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vol.84

月刊「WHIPLASH」Sep,2013

9月の目標:テスト中のモノをあれこれ仕上げること

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は7月22日から8月22日までです。

数年前に発症した座骨神経痛。その後軽い痛みが出ることはあるものの、日常には問題なく過ごしていましたが、久しぶりに股関節に違和感と痛みが発生し、それをかばってるうちに腰まで痛みが拡散しました。おかげで2週間以上釣りに行けず、軽微なトレーニングすらできず。でも、なんとかお魚釣りに行ける程度に復活したので、偶然時を同じくして股関節炎から復活したコーヘイ君(&ヨメのカヨコさん)と、7月末にライトな釣りに行ってきました。
そのライトな釣りとは湖西というか湖北のケタバス(正式名ハス)釣り。琵琶湖ではコアユについたケタバスを浜からのキャスティングで狙うのがよく知られています。事前に人伝でフライの釣り人に尋ねると、「今は産卵後だから状況はよくないと思う。9月になればよく釣れますよ」とのことでした。自分たちが行こうと思ってたあたりは、7月上〜中旬が産卵期なのだとか。うーん、無知であった。だって琵琶湖での釣りなんて20年近くやってないもん。流出水系ではやってるけどね。
まずは161号で北上し、いくつもある琵琶湖への流入河川とそこから続く浜を見て回りつつ、ケタバスの姿を確認できたらキャスト。ちなみに「簗(やな)」を設けてある川は、基本的に簗より河口側と、簗の上流50m以内は立ち入り禁止(ひょっとしたら川によって禁止区域の設定は違うかもしれません)になっています。簗のない場所や禁止区域外で釣りをしてください。とある川で簗の下流の禁止区域を橋の上から覗いてみたら、恐ろしい数のケタバスが見えました。それとニゴイもかなり…。そーいう場所は覗くだけ覗いて「キーッ、なんたること!」と残念がりましょう。また漁業権の設定されている場所も釣りはできません。でも、それ以外の場所にもちゃーんといるから大丈夫ですよv(^^)
最初のポイントは幅7mほどの流れの速い川。橋の上から見ると数匹のケタバスが泳いでいました。早速河川敷に下りてキャスト。すると1投目からチェイスとアタック。一瞬乗ったがバレた。次のキャストでもチェイス。そんなこと数回繰りかえしてる間にカヨコさんにヒット。見ると銀ピカのメス。コーヘイ君、ヨメに先をこされて悔しそう(笑)。すぐさま自分にもアタリがあり、当日1本目の銀ピカのメスが釣れました。この場所では6〜7本釣って移動。
湖岸に近い道を走りながら、流入河川(場合によっては溝程度のも)をチェック。すると数本目の川で水面を泳ぐケタバスの小群れを発見。ここではミノーよりトップが活躍しました。小型ペンシルにケタバスが果敢に突撃。シンキングペンシルやスプーンも試してみるが、いずれにもヒット。この場所ではアユの群れに突撃するマナマズや、ファイト中に10cm以上のアユを吐いたケタバスも。でもブラックの姿は見なかったなあ。
その後、本湖の浜でも数本釣り、やっぱり流れの速い場所で釣りたいぞーと、よさそうな川を探して南下。そしてうろうろするうちに、いい感じのチャラ瀬と、そこからつながる押しの強い流れを発見。ここでは1投目からペンシルにオスのケタバスがアタック。各種ルアーでチャラ瀬ド・シャロー(水深20cm以内)、瀬脇、瀬中、流芯、緩流帯をチェックするが、出てくるケタバスの大半は婚姻色のオス。これまでの場所では婚姻色のオスは数本しか釣れなかったのに。いかつくも美しい、30cm超のオスのケタバスと、ウルトラライトタックルで流芯でやり合うのはなかなか楽しい。きゅんっと走るし、たまには跳ぶし、なかなかの抵抗を見せてくれました。お昼過ぎまで遊んで、自分は30本以上。コーヘイ君もカヨコさんも「久しぶりの“爆”やわぁ♪」と満足の様子。初の湖西・湖北のケタバスは手探り釣行ながら十分な釣果がありました。この釣りのお手軽さと意外なダイナミックさに味をしめたコーヘイ君夫婦は、次回に備えてタックルを新調する相談を…(笑)。

[当日使用タックル_1]

