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vol.78

月刊「WHIPLASH」March,2013

3月の目標:3月こそ初釣行<

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は1月23日から2月21日までです。

自分たちがガキの頃、ちょうど日本の高度経済成長期、川は洗剤や排水で泡立ち、河口域や海では奇形魚が発見され、PCBだのヘドロだのと汚染が問題になっていた頃、光化学スモッグ警報というのが発令されました。「光化学スモッグが発生しています。運動場で遊んでいる児童はすぐに校舎に入りなさい」という校内放送が何度も流れたのを憶えています。現在の中国の大気汚染報道を見ると、あの時代の日本を思い出します。映像を見るとレベルはケタ違いにヒドイですが、何かの急激な振興とひきかえに、恐ろしい公害が発生しているのは同様。その後の日本はずいぶん公害対策に力を入れ、今や泡立つ堰堤や奇形魚を見ることはなくなりましたが、はたして中国はどうなるのだろうか…。大気汚染ばかりがクローズアップされるが、土壌や水質も恐ろしいことになってるのではないだろうか。旧正月明けの北京の空をTVで見て、重い気分になりました。

フィッシングショーの準備は別にオオゴトではありません(自分はたいしたことないが、代理店の人やVHのショー担当の人は大変だと思う)が、根が怠慢なので直前になってでないと動かないため、数日はミョーに気忙しく、手元も忙しくなるのは例年通り。例年そうなることぐらいわかってるのに、それでもケツに火がつくまでは動かない(笑)。
搬入日の午後から展示して、業者日は午前中に別件の用事を済ませて、昼から会場入り。一般日は開場から閉場までずっといたわけですが、最終日の夕方になると、例年と同じく「もう終わりか、意外に速かったなあ」と思う。そして最後までブースに残ってるお客さんの顔ぶれもだいたい例年と同じ。でも、今回の日曜日は例年以上に慌ただしかった気がします。昼食のタイミングもつかめずそれっきりで、夕方に「何かえらく腹減ったなあ、あ、メシ食うの忘れてた」なんてことに。ブースに姿が見えないのでサボってると思われた方もいるでしょうが、実はそうでもなく…。2度ちょっとした休憩にいきましたが、それ以外の不在は挨拶まわりやら、打ち合わせやらでして。たいてい20分以内で戻ってきてたんですけどね。タイミングが悪くて話ができなかった方、すみませんでした。それと顔はあわせたものの、愛想なしですませてしまった皆さん、すみませんでした。言い訳するようですが、何事もタイミングでして…。
例年同様この場を借りて、ご来場のお礼を申し上げます。ありがとうございました。お土産類もいろいろとありがとうございましたm(_ _)m

横浜のフィッシングショーの会場には、3/22(金)の14時前に入るつもりです。ちょっと横浜市内に用事があり、それを済ませてから行きますので、そんな時間になりそうです。3/23(土)、24(日)は開場から閉場まで、基本的にずっと谷山商事株式会社VALLEY HILLさんのブースにおります(たまにさぼって消えます)。
なお、その前週の名古屋のバスフェスタには、VALLEY HILLさんは出展しますが、自分は参加メンバーに入ってないので会場にはおりません。しかしWHIPLASHのモノも一部展示していただけるそうです。

今年の大阪フィッシングショーでは、なんとあのボブ高浜がOFTさんブースでトークショー。「あんなところにトッキーが」とか「こっちにはパンダちゃん」とか「今アカネさんが…」などとからかってやろうかと思ったが(←ウソ。しませんよ)、本人はすごーく緊張してたみたいで、人垣の向こうに自分がいるのが見えると余計やりにくいかな…と思ってその場を離れました。初日は黒ずくめでやってたが、二日目はバスプロみたいなカッコだった(笑)。当然バスプロみたいに慣れてないけど、彼の実直な人柄がにじみ出ていたので、集まった人たちは好感をもったのではないでしょうか。両日とも熱心な人たちがけっこう集まってたので、ひとごとながら「よかった」と安堵。向いてないし、依頼もないからやらないけど、自分がマイク持っても、人が集まる気なんかしないもんな。
そのボブ、昨年のショー以来GR社のメタル変態AMON氏(今回はロシアンメタルのTシャツで登場。GRさん、ヘンな人多いなあ。エロ監督とかJJマニアとか…)とすっかり仲良くなったみたいで、トークショーの台から下りると、釣りの話そっちのけでメタルの話。しかもしつこく「俺は嬢メタラーやない!」と宣言。「ほお、でも今度はDIEMONDSのパンダちゃんではないの?」「イヤ、違う。俺は…」「じゃあやっぱりISSAとトッキー?いやヨッシーか?それともジル様かな?」「ちゃうっちゅーねん!(←関東訳すると「ちがうってば!」)俺はフツーにメタルが好きなだけや!SLAYERもLAMB OF GODもOVERKILLも聴くんや!」。最後にはそんな聞き飽きたセリフを吐いてお怒りになられました(笑)。さらに後日メールでまで「自分は嬢メタラーではない」とよこしてきました。今さら何を言ってもムダである。それより開き直って「嬢メタラー・ボブ」という新キャラを確立してほしいものだ。こんなこと書いてると、横浜で押しかけてきて文句を言われること必至。文句言ってきたら、おかえしにトークショーに茶々入れに行くぞ。
そーいやAMON氏にはTURISAS赤黒顔面ペイントで自社ブースに立ってほしいものです。「ラスプーチン」かけたら踊りだしたりして(笑)。
どーでもいいことだが、珍さんはフィッシングショーの帰りにタワレコ梅田でDESTROSEを買ったらしい。この男こそ「メタル」に興味はなく「嬢メタル」に興味のある典型例。

今回の展示品に対するうれしい言葉のひとつが、毎年来てくれてるライギョ釣りメインの、ひとりのお客さんからの一言でした。「裏切られたなあ(笑)」。そう今回は2014年に備えた、裏切りの展開なのです。表情からも察するに、お言葉、もちろんイイ方向に解釈させていただきますよ。でも『DIFENDERS OF THE FAITH』から『TURBO』ではなく、『PAINKILLER』から『JAGULATOR』って感じでしょ。なんの例えかわからない人のほうが多いか…(苦笑)。では『FEAR OF THE DARK』から『X FACTOR』ではなく、『REIGN IN BLOOD』から『SOUTH OF HEAVEN』てのはどうだ。ますますわからん?
たしかに典型的なライギョ釣りのお客さんには、あまりおもしろくない内容だったような気も…。すみませんねえ。でも来年はもっとおもしろくないかも(笑)。小物用スピニングとか並んでたりして(←ホントか。いや、口から出任せ)。

