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vol.17

月刊「WHIPLASH」February(Fevereiro),2008

2月の目標:末頃に暖かい日があれば、バスかマナマズでも

 『自然倶楽部』9月号別冊『GREAT ESCAPE to BRAZIL』(文&写真:新家邦紹, 写真:松岡芳英, 発行:株式会社廣済堂)価格¥2,100(本体¥2,000)サイズ:B5(横182x縦257mm)196頁
文を読むことに慣れてない人には辛いかもしれないけど、よろしくお願いします。

買いに行く時間がない、買いに行くのが面倒くさい、近くの釣具屋さんや書店では入手しにくいetc.の場合は直接出版社に問い合わせ&申し込みもできます。

株式会社廣済堂 自然倶楽部編集部 〒984-8518 宮城県仙台市若林区舟丁18-2
Tel.022-225-8015 Fax.022-217-2066
URL http://www.shizenclub.com/ E-mail shizen@net.kosaido.co.jp

定価¥2,100(税込)*送料¥100だそうです。買いにいくガソリン代や電車賃より安かったりして…


*この雑記は適当にダラダラ書いてるので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月22日頃)の翌日以降、約1カ月のことが出ています。今回の場合は12月22日から1月22日までです。

 先日、ある仕事中にひさしぶりに派手に頭に血が上りました。しょうもないプロ意識を持つのは勝手だが、それならそれに見合う程度のことはやるべきだ。努力や誠意の跡があれば大目にも見るが、そのカケラすらもない本職ってのはサイアクです。俺は多くの人が思ってるほど短気ではないし、自分を抑制することも知っているし、仕事であれば相手を罵ったりせず、感情を引っ込め淡々と抗議するほうなのですが、この時ばかりは久々にコメカミにイナヅマが走りました。さいわい相手への落雷は回避しましたが…(苦笑)。あ、このプロってのは釣りのプロではありません。釣りとは全然違う世界の話です。

 ロッドの専門家ではありませんが、けっこうロッドについて尋ねられることが多いので、答えられる範囲で、ウソでない範囲で少し答えておこうと思います。

1.グラファイトの弾性が高いロッドのほうが高級だし高性能なんですよね?

 そんなはずあらへんやろ。用途に合った弾性が一番イイわけで、自分のバス釣りの用途では30tがメイン、補強的に35tか40tを加える程度のモノがぴったりくるようです。低弾性には低弾性の特長があり、曲がるけど粘りのあるブランクに好適です。同様に中弾性には中弾性の、高弾性には高弾性の、超高弾性には超高弾性の特長があります。ロッドを作るにあたっては、それらの特長と自分の望むロッドの相性を考える必要があります。行程的には、まずは企画書を書いてブランク屋さんと相談し自分の要望を伝えます。それを踏まえてブランク屋さんがコンポジット比率等を設定してテストブランクを作るというやり方です。やや張りがある設定なのにメインの30tに40tではなく35tがコンポジットされてることもあります。逆に24t的なちょっとユルめの抵抗感の曲がりなのに30tのみで構成されていることも。ブランクのマテリアルにかんしては「メインは30t。硬さや張りを出すために必要なら、もっと弾性の高い素材を適宜コンポジットしてください」ぐらいしか指定しません。というか、それ以上は指定できません。ちなみに俺には「このモデルには30tを65%と40tを35%」なんて指定はできません。それはブランク屋さんの領域だからです。「なんだ、そんなこともできないの?各ブランドの人は自分でロッドを設計してるというのに。がっかりだなあ。ロッドの設計できないなんて」と言われることもありますが「ハイその通りです、設計なんてようしません」とお答えするしかありません。ロッドブランクの「設計」というのはきわめて専門的なレベルなので、「ブランクメーカーの熟練した設計者」以外に、おいそれとできるも
のではありません。「○○氏設計」とか「△△氏設計」とかおおっぴらに記載されている例もいくつか見かけたことがありますが、たまたまその「○○氏」の部分が俺の知ってる人物で、どう頑張っても設計なんてできるはずのない人間だったこともあります。どういうつもりなんだろうね。