  • Rod:THE SILVER CREEK TSC ST60L(Daiwa)
  • Reel:07 LUVIAS 1003 w/1503 Spool(Daiwa)+PE#0.6G+8lb Leader
  • Lure:自作65mmミノーペンシル、B'FREEZE 65SP(Lucky Craft)、ATHLETE 70mm(Jackson)

[当日使用タックル_2]

  • Rod:6' UL BAIT ROD-Blank:St.CROIX 2S 66L2 Butt Cut-(自作)
  • Reel:ALPHAS FINESS CUSTOM + PE#0.6G+8lb Leader
  • Lure:自作65mmミノーペンシル、自作70mmミノーペンシル、ATHLETE 70mm(Jackson)、DR.MINNOW 7FS(Daiwa)、その他数種の渓流用50〜60mmミノー、WANDER 60(Lucky Craft)、CHINOOK 7g(Daiwa)、その他数種の5〜7gスプーン

    *バス釣りの人のほとんどは「ケタバスなんか…」と思うでしょうが、バス釣りの外道として釣れてしまうのと、狙って釣るのとでは大きな差があります。同じ30cmであっても、ケタバスはバスの半分程度のウェイトしかありません。いくら泳ぎが速くても重さがなければ、運動エネルギー(重さx速さ。つまり「引きのパワー」)は大きくなりません。強めのバスタックルにかかってしまったなら、苦もなくキャッチされてしまいます。そりゃ、おもしろくないわな。で、ライトなタックルで、彼らが本領を発揮できる状況下で狙うわけです。ライトといってもやはり限度はありますし、外道(ブラックやニゴイ)に備えてドラグもちゃんと調整すべきだし、ラインシステムを組むのなら、ナメてかからず手抜きせず、きちんとやらなければなりません。

    *使用ルアーのサイズや瀬の中での速い展開のゲームを考慮すると、スピニングタックルのほうがいいでしょう。リールもハイギアのほうが適していると思います。今回はスピニングをメイン、ベイトをサブで使うつもりでしたが、購入以来の酷使が祟ったのか、数本釣ったところでスピニングリールのメインシャフトに、釣り続行不可能な致命的トラブルが発生(修理に出すとオシレーションギアの破損だった)。で、ベイトタックルに持ち替えました。
    瀬中のアップストリーム等では厳しいことがあるものの、ベイトタックルでの釣りは、よりダイレクトな感じがあって楽しかったです。でもブッシュの中からのチョイ投げが求められるポイントではやりにくかったなあ。特にロッドがバットカットでパラボリック気味に設定したモノなので、ティップだけでのキャストはしづらかったです。自分がそういうセッティングにして作ったんだから仕方ないけどね。ALPHAS FINESS CUSTOMはいわゆるバスの「ベイトフィネス」用(ワタクシはベイトフィネスとはナニかを知りません…笑)ですが、こういうバス以外のウルトラライト〜ライトゲームに使うのもイイんじゃないでしょうか。同じルアーで同じ対象魚を狙っても、ベイトとスピニングでは釣り味や操作感などすべてが異なり、時には持ち替えて両刀でやることで、ゲーム内容が濃くなるように思います。

    *今回使用したルアーやシチュエーション(幅7m〜30mの河川、そして浜からの遠投)を考えると、6'〜7'のファストおよびレギュラーテーパーのライトアクションロッドが適していると思います。たとえば上〜中流域用トラウトロッドなど。でもわざわざそんなロッドを買うほどでもないよな(笑)。手持ちのUL〜Lのバスロッドで十分でしょう。
    ちなみにコーヘイ君はメッキやカマスのプラッギングにも使える、チューブラートップのメバルロッド(月下美人70LT-Tだったはず。釣行直前に買ったらしい)を使用。このモデル、PE+リーダーでやるには小径ガイドが厳しいですが、モノフィラの通しでやるならOKです。
    日本てロッドがジャンル別に細分化されすぎていて、同じパワーランクでも「アレをやるにはいいが、コレをやるにはガイドが…」とか「テーパーが極端すぎてルアーやゲームスタイルが限定されすぎ」など、汎用性に欠けるモノが溢れていますね。個人的にはバーサタイルロッドが好きですが、プロかぶれの人や理論派(屁理屈派ともいう)には、そういうロッドはコキおろされます。ま、そういう人に限ってウデも経験もセンスも欠落してることが多いんだけど(笑)。ライト系バーサタイルロッド、ブランドイメージおよび価格上、ウチ(WHIPLASH)ではやりにくいですが、ディレクトする機会があれば、デザイン面もひっくるめて是非ともやってみたいですね。(…と小物釣師はひそかに思うのであった…)