意外に注目してもらえたのがマルチピースのロッドでした。実質的に3ピースということで、RAW DEALER EXTREME EDITION REX605HX-Tにかんしては仕舞寸法を80cm強にできました。今回の注目理由の上位には「ヨメの目を盗んで釣りに行ける」「バイクで釣りに行く時に好都合」というモノがありました。つまり評価の上位は手軽さ・携行性(隠蔽性?)です。それと、もっと仕舞寸法が短く携行性に優れたロッドは、いろんなメーカーさんから出ていますが、こういうトルクを振り絞れるタイプのモデルは珍しいのでしょう。硬いのはあっても強いのは少ないようで、そこも気に入ってもらえた理由のひとつだと思います。旅行云々よりも普段使いを目的にした人が多いなら、もっと多目的のRAW DEALERマルチピース・バスロッドがあってもいいかな。
実はすでに昨年からそーいうのを企画しておりました。スペックは出したし、イメージイラストもすでに作成済みだし名前もつけました。「T3 AIRはエヴァだが、T3 SVはエヴァではない」とおっしゃるVHのエヴァマニア担当氏にも、「REX605HX-Tがショーで一般のお客さんから注目されたら(←メディアからの注目がないことは予測済み。もちろん皆無でしたよ!…笑。それよりユーザーさんだ)、よりフツーなマルチピースロッドの開発をやらせてほしい」と言ってたぐらいでして。今回のショーでけっこう注目してもらえたので、多分開発への移行はOKだろうと。えっ、「T3 AIRはエヴァだが、T3 SVはエヴァではない」のココロがわからんからダメだって? キャラの名前ぐらい覚えろって? 知ってるよ、ネコ耳つけた赤いヤツ、なんとかスティングレイ。違う?
古い話になりますが、2009年の3月にRAW DEALERとは名称も異なるシリーズ(仮称「ESCAPE-EIGHTY」でした。80cmの仕舞寸法で逃避用…そのまんま)として、あえて飾り気のないデザインでEVAグリップのマルチピース・バスロッドを4モデルほど企画したことがあります。ちゃんとしたイメージイラストやスペックも用意したのですが、まあボツといいますか、企画倒れといいますか、軽く却下されたといいますか、そういうことで製品化にはいたりませんでした。ソレと今回企画したモデルとは別モノですけどね。

さあて、大阪フィッシングショーで個人的に気になった新製品は下記です。あまりうろついてないから、メーカーが偏ってますが。それと列挙するにあたって思い出すと、ルアー類を全然といっていいほど見てなかった。すっかり忘れてた。唯一触ったのはカルティバのソフトベイトぐらい。なかなか使えそうな「ジャスターフィッシュ5.5」って名前のヤツ。それを動かしてる水槽前でオーナーの社員さんと立ち話してたからね。

・CATALINA LD(Daiwa)
一昨年、タダノリ氏と某社を訪れた際、その会社の製品のテスターをやっておられるMB氏と偶然遭遇。その時MB氏が手にしておられたのが、USダイワのソルティガ・レバードラグ・2スピードモデル。氏はコレをショアからの青物キャスティングゲームに使っておられるのです。で、「新家君、コレどう思う?キミの好きな釣りにも使えそうでしょ」と言われ触らせてもらったのが最初でした。そのUS仕様ソルティガ・レバードラグの日本版とおぼしきモノが、CATALINA LDとして日本で発売になりました。黒赤のSEALINE LDとして、2スピードモデルは2010年から出てたんですけどね。
ラインキャパからすると30SHがいいかな。7.3のギア比は好みよりちょいと速いが…。「ちょい投げ対応の遠心力ブレーキ」とのことだが、多分ちょい投げ以上のこともできるはず。自分はUS仕様ソルティガ30T(日本のSALTIGA Z40と同じサイズ)で40~60gのルアーを投げてたしね。この仕様でスタードラグだったらなあ。キャスト時のフリーから状態から、瞬時にベストのドラグ強度にレバーを合わせるのは慣れがいります。一応MARFIXで慣れてるとはいえ、やはり普通のクラッチのほうがラク。さらにレベルワインド付きならズボラができて好都合ですが、ラインの偏りは「指レベルワインド」で均せるのでまあいいか。ハンドルは95mmと85mmに調整できるが、好みより少し長いなあ。75mm程度が好きなんやけど。誰かに頼んで穴空けてもらおうか。もちろんこのCATALINA LD、ライギョ釣りに使うのではありません。
さてライギョ釣りの人の中には「ドラグはフルロックで滑らないのが男らしい。もしくはドラグなんてなくてもいい」という人もいるようですが、自分は男らしくないし、そんな人たちと違って体も弱いと思うので、いざという時に必要なだけ滑ってくれるスムースなドラグがほしいです。特にPEを使用したダイレクトに力がかかる釣りや、負担の大きい釣りには、耐力が高いだけでなく、ハイテンション状態でも正確に作動するドラグが必要だと考えています。ドラグが滑ることにより、リールの内部機構やロッド、ラインやルアーのパーツを守ってくれますからね。魚種によっては身切れ防止にも。

・13 CERTATE(Daiwa)
昨年10 CERTATEの1003を購入して、悦に入って山岳渓流で使っていたら、もうモデルチェンジ。思わず「キーッ!」となりそう。エアローターがZAION製になったり、ラインローラーにマグシールドが採用されたり、ボディカラーやデザインがちょこちょこ変わったり…。しかしなんとなく「ス○ラSW」ちっくなのは個人的にいかがなものか…と(笑)。まあ、カッコいいけどね。新型が出たからといって乗り換えるわけではなく、10 CERTATE 1003はガタが出るまで使いこむ所存。あとは紫のボディ&ローターのCERTATE(色彩的には似合わないことはないが、道具としてオカシイかも)とか、JJカラーモデルの類が出ないことを祈ります。なんせアノお方があのセクションに復帰したからなあ。
そーいやソノお方、NHKの『シャーロック』見てる?制作サイドが楽しみながら現代アレンジをやった感じがするけど。モリアティのゲイ風トークなんか、意外だったけどハマリだったりして。

・12 LUVIAS(Daiwa)
昨年から発売されてたのに、いっさい触ってなかったLUVIAS。なぜなら触るとほしくなるから(笑)。けっこう人気のようで、近くの大型店でも機種によっては売り切れ状態。デザイン面もすごく向上したし、マグシールド仕様だし、基本性能の高さは問題ないし、よくできた上級普及モデルという感じで、自分程度には十分すぎるぐらい十分なレベル。今回EXISTと並んで展示されていたが、見た目の遜色はないし、触っても価格ほどの落差はまったく感じられませんでした。なのになんでCERTATEをメインに愛用してるのかって? ミエですよ、ミエ(笑)。それとメタルボディだ。ほらアノ有名曲にもあるでしょ。「I'm made of metal, my circuits gream…」って。だからメタルボディ。でもLUVIASの2004H、このモデルには様々な意味でかなり食指が動きます。特に愛用中の10 CERTATE 1003と並んで、山岳渓流のダブルメインリールとして。うれしいことに臨時収入(…といってもちゃんとマジメに働いたことで入ってくるお金です)が発生しそうなので、遠くないうちにリール2台(高いのはムリだけど)とサングラス1個が買えそう\(^^)/。さあてどれにしよう…。

・CALCUTTA 400(Shimano)
冒険的な左右非対称デザインの新型カルカッタに400サイズが登場。スプール径をアップして、幅はそれほど広げず、ラインキャパを確保。で、パーミング側のサイドプレートを小さくして、ホールド感を向上させるという手法。パーミング側がえらく薄いのはシンクロナイズド・レベルワインドでないので、ドリブンギアが必要ないためらしい。この薄さは斬新だ。左巻きの401もあるのがシマノさんらしいです。ところでダイワさん…?

