なんてほとんどいないし…。さらに最近の日本の釣り人に多い潔癖系や、虫が大の苦手という人には、わずか数日とはいえジャングル野営は厳しいでしょう。「というわけで、この釣りに日本から人を呼ぶのはムズカシイかもね」とガイド君に返答しました。
しかし、自分にとっては、釣りもさることながら、いろいろ興味深いことが満載でした。時間の経過によって移り変わっていく昆虫の音や、カエルや鳥の声が実に興味深かったです。日暮れ前には通称「6時セミ(ほんの少しヒグラシに似ている)」が鳴き、カエルや鳥が鳴き、その後には夜行キリギリス系やコオロギ系がにぎやかに鳴き始めます。夜中には鳴いている昆虫の種類が変わるし、夜明けが近い時間帯にも異なる種類の昆虫が鳴きます。効率よくアピールしてるんですね。夜中に樹冠部の枝が折れて落下してきて、驚いて飛び起きたり、フライシートの上に木の実が落ちてきたり、15m程度の距離で哺乳類の足音がして目が覚めたり…。自然の中にいるんやなぁという実感をたっぷり味わいました。野営はわずか2夜でしたが、リバーフィッシングというより、楽しい川遊びだったと思います。霧が立ちこめたジャングルの夜明けの風景は、しっかり脳に焼きつきました。それはアマゾンの朝焼けとはまた違う印象的な風景でした。

たいして写真は撮りませんでしたが、それでもデジタル一眼は4GBのCFがほぼいっぱい。フル充電していったバッテリーも途中で交換。コンデジも1GBのMICRO SDがほぼ満タンでした。まあそれだけ撮ると帰ってからの整理がけっこう面倒なわけで、なんやかんやで丸2日かかりました。
今回の旅行では、なんと「猫又」も撮影。まあモロに「猫又」という尾の形状ではなく、その予備軍みたいなヤツですが…。
その「猫又」予備軍も含むいろんな写真類は、かなり低解像度に落としてありますが、「2013マレーシア」のほうに載せてあります。

ついに食わされたドリアン。想像していたほどの臭気ではなかったものの、ぬっちょりした食感は好みではありませんでした。味は甘いようなやや酸味もあるような…。種の回りは不味くはなかったし、これぐらいならうまいほうかも。まあ個人的にはしょっちゅう食いたい果物ではありません。食ったその場はまだいいとして、ゲップはなかなかイヤなもの。誰かが車の中でゲップをひとつしただけで、独特の臭気が立ちこめます。「うげ、イヤなゲップやな」と言ったら、ガイド君は「あ、ゲップがヒドイという話をするのを忘れてた(笑)」。「それとドリアンを食ってビールやアルコール類を飲むと、ヒドイことになるから絶対やらないほうがいい」とも。いわば「食い合わせ」みたいなものか?
帰国後、タダノリ氏に「ついに今年はヤツにドリアンを食わされた」と言うと、「え、ついに食いましたん?どんなニオイでしたか?うまかったですか?」と笑いながら尋ねてきました。えっ、マレーシアに4回も行ったことがあるのに食ったことなかったんや?どんなニオイって、去年アンタ「ドリアンは○△▽のニオイがしますよ〜(笑)」って言ってたやん。自分自身で直に嗅いで食うてみなはれ!そしてそれが○△▽なのかどうか、ご自分で確認しなはれ!
実は一言でドリアンといっても、いろんなのがあるそうです。ガイド君にタダノリ氏の話をすると、「じゃあ特別のニオイのヤツを送ろうか?アノ人、クサイのが好きなのかな?」と言ってました。いや、もっとクサイのが好きな人が他にいるんやけど…。そうそう、オランウータンがドリアンを食うのはわかりますが、トラもこの果実を食うことがあるそうです。真偽はさだかではありませんが、現地の人がそんなことを言ってました。知人宅のネコがメロンを食うぐらいだから、トラがドリアンを食っても不思議ではないかも。
現地の果物で好きなのはドゥクです。そこらの道路脇の果物屋さんでフツーに売ってる、ジャガイモを小さくして粒揃いにしたような外見の果物です。皮を剥くと、やや透明感のある白い果肉が出てきます。ほんのり甘い素朴な味が気に入りました。昨年某リザーバーのボートマンと木の下で拾って、汚れを湖の水でてきとーに洗って、ナイフで皮剥いて食ったマンゴーもよかったです。マンゴーの拾い食い…フツーの日本人はやらんやろなあ。店で売ってるこってり濃厚なやつやマンゴープリンは苦手ですが、あの人造湖の畔で拾い食いした小さなマンゴーはしつこくなく旨かったです。