    *流れの速い場所のアップストリームでは小型ミノーの速巻きがよかったです。相手は日本淡水魚最速ともいわれるケタバス、相当速く巻いても流れを突切ってフツーについてきます。しかもたまに追いこしたりして(笑)。ダウンストリームは、引き抵抗がかかりすぎないルアーならなんでもエエんとちゃうやろか。ペンシルベイトなどのトップウォーターゲームでは、やはりアクションのスピードと連続性が肝心です。コーヘイ君たちが釣ってるのを眺めていると、食い損ねたからといってついポーズを入れると、切ってどこかへ泳ぎ去る傾向がありました。

    *コーヘイ君は「ハス(ケタバス)やねんからHUS LUREで釣るのが王道やろ」とか言いながら、そのHUS LUREでしっかり釣ってました。こういうシャレが通用するのもケタバス釣りのいいところ(笑)。HUS LUREもハスの口も「へ」の字だし。…と思ってたら、後日談によると、アタリは連発したがなぜかノラなかったらしい。な〜んや。

    *今回はタックルとの相性の関係上、小型軽量ルアーを多用しました。しかし10cm以上のアユを食ってたりするので、もっと大きいルアーでも釣れるはずです。もっとも好反応だったのは、細身の65〜70mmの自作ミノーペンシルでした。小型ペンシルの市販品ではT.D.ペンシル1070F(70mm,4.5g)とか、RED PEPPER BABYなどが好適と思われます。ミノーは50〜70mm程度なら、フローティングでもサスペンドでもシンキングでも何でもOK。ただしダウンストリームでやる場合には、流れに対応できるモノを選びましょう。バス用ミノーやシーバス用ミノーには「流水完全不対応」のモノがありますので、そういうものは超緩流帯か止水でどうぞ。止水でもちょっと速く引くと、バランス崩して使いもんにならないモノも、ハイスピードのこの釣りには不向きです。スプーンも上のタックルなら50mm前後のブレード長で、5〜7gのモノが使いやすいでしょう。速い釣りなのでウィロー系のスリムなシェイプのモノがいいと思いますよ。スプーンを使う場合はスイベルを介するなど糸ヨレ対策も必要です。

    *ケタバスはオイカワほどではないですが、空気中では早く弱ります。食用にする(繁殖期のオスは塩焼きにすると美味らしい…そのうち食ってみようか)のでなければ、手を濡らしてから触れるとか、濡れた草の上に置くとか、半水中で撮るとかの配慮を。

ケタバスの後はいろんな場所を見ながら南下して、道の駅に立ち寄ったり、屋外でメシ食ったりして時間を潰し、夕方は某河川(琵琶湖水系ではない)で川バス釣りをやりました。アタリは数発あったものの、フックアップしたのは1本だけで、残りはルアーが消えないドチビアタック。で、小バス1本のみで納竿しました。コーヘイ君も同サイズを1本。カヨコさんに一瞬ドラグを滑らせる良型が出ましたが、残念ながらフックアウト。まさか大型ナマズや大型ニゴイやないやろな。そうそう、夕暮れの小雨の中、この川バスポイントから河川敷を歩いて帰る途中、個人的に「♪」な甲虫と、赤っぽく斑紋が鮮明な美マムシに遭遇しました。

[当日使用タックル]

  • Rod:RAW DEALER R703RS CROSSFIRE(Whiplash)
  • Reel:DAIWA-Z2020H(Daiwa)+Nylon 20lb
  • Lure:LIVE WIRE(Whiplash)

その甲虫は釣りをしてる時にも、少し離れたところを飛行しているのを目撃して、そのサイズと色と飛行姿勢に「ひょっとしたらヤツはヒゲコガネでないか…?」と心をときめかせていたのですが、足元の地上にいる現物を捕獲した時には、めっちゃうれしかったです。この昆虫にかんしてはずっと昔の思い出があるのです。
それはまだ小学生の頃。親父が「○○水系にオオウラギンヒョウモンとヒゲコガネを見に行くぞ」と言うので、電車を乗り継いで、最終的には近鉄京都線を利用(当時住んでいた兵庫県西宮市からはかなり行きづらい)して、その水系に行ったことがあるのですが、オオウラギンヒョウモンは観察・捕獲できたものの、ヒゲコガネは姿も痕跡もまったく見ることができず、暗くなった土手を「アカンかったなあ」といいながら親父と歩いて帰ったことがあるのです。始発で出かけて、一日歩き回って、帰宅は終電だったような記憶が。一般の小学5年生にとってはけっこうハードな内容ですが、当時からこんなことは平気でこなしてたなあ。
手の平で「しうしう」と音をたてるヒゲコガネを撮影しつつ、親父と一緒に延々と河川敷を歩いて探しまわった、ガキの頃の1日を思い出しました。