・VANQ GAGA(Zeal Optics Glen Field)
新製品ではないが、意外にかけ心地がよかったVANQ GAGA。テンプルがストレートなのですっと入りやすいし、イイ感じでした。前面の作りのため小顔効果もありそう。珍さん好みのデザインではないので、モデル名を出しても大丈夫と判断。そういやボブもZealサングラス愛用者らしい。

・BW-XXX(Bunny Walk Glen Field)
Zeal Opticsと同じグレンフィールドさんのカジュアルなイメージのブランド。お値段は手頃だがフィット感はすごく優れていて、レンズのスペックがどうのと数字上の小ムズカシイことを言わなければ、お魚釣りに十分対応。普段がけ感覚のまま釣りに行っても何の問題もなくフツーに機能するはず。女性向きのシェイプも多いので注目してみては? 気になったモデルの品番を伏せてる理由は、言わずと知れた珍さん対策(笑)。といっても購入するかは未定。対珍予防線、張ってみただけ。

・ジガーライト・シワリ(Owner)
微妙なカーブのフックポイント(それこそがシワリ)ひとつをとっても、開発者YSNR氏のこだわりがうかがえるジギングフック。独特のシェイプといい、強度アップの平打ち加工の位置といい、これはなかなか興味深いフックです。その他STX-68にも興味アリ。

「ホカホカコイン大作戦」。渡す硬貨の熱さに較べ、返ってくるオツリの冷たいこと…とマエストロ。そんな温度差まで楽しむか…。イツザイと呼ばれる方は愉悦のポイントすら違うのである。

フィッシングショーにミスター自衛官が来たので、彼がプロデュースした「ナマイキ高校生2泊3日体験入隊」の話を聞いてみました。しごきまくられ(といっても日頃の訓練よりずいぶんヤワな内容だったようだ)、日頃ワルぶったナマイキなガキどもも消沈。終了後、全員全身筋肉痛でボロボログダグダになってたらしい。やっと返してもらった携帯で「あんなとこ入ったら殺されるぞ」と仲間に電話していたそうだ。目に浮かぶね、その光景(笑)。
ちなみに腕立て伏せが25回できる子はゼロだったそうで、それには自分も驚き。高校生不良男子がたった25回の腕立てもできない!?マジか?そんなにヒ弱なのか?それでいいのか?うーん、ナサケない。ちなみに高校生たち、その後のアンケートでは、全員が示しあわせたように「2度と入りたくない」と書いてたそうです。
「ナマイキ高校生2泊3日体験入隊」を年間行事にしようと画策する自衛官だが、体験したガキどもからそのしんどさを誇張して吹聴されては、次のヤツらが警戒して逃げるのを懸念。で、フィッシングショーからの帰路、新たな策を一緒に考えてみました。名づけて「SDY37と2泊3日の体験入隊♪」。はたしてSDY37(別名YJN37)とは…(←極秘暗号…ウソ)。そうそう、ミスター自衛官。対人近接の英国式をマスターしたら是非とも伝授してくれ。

自分は日頃釣りのプロと呼ばれる人たちと話をすることは全くありませんが、フィッシングショーの際には少し話をすることもあります。基本的に話が合わないので、ほんの少しだけですが…(笑)。そのほんの少しの中に、気になる話がひとつ。
会場外でのことですが、某バス釣りのプロが「最近のルアー雑誌(多分バス雑誌)はわくわくしない。だからさっと1回目を通す程度」と発言。「わくわくしたとしても、それはお金をたっぷり持ってるオトナだけで、そうでない人をわくわくさせる要素が乏しい」という意味のことを口にしました。そして「昔はそうでなかったのに…」とも。雑誌のカラーページに出てるであろう人からそんな発言がもれたので、ちょっと意外でした。でもまあ、そんな人ならいろんなカラクリや裏事情も知ってるだろうし、余計わくわくしないんだろうね。俺はどう思うかって?さあね。野生鱒族雑誌をひとつだけしか読んでないので、他のことはわかりません。その鱒誌は、自分のような山岳渓流に目覚めた、アマチュア釣師を時々ときめかせます。魚の写真も嘘っぽくない(サイズの想像がつきにくい、魚眼スレスレ超広角手隠し手持ち写真がない)し、記事にも提灯がほとんどともっていません。イマドキ、スジを貫いてて貴重な雑誌だと思います。

ふとあたりを見渡すに「奢れる人も久しからず」という言葉が浮かびました。かの有名な『平家物語』の冒頭文の一節です。自分のような古いタイプの人間には、『平家物語』の冒頭文は骨の髄までしみついています。そしてまだ長い人生ではありませんが、「奢らない人も久しからず」というのも真理であることを知っています。「無常(*「無情」ではない)」を示すことで知られるこの冒頭文、内容のみならず、そのリズム感も素晴らしく、教訓的であるのと同時に、古くから日本人の中にある「もののあはれ」にもリンクしています。そして、この冒頭文は絶対に文語で読まなければなりません。口語にすると格調もへったくれもなくなり、のっぺりした「ただの冒頭文」になってしまいます。文語でないとダメといえば『雨月物語』も。口語訳を読んでみましたが、恐ろしくも凄まじくもなんともない。そこに描かれた獣性も狂気も、口語訳によって肌に粟を生じさせるものではなくなっています。ほんのちょっとしかかじってませんが、「聖書」も文語のモノが圧倒的です。近年「歌詞が文語調でムズカシイ」とかいうクソクダラナイ理由で、素晴らしい日本の曲が音楽の教科書にも載らないようですが、それはホントに馬鹿げたこと。口語訳をつけるか、教諭が教えるかしたらいいだけでしょ。そんな理由で素晴らしいメロディが一歩忘却へと追われるなんて…。
あ、そうや、文語や教科書がどうのということではなかった。元々は「奢れる人も久しからず」つまり「盛者必衰」に触れようと思ったわけでして。そう、周囲のミョーに羽振りのよかった何人かに「久しからず」現象が見られるもんやから。春の夜の夢は短かったようで…。

