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vol.25

月刊「WHIPLASH」October(Outubro),2008

10月の目標:駿河湾夜遊び(別名駿河湾漢祭り…といってもどうしようもない人が集まるだけ)

 

『自然倶楽部』9月号別冊『GREAT ESCAPE to BRAZIL』(文&写真:新家邦紹, 写真:松岡芳英, 発行:株 式会社廣済堂)価格¥2,100(本体¥2,000)サイズ:B5(横182x縦257mm)196頁
文を読むことに慣れてない人には辛いかもしれないけど、よろしくお願いします。

買いに行く時間がない、買いに行くのが面倒くさい、 近くの釣具屋さんや書店では入手しにくいetc.の場合は直接出版社に問い合わせ&申し込みもできます。

株式会社廣済堂 自然倶楽部編集部 〒984-8518 宮城県仙台市若林区舟丁18-2 Tel.022-225-8015 Fax.022-217-2066
URL http://www.shizenclub.jp/ E-mail shizen@net.kosaido.co.jp

定価¥2,100(税込)*送料¥100だそうです。買いにいくガソリン代や電車賃より安かったりして…


*この雑記は適当にダラダラ書いてるので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日以降、 約1カ月のことが出ています。今回の場合は8月25日から9月22日までです。
というわけで原稿が代理店さんにつき、アップにかんする作業が始まるのが24か25日ぐらい。 ということは アップはそれから5日~1週間後になるのだろうか…。今後ともだいたいこんなペースです。

いろいろありましたが、最終的にはなんとか収まり、とりあえず無事に帰ってきました。 まずもって驚いたのは3年振りに眺めた、ベレン上空からの風景。ビルが増え、しかも高層化。 そしてメシアナ島のスタッフの顔ぶれの変化。昔からの主だった連中数名がいなくなり、自分にとって初顔の若い連中が増えていました。 しかし、こんなことは事件でもなんでもなく…。そんな風景や人の顔を見る前に、とんでもないことが起きていたのです。

その事件は行きのリオ・デ・ジャネイロの空港で起き、俺の今回の釣行のすべてを一瞬でひっくり返しました。 「なんかよくない夢でも見てるのか?」というのが、その時の感想です。…いつまで経っても預けた荷物が出てこない。 その中にはロッド本体と2本分のロッドハンドルを除く釣具一式と着替えや靴や洗面用具を含む日用品のすべてが入っているのに。 自分は特に精神修行はしていませんが、ある特定の項目を除き、 少々のことでは平常心を失わず自制を効かせるだけの精神力は持っていると自負していましたが、 それが脆くも崩れそうになりました。でもまあ、これはどう考えても「少々のこと」ではありません。 しかし、何ごともなるようにしかなりません。やれるだけのことをやって後は天に任せるしかないのです。 デルタ航空のバゲージサーヴィス・スタッフは「何も心配はいらない。 この『BAGGAGE CHASING INFORMATION』に記入してくれたら大丈夫だ。 明日10時から15時の間にここに電話してくれ。バゲージが出てきたら滞在先にすぐに送るさ」と言いましたが、 心配しないでいられるはずがありません。 仕事でレシフェに向かう日本人3人組の人たちも「ここで荷物が消えるのはけっこうよくあることですが、 まったく出てこなかったという話はあまり聞いたことがありません。気を落とさないでください」と言ってくれました。 その時の自分としては、そんなことを言われても慰みにしか聞こえませんでしたが、 リオ・デ・ジャネイロに残っていてもどうしようもないので、後ろ髪を引かれつつ、 もうひとつのトラブルを解消すべくベレンへ向かうTAM航空のカウンターに向かいました。

実はアトランタ発のデルタ061便が2時間以上遅れたので、 ベレンに向かうTAMのJJ3420便は我々がリオ・デ・ジャネイロに着いたと同時に飛び去っていたのです。 TAMのカウンターで事情を話すと物わかりの良い対応が返ってきたのでほっとしました。 さらなる料金を請求されることなく夜の便に乗れることになりました。 しかし、12:50着の予定が23:30着に。これをガイドのネルソンに伝えなければならないのですが、 何度も何度も電話しても我々を迎えに空港に向かった後らしく、さっぱりつながりません。 連絡がとれないまま、いたしかたなくベレンへ。 フライトの途中、「ネルソン、とにかくベレンの空港で待っていてくれ。 そして荷物よ出てきてくれ」と願ってばかりいました。 空港に着き祈るような気持ちで外を見ていると、松岡さんが「あ、ネルソン来てくれてるよ!」と喜びの声を上げ、 囲いの外の人垣の隅を指差しました。そこに目をやると懐かしい陽に焼けたヒゲ面が…。 俺はとるものもとりあえず彼の元に走りました。 彼は両手を広げたのちに腕時計を指差し「おいおい、今何時だと思ってるんだ?勘弁してくれよ」というポーズ。 俺はデルタの遅れとTAMの件をしどろもどろに説明し、遅れた無礼を詫びました。 そして何度コールしてもつながらなかったことも。 彼は「旅行会社の人から連絡が来て、飛行機の遅れにかんする事情説明があった」と言い、とにかく3年振りの再会の握手。 荷物の消失事件を伝えると、彼は「それは大変な問題だ。 以前、日本からのグループが同様のトラブルに巻き込まれたことがあった。 結局荷物は発見されないまま、彼らはここでの日々を過ごすことになってしまったんだ」と言いました。 そして「バゲージサーヴィスと連絡を取るにも、島に渡ってしまえば連絡の取りようはない。 KUNI-SAN、あんたはそのままの服で、今手許にあるだけの道具で釣りをするしかない。 とんでもないトラブルだ」とも。 そんなことを言っても衛星携帯持ってただろ?あの携帯があれば通じるんじゃないのか?と聞くと、 アレはもう持ってないとのこと。これでほぼ望みは消えました。 なおも一縷の望みにすがり「ディエゴはもう島にいるのか?それとも明日セスナの空港で合流するのか?」と尋ねると 「明日我々と一緒に島に飛ぶ」という返事が返ってきました。 「明日彼に会って相談し対策を考えてもらおう」「そうしよう」。 そんなことを話しつつホテルにチェックインし、 そこであらためて航空券を手配してもらった(注、現地ガイドは新家自身が手配)日本の旅行会社に連絡を取りました。 「BAGGAGE CHASING INFORMATION」の内容を送ってほしい、日本のデルタ航空に問い合わせてみますとのことだったので、 松岡氏の携帯を借り、旅行会社にメールを送りました。 後に届いた返信は「日本の航空会社側は現時点では、その荷物の事情が把握できていません。 あなたがたが頼んだ現地のガイドたちのほうが何らかの方策を持ってると思うので、 そちらにも頼んでください」という内容。こうなりゃ明日会うディエゴが最後の頼みの綱。 とにかく大きな期待はかけないほうがいい。うまくいかなかった時のダメージが大きくなる。 とにかく最悪の事態(つまり盗難)を想定し(そんなもの想像したくもなかったけど)、 そうでなければ儲けものと自分に言い聞かせました。 そして仮に最悪の事態になったとしても精神をしっかり律することを腹に決めました。 酒を覚えてからの人生で、この時ほどビールの味がわからないまま喉を通ったことはありません。 疲れていたせいか意外に早く眠りに就きましたが、何度も何度も目が覚めました。