「我も我もビッグベイト」という時代は、一過性の熱病みたいに終わったような気がします。結局のところ、仕掛けられたブームとそれにのっかった人の、ちょっとした騒ぎだったような。その最中、ウチにも「WHIPLASHとしてのビッグベイトを開発してほしい」という希望はいくつか聞こえてきました。でもそんなタイミングで大型ルアーを作るのは気がひけるし、バス専用の世間的なビッグベイトなんてモノを作るのはイヤだし、どうせ大型プラグを作るんやったら、海や国外の強い魚にも耐えられるモノでないと、自分としては作る意味がないので、いわゆるビッグベイトはもちろん、大型プラグも意識的に避けていました(自分用のウッドのハンドメイドはけっこう作ったけど)。でもいずれはワンモデル、作るつもりだったのです、大型のミノーペンシルを。ただ大きければいいってモノではなく、使いやすく、多用途で、高強度の、そうDRIVIN'WIREの親玉みたいなヤツをね。
たしかに大きいルアーには、小型中型ルアーにない「何か」があります。それは総合的に言ってインパクト。アクション時に生まれる波動の大きさ、サウンドや飛沫の強烈さ、そしてソノモノ自体のシルエットの大きさ。それらが魚に襲撃せずにはいられないスイッチを入れるのでしょう。でもそれはイイ方向に作用(初回アクションテストはまさにそれかも…)した場合であって、ダメな時のダメ具合は涙モノだったりします。前回、仮称G13について少し触れましたが、世間的なビッグベイトほど大きくないし、趣きを異にするものの、こいつもおそらくダメな時には徹底的にダメで、魚に見向きもされないどころか、逃げ散られる可能性もあります。しかし、ひょっとしたら万策尽きた時に、起死回生のサヨナラホームランを場外に叩き出すかもしれません。もしくは12R残り10秒の逆転ワンパンチKO。
G13はこの秋には正式な金型で成形した最終プロトモデルを、様々な状況下でテストすることになるでしょう。切削モノから作ったスイムテストモデルを1stモデルのみでOKにしたという実話は、「設計者△△が心血を注いで製作し、何十ものテストモデルを度重なるフィールドテストで鍛え上げ、魚に聞き自然に聞き、ついに完成した究極の逸品」なんて能書きを見慣れた人たちには、手抜きにしか思えないでしょうが、こちらとて無為に何年もルアーを作ってるわけではありません。バルサのハンドメイドにかんしていうなら、バス釣りを始めたその年からやってるので、ちゃんと下積みと実績があるのです。
だからここで言っておきたいのは、1stモデルでOKを出したのは事実だが、それは自分がG13に求めていたほとんどすべての要素を、1stモデルが備えていて、2ndや3rd、4thを作ったところで、総合的に1stを超えるモノはできないだろうと判断したということです。そしてその判断の根底には、長い間ルアー製作に携わってきた経験と、様々な釣りをやってきたことによって培った直感力があるということ。数を作ればイイものができてくるというわけではないし、実践を伴わない理論や、紛らわしい比喩や、誇張を並べ立てることで、ルアーの性能が上がるわけではありません。
軽いキャストで飛距離50m超。モノフィラの25lbや30lbラインでも正確なアクション、PE+40〜50lbリーダーでもOK、スプラッシュもスライドもウォークも遁走もダイヴも水中ダートも可能。万人向けではないし、小規模フィールドでは持て余すサイズですが、上記の機能性ですでに自分なりの用途を思いついた方もいるかもしれませんね。発売は2014年です。完全国産ゆえに、正直な話、値段は高くなりそうです。でも「なんや、こんなルアー…。買って損したなあ」という気にはならないだけのポテンシャルを備えています(←多分)ので、サイズとお値段に臆さず「よっしゃ、いっちょう使ってみたるか!」という勇気のある方は、まずは1個。そして気に入ったらもう1個(笑)。
そうそう、DRIVIN'WIREとの差異についても少し触れておきましょう。DRIVIN'を単にデータ上で引き延ばしたサイズアップ・バージョンと思われるのはイヤですからね。大きさ以外で特徴的なのは、ボディ断面を見た場合、G13のほうがサイドがフラットです。顔つきは似てますが、よく見るとかなりいかつくなってます。表情を構成するパーツは、わずかながらそれぞれが隆起した感じになっているので、総合的に見ると水絡みや細かい気泡の発生にも影響しています。その他あれこれ違いますが、ここではこの程度にしておきます。
それと、LIVE WIREにもSPITTIN'WIREにもDRIVIN'WIREにも、バルサやウッド製の完全自分用ハンドメイドバージョンがあり、それらが市販ABSモデルのベースになってることを知ってる方もいらっしゃると思いますが、G13にももちろんそーいうモノが存在します。スライドの軽快さはハンドメイドバージョンの方が上ですが、総合能力ではG13プロトの方が上のように思います。