  ちなみに俺はロッドにかんしてどれぐらいのことができるのか?といえば下記ぐらいなものです。やはり企画開発の領域です。

・グリップ(コルクやEVA部)の原寸や縮小版の正確な図面を自分で作ることができます。
・スレッドワークの完全な見本を自分で作ることができます。
・ブランクカラーやスレッドカラーも含めた、ロッドの全体的な視覚的デザインができます。
Adobe Illustratorを使ったちゃんとしたイメージイラストです。デザインで心掛けているのは、いろいろ装飾過剰にならないこと。
不要な金属パーツをいれすぎないこと(笑)。金属パーツは柔軟性が皆無なので、使う場所や使い方によってはトラブルの原因になります。その他ではどんなリールをつけても色彩的なアンバランスを生じにくいこと。派手でなく地味であっても、10年経っても嫌気がささないようなデザインにすること、等々です。
・かなり細かく辛気くさい企画書を作ることができます。どんなモノかは「Whiplash Style」の写真を。細部を見られるとよくないので低解像度の写真です(笑)。この程度では企画レベルであり、設計とは断じて呼べません。でもグリップぐらいは呼べるかも。この程度のこともやってないのに、おこがましくも「設計」などと言ってる人がかなりいるようです。
・きっちりした位置決めはブランク屋さんの領域ですが、ガイドの個数やサイズや種類を決めます。
・ロッドにプリントするロゴやスペックのデータを自分で作ることができます。
・ロッドの名称を決めます。できるだけありきたりでなく、ちょっとヒネったものや、アングラ的な響きのあるもの、ヘヴィメタリックなものを考えます。最近世間にはメジャーなHM的な名称が増えてきたようなので、かぶらないように気をつけないと(笑)。HM/HRから離れて変態プログレ系にしようかな。プログレ好きはきっと少ないからな。もしくはロバート・ジョンソンなどのデルタブルーズ風とか。それとロッド本体の機能性とカケ離れた名称は避けます。あまりにカケ離れていたらおもしろがって逆に命名するかも。強いロッドに弱そうな名前とか、ヘナチョコ系ロッドに強そうな名前とか。ま、ヘナチョコ系ロッドを作ることはないでしょうけど。

*ついでにLure WeightやLine Applicationsについて
どうやらウチの竿の場合、Lure Weightは世間的な水準より低めに設定されてるようです。自分で設定しといてそんなことを言うのもヘンですが(笑)。というのは、ロッド本体やカタログなどに表示されている数値は、企画開発者である自分自身が比較的快適にキャストできるウェイト範囲であって、限界値というわけではないからです。「WHIPLASHで最強とか言われているR701FZやR707FZも1 1/4ozまでの表示なので、Ex.Heavyとか言いながら実は全然強くない竿のはずだ」という声を聞いたことがありますが、ま、触らずにそう思うならそう思っていただいても結構です。「ビッグベイトを投げれるの?」という声も聞いたことがありますが、そういうルアーは使わないのでよくわかりません。お手数ですが、世間のその手の竿と触り較べて判断してください。またLine Applicationsですが、これの最大値もラインの限界値ではありません。ライトカバー(ライトカバーという感覚も世間と俺ではかなり異なるみたい)対応のR707RXというロッドがありますが、これもライトカバーなら根ズレ対策として30lbぐらいは使うため、そう表示されているのです。R701FZやR707FZの40lbという数字も同様です。40lbの負荷をかけても大丈夫という意味ではありません。水平状態の竿に垂直方向の静荷重であれ、40lbつまり18kg強の負荷なんて…。半分の20lbでも9kgほどです。9kgといえばけっこうなブリですよ。どこの竿でも絶対にこういう負荷実験はしないでください。なにはともあれLine Applicationsは、そのロッドで常用するラインの目安、おおまかな適用範囲と考えてください。世間は知りませんよ。あくまでもウチの場合の話。

2.硬いと強いの違いって?

硬いは文字どおり「硬い」ですが、強いにはいろんな意味があるでしょう。たとえば粘り強い。ブランクがヒン曲がっても折れないというのも強いのひとつ。でもロッドとしてはそれだけでいいはずはなく、曲がった状態から復元し魚を浮かせていく力が必要です。それが「復元力」というわけですが、俺がトルクとかパワーとか言う場合は、この「復元力」をさすことがほとんどです。で、いくらバットに復元力があっても、そこにいたるまでのテーパーデザインがよくないと、その復元力をうまく活かすことはできません。俺が理想とするのは負荷、つまり魚の力やキャスト時の運動エネルギーに応じて、全域で過不足なく復元力が出るスムースなテーパーデザインです。単に硬いのがイイなら超高弾性カーボンを巻けばいいでしょう。薄く巻いても硬度は出るはずです。さらに硬さを補うボロンその他の補助材を追加するとか。世間でモテはやされる異様に軽くて硬い触感の高級バスロッドは、この傾向が強いのではないでしょうか。しかも超高弾性を厚く巻けば、異様なまでの曲がらない竿ができることでしょう。でも、快適にキャストの距離を伸ばす、魚の引きを適宜吸収し結果的にコントロール下におく、ということなどを考慮すると、様々な負荷に対応し曲がってこそ竿ということになります。早い話、硬いと強いは次元が異なります。硬いの反対は軟らかいで、強いの反対は弱いでしょ。たしかにパワーを追求していくとロッドには硬さも出てきますが、それは同義ではないということを覚えておいたらいいでしょう。また、復元力をうまく使うには、ファイト時の竿の角度やリールのドラグテンションも重要な要素になってきます。竿を活かすにはリールやライン特性(伸度によって竿への負荷は変化する)も当然のこと、人間の感性や能力も必要になってくるのです。

3.ガイドのスパイラルセッティングでラインが片寄しないようにするには?

