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vol.85

月刊「WHIPLASH」Oct,2013

10月の目標:さしあたって倹約生活

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は8月23日から9月13日までです。

8月下旬、2日ほど降った雨を契機に、季節は秋へと向かいました。湿度はもちろん、夕方の陽光さえ秋を思わせる色に。ちょっと前まで「このクソ暑さ、何とかならんのか」とボヤいていたのに、あの風が通らない川でも夕方は涼しいし、気がつけば夜半過ぎは涼しすぎるぐらい。朝になるとドネコさんは体の上に上がって寝るし…。というわけで今年は秋が急速に進行するんじゃないかと、ふと思う今日この頃(8/28)です。ヨソへのお出かけもあるし、いろんなテストやお仕事、急がないと。

ある午前、運転中にバケツをひっくり返したような雨。目的地への近道を通ろうと思ったら、お巡りさんがとおせんぼ。直前に崖崩れで通行止めになったらしい。さらにもう1本の迂回ルート通行止め。仕方ないので大迂回。道路は一部川になり、側溝が氾濫しあちこち冠水。一段上の田んぼからは小さい滝みたいに雨水が落ちてたり、低い位置の農小屋は浸水してたり…。雨はいっそう激しく突風まで吹いて事態はサイアクになってきました。ようやく豪雨エリアを脱出しましたが、地上最低高の低い車だったらヤバかったかも。この雨、昨年マレーシアでくらったモンスーンレイン並でした。いや、突風を伴っていたぶんヒドかったかな。
そんな雨が毎日のように降り、釣行予定はすべて(といっても2回だけど…)流され、一気に秋になったかのような涼しさを感じるようになりました。ヤバイぞ、テストモデル。時間がない。ヤバイぞ、いろいろ。季節には抗えない。そしてまた雨が降り、水生植物が枯れ水温が下がり…。「季節は死神を恐れない」というのが、なんとなくわかるような…。

今年は数度しか行けなかった山岳渓流釣行。いい感じで尺イワナは釣れたものの、いかんせん回数が少なく、入った沢もほんのわずか。久しぶりに渓魚の顔を見たくなったので、しつこい雨が落ち着いた後、コーヘイ君と北上しました。なんと3ケ月ぶり、そしてこれが今年最後の入渓です。
下界では雨からだいぶ経つので、河川の増水程度しか見られませんが、山岳渓流は斜面の地盤がゆるゆるで、何気なく石に乗るとずずーっと滑落することも。薮沢なのに水が多く押しも強く、釣りづらい状況でしたが、キレイな小型のイワナたちがルアーにアタックしてくれました。前回釣行時にコーヘイ君が目撃したという尺がらみのイワナは姿を見せず、釣れたのはせいぜい20cm台前半のもの。でも街を離れて山の中で過ごすのはいい気分です。久しぶりにけっこう歩いたしね。とある岩盤の淵で食わせ損ねた9寸ほどのヤツは来年のターゲット。こいつはこってり太って赤味を帯びた、カッコいいイワナでした。

[当日使用タックル]

  • Rod:GILLIE HEADWATERS 53(Zenaq)
  • Reel:10 CERTATE 1003 w/RCS2004 Spool(Daiwa)+Nylon 4lb
  • Lure:EMISHI 50S(Ito Craft)

    *EMISHIってメーカーに「Ito」とつくので、バスの人たちはそういう名字の社長がいる某M社系統と思ってるようですが、全然違いますよ(笑)。鱒族ルアー釣り愛好者の世界で名の通った、岩手のメーカーさんです。

    *数年ぶりにナイロンラインを使ってみました。視認性を考慮した蛍光オレンジとカモフラ系カラーがブレンドされた管理釣場用ラインですが、薮沢ではほとんど見えないことが判明。やはり薮沢での視認性となると蛍光イエローが断トツのようです。それとフロロの特性に慣れた自分には、管釣用ナイロンラインは相性がよくなかったです。トゥイッチで伸びがはっきり感じられるし、フッキングも感触がまったく異なるし、ドラグ設定にも影響が出るし…。でもしなやかさは抜群でした。それを重視するスタイルには好適なんだろうけどね。来年からフロロに戻そうと思います。

まだバスロッドのテストも続行中。RK?0?LM◇はほぼOK。あとはRK?0?ML-S◇だな。こちらもほぼ見えてきたけど。VHさんからは「ワンモデルにナンボほど時間かけてるねん?」と思われてるかもね。いろんな状況で使ってみないと気が済まないもんですから…。

[テストモデル組み合わせ_1]

  • Rod:RAW DEALER ☆▽△☆◇□ RK?0?LM◇_test(Whiplash)
  • Reel:RYOGA 1016H(Daiwa)+16lb

[テストモデル組み合わせ_2]