では脱線ついでにもうひとつ…。「盛者必衰」とは趣は異なりますが、日本の古典的なものとしては、機会があれば『九相図(きゅうそうず)』という仏教画に目を通しておくのもいいと思いますよ。これは人の屍相ですが、我々が何気なく口にする「土に還る」とは、具象をともなえば…というか絵にすればこうなるわけで。つまり自然とはキレイゴトなどではなく、美しいも素晴らしいも汚いも怖いも、みんな包括し呈示するものなのでしょう。
九相にまつわる話では以下のようなものがあります。弘仁の頃、嵯峨天皇の皇后、橘ノ嘉智子(諡号:壇林皇后)という人は、人の世に二度と生まれないであろうという美人(今でいう美人、つまり容姿の美しい人。古く中国では「美人」は「よき人」という意味で男に使われることもあったらしい。また項羽の愛人で美女として名高い虞美人の場合は、後宮の一階級というニュアンスもあったらしい)であったが、人の常として亡くなられました。で、その遺志には「自分の屍は捨ておいて、世の中の色狂い(←エロ男)たちの見せ物にしてください。腐乱した自分の屍を見た人は、おそらく何かを考えることでしょう」とあり、周囲はご遺志にはそむけないので、林葬というかたちにして、屍をカラスや野犬による弔いにまかせたという話です。『九相図』はこの壇林皇后や小野小町バージョンが存在するようです。ただし小野小町は謎だらけで、本当に美人だったのかもわからないという説があります。下ネタ系としては、小野小町は言い寄ってくる男を片っ端から拒んだので「あの女には穴(東京4文字、大阪3文字)がないんとちゃうか?」ということになり、裁縫において目安として布をとめておいたりする穴のない針を、小町の「町」にひっかけて、「待ち(町)針」と呼んだとか、それはたんなるこじつけだとか…(笑)。
自分はたまたま池の脇で死んでいたヌートリアを、一定の期間おきに訪れて九相らしきものを見ました(宮崎学氏というカメラマンの『死』という写真集が発端。たいていの動物は妊娠期間と同じ時間で土に還るらしい。「九相」を見ると決めていたのに、2m以上距離を空けてマスクをつけて、さらに鼻と口を押さえて観察するのがやっと)が、それはカラスやウジやシデムシに食われ(夜間はタヌキなどにも食われたかもしれない)、肉は腐敗し溶解し地面にしみ込み、汚れた骨と毛だけになっていきました。やがて雨や風にさらされて、ほぼきれいな白骨になった時、なんともいえない神々しさのようなものを感じた記憶があります。そして土に還るという、生命体としての生まれたものの最後の仕事を終えた「元ヌートリア」に手をあわせました。でも再びそういうものをあえて観察しようとは思いません。断っておきますが、ヘンな趣味嗜好で観察したわけではありません。そのあたりお取り違えのないように。

なくなって長いのに、いまだに時々話題になる雑誌『LURE FREAK』。あの雑誌の中で「ウグイ将軍」における下ネタ(カラ揚げが好物の人はどうとか、ジーンズが無事ならセーフとか…)の元ネタを提供しつつ、時にはシビアな野池事情のレポート、時には「海のジグレンジャー」を書いておられた方が、最近開業されたお店に行ってきました。釣具屋さんじゃないですよ、念のため。じっくり話をするのは何年ぶりだろう。いろいろ積もる話もあって、閉店後も居座って昔話等をあれこれ。よくでてきたのは「ところで○○ってどうしてる?」という話題。共通の知人でも音信不通が多く、風のウワサにも乗らない人が何人も。さらにはよくない方向に走った人の話や、おもしろからぬギョーカイネタまで、閉店後も約4時間…。まあでもイイ話もありました。なんとあの川がウナギとテナガエビだらけとか。暖かくなったら確認に行かねばなるまい。また、近くに行ったら寄ります。遅くまでつきあっていただき、ありがとうございました。次はボブが行きます(多分)。
そうそう「海のジグレンジャー」で、取材中にサービスエリアで拾われたブチの子犬は、今では老犬だが元気とのこと。憶えてる人いるかなあ。お遍路さんに囲まれて捨て犬を押し付けられた話。

ある日、いただきもんのミノーが、机の下の小箱からいくつか出てきました。動きがちょっと好みでないのと水流に巻き込まれるクセがあるので、使わずに寝かせたままにしていたのですが、そのままではもったいないので、改造して使うことにしました。まずはリップを切除。「このあたりにこんな角度かな」と勘でボディに切り目を入れて、そこに「だいたいこんなカタチやろ」とこれまた勘で成形したサーキットボードをハメ込み。別名テストタンクという風呂で動かしてみると、これが別モンに変身。1個うまくいくと他のも片っ端から改造したくなるのが釣師のサガ。で、残りのモノもリップ変更。そのモデルにかぎらず、動きが好きでなかった他のミノーや、リップの折れたミノーも同様に改造。気がつけば10個ほどのミノーが腹を上向けにして、接着乾燥台に並ぶことに。最近自分の釣りにかんすることって、これぐらいしかやってないよなあ。それと大型プラグを3個。これは完全に私用。ベリーフック用のアイひとつだけで、そこにはバーブレスのシングルフックを装備というヘンなルアー。最近世間にはトレブルフックが3本のルアーがあふれているので、その反動かな(笑)。バーブつきトレブル3本てのは、自分には受け入れがたいシロモノなんでね。どんな魚に使うかは…まあどうでもええやん。釣具の仕事のほうは○○とか△△とか▽▽とか、あれこれやってるんだけどね。

S.O.B-Son Of Blitz-1/2ozクラスのテストモデルが上がってきました。早速ブレードを組んで、翌日雪が降る中、常用タックルを使ったスイムテストに出撃。そんな天気なのに出かけたのは、テストモデルの出来がすごくよかったから。とにかく早く泳がせてみたくなったのです。寒いせいか雪のせいか、その人造湖にはバス釣り人ゼロ。で、風裏の静かな湖面でキャストしては様々なリトリーブを試す。特に欠点なし。かなりのスローでもブレードはついてくるし、ヘッドも振動しているのが見える。一定層をキープするにせよ、水面引きをするにせよ、問題は見当たらない。これなら合格だな。この感じだと意外に早くリリースできるかも。あとは工場さんに「早く作って」と泣きついて生産してもらおうか…(笑)。3月中旬になったらあのクリークに持ち込んで、体高のある色の濃いバスを。でもバスより先にヒゲモノに襲撃されそう。

ロクでもない時代というかもしれないが、いつだってそんなにすべてがいい時代だったことはないだろう。たいてい一方がよければ、他方はよくないし…。楽観せず、悲観せず、怒りすぎず、諦めすぎず、浮かれすぎず、凹みすぎず、気を入れすぎず、気を抜きすぎず、足元に注意しながらボチボチやっていきましょう。そうすれば、そんなにロクでもない時代と思わなくてすむかも。といいつつも外因的不安は増える一方だ。