簡単。バットガイドを思いっきり小径にして、リールのセンターにしかラインがいかないようにすればいいのです(笑…当たり前のことやね)。しかし、これをやると当然ラインの放出は悪くなるし、キャスティングには向かないモノになります。これも当たり前のこと(笑)。個人的には「投げる竿」には関してはスパイラルは「???」と思っています。船釣りの「落とす竿」に関してならまだしも…。別に「ダメ」と言ってるワケではありませんよ。俺自身のバス釣りの用途には利点をもたらさないだろうと思ってるだけです。海のロッドの企画開発にもかかわっている、ある知人がポロッと言ってました。「ブランクを活かすためにスパイラルって言う人が多いけど、本当の意味でブランクを活かすなら、好き嫌いはあれども中通しのほうが理に叶ってるんじゃないのかなあ」と。たしかに…。

4.ロッドブランクのスパイン(背骨)はどう扱ったらいいの?

自分で初めてロッドを作った(ガイドをつけたりハンドルをつけたり。ブランクビルディングではなく、いわゆる普通のロッドビルディング)のは中学生の頃でしたが、その時に少し教えてくれた釣具店の社長さんが、このスパインについて話してくれました。やはり背もしくは腹の上にガイドをつけろということでした。ただ、背の上にガイドをつけると飛距離が伸びるってのは特にベイトの場合どんなもんでしょうね。オーバーヘッドでキャストする時、リールを立てたまま投げますか?俺はオーバーヘッドの場合、ほぼ右サイドプレートが上になる角度にリールを寝かせて投げます。それに投げる角度は違ってもロッドのしなりの方向は同じなので、サイドキャストの際もスパインは理屈上有効に働かないことになりますね。魚を寄せる際でもジギングなどのより垂直方向にリフトアップする釣りでは理屈上有効ですが、バス釣りでよく見られるようにロッドを横や斜めにしたままだと、これも特にスパインの反発を十分に利用するわけではないということになりますね。でも俺は自分でガイドを巻く際にはスパイン上にガイドをセットするようにしています。理由?それが一種の目安だからです。だって細かいことを言い出すと、俺のキャストはオーバーヘッドよりスリークォーターが多いし、魚を寄せる際の角度はバラバラだし、いちいちスパインの反発を考えてやってられないもん(笑)。それにスパインが一直線とはかぎらないし。ま、あまり神経質になりすぎないほうがいい、実際的な使用を下敷きにしない能書きをホザくのはヤメたほうがいいということでしょうね。

5.セパレート・グリップの利点てなに?

正直な話、ほぼカッコだけでしょう。フルにグリップ素材(EVAやコルク)を付けるより軽量にはなりますが、リアハンドルは軽量化したところでさほど大きな利点がある部分ではないので、ま、デザイン上のアクセント程度のモノです。少なくともウチはそうです。最近このセパレート・グリップを採用したハンドルを「プードル・ハンドル」と命名しました。ことの起こりはジギングロッドの開発をやってる知人の話。セパレートタイプのジギングロッドをある船長に見せたところ、「オレはそげなプードルみたいなのは好かん」と言われたことに由来します。たしかにプードル!あまりにケッサクな表現だったので、知人に許可をもらったうえで「プードル・ハンドル」と呼ぶことにしました。ちなみに俺がRAW DEALERにプードルを採用したのは、1997年にR73R(現R703RS)の開発をしていた際のこと。あからさまにヨソとは異なるデザインにしようと、それまでは国内メーカーではDAIWAさんぐらいしかベイトではやってなかったスタイルを採用しました。コルクでワインディングチェックまで入れて。当時はよく尋ねられたので、いつも「カッコだけです。デザイン上のことだけです。少しは軽くなるでしょうが、それは二次的なことです」と事実を答えていました。しかし、陰では「あんなのカッコだけで意味がないし、バカバカしく、やる価値もない」と他メーカーの人から言われたものでした。残念ながらどいつもこいつも匿名で文字どおり陰口で、誰も面と向かって言ってくれなかったけどね(笑)。モノを言う時は、男なら実名で責任の所在をはっきりさせて言うものですよ。シバいたりしないから(笑)。それが今やプードルだらけ。陰口叩いてたいくつかのメーカーもプードルやってるみたいだし(苦笑)。あまりに増えたので、そのうちコルクが3つの「ダンゴ」とか「腸詰め」ハンドルでもやってみようかと(笑)。というわけで、実質的な利点はあまりありません。露出部が長いと傷がつきやすいし。ちなみにウチのハンドルのケツ部コルクがヨソより長いのは、キャスト時に握りやすいように、という配慮です。
  竿絡みではヤバいネタもけっこうありますが、信用ガタ落ちになる人やブランドがかなり出てきそうなので、ネタばらしはヤメておきます。