昨年の某リザーバーのボートマンもゲップと屁をよくしてましたが、今回のリバーガイドも2名とも。ある時、カヌーを漕ぎながらあまりに派手な放屁をかましやがったので、「おい、今お前のケツで、でっかいセバラウが捕食したみたいやな!」と言ってやると、さすがにすごく照れて、以後音量を下げていました。数は変わらなかったけど(笑)。

マレーシアと日本で3pcバスロッドのテストも2モデルとも終了。いずれも汎用性重視の設定で、テーパーもパワーもマイルドな感じ。でも危ない倒木エリアで、いいサイズのセバラウ(この魚種、かなり強い)もコントロールできたし、ライトなわりにトルク感はあるし、なかなか悪くないサオになったと思います。

[テストモデル組み合わせ_1]

  • Rod:RAW DEALER 懐剣(KAIKEN) RK608LM3 THE SHREDDING KAZAKAMA_test(Whiplash)
  • Reel:RYOGA 1016H(Daiwa)+16lb or PE#2.0+Leader

[テストモデル組み合わせ_2]

  • Rod:RAW DEALER 懐剣(KAIKEN) RK607ML-S3 THE SNEAKING IZUNA_test(Whiplash)
  • Reel:10 CERTATE 2500 w/2510PE-H Spool(Daiwa)+PE#1.0 or #1.5 w/Leader

    *サブネームはどちらも小型の動物妖怪にちなんでつけました。KAZAKAMAは風鎌、つまりカマイタチ(鎌鼬。窮奇と書くことも)の別名。3匹1組で「仕事」をする妖怪です。IZUNAはイヅナ。井綱とも飯綱とも書きますが、妖術使いが竹筒に入れて「仕事」のために持ち歩いたという妖怪です。コエゾイタチそのものやカムイの必殺技とは関係ありません。いずれも3pcの携行重視の竿とイメージがあってるのではないかと思います。これらのモデルにかんしては、正直な話サブネームの命名でかなり悩みましたが、そんな時に自分の大好きな日本の妖怪たちが助けてくれました。

    *パワー設定は、RK608LM3が一般的なミディアムよりややライトな感じ。RK607ML-S3はミディアムライトです。いずれも2014年内に発売予定です。

海外に行くと、日本の釣り人のスゴイ話を聞かされることがあります。「誰某は○○の日本チャンピオン」とか「誰某は△△のブラックベルトでグランドマスター」とか…。で、現地の人に「本当なのか?」と聞かれるので「さあて、知らんね」と答えてます。ホントに知らんし、日本ではそんな話は聞いたことないもんなあ。ちなみに○○も△△も格闘技なんですけどね。そんなすごい釣り人、日本にいたんや。ぜぇーんぜぇん知らんかった。見識不足かなぁ。それともよくある…(苦笑)。

涼しくなるとカメムシがよく部屋に侵入します。たいていはクサギカメムシですが、今春から姿を見せ始めたキマダラカメムシも。悪臭をかまされないようにそっと放り出すのですが、コイツら、どうやら戸袋経由で入ってくるらしい。知人宅では戸袋内で集団越冬されたこともあったようです。そんなところに勢いよく開け放った雨戸とかが当たると臭惨事に…。