今度はギアナ高地とエンジェル・フォールか…。ええなあ…と思ったが、お仕事やもんな。同じ南米大陸内なので比較的簡単に行けるのかな。肌に巣食う虫が多いとのことでしたが、それはアマゾン上流域で「ウタ」と呼ばれるヤツかもしれない。サシチョウバエが媒介する「皮膚・粘膜リーシュマニア症」というヤツ。けっこうヤバいらしいよ。罹らないように祈ってます。自分はベネズエラならリャノ(Rhanos)に行きたいね。釣りはいいとして、あの平原あの湿原はいつか見ておきたい。うー、行きたいとこだらけだ。金と時間がほしい。特に前者(笑)。まあ、とてもじゃないが潤沢とは資金をやりくりして、100%自腹で行くから楽しいんだけどね。
BS日テレの『トラベリックス』で紹介されたキトの町、遠景にかすかに映ったパネシージョの丘のマリア様が懐かしかった。またあの丘の上から町を眺めることはあるのだろうか。ミミグロバトがヨチヨチ歩く坂道を、「空気薄いなあ」と言いながら散策することはあるのだろうか。

町もいいが、やはり南米には水遊びに行きたいですね。意表をついて北の鱒族というのもアリなのだが…ニジマスとかドリーバーデンとかね。イメージと違うって?ほっといてくれ。日頃から自分は雷魚まんや怪魚まんやないと言うとるやんけ。ニジマスなんて管釣で釣れるって?モノが違う、モノが。そりゃドナちゃんの方が重くなるだろうけど、やるからには「ワシこそはRAINBOW TROUT!」とか「ミキージャである!」とか魚体自身が主張するような、野生のホンモノと原産地の川で遊びたい。という具合に、実は北の方角も視野に入れているのであった。

春近し。今年はいいことあるかな。


INFORMATIONS


2013年新製品説明

★RAW DEALER REPURATION RR701LX-S THE BLACKTHORN (ブラックソーン) 

Length:7'1" 1pc(Offset Handle)
Closed Length:182cm
Line Applications:6-12lb, PE#0.8-1.5G
Taper Design:Fast
Rear Handle Length:220mm
Fuji S.I.C GuideTitanium Frame(T-MNST,T-KTSG, T-KLSG-H *ガイド径:Top5.5~20)
Reel Seat:Fuji VSS-D17 Black Finish+IP Chrome Hood
ハード、ソフトを問わず、様々なルアーをシャープに操作するためのスピニングモデル。RAW DEALERシリーズの各スピニングモデルよりも張りの強いタイトな操作感が特徴。他モデルよりさらにファストなテーパーデザインだが、負荷に応じてスムースにベンドし、十分なパワーを確保したバットセクションで確実に受け止めます。バット側にはハイフレームのT-KLSG-Hを配置しているせいもあり、一見流行のマイクロガイドやKR仕様に見えますが、細めのPE+リーダー(FGノットで16lb以下)の使用も考慮して、最小ガイドは「5.5」サイズです。あえて極端な小径セッティングにはしていません。
「BLACKTHORN」とはサンザシという樹木です。自分はこの木の花や実の雰囲気が好きでして。同時にベタ訳すると「黒い棘」という意味にもなります。

★RAW DEALER EXTREME EDITION REX605HX-T THE SCOUNT'N'ASSAULT (スカウト'N'アサルト)

Length:6'5" 2pc(Spigot Joint)+Offset Handle
Closed Length:81.5cm
Line Applications:14-30lb, PE#2.5-5G
Taper Design:Regular
Rear Handle Length:330mm
Fuji S.I.C GuideTitanium Frame(T-MNST,T-KWSG *ガイド径:Top8, 1st7~16)
Reel Seat:Fuji TCS-D18 Non Slip Finish+Long Nut+IP Chrome Hood
携行性を重視したブランク2ピース&ハンドルオフセットの3ピースモデル。トラベルロッドは携行性を追求するあまりにブラ ンクスの性能が軽視されがちですが、このモデルは1ピースモデルに遜色のない機能性を確保。REX601HX-Gと同等のパワー、スピゴットジョイントと極力ストレスを排したスムースなレギュラー寄りのテーパーデザインで、高次元のファイトコントロール性能を確立しました。大型魚の突然のアタックを考慮した長めのリアハンドルを装備。PE+リーダーの使用を考慮し、最小ガイド径は「7」にしました。もちろん国内の大型バスにも余裕で対応。
継ぎが多いとジョイント部の調整などの生産時の作業も多くなるし、スピゴットジョイントには「型」も必要なので、「本気の多ピースロッド」を国内で作るとなると、どうしても1ピースものより価格は上がってしまいます。世間的には先からケツまで1ピースのモノこそ高くて当然で、それ以外は安くなきゃ…という通念みたいなモノがありますが、ソレは製作面から見ると正しいとはいえないのです。もちろん価格はマテリアルやパーツ類や装飾にもよりますけどね。以上、価格高騰(…というほどではないが…)の弁明でした。限定生産品(の予定)。
このEXTREME EDITIONシリーズ、今後もフツーのバス路線から少し離れたモノを思いつけば、モデルを追加する予定です。

★SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE SERIES (タスクフォース・シリーズ)

[SERPENT RISING RETRIBUTION]自体、ハードコアな趣のあるシリーズですが、この[TASK FORCE]は、その名「特殊任務」が示す通り、さらに特化を試みています。その特化が今後いかなる方向に広がるのかは不明ですが、まずは様々な移動手段における簡便性とライギョロッド本来の強靱な機能をブレンドした変則2ピースモデルを開発。航空機による移動が増えたこともあり、「空」や「飛行」を意味する形容詞「AERO」に蛇神「NAGA(ナーガ)」を合体させ「AERONAGA」と命名しました。2011年秋に上がった1stテストモデルは、すぐさまアマゾン水系に持ち込まれ、ピラルクーやピンタイージョの洗礼を受けました。そして2012年に数度のブランクスの変更と度重なるライギョでのテストを経て生誕しました。通常のガイド仕様モデル以外にも、同一ブランクで太いリーダーの使用を想定した大径ガイドのベイトモデル、さらになんとスピニングモデルも設定(←誰が使うねん、そんなもん…笑)。それらの用途は……てきとーにお考えください。
「タスクフォース・シリーズ」なんて銘打ってますが、シリーズ化するかどうかは現在のところ深く考えておりません。シリーズ化の確立は33%ぐらいかな…。あとはSERPENT RISING RETRIBUTIONの本筋を少し離れた、特殊性のあるモノをどれだけ思いつくか…です。まあRAW DEALERにおけるEXTREME EDITIONみたいなものです。

★SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR703GX-TF THE AERONAGA (エアロナーガ)

Length:7'3" Irg2pc Spigot Joint(変則2pc, インロージョイント)
Closed Length:135cm
PE Line Applications:#7-10G
Taper Design:Regular
Rear Handle Length:390mm
uji S.I.C GuideTitanium Frame(T-MNST,T-KWSG *ガイド径:Top8~16)
Reel Seat:Fuji T-DPS-D20 Non Slip Finish+Long Nut+IP Chrome Hood
変則2ピース仕様で仕舞寸法135cm。ロッドケースに入れても全長を短く抑えることが可能な機動性重視の設定。室内の狭い車や列車、航空機での移動に好適。あらゆる場面における素早い対応性を重視したXSR701GXをイメージベースに、プラスアルファの長さを付加。テーパーデザインをストレスのないレギュラー寄りに設定。1stテストモデルはアマゾン水系のピラルクーやタイガーショベルノーズとも対戦。その後十分なテスト期間を設け、カバーエリアのライギョを中心に実戦力を磨きました。スピゴットジョイントは、ショアからのGTや青物ロッドでも実績のある高強度のモノ。実釣テストではトラブルは皆無でした。ただ、たまには緩んでないかの確認は必要ですけどね。このモデルはフツーのガイド設定です。

★SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR703GX-TF THE AERONAGA -BOUNDLESS- (XSR703GX-TF エアロナーガ・バウンドレス)

Length:7'3" Irg2pc Spigot Joint(変則2pc, インロージョイント)
Closed Length:135cm
PE Line Applications:#7-10G
Taper Design:Regular
Rear Handle Length:390mm
Fuji S.I.C GuideTitanium Frame(T-MNST,T-KWSG *ガイド径:Top12~20)
Reel Seat:Fuji T-DPS-D20 Non Slip Finish+Long Nut+IP Chrome Hood
太いショックリーダーを使用するゲームでは、既存のガイドセッティングでは無理が生じる。海外釣行にもこの種をロッドを携行する開発者新家が、XSR703GX-TFをベースにガイドセッティングを変更した、大径ガイド採用の自己満足的ベイトモデル。ベイト仕様ということもあり、ロングリーダーには向きませんが、矢引きプラスアルファ程度の長さには、通常のガイド仕様のモデルより快適に対応。リアハンドルのコルクが通常モデルより20mm長いのも特徴。特殊かつ需要の少ないであろう モデルゆえ少量生産予定です。
ガイド径が大きいとはいえ、PEとリーダーと接続は、ノット部が短く径も小さくできるFGノットおすすめです。自分はキャスティングの場合はFGノットを多用します。

★SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR703GX-TFS THE AERONAGA -BOUNDLESS- (XSR703GX-TFS エアロナーガ・バウンドレス)

Length:7'3" Irg2pc Spigot Joint(変則2pc, インロージョイント)
Closed Length:135cm
PE Line Applications:#6-8G
Taper Design:Regular
Rear Handle Length:390mm
Fuji S.I.C GuideTitanium Frame(T-MNST,T-KWSG, ICMNSG…バットガイド2個はICMNSG逆付け *ガイド径:Top12~30)
Reel Seat:Fuji DPS-D20+Long Nut+IP Chrome Hood
XSR703GX-TFのブランクをベースに、これまた完全趣味的にスピニング仕様にしたモデル。総重量が重く空気抵抗が大きく、通常のベイトリールのブレーキシステムでは投げづらいルアーを繁用するゲーム、ベイトタックルが不利な状況下、どうして もスピニングでやりたいゲームのためのモデル。推薦リールは10 SALTIGAや12 CATALINAなら4500~5000クラス。旧SA LTIGAや旧CATALINAなら4000~4500が適合します。バットガイドがICMNSG#30なので、これ以上大きいリールとなると支障が出ると思います。特殊かつきわめて需要の少ないであろうモデルゆえ少量生産予定です。
「なぜバットはKガイドじゃないんですか?ひょっとして付け間違い?」と尋ねられましたが、ワザとMNSGなんですよ。自分なりの理由があるのです。ウチ以外でも、ある理由で「バットのみMNSG」というのはけっこうあるのでは。
「マグロに使えますか?」とか「GTに使えますか?」とか尋ねられましたが、元来船からのそういう用途のロッドとして作っておりませんので、レングス設定もテーパーデザインもガイドセッティングもハンドルの前後バランスも完全に不向きです。
マグロやGTにはそれ用に開発された優秀なロッドがたくさんありますので、どうぞそちらをお使いください。高いお金を払って、わざわざ向いてないモノを買って使うのは、理にかなわない奇妙なことだと思います。

*「少量生産予定」「限定生産品」と表記しているものは、基本的に需要が少ないと見込んでいるものです。そのため一般的なモデルより少量生産を予定しています。しかし万が一の売り切れ、そして熱烈なリクエストが最小生産ロットに届きそうな場合は、再生産する可能性があります。「2度と生産しません!」というわけではありません。それでは入手しそびれた方々に失礼だと思いますので…。

★GUN2 ZERO GGZ-74HH3 TRINAL BOUNCER (トライナル・バウンサー)

Length:7'4" 2pc+Offset Handle
Closed Length:87.5cm
PE Line Applications:#6-10G
Taper Design:M.Fast-M.Slow
Rear Handle Length:380mm
Fuji S.I.C Guide Stainless Frame(EMNST,EKWSG *ガイド径:Top8~16)
Reel Seat:Fuji T-DPS-D20+Long Nut+E-Color Hood
2010年からあれこれ調整していた、ブランク2ピース&ハンドルオフセットの特異な3ピース仕様。室内の狭い車や列車、航空機を使う移動、旅行の合間の釣りに好適。細身のブランクは一見頼りなさげですが、バットセクションにはGGZ-70HHと同等のパワーを秘め、長期間の度重なるテストを乗り越えた実力は侮れません。技術を持ったアングラーの手にかかると、想定以上の魚にも太刀打ちできるポテンシャルを持っています。とはいえあくまでもライトカバーエリアでのゲームを想定しています。GGZ-70HHやGGZ-76HHあたりの使用が好適と思われる状況下での使用が望ましいです。スムースなテーパーデザインと無理のないプットオーバージョイント(逆並継)により、ありがちなジョイント部の違和感をほとんど感じさせません。

★NOIZE ADDICT New Color:09R:Raging Claw

Type:Combination Buzz
Naked Weight:1/2oz class
09R:Raging Claw[レイジング・クロウ](G/G):やや凄みを効かせたレッドカラー。ブレードカラーはゴールド。赤いバズベイトが水面を蹴散らすのを、水中から見るといい眺めかな…と思って塗ってみました。ちなみに赤は性的興奮色や活力系色ともいわれています。逆に青や緑は萎え色?(笑) そーいう方面でいくと自分は青より緑がダメだ。このあたりの色にかんする議論は、今後タダノリ氏や権威マエストロN氏、イツザイ・ケンちゃんたちも交えて展開すべきかと。ルアーの色にかんする議論なんかどーでもいい(笑)。一体何の色?
*カタログのカラーチャートのものは、サンプルが間に合わずイラストです。

★S.O.B(Son Of Blitz) New Color:09R:Raging Claw

Type:Double Willow, Single Willow
Naked Weight:5/8oz class
09R:Raging Claw[レイジング・クロウ](G/G):やや凄みを効かせたレッドカラー。ブレードカラーはゴールド。名前にはCL AWとついていますが、別にザリガニを意識したわけではありません。この手の色は時として不思議な効力を発揮しますね。我ながらいい配色にできたと思ってます。
*カタログのカラーチャートのものは、サンプルが間に合わずイラストです。

★S.O.B(Son Of Blitz)