ルアーの他にもロッド類の2014年モデルのテストも進行中です。自分にとって明確な用途のあるハンドルオフセットモデルや完全ワンピースのものが、頭の中で飽和状態になりかけているので、ちょっとそこから離れて、違うモノを作ってみたいという気分もはたらいているし、ワンピース至上主義の世間的な釣り人たちはともかく、ウチのお客さんには変則的な継ぎのモデルや、マルチピースモデルに興味を持ってくれる人が意外に多かったので、今年開発中のモデルもありきたりな方向にはなっておりません。
でもハンドルオフセットモデルや完全ワンピースモデルよりも制約が多いし、作りにくい(設計したり作ったりするのは自分じゃなくブランクメーカーさんですが…)のも事実。携行に便利だからと各ピースを極端に短くするのはパワー(ここでいうパワーとは単純なバットパワーのことではありません)およびテーパー面から見て難しいし、多用途であるのにライトな調子にするのも、様々なトラブルの可能性を考えると難しい。スピゴットジョイントであれ、プットオーバージョイントであれ、やっぱり「継ぎ」モノって難しいよなあ。ブランクメーカーさんから直接お話をうかがい、ホントいろいろ勉強になりました。今後の企画立案に役に立てようと思います。2014年モデルの詳細はまだ発表できません。それと今後はセンターカット2pcモデルも何種類か作りたいと考えています。さらにはオリジナルの凝った金属パーツを多用した、いかにもメカニカルな外観のモデルとか、様々な小物をターゲットにしたバーサタイル・ライトモデルとか、オシャレなカラーリングのモデルとか(←前の句点以下はウソ)。

*句点は「。」 読点は「、」です。間違えないように。

*でも「バーサタイル・ライトモデル」はやってみたいなあ。「ヤメてくれ〜」という担当者の声が聞こえるような気が…。

[テストモデル組み合わせ_1]

  • Rod:RAW DEALER ☆▽△☆◇□ RK?0?LM◇_test(Whiplash)
  • Reel:RYOGA 1016H(Daiwa)+16lb

[テストモデル組み合わせ_2]

  • Rod:RAW DEALER ☆▽△☆◇□ RK?0?ML-S◇_test(Whiplash)
  • Reel:10 CERTATE 2500 w/2510PE-H Spool(Daiwa)+PE#1.0 or #1.5 w/Leader

    *これでどちらもバスロッドで、そんなにパワーがあるタイプではなく、ベイトとスピニング各1モデルずつというのがわかり ますね。

座骨神経痛発生以来、少し遠ざかっていましたが、盆前には黒くて長いのも行けるようになりました。しかし山岳渓流に行けるほど回復してないのが辛い。黒くて長い方はテストを抱えているので、行かないわけにはいきません。水生植物が密生して立ち上がって、釣り人が来なくなった池や、陸生植物が邪魔で入りづらい場所など、そーいうところで短時間に集中的にお魚釣り。クソ暑いけど、いいのが出るとうれしいよなあ。テストなんかすっかり忘れてしまうし(←忘れてはいけない)。でもやっと立ち上がったヒシの中に、いいサイズのライギョの存在を感知し、あれこれやったあげくルアーが1度吹っ飛ばされただけで、後は静まり返ったまま周囲は視界が効かないほど暗く…なんてことも。ラスト1投でやっとルアーが消えた!と思ってアワセると、小バスがぴよよ〜んと飛んできたなんて悲しいことも(涙)。