秋の身内の恒例行事、駿河湾の夜遊びに行ってきました。予報では天気は晴れ。しかし波はあるし風も吹くとのこと。とにかく出船できればいいや…という気持ちで静岡へ。
初日。釣り開始から15分ほどでアタリ。変則的なフォールの最中にほんの小さく「こつっ」。その後様々なフォローアクションを試すと再び小さく「こつっ」。2回目のアタリの後は完全沈黙。100mから40mまでを数度探った後にジグを確認すると、ボディ後方にかすかな小さな歯形が数個。この位置を咬まれたのでは、フロント1本鈎仕様ではフックアップ不可能。それにこんな小さな歯形では、小バラ(バラムツ)なのか小サットウ(アブラソコムツ)なのか、それともエチオピア(シマガツオ。カツオとは似ても似つかないし、どこがシマなのかもわからん)なのかわからない。20分ほどアタリが遠のいたので、タックルをおいて横のF氏と雑談。するとその雑談中にF氏にヒット。どーでもいい話をして、殺気のないジャークをやってたのが効いたのかも(笑)。けっこう鋭い突っ込みを繰り返して上がったのは、アベレージよりやや小さめのサットウ。時合か!とばかりに船上のテンションは一気に上がるが、アタリは続かない。
ややテンションが下がった頃、右舷で釣っていたトーリョーにヒット。一気にドラグが滑る音がする。オマツリにならないようにジグを回収するが、その途中で右舷から落胆の声。ラインに傷が入っていたのかブレイクしたらしい。続いて爆裂爛漫息子センセーにヒット。ドラグの滑り方とファイト中のセンセーのアゴのしゃくれ方から推測するに小さくはない感じ。やがて海面に姿を見せたのは20kg超のサットウ。予想通りいいサイズでした。それから長い長い沈黙の後、多国語スピーカー・マキちゃんにヒット。これもいいサイズのようでしたが、船底に擦れてラインブレイク。また長い沈黙の後、不意にミスター自衛官にヒット。ロッドが真下に向き、勢いよくラインが出ていく。自衛官何もできず耐えるのみ。船長の「アワセなきゃダメだ!」の声で我に返りアワセに入るも、寸前にフックが外れたらしい。これを最後にアタリはなくなり、潮は完全に止まり、風はいっそう強くなり風速10mに。そして時間切れ。この日の結果は船中サットウ2本。バラシ3本。自分は開始15分後の小バラとも小サットウともエチオピアともわからぬ小アタリ2回のみで完全ボーズでした。
2日目、関東方面からの仲間が高速道路の事故渋滞に巻き込まれ、出船が1時間半ほど遅延。そのため夕方の時合には間に合わず、前日以上にシブイ状況に。とにかくアタリがない。潮が効かない。水深80mで横向きになったジグがケツを下げるのがわかるほど抵抗のないドボン潮。エサ付きでやってたトーリョーに1度アタリがあったようだが、それもフックアップせず。やっとカイチョーがかけるが水面近くでバレる。その後、1度だけ自分のジグに前日のような小アタリがありましたが、それもフックアップにはいたらず。「キビシイなあ、このままでは2日連続ボーズかなあ」などと思いつつ、いろいろ誘いを変えてみる。カイチョーはスローのワンピッチでアタった。自分はミドルスピードのジャークで、頂点から一瞬ジグが下がった瞬間にアタった。魚はいるようだがヤル気はなく、ジグを追尾してもなかなか口を使わず、ふと目の前で予測不能な動きをした時に反応するのかも。カイチョーのワンピッチのペースとストロークなら、ジグが横向きから一瞬わずかにフォールするはず。ということは自分の小アタリとタイミングは共通する。それなら瞬間的なフォールをもっと予測不能なものにするジグを使うのはどうだろう。ここでジグのタイプを変更。スピードはあえてスローにしすぎず、ミドルストロークの中にロングジャークを混ぜたり、潮が効かないのをいいことに1/2ジャークを混ぜたり…。しかしアタらないものはどうしようもない。時間は刻々と過ぎていく。
そんな誘いを15分ほど続けた頃だっただろうか、ふと勘が目覚めました。よくわからないが、なんかアタリがきそうな感じ。そしてミドルストロークのワンピッチで、頂点からジグが一瞬下がった時、ついにドスン!と魚の重みが乗りました。カウンターでアワセを一発。けっこうな強力なアワセを入れたのに魚が動かない。走りも首振りもしない。とりあえずリールを巻く。ドラグが滑るわずかに手前のテンションで、ゆっくりだがなんとか巻ける。胸ビレを張って抵抗をかけているのだろうが、この重さは絶対小物ではない。8mほど巻き上げた時、最初の走りがきました。それは一気ではなく緩やかにドラグを滑らせ、次第に加速と重量感が増す大型魚の走り。調子に乗られないうちにプレッシャーをかけて止める。浮かせるところまで浮かせ、頭の向きを支配するために左右からプレッシャーをかける。再びドラグが突破される。この時点で同船者たちも魚の大きさに気がついたらしく、ぞろぞろと集まってきました。数度のドラグ突破の後、やっと頭を支配することに成功。相変わらず引きは強力だが、より効果的にプレッシャーをかけることができる状況を作ることができました。やがて10mほど先の海面近くに魚影が浮上。そしてまた急下降。推定30kg級の魚体に歓声が上がる。こんなのをカケたのは、何年か前のS君との大型魚ダブルヒット以来だ。船長が「そんなサイズはトモでは上がんないよ。前で取り込まなきゃ。前に回って!」と叫ぶ。船ベリでよくある突っ込みに備えつつ、ランディングしやすいミヨシに移動。船底への最後の突っ込みもかわして浮かせ、ランディングしやすいように魚を回す。そしてふたりがかりで船中へ。間近で見るとやはりデカい。自分にとって数年ぶり4本目の30kg級でした。
後で聞くと、自分がカケた時はそれまで止まっていた潮が、何故か一瞬動いていたそうです。海面を観察していた人が言うには「あれ?かすかに潮が動いてるぞ。さっきまではドボンだったのに…と思ってたら、左舷で『ノった!』という声が聞こえた」とのこと。「タイミングが合った」というのは、まさにこのことでしょう。
この後もアタリは続かず、また長い沈黙。1時間ほど何も起こりませんでしたが、ついにJIN君にヒット。ジグのタイプとジャークパターンを変えたのがよかったのかも。これがなかなかのファイトで浮いてこない。それもそのはず、やっと海面に姿を見せた魚の口にはルアーはなく、尾ビレ近くにフッキングしていました。青物みたいにハタキを入れたのかな?フッキング位置は確認できたものの、その直後にポロリと外れる。まあ引きは存分に楽しめたからよかったんやないでしょうか。やがて船長の「ジグを上げてください。終わります」の声。みんな「今日は激シブだったなあ」などと言いながら、ジグを回収。ところが1名、船長の声と同時にさらにジグを50m沈めた、往生際の悪いヤツ(トーリョーとかいう…)がいました。そしてその悪いヤツのサンマを丸1匹リアフックにつけたジグにヒット。一斉に「サイテー!」の声が上がる(笑)。そのサイテーの人の魚を船縁でリリースし、これにて打止め。結果は船中サットウ2本。バラシ2本でした。
とにかくシブい2日間でしたが、久しぶりに大型に出会えて満足でした。