翌朝、セスナの空港でディエゴに事情を説明すると、 「自分の仕事仲間にジョン・ルイスという人物がいる。 彼はベレンにいるので「BAGGAGE CHASING INFORMATION」の内容をFAXし、彼にデルタ航空との連絡役をしてもらうことにしよう。 うまく見つかったら即ベレンに送ってもらい、明日以降に島に来るグループがあるので、 その人たちと同じセスナに荷物を乗せてもらうことにしよう」という返事が返ってきました。 そして島に飛びましたが、明日も明後日もその後も、消えた荷物が見つかったという連絡が来ることはありませんでした。 かわりに「航空会社のコンピュータ上からその荷物のバゲージNo.が消えているようだ」という絶望に近い情報がもたらされたのみでした。

ここでどこかのマレーグマのように頭を抱えてしまえば、同行者たちに迷惑がかかるだけです。 マレーグマになってしまいそうな気分をこらえ、同行者に頼んでリールを1台とルアーを1個だけ借り、 これだけで3日と3/4日と1/2日の釣り日程を通そうと決めました。 そしてルアーが壊れて釣りの続行ができなくなったら、鳥や昆虫の撮影に専念しようと。 我ながらちょっと自虐的かなという気もしましたが、 これも運命で、ひとつの経験だろうと思い直し、すべてを割り切って島で過ごすことにしました。

釣具のみならず服も日用品もないので、 リオ・デ・ジャネイロの空港内の薬局で洗顔用品や歯ブラシセットや日焼け止め他の日用品を購入。 そして着替え用のTシャツも1枚購入。柄は有名なコルコバードの丘に立つキリスト像を簡略化したモノ。 おかげで当初土産モノに当てる予定だったR$が半分ほど消えていきました。 US$もガイド料&ベレンのホテル1泊&アルコール飲料&アトランタでの飲食費ぐらいしか持ってなかったので、 たちまち金欠気味に。いざとなれば換金手段はあるので、あせったりはしなかったけど。

ワンタックルで通したわりには、釣果は悪くありませんでした。 いや、むしろ良かったと言ったほうがいいかもしれません。 カノアで湿原とラゴアに漕ぎ出すと、日本にいる時以上に動物的な感覚が冴え渡たり、 「なんとか釣ってやろう」などという雑念がすっかり消え失せ(元からそんな面倒臭い意気込みはほとんどないけど)ました。 湿原を渡る風(カッコつけて表現してるのではない。行けばわかります)やナンベイレンカクの声、 茶系の水面に浮かぶ水生植物群落が何かを覚醒させ、同時にすべてを吹っ切らせたようです。 アロワナもピラルクーも釣った数は過去最高でした。サイズはどちらも大きくなかったけどね。