[最近の高頻度使用タックル]

  • Rod:SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR?0?△X-TF THE ☆YD◇O▽☆△☆_test2(Whiplash)
  • Reel:BLACKSHEEP 300(Daiwa)+HEAD HUNTER SRV#10(Valley Hill)
  • Lure:X.O.SR, D.O.G, M.U.D, COMA.NZ(Whiplash)

    *一部ウソの表記入り…m(__)m

年々厳しくなる受託手荷物制限。つい最近「えっ、そんな!?」ということがあったので、釣りに行かないお盆を利用して、その規定範囲内の簡易ロッドケースを試しに作ってみました。近所のホームセンターで塩ビパイプとそれ用のパーツを購入して、切ったり止めたり接着したり…。フタはネジ式で開閉できるものの、あえて鍵はナシ。装着しようと思えば装着できるでしょうが、まあここはテープぐるぐる巻きでごまかそう。ちょっと重いけど、意外なほど安く、ぎりぎり実用レベルのモノができました。あのグレーの色はどーしよーもなく、スタイリッシュではないですが、そこのところはステッカー等でごまかしましょう。写真は「PHOTO CORNER」に載せておきます。作り方の詳細までは記しませんが、見ればわかるレベルなので、近々の必要に迫られ特注の時間がない方(出発まで10日とか)や、ヒマで興味のある方は作ってみてはいかがでしょうか? ちなみに切ったり貼ったり穴を空けたり止めたり…という純粋な工作(底部のゴム足取付や内部の上下クッション加工も含む)にかかった時間は意外に短く、1本につき2時間程度でした。(*注意 自分はけっこう工作に慣れているし、工具類は揃ってます)
で、どれぐらい安いかというと、自分が購入したパイプ「100x2000」は外径11cm程度で内径約10cm、長さ約2m(店によっては1mのもありました)。お値段は1000円未満でした。2pcや3pc用ならこれで2本作れます。キャップやジョイントは240〜750円ぐらい。他にはクッションシートとか、ネジ類とか接着剤(塩ビパイプ用の接着剤は、軟質塩ビのフロッグ類が魚の歯で裂かれた場合の、傷の貼り合わせにも好適です)とかで1,000円程度でした。
お盆は例年同様釣りに行かず、テストロッドのスレッドコーティングや、いくつかの製品の細部にかんするツメや指示書の作成、自分用ルアーのハンドメイドや、上のような工作をしていました。

ひさしぶりに山以外で神戸名物イノシシに出くわしました。神戸に「お洒落な街」というイメージをもっている他府県の方は多いでしょうが、実は六甲山系がすぐ背後にせまっているので、ちょっと山に近いあたりではイノシシがフツーに出没します。今回出くわしたのは縦縞が消えてまだそう経ってない15kg程度のヤツらですが、人を見ても逃げないし、車が来ても平然と徘徊していました。こいつらも40kgを超えると、なかなか恐ろしいケダモノに変身します。知人宅では庭の花壇が掘り起こされ、たっぷりとフンの置き土産をくらったり(異様にクサイ!)、アルミの門扉を鼻先で吹っ飛ばして侵入されたり、勝手口の木の戸を破壊されたり、追い出そうと思って出て行くと、逆に威嚇突進されて家に逃げ込むハメになったり。また飼主と一緒に散歩していたイヌが襲われて咬み殺されたり、ラジオ体操やってた人が突然手の指を噛みちぎられたりする事件も発生しています。もちろん神戸市内ですよ。そーいやミスター自衛官も山で自主トレ中にイノシシ一族に遭遇し、襲撃されて逃げ帰ったことも。「あいつら、ちょっとしたナイフ程度では処分できそうにないであります。ライフルがあれば簡単ですが…(←彼の射撃はハイレベルなのだそうだ)」とのことでした。シカといいシシといい増えすぎは厄介です。震災被災地に増殖する「イノブタのようなモノ」も困ったものですね。