  • Rod:RAW DEALER ☆▽△☆◇□ RK?0?ML-S◇_test(Whiplash)
  • Reel:10 CERTATE 2500 w/2510PE-H Spool(Daiwa)+PE#1.0 or #1.5 w/Leader

相変わらず減水。ヒシは密生して立ち上がり、岸の草は伸び放題。そんな晩夏の野池の釣り人の痕跡は、カバーが薄く、足場のいい場所だけ。たしかにブ厚いカバーは釣りづらいだろうけどね。
こちらはあれこれテスト中の身。状況が厳しくても行かないわけにはいきません。というわけで立ち上がったヒシの下に地形変化や地質変化を探しては、ヤル気のある魚がついてないかをチェック。相変わらず夕方だけの釣行で、数は期待できませんが、日が山に隠れて薄暗くなる時間帯には、それまでの完全沈黙を破ってイイのが出たりして。時合はわずか20分程度。ポイントの見立てをミスったら涙のアタリなしボーズ。さいわい運がいいようで、なんとか魚の顔は拝めてます。そんな8月下旬の状況をしつこい雨が叩き、いくつかの池の状態は一気に初秋どころか中秋のように。あと少しテストが残ってるんやけど…。せめてあと1回、数時間だけでも釣りをしないと…。
…というわけで、9月上旬、午後に時間を作って、最後の釣行に行ってきました。最初に入った池は捕食音や反応や時々あるものの、どれもドチビや小型魚。いいサイズの魚がいることを知ってるので、ちょっと粘ってみましたが、それらしいヤツの反応も気配もゼロ。仕方がないので、周辺部(…といってもけっこう距離がある場合も)の池をあれこれ回ることにしました。ひとつめ:チビアタック2回、ふたつめ:小型1本、みっつめ:水生植物消滅のためパス、よっつめ:アオコがあまりにヒドイのでパス。いつつめ:沈黙。で、むっつめの池で腰を落ち着けることにしました。
ここは複数の水生植物があり、それぞれがけっこうなカバーを形成しているのですが、いずれの植物にも秋の気配が漂っていました。各ポイントを念入りに探るも、反応も気配もなし。う〜最後の釣行はドチビと小型で終わるのか…。しかもテストモデルを抱えた状態なのに。まあ8月末にそこそこイイのを釣ってるため、テストにはなっているので、本日ダメでも問題ないのだが、それでもテストの最後はドチビさんで締めたくはありません。抽水植物群落:ダメ、湿生植物群落:無反応、ヒシエリア:フナと子ガエルが逃げるだけ、ヒシと他の浮葉植物群落の境界:しら〜っ。そうこうするうちに時間は過ぎ、日は山際に。そこで山影に入ったヒシ密生エリアに再度入ることにしました。数投目、立ち上がってはいるが、やや結束が乱れはじめたヒシの上を通過させると、前触れなくいきなり捕食。ルアーが軽く飛ばされる。頭が見えたが推測で75cmぐらい。出てはくれたものの、その捕食には勢いがなく、どことなく鈍臭い。約75cm…悪くはないか。というより当日の魚を考えると上出来。とりあえずコイツを狙うか。ピックアップして丁寧に探るが数投するも反応なし。移動したらしい。周辺を探ってもシーンとしたまま。少し移動して他のヒシ密生エリアも探るが、反応も気配もなし。仕方ない。もう一度、元のヒシエリアに戻ってみよう。それでダメなら潔く退散しよう。
戻って数投目。前触れなしの捕食。またルアーが軽く飛ばされる。さっきの魚ではない。頭がひとまわり小さい。どうする、こいつを狙うか。それともパス? その場でルアーを動かしてみるが反応はない。うん、パスしよう。ちょっとルアーを飛ばせて、捕食点から離す。ふたたびヒシの隙間をゴソゴソ動かす。5mほどリトリーブしたところでした。かすかにヒシが動いたような…。それは10cm程度のフナが逃げた程度の波紋でした。フナが逃げるのは再三ありましたが、ちょっと今回は違うような気も…。ルアーを止めてその場で細かく誘う。しーん、反応なし。やっぱりフナか。気配の読み違いか…。再び細かく誘う。やっぱり沈黙。ヒシの葉1枚動かない。最後にもう1回誘いを入れる。で、止めていたルアーをわずかにピクッと動かした瞬間でした。口先だけの小さな捕食音が聞こえ、ルアーがヒシの隙間に消えました。しっかりフックセット。魚の重みが乗る。ぐんとティップが入り、ベリーが撓む。次の瞬間予想していなかった魚が、ヒシを吹き飛ばして水面に現れました。何度もルアーを通したのに、こんなヤツが素知らぬ顔して潜んでいたのか。口を空けて暴れた瞬間、ルアーのフッキング位置をはっきり確認。この位置なら大丈夫だ。問題はランディングする足場。水位の関係で、水面に接近しづらいのだ。少しでも水面に近づける場所を探し、不安定な岸を歩いて魚を誘導する。もちろんその間にものたうちまわって抵抗する。片手でホールドしているロッドには十分な重量感が伝わってくる。以前自分が大型ライギョを引張って岸を歩いているのを見た知人は、「嫌がる中型犬の散歩みたい」と言ったが、今回も誰かが見ていたら、そんなふうに映ったかもしれません。やっと低い場所を見つけ、なんとかランディング。手の平を内側から圧迫する、大型魚特有の頭蓋の感触。最後の最後に思わぬヤツが出てくれました。これにてテスト終了。これにて今年のライギョ釣りも終了。ホント「よくぞ出てくれた」というのが率直な実感です。時間は少しありましたが、撮影・リリース後は「もう1本」なんて欲を出さずに撤収。帰ったら発泡酒や第3ではなく、ホンマもんのビールを。というわけで、コンビニで「秋味」の500mlを買って、喜々として家路につきました。