[ブラジル釣行使用タックル]
Rod:SERPENTRISING RETRIBUTION-test(Whiplash)
Reel:MILLIONAIRE 300 SNAKEHEAD CUSTOM(Daiwa)+PE#10+NYLON SHOCK LEADER
Lure:K-TEN BLUE OCEAN BKF140 Color:PH RAINBOW(Tackle House) *フックとリングは変更
Hook:CULTIVA ST-66 #1/0(Owner) *当然バーブレスにして使用
*全日程、アロワナもピラルクーもこのタックル・オンリーです。 K-TEN BLUE OCEAN BKF140は、同行者のためにアロワナ&ピラルクー両用ルアーとして自分が買ってきたモノを買い戻して使用しました。 アロワナ(6~10lb)はけっこうな数が出たし、ピラルクーも小振りながらそこそこ釣れたので、 見た目はズタボロになり、マグネットシステムも壊されたし、各アイはグラグラになりましたが、 それでも耐え抜いて本当によく働いてくれました。 規格より大きく重いフックを抱かされても頑張って泳いでくれるし。 そのフックはポイントの鈍りは研いで修正して使っていましたが、2度ほど伸ばされたので、 その時は新しいモノに交換しました。 このルアー、流行りに左右される薄っぺらいアングラー等には一時代前のルアーのように思われてるみたいですが、 俺はそう思ったことは一度もありません。 今回もあわせて計3度のブラジル釣行では、BKF115やBKF140はメインで使用する市販ミノーのひとつになっています。 海外釣行ではこういう骨格のしっかりした、質実剛健なルアーこそが信用できるのです。 俺、TACKLE HOUSEさんに媚び売ってこんなこと書いてるわけではないので、勘違いしないように。 海外釣行の際にしっかりしてないルアーを持ち込んで、片っ端からブッ壊されて泣きを見るのはイヤでしょう? 相手がバスでなくなれば、流行りのデカイだけのバス用ルアーの多くは意外なほど簡単にブッ壊されるようです。 たしかにアロワナ程度でもバスと比較すると相手が悪いと言えるでしょう。 プロやバス一直線の皆さんは「60アップのバスの暴力的なパワー」なんて表現をされますが、 俺にはピンとこないのです。もっとも俺は60cm以上のバスを釣ったことがないので、 そのパワーとやらを味わったことはありませんが、 同じ50cm同士ならケタ違いのパワーを持つトゥクナレ(ピーコックバス)の引きは通算で200本分近く味わっています。 60cmを超えるトゥクナレも30本以上釣っています。しかも岩を噛む急流域でも。 そのトゥクナレと比較しても7lb以上のアロワナは遜色ない力を備えています。 ライトなタックルで時間をかけてやり取りすれば壊されることは減りますが、 水生植物の多いエリアや浸水林エリアなどではけっこう強めのタックル(MH以上のバスロッド)で強引なこともやらざるをえないので、 アロワナやトゥクナレ相手でもルアーが壊れてしまうことがあります。 そういや今回もチビ・アロワナ1匹だけでフックをもがれた高額トップウォータープラグもあったようです。 バスより強いといっても、たかが50cmほどで3lbにも満たないお子ちゃまアロワナにねえ…。 7lb以上の小マシなサイズに壊されたのならわからんでもないけど。

帰国後の初メシは空港で和食。夏なら特にさらっとしたざるそばなんかがいいですね。 今回は空港内の「そじ坊」で天ざる。そういえば初回もそうだったなあ。 とにかくキスの天ぷらと自分で削る本わさびがうれしかった。 で、帰宅してから鮨というのが個人的な流れです。 その後もしばらく和食のみ。現地の食事が合わないわけではないのですが、しつこさのない和食はやっぱり一番です。
今回の釣行ではピラルクーの刺身も食べました。ベレンで板前(?)をやってるブラジル人とその仲間が島に来ていて、 「スシ・ライヴ」と称して捌いていました。そんなわけで食堂に行くと、 ピラルクーの刺身とサクラ印の醤油と日本酒の「富貴」が置いてありました。 しかも我々のテーブルの「富貴」は枡に注がれていました。 アマゾン河口の島でポン酒を枡で…う~ん、なんか奇妙な感じだ。 ピラルクーの刺身自体は、俺の舌には特に旨いというほどのものではありませんでした。 もう少し冷えていて、わさびがあれば印象も変わったかもしれませんが。 これで体内に間違いなくなんらかの寄生虫(横川吸虫の類)が入ったことでしょう(笑)。 そんなことわかってるなら食うなと言われそうですが 「せっかく日本人旅行者が来てるんだから」と好意で出してくれたモノを無視するのは失礼にあたるので、 完食というわけではありませんが、ある程度いただきました。
ちなみに今回の釣行においては、俺はハムを除いてまったく肉類を口にしていません。 バッファロー(水牛)の肉やカピバラの肉を使った料理もありましたが、 典型的なフィッシュイーターの自分としては、ピラルクーやタンバッキー、 フィリョッチ(ピライーバの子供)にドラーダ(メタリックな体色のナマズ)あたりの魚料理に終始しました。 アカリ(プレコ)は好きじゃないけど。