Type:Double Willow, Single Willow
Naked Weight:1/2oz class
常用サイズ1/2oz class(Naked Weightは15.5gぐらいになる予定)を2013年秋までにリリースするのが目標です。テストモデルがあがり初期テストは合格です。3月中旬から実釣に入ります。

★BULLPUP.DC [ブルパップ.DC] *今年は出せそうです

7/8oz Class (w/Dead Sting-IIIC #5.5/0-XL)*フックのゲイプは#5/0より少し広いので#5.5/0という表記に変更します
Action Style:ドッグウォーク,ショートスライド
シングルカラー6色, フレークカラー6色, マーブルカラー6色, ペイントカラー2色
チューニングウェイト1oz(28g)上限のロングレンジ対応大型モデル。長さはL.D.SRやD.O.G-LDとほぼ同等ですが、ボリュームアップでヘヴィチューニングへの対応性を確保。あくまでも動きにこだわったデザインで、カバー上での安定感を保ちつつポケットでは多彩なアクションを展開。前面をスムースな曲線で構成し、大型モデルが苦手なスリ抜けも性能も確保。ワザで食わせることを喜びとする技巧派釣師も唸らせるはず。24~26gでの動きは大型モデルのくせに相当キレてます。総合性を重視するなら総重量を24~26gに設定するのがいいと思います。「BULLPUP」とは銃用語であり空対地ミサイルの名称でもあ りますが、ここではその意味も含ませつつ、BULL FROG(ウシガエル)のPUPPY(子供:普通はイヌの子に使うが…)もか けて、ルアーに命名しました。
*やっとフックがだいたいキマリました。#5/0よりややゲイプが広い#5.5/0(#6/0と呼べるほど広くない)で、ウェイトワイヤーを巻く部分を長くとったロングシャンクモデルです。

★DEAD STING-III CLENCH

#5/0-S, #5/0-X, #5.5/0-XL *#5.5/0-XL、やっとサンプルが希望のカタチに接近
少しシャンクに角度をもたせたウィードレスプラグ用のフックです。現行モデルよりもフトコロがやや広くなります。2011年はフックのみの発売にまで手がまわりませんでした。2012年は#5/0-Sと#5/0-X、その後#5.5/0-XLにうつる予定です。

★WF-ADD WEIGHT [WFアッド・ウェイト] *今年は出せそうです *近日カラーサンプルUP

1.5g, 2.0g, 2.5g
ブレードチューニング等のためにパーツハンガーをつけるアングラーは多いと思いますが、このWFアッド・ウェイトはそのハンガーに付属のスプリットリングでセットして、手軽に浮き角度やウェイトを調整できる小型のオモリです。別名「ケツリグ」(笑)。オモリの裏側には小さい穴があいているので、そこにマテリアル類を突っ込んで接着し、純粋なウェイトチューンのみならず、プラスアルファのアトラクターとしても使えます。もちろんアイディア次第でウィードレスプラグのチューニ ング以外にも。
*たとえばこんな使い方もアリです。2フックのトップウォータープラグを腹だけのワンフック仕様にして、リアフック用のアイにWFアッドウェイトをセットして急角度の浮き姿勢にしてアクションを変えるとか…。3フックのミノーのセンターに配して沈降速度を変えるとか、さらにフェザー系マテリアルを少量追加して、プラスアルファのアトラクターにするとか…。

★お知らせ 2012年以降生産予定のロッドにパーツ類の変更があります(ブランクスは基本的に変更ナシです)

・RAW DEALERシリーズはK-GUIDEへのランニングチェンジ中です。今年生産予定のR703RS THE CROSSFIREはK-GUIDE仕 様でリリースされます。
・SERPENT RISING RETRIBUTIONシリーズはK-GUIDEへのランニングチェンジ中です。今年生産予定のXSR707ZX THE REDEM PTIONはK-GUIDE仕様でリリースされます。
*変更点はトップページからご覧いただけます。

*WHIPLASH FACTORY単体のカタログは2013年も存在しません。ご希望の方は谷山商事株式会社さんの「VALLEY HILL 2013」カタログをお求めください。当サイトでも後日「VALLEY HILL 2013」カタログのWHIPLASHおよびGUN2 ZERO、HEADHUNTERに関するページのPDFデータをアップする予定です。

 

最近の!!な試合

★UFC155.5 フライ級選手権試合 デミトリアス・ジョンソン vs ジョン・ダッドソン

以前、山本キッド選手をスピードで圧倒した「Mighty Mouse」ことジョンソンに、フライ級トップの破壊力を誇るダッドソンが挑戦。ダッドソンが2度のダウンを奪うも、4、5Rでジョンソンがヒザを使ってダメージを蓄積させ判定勝利。フライ、バンタム、フェザー、ライトは平均的日本人の体格にもあった階級だが、UFCのこれらのクラスのトップ選手を見ていると、日本人選手の入る隙間はなかなか見当たらない。この試合も両者5分5Rフルに動き回っての目まぐるしい攻防だった。この運動能力、このスタミナ、この集中力。ホントにただごとではない。その他の試合ではライト級のアンソニー・ペティスvsドナルド・セラーニが印象的。11カ月のブランクなど微塵も感じさせずにペティスが圧勝。それと日沖選手、惜しかった。あと 少しだったのに。

★UFC156 ヘヴィ級3回戦 アリスター・オーフレイム vs アントニオ・シウバ

試合前の土曜日、フィッシングショーに来てくれた岐阜の格闘家とこの試合について雑談しました。彼の見解は「オーフレイムの勝ちでしょ」。自分もベラスケスにやられたシウバを見てるし、レスナーを潰したオーフレイムも見てるし、「やはりオーフレイム有利」。釣りに関係ないそんなことを話しつつふと思い出したことがありました。「以前シウバは打撃でヒョードルに勝ったよなあ…しかもボコボコにして」。あの時は番狂わせと言われたなあ。最近の試合ではオーフレイムは相手を圧倒して勝ってるので、長引いた時のスタミナや追い込まれた時の打たれ強さは不明。その点シウバは打たれ強いし…。でもまあ オーフレイム有利は動かないだろうと。
で、試合は1Rはオーフレイムが打撃でプレッシャー。ガードを固め後退するシウバ。2Rはオーフレイムがグラウンドに持ち込みパウンド。しかしシウバがうまく対処してるような。下からヒジやパンチを入れてるし、モロにもらったりはしていない。再びスタンドになるとオーフレイムはノーガード。見切ってるのかナメてるのか、それともスタミナが切れて手を下げたほうがラクなのか。それに対しシウバは高いのぞき見ガードを維持。2R終わりのインターバルでのオーフレイムの表情を見ると、明らかに疲れの色。それに対しシウバは下になってたわりに疲労度の少ない顔。そして目がちょっと異様な感じに。これはひょっとして何か起こる…かも。そして3R、それまで下がり気味だったシウバが前に出る。パンチが当たる、ハイキックが当たる。オーフレイムが金網に下がる。そこでシウバの連打が炸裂。ガードを上げることもなく打ち抜かれ、崩れ落ちるオーフレイム。この瞬間はヘヴィ級の怖さと同時に、アントニオ・シウバの底力と意地を見せつけられた気がした。試合後のコメントでは、シウバはオーフレイムのスタミナのなさとメンタル面の弱さを指摘していて、「3R勝負は作戦通り」と述べていたが、今後オーフレイムと対戦する選手はコノ手を参考にするのでは。ちなみに我々の試合前の予想は、レスナーvsオーフレイム戦 に続きまたしてもハズレ。あかんなあ、俺らの予想って(笑)。
メインのフェザー級選手権試合は、1階級落とした元ライト級王者フランク・エドガーがジョゼ・アルドに挑戦。1、2Rは取られるも、例によって驚異的なスタミナと恐るべき精神力で盛りかえし判定に。自分は気分的にはドロー、実質的には1ポイント差でアルド勝利と判定しましたが、結果はやはりユナニマス・ディシジョンでアルドの防衛。でも第2戦、きっとあるよなあ。今回もフランク・エドガーの名勝負製造機ぶりに感嘆。