[最近の高頻度使用タックル]

  • Rod:SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR?0?△X-TF THE ☆YD◇O▽☆△☆_test2(Whiplash)
  • Reel:BLACKSHEEP 300(Daiwa)+HEAD HUNTER SRV#10(Valley Hill)
  • Lure:X.O.SR, D.O.G(Whiplash)
  • *タックルには一部ウソの表記入りです…m(__)m

相変わらず腐ってるなあ…お坊ちゃま上がりのJAPANESE IDIOTたち。

ワタクシのようなシロートに赤まみれにされて、「文意が通らない」だの「助詞の使い方がおかしい」だのと指摘されるプロのライターってのもいかがなものかと思うなあ…。やっつけ仕事なのかなあ…。それともこんなヤツには文章なんてわからねえだろーとナメられてたのかも。

ちょっとだけ、お気楽ぅな東南アジア短期旅行(おさかな釣りもします)に行ってきまぁす♪ 今回はちょっと奥地の密林内の川で遊んだり、それを下り(上り?)ながら2泊3日で野営する予定なので楽しみです。人跡のないところで、いい空気を吸ってリフレッシュしてこようと思います。ともすれば大袈裟に秘境旅行とか言いたがる人が多いようですが、そんな感覚はまったくなく(自分としてはこの程度で「秘境」なんてよう言わんね。世間的にはそう言うのかもしれないけど)、現地のガイドたちと釣りをしたり、鳥や昆虫や植物など自然の写真を撮ったりして遊んできます。
そーいやTV番組のタイトルに「秘境」とか「怪」とか「巨大」とか「波乱万丈」とかつけると、視聴率がぐーんと上がるらしいです。で、見て「がっかりやー」とか「「ウソくさー」とか「しらこいのォー」いう話もよくある(笑)。

お気楽な短期旅行とはいえ、そんなモノをひかえていたので、忙しく慌ただしい8月下旬〜9月上旬でした。無事に帰ってきたら、あれこれ報告いたします。

INFORMATIONS

★お知らせ SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR703GX-TF THE AERONAGA、近日発売

最近の!!な試合

★UFC 164 ライト級選手権 ベンソン・ヘンダーソン vs アンソニー・ペティス

王座奪取以来勝ち続けるヘンダーソンに、WEC時代に判定勝ちをしているペティスが挑戦。接戦で判定までもつれるだろうなあ…と思ってたのだが、まったく臆するところのないペティスが連続でボディに蹴りを入れる。顔をしかめ下がるヘンダーソン。これはペティスが打撃で倒すかと思ったが、蹴りをかわしてヘンダーソンがグラウンドに。しかしそこからが速かった。ペティスがあっという間に腕を2本取った状態から腕十字。両腕を取られているヘンダーソンはタップしようにもできない。口でタップを告げたようだ。なんと1Rでヘンダーソンは王座陥落。ミドル級についで、この階級も荒れ模様になるか?