今回見た鳥類の中で印象的だったものは以下です。 あくまで個人的に印象的だったモノだけで、見るだけならここに列挙する3倍以上の種類を見ています。 ヒメコンドル。キガシラコンドル…ヒメコンかなと思ってながめていると頭が赤系ではなく黄色であることに気づきました。 ジャングル上空を旋回しているのを数羽目撃。 カラカラ。ベンチヴィ(キバラオオタイランチョウ)…数も多くてにぎやかで印象的。 あちこちで「ベンチ・ヴィー(Bem te vi=あなたをよく見ます)」と鳴いていました。 こっちこそあなたをよく見ますよ。エンビタイランチョウの仲間…撮影はできませんでしたが、 長い尾が印象的なカッコいい鳥です。 トゥユユ(ズグロハゲコウ)&ジャブルー(アメリカトキコウ)&グアラ(イビス=ショウジョウトキ)…これら3種+ガルサ・ブランカ(シラサギ)の乱舞を見て撮影できたのが今回の旅行で最大の喜び(釣りよりも)かも。 そりゃあもう感動しました。クリカカ(カオグロトキ)…昼寝しようと思ってると「目覚まし時計」との異名もあるあの声で鳴きながら飛んでいくのでハラグロトキとも。 カワワ(シロエンビコウ)…前回は2度だけでしたが、今回は5度ほど目撃。姿形は日本のコウノトリにかなり似ています。 アヌー(オニオオハシカッコウ)。アヌー・ブランカ(アマゾン・カッコウ)…今回はアヌー・ブランカをよく見ました。 冠毛の印象的な鳥です。彼らの卵殻は少し緑がかった空色に白いヒビ様の筋が入っている美しいモノ。 セスジカッコウ…地味な鳥ですが。カッコウの仲間と思われるモノでもう1種見ました。 それは「シークワン」と呼ばれる目が赤い鳥。ジャングル内で目撃しました。 姿形からするとリスカッコウ等の仲間ではないかと思います。オオムクドリモドキ。 ムネアカマキバドリ。トゥカーノ(トゥカン=オニオオハシ)…この鳥を見ると「ああ、アマゾン水系に来たんだなあ」という感慨に。 2羽のナンベイタゲリにシバかれているシーンも目撃。 ブロンズトキ。ソコ・ボイ(ササゴイの仲間)…熱帯林の中を流れる川(Rio Jacare=ワニの川)でよく見かけました。 いつか鳥の撮影だけに丸1日費やしてみたいね。
今回見た野生のほ乳類は以下です。プレギサ(ミユビナマケモノ)…ヒオ・ジャカレ(ワニの川)沿いの樹上で発見。 マカコ・グァリバ(クロホエザル)…ブルー・マカウことルリコンゴウインコを見に行った、 セハードの中に孤立した小規模の森で目撃。地上に降りて移動することはほとんどない彼らは、 あの小さな森だけで代々交配しているのだろうか。血の濃さが心配だ。 クチーア(アグーチ)…ジャングル内を走り去ったのを目撃。 カピバラ…えらく増えたように思います。*やはりオンサ・ピンターダ(ジャガー)は少ないようです。
昆虫類で印象的だったのは、背中の模様がかわいいいつものカマキリや、 オレンジヘッドのバッタ(日本のヒシバッタを大きくしたような体型)。 モルフォの仲間。エラートドクチョウ…季節的なものか翅に傷ひとつなく色も鮮やかなものを目撃。 黒ベースでパステルグリーンの縁取りがあるアゲハ風の形状のチョウ…アゲハ風ですが、 その行動から察するにアゲハ科ではないように思います。熱帯林(Toropical Forest=熱帯雨林Tropical Ra in Forestほど鬱蒼としておらず樹冠が低い)内に点在する日溜まりで目撃することが多かった。 日本のカブトのメスのような甲虫…あのニオイはなし。 でもやっぱり今回の一番は、シモフリスズメぐらいの大きさで緑色のスズメガです。 こいつの色彩が一番印象的でした。

今回の流行り言葉は「アサイー!」。ビールを頼んでも「Ok.Cerveja com Acai!」だし、 コーヒーを頼んでも「Cafe com Acai!」というような調子。なんでもアサイヤシの実をすり潰したのを飲むと精力がみなぎるらしい。 で、「KUNIがよく釣るのはアサイーをたっぷり飲んでるからだ(注、カップ1杯を2度飲んだだけ)」とか 「マツオカ、アロワナを釣りたかったら、もっとアサイーを飲め。 Muito Acai, Muita Aruanaだ」とか「アサイーをたっぷり飲んだら(股間に竿を当てるフリをして)ピラルクーだってこうやって吹っ飛ばせるぞ」とか 「セバスチャンはアサイーばかり飲んでるから奥さんが大変なんだ」などと朝からアホなことばかり。 今回はジョアンの姿を見なかったので「これは静かでちょうどいい」なんて松岡氏と笑っていたら、 そのジョアンがある晩不意にマカパから帰ってきて、俺らが来ていることを知って騒ぎだしました。 俺のところへくるなり「KUNI、マカパに行ったことはあるか?マカパは美人だらけだ。 日本はどうだ、ボニータは多いのか?今度マカパに来いよ。 とにかくMuita Bonitaだ。忙しいぞ(ヘンな角度で手を叩きつつスケベ笑)。アサイーがたくさん必要だ」などとまくしたてる。 「そうか、それはいい。時間があれば是非行きたいね。 マツオカさんも行きたがるはずだ」というと、「マッサンはスケベヤロー(日本語で)だからな。 いやヘンタイ(日本語で)だったっけ?よし、ふたりとも俺とマカパに行こう!」などと2005年の夜の再現になりました。 なんというか、ほとんどみんな口を開けば他愛もない下ネタばかり。そんな連中と一緒になってしまう俺にも問題アリか。 そうそう、仮に虫刺されとかで尻が痒くても、日本語で「シリが痒い」なんて言うと、連中はミョーに喜びます。 笑われたくなければ「ケツが痒い」と言いましょう。つまり「シリ」が問題なワケ。 男に「シリ」はないからね。それと連中はなぜかオカマ・ネタにやたら反応。 TVでもオカマが出るとえらく活性が上がります。どうもオカマにかんする話が好きなようです。 あまりにオカマ・ネタをふってくるので「この島にはゲイが多いのか?」と聞くと 「いや、この島にはいないと思う。でも隣のマラジョー(群島)にはたくさんいる。 日本には多いのか?」「いや、ブラジルほど多くはないだろう」「ところでマツオカはオカマとヤったことはあるのか?」 「いや、それは知らない。しかし彼にはそういう趣味はないだろう」「彼は○○が好きなワケだな」 「そうだ。多分△△な○○が好きだと思う。お前はどうなんだ?」「俺も□□な○○より△△な○○がいい」などと、どんどん下へ下へと発展していきます。

俺にバゲージの災難が降りかかってきたのも、 松岡氏があれほど熱望していたアロワナを今回もまたランディングできなかったのも、 「キミたちふたりはまたこの地に来なさい」という神サマの思し召しかもしれません。 とにかくこのままでは終われるはずがありません。 俺は自分がかかわったタックルと自分の手で作ったルアーでピラルクーを釣りたい。 2004年のあの日、強烈な衝撃とともに反転し、湿原に消えていった魚影。あのシーンを再び。 そして次こそ幻に終わったその魚を手にしたいのです。それしかないのです。 だからいつかまたあの島に戻ります。魚や現地の人だけでなく、鳥もジャングルも有象無象みんなが恋しいからね。
SOMEDAY, I'LL BE BACK IN THE (BUFFALO'S) SADDLE AGAIN.