 

最近の愛聴曲

★HR/HM, R&R, PROGRESSIVE ROCK, BLUES, POPS etc.

・全曲『CEREBRATION DAY』 / LED ZEPPELIN『CEREBRATION DAY』
*2007年12月10日、オリジナルメンバーとジョン・ボーナムの息子ジェイソンによる奇跡の一夜を収録…なんて今さら言うまでもないわなあ。自分が購入したのは2CDのみのバージョンです。
・全曲『APOCRYPHON』 / THE SWORD『APOCRYPHON』
*70年代回帰型といわれるが、ガレージっぽいダイレクトさにドゥームっぽい妖しさ、サイケデリックな感覚も盛り込んだ、古くて新しい(?)ハードロック。初期BLACK SABBATHとの近似性を指摘されることが多いが、自分はむしろTROUBLEあたりの空気を感じます。アートワークも凝っています。
・HIGHWAY STAR / BUCKCHERRY
・全曲『CONFESSIONS』 / BUCKCHERRY『CONFESSIONS』
*「HIGHWAY STAR」はDEEP PURPLEの超有名曲のカバーでNASCARのレースのトレイラー。「え、BUCKCHERRYが?」と思ったが、聴いてみるとなかなかカッコよかった。で、『CONFESSIONS』。七つの大罪をテーマにしているが、根っからのR&Rバンドがやってるので、くどくも仰々しくもなく、構えずに聴けます。内容は文句のつけようがないほど。日に6回、4日連続で聴き続けても、まったく飽きない。
・HOUSE OF THE RISING SUN / V.A『SONGS OF ANARCHY』
*「HOUSE OF THE RISING SUN」の日本語カバーには「朝日のあたる家」の他、「朝日楼」があります。「朝日楼」という名の女郎屋だそうで。ちあきなおみさんや浅川マキさんのバージョンを聴きましたが、いずれも好みではなく…。後者の倦怠&やさぐれ感のほうが好きかな。倦怠とやさぐれ感といえば「かもめ」も。自分はこういう昭和の歌謡曲はけっこう好きです。イマドキのは聴く気にならないけどね。
・SHUT THE FUCK UP / BRIDES OF DESTRUCTION『HERE COME THE BRIDES』
*このタイトルをその面に向かって言ってやりたいね。俺は興味ないのに根掘り葉掘りもうウンザリ。詮索好きでおしゃべり好きのアンタ、空気読めよ。めんどーくさいから黙っててくれ!って。次は「GET THE FUCK OUT」ってことになる。

 

最近の愛読書

★『風の中のマリア』 百田尚樹著 講談社文庫

オオスズメバチのワーカー(働きバチ)を擬人化した異色の物語。その生態や習性にかんしてはきわめて専門的だが、他の昆虫との会話は想像的で、そのギャップもおもしろい。自分の周囲にも「ハチ=毒を持ってる=害虫」としてしか認識してない人は多く、たとえ小さなフタモンアシナガバチ1匹ベランダで見かけても、セイヨウミツバチ1匹部屋に入っても、すぐに殺虫剤をかける人が多いが、これを読むとどう思うだろう…。マリアはオオスズメだしね。

★『モリでひと突き』 栗岩薫著 毎日新聞社

マエストロN師からいただいた1冊。「私にとって銛はパンツである」という帯タタキ自体完全にアホである。(←もちろんホメ言葉)これだけでも内容がおもしろいことが想像できる。直接的に獲る、接近して獲るということほど、興奮度が高いことはよーく知っている。なぜなら自分の釣りが、自らができるだけ接近してしかけるスタイルだからだ。モリというか、ヤスによる捕獲ももちろんやったことがある。潜ってでなないが、浜辺を歩きながら食用の魚を突いたことが何度かあるのだ。魚を突き刺すというだけで抵抗感のある釣り人もけっこういらっしゃると思うが、興味のある方は読んでみるといい。この著者の放出するエネルギー、意外なほどの筆力(失礼)で、その世界に引き込まれること必至です。
*中村安希さんの『愛と憎しみの豚』にかんしては来月。まだ読み切ってないので…。自分は『食べる』よりこっちです。

 

最近の珍事件

★悪口にならない程度に言わせてもらうけど…

フィッシングショーの休憩スペースにいた時、ふと前方から見覚えのある顔が。いわゆる有名バスプロだが、なんかえらく太ったのにタイトな服(皮?合皮?金持ちだからきっと皮だろう)を身にまとい、腹の部分がパンパンだったので思わず吹きそうに。…なんて見てると、こっちに近づいてきた。「笑いをこらえるのがつらいから来んといてくれ」と思ったが、平然と近づいてきて「よ、久しぶり。元気ぃ?」なんて言ってきた。元気かって?見ての通りや。うーん、間近で見るとさらにつらい。思わず毒舌を吐きそうになったが、そこらに彼のファンがいるとわるいので我慢我慢。古い知人として忠告するが、ダイエットするか服を変えるかしたほうがいいと思うよ。誰のことだか詮索は無用!

 

最近のお買い物

★ショートブーツ

釣りメインではなく普段履きとはいえ、海外旅行も含め4年弱履いたら、さすがのBATESのDELTA6もいたるところが綻びました。修理してみたもののこれではカッコ悪くて、街履きやヨソん家に行くわけにはいかぬ。パターンはしっかり残っているので、今後は修理不能になるまで釣り専用として履こう。で、とりあえず何か1足…ということで同じBATESのショートブーツを購入。また4年は頑張ってもらおうか。品名を載せないのは、当然のことながら珍なるお方対策。

 

今月のダメな人

★お世話になってる会社の方ですが…

お世話になってる会社の方なのでいいにくいですが、やはりAMON氏はダメな人です。骨の髄までメタルに浸蝕されて、腐りかかってます。自分なんかとても及びません。方向性は異なりますが、某プログレ英国紳士氏と同じぐらいダメDEATH。