さてドーブツでは、なんといっても「NEBLINA」である。チリワインの「NEBLINA」ではなく、エクアドルのNEBLINAちゃんである。写真を見た時は一瞬「ズズ黒いキンカジューか?」と思ったが、色だけでなく顔の各パーツの比率もかなり違う。キンカジューよりだいぶかわいい。ちなみにキンカジューはペットにもされているが、酒グセが悪く、酔っぱらうと飼主に尻尾を巻きつけて、引っ掻いたり咬みついたりするそうだ。あのパリス・ヒルトンもペットのキンカジューに咬みつかれて、破傷風の予防注射をうったらしい。おセレブな酒を飲ませて悪酔いさせたのかな?
それはさておき発表されたところによると、この動物はアライグマ科オリンゴ属で、体長約35cm、尻尾は30〜40cmとのこと。米大陸で肉食獣の新種が確認されるのは35年ぶりだという。一般名は「オリンギト」になったそうだ。学名にもなったNEBLINAとはスペイン語で霧や霞の意味。無理矢理和名をつけるとしたら「霧隠アライグマ」とか「霞オリンギト」とか? このネブリナちゃん、捕獲場所はエクアドルの高地だそうだ。他の用件で低地に行くことはあっても、コイツを見るために高地に行くことはないだろうなあ。でも一度は足を踏み入れてみたい。アンデス山脈の雲霧林。

国会の表面的・形態的な「ねじれ」は解消したかもしれないが、政治家(というより官僚ども)と国民、富裕層と我々一般人の「ねじれ」は解消なんかしていない。株高で儲けて一時的に羽振りのいい人たちには興味のないことだろうが、円安やア屁ノミクスは、一般人に何をもたらした?日常生活を圧迫してるとしか思えないね。生活を圧迫されたうえに増税やらなんやらで負担増加…まったくもって冗談じゃない。ステファン・エセル氏の様々な言葉が頭をよぎる。

『はだしのゲン』が問題になっている。閲覧規制?アホぬかせ!作者は本当は封印したい記憶を、自身に使命を課して苦しみながら描いたのだと思う。そこらのフヤけた漫画とはワケが違う。自分たちは小学校の頃、教師からむしろ「読みなさい」と言われた。あの悲惨さを繰り返さないためにも、子供たちに読むことを推奨したのだろう。漫画における暴力描写や性描写が今のように世間に溢れてない時代だった。読んだ子供たちはみんな怖がった。そして救いのない世界の中で「生き抜いて」とゲンを応援した。親や教師の一部は戦争を体験した世代。彼らはともすれば「戦時中は…」「戦後は…」と口にした。子供たちは時にそれを疎ましく思い、「今は違う」とどこかで反発しつつも、彼らの持つ実際に体験した重みには抗することはできなかった。
自分も子供の頃から戦争の話を聞かされて育った。戦争の写真を見て育った。匪賊と呼ばれる人たちの打ち落とされた首が並ぶ写真を見た。累々と横たわる死体の写真を見た。爆発でばらばらになった人の写真を見た。もっと恐ろしく忌わしい写真の数々は高校生の頃、「これが事実である」と目の前に突きつけられることになる。戦死した叔父のひとりは病弱だった。それにもかかわらず召集され、ほどなく戦地で死んだ。遺骨すら還らず、箱には遺品と石ころがひとつだったという。それをその叔父の母親、つまり自分の祖母から繰り返し聞かされた。「戦争を知らない子供たち」である孫に、悔しさと無情さと残酷さを伝えたかったに違いない。
『はだしのゲン』問題を契機に、戦争にかんするいろんな記憶を呼び戻した。でも、その記憶の中の人たちの半分以上は、もうこの世にいない。

INFORMATIONS

★お知らせ GGZ-74HH3 TRINAL BOUNCER発売

GGZシリーズはK-GUIDEチェンジ進行中ですが、まずは2pc+ハンドルというライギョロッドとして特異なモデル、GGZ-74HH3 TRINAL BOUNCERがValley Hillに入荷しました。完全新商品のため、下げ札や様々な登録に少々時間がかかるようですが、現在出荷準備もほぼ整いました。2013年カタログではロッド重量と価格が未定になっておりますが、ロッド重量は329g、価格は¥45,000に決定しました。なお、GGZシリーズは、今回のK-GUIDEチェンジ分から価格が上がることになります。というのも、長いこと利幅を抑えた価格設定でやってきましたが、マテリアルやパーツ価格のアップにより、このままでは利益を生むこと自体が厳しくなったからです。何卒ご理解くださいませ。
また2014年からWhiplash Factoryのロッドも、まずはSERPENT RISING RETRIBUTIONシリーズから価格を上げることになりました。こちらも理由は同じです。あのマテリアル量、あのパーツ類、ダブルラップ等の仕様、しかも国産。現状のままでは相当厳しいです。ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