ちなみにバゲージは最後の釣りが終わった夜、つまり翌日はベレンに戻り、 そのままリオ・デ・ジャネイロへという夜に「リオの空港に届いた」という連絡が代理人から入りました。 帰途ピックアップした際に確認すると中身は無事。ほっとしましたが結局役に立たずじまい。 ま、無事にでてきただけでも喜ぶべきことかと。いったいどこでどうなっていたのだ?

日本に帰ってきて携帯をONにするなり、来年の海外釣行へのお誘いメールが入ってきました。 もちろん行くつもりです。ずっと前からの約束だし、あの魚は一生に一度ぐらいは釣っとかないとね。また金貯めないと…。

日本に帰ってきてから、あるモノのテスト釣行に行きましたが、破壊された自然の中で釣りをするのは辛いですね。 日頃はさほどまで思わなくても、あちらから帰ってすぐだと、それがすごく気分的に重く感じられます。 一応そこそこの魚が出て、テストらしきことはできました。 なんせそのモノはバゲージ内に入れていたので、ブラジルで使うことができなくて。それがつくづく残念です。

その他の釣行は河口のハゼ釣りぐらい。ひさしぶりに天ぷらにしていただきました。 秋の味覚といえば我々下々には縁のない高いマツタケなんかが代表的ですが、 個人的にはハゼの天ぷらがNo.1です。それと果物類もね。時間を見つけてまたハゼ釣りに行こうと思っています。


INFORMATIONS

★WHIPLASH2008「TRIBAL」Tシャツあります

ちょっといかつめのややトライバル調の龍(いわゆる西洋ドラゴンではなく)柄に、少しヒシ他の植物をデフォ ルメしたバックプリントです。 前にも小さいのがいます。何とWHIPLASHのロゴなし!珍しくホワイトあり!
カラー:オリーブ、ブラック、ホワイト(今年は3色!) 
サイズ:M、L、XL
*柄やカラーに関しては別のチャートを参照してください。
*注文方法等はこれまた別ページの案内を参照してください。

★WHIPLASH「PEACE」Tシャツあります

カラー:オリーブ、ブラック 
サイズ:M、L、XL *Lは完売です
*柄やカラーに関しては別のチャートを参照してください。
*注文方法等はこれまた別ページの案内を参照してください。
*2008年6月18日現在
オリーブM:やや少数、オリーブL:完売、オリーブXL:有、ブラックM:少数、ブラックL:完売、ブラックXL:有
*06年に製作した「UNCHAINED」TシャツはグレーのLサイズのみ少数あります。

★夏ですがWHIPLASH ロンTあります

おそらく長袖は3年以上先まで作らないと思うので、当分デザイン変更はありません。
フロントのプリントは「“Against” I never stand by for so-called swines」。 意味は「俺はいわゆるXXども の味方なんぞ決してしねえぞ」という意味です。 「XX」とは比喩で「汚いヤツ、卑劣なヤツ、貪婪・貪欲なヤツ」 の総称です。釣り業界にもかなりいますが、 ロゴの中央に配置した「PEACE」マークと関連づけて想像していた だいたほうが、本来の的を射ているかと(笑)。 まあ、どんな世界であれ、とかく「XX」のヤツらは権力志向が 強く貪婪で強欲で、 そのために汚い手やズルイ手を使うし、一般の我々をナメてやがるのでタチが悪いですね。 たくさんいらっしゃいますね。たっぷり逆らわせていただきます。 バックプリントは「Dust thou art, and unto dust shalt thou return, but the spirit never die」つまり「あなたは塵で作られたのだから塵に還る。 だが魂(精 神)は死なない」という意味です。
カラー:ブラック
サイズ:M、L、XL
*ちなみに新家の体形(身長約166cm、体重約59kg、胸囲90cm強、胴囲70cm)ならMでOKでした。
*柄やカラーに関しては別のチャートを参照してください。
*こちらも注文方法等は別ページの案内を参照してください。
*2008年6月18日現在 M:有、L:少数、ブラックXL:やや少数

★DRIVIN'WIRE新色 Now on Sale!

39IRP-Sベーシック・サーディン(反射板はシルバー)と40IRP-Wグリーン・ゴールド(反射板はウェーヴ・ホ ロ)の2色があがりました。色としてはともに海イメージですが、淡水で使っていただいてももちろんOKです。 昨年も駿河湾あたりではシイラ等相手にかなり活躍したようだし、スズキや青物にもどうぞ。6/8の能登ジギン グの際、ガンド(メジロ、ワラサ級)のナブラ射ちでも活躍しました。

★RAW DEALER REPURATION RR611MX THE IRON SWAN(WHIPLASH) Now on Sale!