[使用タックル_サットウ_1]

  • Rod:SLEDGEHAMMER 65X-13改(Whiplash)
  • Reel:SALTIGA-Z40(Daiwa)+PE#6G+150lb Leader
  • Lure:SALTIGA SACRIFICE II SLOW KNUCKLE 300g(Daiwa)

    *結局マンタベルトを1度も使わず、脇挟みだけでファイトしました。まあ、これぐらいの魚なら問題ないか…。地道な努力のせいで人間がパワーアップしたらしい。

「サットウを食べる」という行為は、それに伴うある種の危険(?)が取り沙汰され、ウワサがウワサを呼んで、まるで禁断の領域でもあるかのようにいわれることがありますが、実際には限度を守れば流出事故が起きることはないでしょう。とはいえ体質によるものなので断言はできませんが…。自分の場合は少量なら問題ありません。自分にとっての安全量は、生の状態で6cmx12cmx2cmぐらいと思われます。これを塩焼きや照焼きにして、たっぷり含まれているアブラを落とします。すると切り身の体積は1/2以下になります。いつもこの程度なので、流出事故を起こしたことはありません。でも先に言ったように、個人の体質によるものなので、安全量にかんしては個人差があるはずです。日頃からお腹のユルい人は少なめにしましょう。「サットウはヤバイ」という話は、食欲を制御できない人が安全量を守らずに食いまくって、仕事中や演習中に流出し惨事に発展したケースがほとんどです。「欲求を抑制できず流出事故を起こし、自らは大恥をかき、周囲には迷惑をかける」…これすなわち「人間失格」。この魚、冷凍保存しても味がほとんど落ちないので、1ケ月以上かけて食べてます。