★WBA,WBOフライ級選手権 ファン・フランシスコ・エストラーダ vs ミラン・メリンド

WBOランキング1位、無敗のフィリピン人選手メリンドが、前回激闘の末に強打のビロリアを下して王座についたエストラーダに挑戦。ラウンドを進めるごとに左ジャブで支配し、要所で右を決めていったエストラーダが、11R終了間際についに右ショートでダウンを奪う。12Rはノックダウン寸前まで追い込み、大差の判定勝利。エストラーダは個人的に軽量級で最も注目している選手のひとり。最初に観たローマン・ゴンザレス戦では判定で破れはしたものの、あの強打のゴンザレスに堂々と渡り合った内容に驚いた。時にあのリカルド・ロペス(生涯無敗!当時世界王者だった大橋会長を日本で倒した頃のロペスは、偶然だが、自分の盟友である爆裂爛漫息子センセーにルックスが似ている…笑。だんだん似てなくなったけど)を思わせる構えと風貌は、後の躍進を期待させた。そしてビロリアを下し、今回はメリンドを下し、堂々たる王者に。まだ23歳、すでに極めてハイレベルな技術を体得。これでさらなる強打を身につけるとどうなるのか…。まだまだ期待は続く。

★NABF北米ウェルター級選手権 ヘスス・ソト・カラス vs アンドレ・ベルト

2階級制覇、圧倒的にパンチ力とスピードに勝るベルトと、スピードも特別の強打もないが乱打戦で生き抜いてきたカラスの、さらに上(世界戦)を視野に入れた試合。いやこれが素晴らしかった。一進一退の攻防の末、11Rにベルトがボディでダウンを奪う。しかし根性で打ち返すカラス。そして12Rにカラスの左ショート一閃。今度はベルトがダウン。立ち上がるも足元はおぼつかないし、ダウンの際に側頭部をリングでうったせいもあり、視線が定まらない。このまま続行すると危険と判断したレフェリーが試合をストップ。よって12RカラスのTKO勝利。世界戦ではないけど、これも今年のベストバウト候補です。

★WBCフェザー級選手権 アブネル・マレス vs ジョニー・ゴンザレス

勢いに乗る3階級制覇のマレスに、「復権なるか?」の元2階級制覇のゴンザレスが挑戦。いや、驚きました。ゴンザレスの左がぐんと伸びて、視界の外からマレスの顎を直撃。衝撃の1Rダウン。立ち上がったマレスを連打が見舞い、左をくらって態勢が崩れた後の右ストレートで、後ろに折れるようにダウン。完全にリングで頭を打っただろうな。ここで試合がストップし、ゴンザレスは1R残り5秒で王座返り咲き。目の覚めるような試合でした。
さて、自分がちょいと国外逃亡をしてる間に、フロイド・メイウェザーJr.とサウル・アルバレスの試合があるんだな。さいわい帰国数日後に再放送があるので、それまでは結果を聞かずに楽しみに待とうと思います。帰国にあわせてケータイにメールで結果(タイトルに「○○の勝ち」とか)を入れたりする人には、サンドバッグか締技の実験台になってもらいますよ。予想ではメイウェザーの判定勝利といいたいところだが、今回はアルバレスに期待するあまり、アルバレスのKO勝利としておこう。体力と若さでアルバレスが押し込み、自信をもって対応したはずのメイウェザーのガードの僅かな隙間に右真直ぐが侵入。決して強いとは思えないメイウェザーの下顎を直撃ってのはどうだろうか?その後あの破壊的な連打で大差の掛け率をくつがえしてアルバレスの勝利。こりゃ予想というより希望ですね(笑)。でも最近格闘技の世界では、絶対王者系の人たちがあっけなく負けてるからね。ひょっとしてひょっとしたらメイウェザーJrも…。まさかとは思うけど。

最近の愛読書

★『せいめいのはなし』 福岡伸一著 新潮社

あの福岡ハカセと4名の著名人の対談集。まさに「動的平衡」対談で興味深い内容がたっぷり。個人的には養老孟司氏との対談が一番おもしろいというかとっつきやすいかな。でもどの方との対談も「へえ、なるほど…」とか「そんなふうにも考えられるんや…」と感心する部分だらけ。
作家の川上弘美さんて生物学科の出身て知らなかったなあ。大学時代、顕微鏡でウニの精子を眺めてたそうだが、実は自分の知人にも大学時代にホヤを解剖していた同系の女子がいるのだ。

最近の珍事件

★特になし

ザマーミロ!珍さん。一足違いで手ブラ・オネーチャンはいずこへ…(笑)

*ホンモノのおねーちゃんではなく、そういうデザインのTシャツの話です。

最近のお買い物

★いただきものですが…

大型の防水トートバッグをいただきました。ちょっとした釣具や身の回り品、カメラバッグまですっぽり入る大きさです。完全防水とまではいかないそうですが、うまく使えば、雨や遡上中の飛沫に対応してくれそうです。近日大いに活用予定です。ありがとうございました。モノはダイワさんの「WPトートバッグ(A)」です。内側が鏡面のみならず淡色地なら、なおうれしい。内側が黒だと、どうしても夜のテント内とかで見づらいんよなあ。

今月のダメな人

★特になし