Length:6'11"(Offset Handle) Lure Weight:3/8-1oz Line Applications:16-25lb Action:Medium Heavy
Taper Design:Full Step Fast Rod Weight:215g(test model) Rear Handle Length:295mm
Material:30t+35t High Modulus Graphite Grip End Balancer:Type-2(17.2g)
Guide:Fuji S.I.C Guide Titanium Frame(T-FST,T-LNSG)
Reel Seat:Fuji TCS-D18 Matt Black Non Slip Finish+IP Chrome Hood+Long Nut
Net Price:\42,000(Not Including Tax)
*従来のRAW DEALERより張りを重視したモデル。 ガイドは相変わらず2本足ですが、軽量のT-LNSG(従来品にはT-NSG)を採用。 スピナーベイトのブレードの回転も拾いやすい感知型ロッドですが、 アタリを弾きやすいほどの硬さではなく、汎用性も考慮した適度な設定になっています。 ただし、同クラスのパワーでティップセクションにしなやかさを持つモデルに較べると、 トップウォータープラグのアクションにおけるウネリや、 ミノーの身をよじるような妖艶ダートを演出するのはやや難しく、慣れが必要となります。 R703RVがショート化し、張りが強くなり、ワイヤーベイトの使用に少し特化したモデルと考えていただいたらいいかもしれません。

★SERPENTRISING RETRIBUTION XSR705SX THE ADDICTION(WHIPLASH) Now on Sale!

Length:7'5" PE Line Applications:#8-10G Action:Super Heavy
Taper Design:Full Step M.Fast Rod Weight:360g(test model) Rear Handle Length:390mm
Material:24t Medium Modulus Graphite+30t High Modulus Graphite Grip End Balancer:Type-XSR(35g)
Guide:Fuji S.I.C Guide Titanium Frame(T-MNST,T-LCSG,T-NSG)
Reel Seat:Fuji TDPS-D20 Matt Black Non Slip Finish+IP Chrome Hood+Long Nut
Net Price:\51,000(Not Including Tax)
*RSR705Wよりティップ~ベリーセクションのパワーをやや控えめにし、 ストレスのないテーパーでつなぎ、シャープさを向上させた分、 ヘヴィカバー全域に対応するオールマイティーな性格が強まったモデルです。 本体ブランクスで30g強軽量化し、キャスティングをはじめアクションの演出性など、 総合的な操作性を重視した設定ですが、 根源的なパワーは健在なのでカバーに絡み込む大型魚も引きずり出すことが可能です。 使い込めば離せなくなる、 名の通り「常用癖(ホントは麻薬等の悪い意味で使われることが多い言葉ですが)」 を引き起こす可能性があります。 リアハンドルは390mm。 負荷に応じてキレイに曲がるテーパーデザインや、強い粘りと復元力を生む底力は健在です。

★GILLIE HEADWATERS 53&48(ZENAQ) Now on Sale!

ZENAQの山岳渓流用ミノーイングロッド、GILLIE HEADWATERS 53&48は6月末あたりからリリースされる予定です。 下記(Best)の数値の使用感を中心にすえて開発してあります。 ルアーウェイトは1~7gという表示でも問題ないのですが、山岳渓流で常用するミノーのウェイトは2.5~5gぐらいでしょう。 で、少し幅を見て2~6gという表記にしてあります。
GILLIE HEADWATERS 48 Length:4'8" Lure Weight:2~6g(Best 3~5g) Line Weight:2~6lb(Best 3~5lb)
GILLIE HEADWATERS 53 Length:5'3" Lure Weight:2~6g(Best 3~5g) Line Weight:2~6lb(Best 3~5lb)
*Fuji S.I.Cガイドチタンフレーム
*インロージョイント
*天然木マット調リールシートスペーサー+ガンメタル系スクリューシート リールシートは敢えてダウンロック式でセッティングしました。 これによりフォアグリップまでに適度な距離ができ、 トゥイッチング時に人さし指がフォアグリップのカーブにピタッと添い、きわめて快適な使用感が得られます。
*ブランクカラー:ダークブラウン
*ともに2ピース。より近距離&ピンスポット攻略型の48のほうが、53よりしゃきっとした使用感です。 53は山岳渓流オールラウンダー的なモデル。一方48は夏の薮沢攻略や極めて細い流れを攻める際に重宝するはず。 ともにアップストリーム・アプローチにおけるシンキングミノーによるトゥイッチング・メソッドに重点を置いて作られていますので、 ベロベロテロテロの竿ではありませんし、 管理釣り場用のロッドとはかなりテイストが異なります。 流れの中で5cmクラスのシンキングミノーをチョコチョコ、ヒラヒラと細切れに連続ヒラ打ちさせやすく作られています。
*その他詳細はZENAQさんのホームページをご覧ください。 Web URL http://www.zenaq.com/

 

最近の!!な試合

★特になし

 