最近の!!な試合

★UFC on FOX ヘヴィ級3回戦 アリスター・オーフレイム vs トラヴィス・ブロウニ

金網に押し込みラッシュをかけるオーフレイムが圧勝かと思われたが、しっかりガードして急所を打たせないブロウニ。これは隙をついて反撃か…と思いつつ観ていると、やはり。一旦離れた後はブロウニの長い直蹴りが、オーフレイムのガードの隙間を何度も突く。この蹴り、角度によってはヤバイぞ…と思ってたら、下顎にクリーンヒット。崩れ落ちるオーフレイムにパウンドが降りTKO。かつてあれほど強かったオーフレイムだが、UFCの壁は厚すぎるのか…。
L.ヘヴィ級3回戦のマウリシオ・ショーグン・フアとチェール・サネンの試合も見物でした。サネンのグラウンド・コントロールのレベルの高さ、ここぞという瞬間のキメの強さを実感。ギロチンチョークで1R1本勝ち。今回はお得意のトラッシュ・トークはなかったのかな。「TUF」ではなんかスポーツマンだし…。

★WBAミドル級選手権 ゲンナディ・ゴロフキン vs マシュー・マックリン

セルヒオ・マルチネス相手に善戦したマックリンが、プレッシャーをかけ続けられ、あっけなく倒された。顔だちが顔だちだし一見そうは見えないのだが、実は強すぎるゴロフキン。攻略手段はまったく見えない。ミドル級最強か。

最近の愛読書

★『旅の虫眼鏡』 伊藤博幸著 旅行人

イラストレーターである筆者が、アジアやアフリカで出会った様々な動物や昆虫や植物を、イラストとシンプルなエッセイで紹介するユルめの本。これがけっこうおもしろい。視線のユニークさに感心することもしばしば。旅行人の本では、マエストロN氏ご推薦の旅の奇人伝(?)『旅のそなた!』もオモロイらしい。旅行人の『熱帯雨林を歩く』も自分にはマストな本だが、釣りにしか興味のない人はどーでもいいんだろうなあ。

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★小型ショルダー兼ウェストポーチ

スマホや財布を入れるポーチが長年の使用(7年ぐらい)で、あちこちボロボロになり、かなり弱ってきたので、買い替えることにしました。で、これまで使っていたのより気持ち大きめのを。裏にはベルトに取り付けできるストラップ付き。ブランドは財布に合わせました。といっても当然高額なモノであるはずはなく、高くないけど昔からデザインが好きな某ブランドに。これぐらいの価格帯でこのブランド…ということは、あの珍奇なるお方が速攻でカブセてくる可能性があるので、詳細は一切明らかにできません。(とか言ってたら、サイズ違いだがコーヘイ君とかぶった…笑)
そーいやこのブランドの財布、昔おかしな事件がありました。ある日知人のシャチョーMと飯を食いにいった時、金を払おうと思って財布を出すと、シャチョーMが「新家さん、なんでボクの財布を勝手に開けるんですか!返してください!」と喚きました。「何言うとるねん。これはオレのや。お前の財布なんぞ持っとるわけないやろ」と言うと、シャチョーMはいきなり自分の財布を引ったくり、それこそ勝手に開けました。「あれ、免許証が違う!カード類も違う!」と言いながら、ふと我に返ったらしくバッグをガサゴソ。そしてそこから取り出したのは、ブランドもモデルも色もまったく同じ財布でした。「すみません。まったく同じ財布やったんですね〜。つい動転してしもて…。でも開けた時に何かおかしいと思ったんですよ。カードも少ないし、お金も少ないし…」 ムカッ! その発言で自分が店での支払いを、すべてシャチョーMに押し付けたのは言うまでもありません。40代独身社長サンなんやから、ワシのような庶民とは違う高級ブランドの財布でも持っときなはれ!

今月のダメな人

★最近とってもダメなワタクシ

大阪で某社の方々と打ち合わせの後飲み会。マジメな仕事の話の後は当然ロクでもない話。で、時計を見ることなく、アホなこと言って笑ってる間に時間はどんどん過ぎ、気がつけば阪急もJRも終電終了。酔っぱらってたわけではないのですが、ついつい時計を見なかったのが命取り。さすがに大阪梅田から宝塚まで歩いて帰るわけにはいかない(歩いて帰ると朝の7時ぐらいになるかな)ので、数年ぶりのタクシー帰宅。次回はちゃんと時計を見つつ飲もうと心に決めました。というか、時計見ながら飲むわなあ、フツー…。