フライの世界では「マラブー」は有名ですが、「マラブー」って「ハゴコウ」のことやったんや。最近知りました。なんか使いたくないなあ。あの顔を思い出すと(笑)。

かつて「軽薄」「短小」という2語が、若い世代を形容する言葉としてさかんに使われた時代がありました。でも現在は日本自体が「浅薄」な気がします。表層的にごまかす、表層的に人が流れる、表層的な笑い、表層的な怒り、表層的な犯罪、表層的な政治によるコントロール。民衆に何かさせていると表層的に錯覚させるだけで、実は民意など反映されないエセ民主主義。この先どうなっていくんだろう。

海外に大見得切ってイイ顔しても、後から後から問題はつきないし、隠蔽には限度があると思うのだが。釣り人ではなく政治の話ですけどね。

最近の!!な試合

★UFC 166 ヘヴィ級選手権 ケイン・ベラスケス vs ジュニオール・ドス・サントス

初戦、ドス・サントスのKO勝利。2戦目、ベラスケスの判定勝利。これが3戦目のラバーマッチ。文字通りの死闘だったと言えるだろう。両者消耗し、特にドス・サントスは血まみれ。結局5R2分、起死回生のフロントチョークをかわしたベラスケスが、座り込んだドス・サントスにパンチを浴びせてレフェリー・ストップ。自分にはベラスケスのフロントチョーク返しが偶然プロレス技のDDTになって、それがけっこう効いたようにも見えたけど…。後でドス・サントス、おでこさすってたし(笑)。とにかく凄い試合でした。
その他ではライト級のギルバート・メレンデスvsディエゴ・サンチェスの3回戦が印象的。負けたけど、サンチェスの頑張りが名勝負につながったと思います。

最近の愛読書

★『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史1 2つの世界大戦と原爆投下』 オリバー・ストーン&ピーター・カウズニック著 早川書房

まずは序章、帝国のルーツ「覇権国家」アメリカの光と影を読むべきだ。その一部において、アメリカを日本に置き換えてみるとよい。全3巻構成、年内には読み切るつもりです。日本にも断片的ではなく総合的にこの国の歴史を見直す本があっていいのでは?

最近の珍事件

★やっぱりあのお方が

澄ました顔で、慣れた手つきで大型脚立をトラックの荷台にロープで固定。しっかり締め込むために体重をかけた瞬間、どこかの結び目がすっぽ抜けて、珍さん草むらに尻餅(笑)。背後に薮がなければ池まで落ちたかも。一部始終を見ていたワタクシは3分ほど笑いと涙が止まりませんでした。1年分笑った気分。

最近のお買い物

★鳥のガイドブック

マレーシアで自分用に『BIRDS OF SOUTHERN ASIA』という鳥のガイドブックを買いました。RM.99.00也。今回走行中に現れたため撮影できなかったサイチョウは「Oriental Pied Hornbill」という一般種。「Pied」というのがよくわからんが、「Pie」はカササギのことなので、その色彩から転じて「白黒ブチの」という意味かも。某人造湖の茂みに隠れてうまく撮れなかったカッコウの仲間は「RAFFLES'S MALKOHA」と判明。次回南米に行くことがあれば、一昨年キトで買いそびれた『BIRDS OF SOUTH AMERICA』を探そうと思います。でもあの本、めっちゃ重いんよなあ。

★パンサー

流れに圧倒的に強い、MYRANの名作スピナーです。駿河湾釣行の際、宿から近いケンモチさんでブラック/ゴールドスポットのブレイドの7gを発見。このサイズのモノは国内より海外小物釣りでよく使います。ジェリフ(ウグイみたいなヤツ)もよく釣れたなあ。実はバスもフツーに釣れるんですけどね。

今月のダメな人

★ワタクシです

マレーシアで遊びほうけて、一層ダメな人になりました。年内にもう一回、どこかで遊びほうけて、さらにどーしようもなくダメな人になる予定。