最近の愛聴曲

★HARD ROCK&HEAVY METAL, PROGRESSIVE ROCK, BLUES その他

・THE SONG REMAINS THE SAME / LED ZEPPELIN『HOUSES OF THE HOLY』
*空港へ向かう車の中での景気づけ用に。 それと「いつか一緒にブラジルで釣りをしよう」と約束していたのに、果たせないままに亡くなった故・住本朝生氏に。 「住本さん、これから一緒に行くんやで」と。
・BACK IN THE SADDLE / AEROSMITH『LIVE BOOTLEG』
・DREAM ON / AEROSMITH『LIVE BOOTLEG』
・MIA / AEROSMITH『NIGHT IN THE RUTS』
・BASTARD! / ELECTRIC EEL SHOCK『BEAT ME!』
*ご招待いただきましたので、9/8の十三ファンダンゴのライヴに行ってきました。 やっぱりこの曲での盛り上がりはすごいですね。BREACHは思ってたよりずっとずっとタイト。 AC/DCのトリビュートぐらいでしか聴いたことはなかったのですが、完全ライヴバンドです。 特にGが線の太くない、いかにも女声で歌うと、バックの激しさとの奇妙な対比ができて、 日常のさりげない空間を出入りする狂気を垣間見るようで、なかなか興味深かったです。 EES森本くん、バンドTシャツありがとう。普段から着てそこらでEESを布教します(笑)。 そういやブラジルで2匹見たよ、デンキウナギ。
・全曲『MOTORIZER』 / MOTORHEAD『MOTORIZER』
*今回はかなりR&R寄り。偉大なるマンネリズムと揶揄する人もいるが、カッコええモノはカッコええ。 ミュージシャンでも釣り人でもそうなのだが、 単純な見た目どうこうではなくカッコええ奴はカッコええと思います。 釣り人では滅多にいないけど(笑)。 特に表に「しゃしゃり出てる釣り人」の中には皆無に等しいですね。 俺はカッコつけのポーザーさんには用はないのだ。 そんなヤツらよりダメ道十段閣下や東欧十段シニョール・サフォジーニョ氏や磯野ヒラ夫氏やスタン・スタンプラリー氏のほうが数倍カッコええと思います。
・全曲『DEATH MAGNETIC』 / METALLICA『DEATH MAGNETIC』
*生々しく緊張感漲るアルバムになった。も少しヘヴィな音像が好みだが、緊張感とナマっぽさを出すには、 通常よりやや上げたキーのほうが正解なのだろう。 この緊張感はいわゆる典型的なMETALとは異質に感じる。 それとドラムの音作りが「鼓笛隊」ではなくなったのは歓迎すべきことだ(笑)。
・酒呑童子 / 陰陽座『魑魅魍魎』
・蘭 / 陰陽座『魑魅魍魎』
・紅葉 / 陰陽座『魑魅魍魎』
・鎮魂の歌 / 陰陽座『魑魅魍魎』

 

最近の愛読書

★『Troutist』vol.23 廣済堂

懐かしいモノもたくさん出てたスピナー特集。個人的にはABUのゾネットのパチモンに思いっきり思い入れあり。 初めてバスを釣ったルアーなんでね。しかも短時間で連発。次に思い入れがあるのは、 マイヤー社のパンサーのブラックブレード。バス釣りでブラックブレードのスピナーベイトを多用するのは、 黒という色が「色として好き」であるのと同時に、中学生の頃から何故か惹かれたパンサーによるのかもしれません。 もちろんルブレックスのセルタ&アルタ、アグリアTWやドロッペンも持ってます。最近全然使ってないけど。 で、今回も「オトナが細部まで読める雑誌」に仕上がってます。編集意図がしっかり通ってますね。 部数は出ないだろうけど、自分は応援してますよ。これからも時流に流されることなく、しっかりしたモノを作ってください。 『デルスー・ウザーラ』、すごく読みたくなりました。以前から書名は知ってたんだけど。 河出書房新書も在庫なしで再版予定なしだとか。古本屋をしらみつぶしに回るか…。

 

最近の珍事件

★Muito Muito Mucuim!!!

故・開高健氏の『オーパ!』で一躍日本に知られることになった「ムクイン」。 以前にも少しやられたことはあったのですが、せいぜい足首あたりを数カ所、 ヒザ裏を数カ所、合計しても20カ所という程度でした。 しかし、今度ばかりは本格的にやられました。まあなんというか、アマゾンの洗礼を受けてしまいました。 その数は下半身を中心になんと推定300カ所以上。 一番ヒドイのは足首。ちょうどソックスのゴム部の下。左足のここだけで約80カ所。 「カ所」と聞けば「そりゃヒドイな」ぐらいなもんで、まだどうってことないでしょう? しかし、ムクインというのは粉ダニ系の生物。 つまりやられた箇所イコール皮膚下に侵入した匹数というわけです。 侵入された部分は最初赤い点になり、やがてプツリと腫れます。 そして体質等にもよるのでしょうが腫れは大きくなり、ひどい箇所は直径が10mm程度になり、 こんもり盛り上がることもあります。やがて色も赤から赤紫に。 そしてその痒さといったら!!俺は痒いより痛いほうがマシなタイプなので、 つい引っ掻きむしってしまいましたが、そんなことをしても痒み自体がおさまるわけではありません。
さてこのムクイン。どんなものかといえば、側面や裏面は見たことがなく、 背面しか見たことがありませんが、体色は明るい赤で体長は0.5~0.8mmぐらい。 形状は細めの楕円形。そして意外に動きます。 彼らは陰部や脇の下などに集中することが知られていますが、もちろんそれらの場所だけに侵入するわけではありません。 自分の場合は先述したとおり、ソックスのゴム下に最も集中しました。 そして次の集中箇所はヒザの裏。足は足でも外側はほとんどやられず、ふくらはぎ側に集中。 とにかく少しでも皮膚が柔らかいほうに集まるようです。その他ではパンツのゴム部の下にも少々集中気味。 少々といっても1周で20箇所ぐらいはやられています。 背中や腹も少しやられましたが、たいしたことはありませんでした。 でもやはり皮膚が柔らかい脇腹に集中してます。ちなみに腕などの露出部はゼロ。 内股まではある程度やられましたが、大事な部分はギリギリでセーフ。 タイトなボクサーブリーフをはいてたため大事な部分への侵入はある程度防ぐことができたのかもしれないと考えていましたが、 それは必ずしも正解でないことを松岡氏の話を聞いて知りました。 彼は全身を推定1000箇所以上(事実はそんな程度ですんでないんじゃないの?)やられ、 ボクサーブリーフをはいてたにもかかわらず内股はもちろん、 チ○コの頭部まで赤紫の斑点だらけになったそうです。ひえーっ!サイアクや!  てことはおそらくタマ裏やアリノトワタリ、コーモン周辺なども一面赤紫の斑点だらけでしょう。 彼は部屋の鏡に全身をくまなく映して観察し、自分で自分に寒気がしたそうです。 そんなわけだから痒さも俺の3倍以上だったようで、痒さで顔が引きつり震えが出ていました。 この異様な痒みは経験しないとわかりません。 アマゾン水系に行く人は是非1度ムクインにたかられ、痒みに顔を引きつらせることをお勧めします(笑)。
で、ムクインの痒みを抑える薬はあるのか?現地の人たちのお勧めは「AGEITE DE ANDIROBA(アゼイチ・ジ・アンジローバ)」。 つまりアンジローバという木の実から抽出したオイルです。 シャワーを浴びて毛穴を開けた後にこれを塗ると、そのオイルの苦味を嫌ってムクインが出ていくとのこと。 しかし、自分たちの経験ではそんなのは気休めにすぎず、何となく一時的に痒みが止まった気がしても、 しばらくするとザワザワと痒くなってくるのが常でした。 ラゴアの水同然の温度のシャワーだから毛穴が開かなかったせいかな?(笑) ちなみにこのオイルはベレンの空港内の土産物屋さんでも売ってます。 一説によるとムクインは2~3日の潜伏期間の後に一斉ほう起するとのことですが、 俺の経験上は入るなり潜伏期間なしで痒くなりました。というのも、 主にムクインにたかられたのは松岡氏がフライでピラルクーをかけた場所と推定できるからです。 彼は草の隙間にしゃがみこむように姿勢を低くしてファイト、 俺はそれを撮影するためにヒザ上ぐらいの草むらに踏み入っていました。 松岡氏が全身をやられ俺が下半身中心というのも、 このシチュエーションから考えると「さもありなん」という感じです。 このシーンの少し前からソックスのゴムあたりがムズムズと痒くなっていたのですが、 それはカノアから上陸したあたりの低い草地ですでに少々たかられていたからでしょう。 それと岸からピラルクーをかけ独力でランディングしリリースした時にも、 やはり草の中を踏み分けています。こうして徐々にたかられ、 前述のシーンで決定的にやられたのだと思います。 もし厳密に2~3日の潜伏期間が必要とするなら、3日なら機内、 2日ならベレンのホテルでやられたことになり計算が合わなくなります。 松岡氏が無事釣り上げた後にカノアに戻ると、 スタッフのオヴィージョが俺のズボンを指差し「KUNI、ムクイン」と言いました。 「えっ?ムクイン?」と聞き返すと「そうムクイン。ほら」とズボンの1点を指しました。 そこをよく見ると小さな赤い楕円形の生物が。さらによくよく見ると1匹や2匹ではなく、 けっこうな数。こうなると釣りどころではなくムクイン潰しに没頭。見える範囲、 手の届く範囲だけで少なくとも60匹は潰しました。中には逆立ちして頭を足の皮膚の中に突っ込み、 今まさに潜り込まんとしている不届きなヤツも発見。当然爪でプチッ!しかし俺が潰した数なんておそらく微々たるものだったでしょう。
さて気になる痒みの持続ですが、俺の場合は痒みが発生して3~5日がピーク。 その後少しずつおさまり痒くても掻きむしるほどのことはなくなりました。 そしてさらに下降線をたどり、赤斑は残っているものの10日めにはほぼすっかり痒みが消えました。 そしてその赤斑も徐々に色が薄れて…。でも20日以上経った今でも斑点は消えたわけではありません。

 

最近のお買い物

★プリント整理用のファイル

ブラジルで撮った写真のうち、鳥や昆虫を調べるために一部をプリント。 それらを整理するためのファイルを購入したぐらいで、 他には欲しいモノがあっても金欠のため買えません。 欲しいモノといえば来年はデジタル一 眼を購入します。 EOS40Dか50Dかのどちらか。近々キャノンから18-200mmというデジタル専用の純正レンズも発売されるみたい。 35mm換算で約28-320mmなので、極端な話、これ1本で屋外撮影はほぼこと足りそうです。 特に海外釣行時には荷物が減るので好都合ですね。といいつつもやっぱりマクロは持って行きたいし、 風景用にもっと広角のレンズも欲しいし、結局レンズ3本体制になるのかなあ。 マクロ機能をコンパクトデジカメに任せるとレンズ2本で行けるか…。

 

今月のダメな人

★蚊だらけの場所でも虫よけを塗らず、赤道直下でも日焼け止めを塗らない某カメラマン

薬や医者が大嫌いという某カメラマンは、蚊だらけの場所でも虫よけを塗らず、赤道直下でも日焼け止めを塗りません。 そのせいで目蓋まで日焼けしてひきつれが出て、目が半分ぐらいの大きさになっていました。 夕方ラゴアの船着き場で釣りをしていた時も、蚊がウワンウワンと唸ってるのに竿を振り続けていたし。 さすがに途中で逃げ帰ってきたけど(笑)。前回のシングーで懲りてなかったようです。 でも今回のムクインにはきっと懲りたことでしょう。





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