 年末に「雑虫萌えウィルス倉敷型」に感染した多毛人から電話があり、俺の知ってる博物館研究員がとある本のゾウムシ特集に寄稿していたという。ゾウムシか…ディープだ。ちなみに雑虫萌え多毛人は08年はオオチャイロハナムグリを探しにいくとのこと。ヤツの場合は服がオオチャイロみたいな異臭を放つまで山にこもることがあるので、虫のほうから寄ってくるかも。それと○○のヒゲコガネも。こちらは苦労しなくても自販機の灯りにも飛んでくるほどいるらしい。そんなこと言いつつも、どこそこの水路にイチモンジタナゴがいるだの、とある水路にはニッポンバラが残ってる可能性があるの、○○川の△△あたりにアカザがたくさんいるだの、▽▽池でナニワトンボをたくさん見ただの、何やらかんやら滅法詳しい。いったい日頃どんな生活してるんだろうね。サルコシ(フランスの大統領ではなくサルノコシカケの略)にも凝って、家中サルコシだらけらしいし。俺はたまに通ることがあるので、その水路のイチモンジぐらいは探してみるつもりですが、ヒゲコガネは地理的にかなり遠いし、オオチャイロ探しに行く時間もなさそうなのでパスする可能性が高いです。でもオオチャイロには惹かれるなあ。謎の多いヘンな甲虫だもんな。
  ヤツのマイナス系インパクトがあまり強かったので、その夜は奈良県内のとある渓谷の林道を、冬なのにルリセンチ(オオセンチコガネのブルータイプ)が雪にまじって飛び交う夢を見ました。

 07年は忘年会があっても二次会まで行かず、一次だけ出席。なにかと気がかりや戻ってからやらなあかん仕事が多く(貧乏ヒマなし)、腰をすえて落ち着いて飲めない状況でした。ホンマの年末にそれら飲み会すべてが終わると、ある意味ほっとしました。酒は嫌いではない(どちらかというと好きだ)のですが、忙しい時に続くとホントに苦しい。07年は特に…例年はそれほどでもないんだけど。
 あ、そうや。レーサーの畠山君、先の話やけど今年の300kmと鈴鹿8耐頑張ってください。ところであの後ちゃんと無事に帰ったんやろな。それと俺と会うたびに何故いつも「なんか怖そう」と言う?

 仕事の後TVをつけると『異聞 始皇帝謀殺』をやってたので、つい遅くまで、というか早朝まで観てしまいました。けっこうおもしろかったけど、なじめなかったのは法家の李斯をはじめ、漢字名でなじみのある人物が、すべて字幕でカタカナになっていたこと。これがどうにも違和感ありで…。

 『鉄コン筋クリート』のシロとクロは『コインロッカーベイビーズ』のハシとキク、『愛と幻想のファシズム』のゼロとトウジ?

 大晦日の夜に仕事しながら聴いていたのはWISHBONE ASHの『ARGUS』で、年が明けてから最初に入れ替えたCDはDEATH ANGELの『ACT・』でした。特に意味はないのだが、夜遅くにハードなのを流して仕事をすると変なハイペースになって具合が悪いので、メロディのきれいな落ち着いたWISHBONE ASHを。DEATH ANGELにかんしては何となく手を伸ばした棚に『ACT・』があったので。ともに今聴いても十分に素晴らしいアルバムです。

 ELECTRIC EEL SHOCKの森本君とヨーロッパオオナマズの田中直樹さん、バレーヒル08カタログのWHIPLASHページに写真を使わせていただきました。珍しい魚の写真を提供していただきありがとうございました。厚くお礼申し上げます。それとTaka“Senhor Safadinho”Makita君、シイラ他の写真ありがとう。

 兵庫県丹波市では恐竜の化石が発見されて以来、なんやらかんやら恐竜にちなむモノが出てきているらしい。
先日、発見現場付近を通りかかると、田んぼには穂で作った首長風のが何体もいました。樹脂製のモニュメントを高い金かけて作って置くより、このほうが素朴で丹波っぽくていいなあと思います。一部、逆さに見るとオオアリクイみたいなのもいましたが…。それより「恐竜うどん」て何?個人的には近所のモノでは、丹波の恐竜より三田炭獣(兵庫県三田市)と呼ばれる哺乳類の化石のほうに惹かれます。

 年末パキスタンで暗殺があり自爆があり暴動が起きて多くの人が死に、大晦日から年始にはケニアで暴動が起きて、ここでも多くの人が死に…。07年は不穏に終わり、08年は不穏に始まり…いったいどうなるのだろう。

 ヴェトナムにまき散らされた米軍の枯葉剤は、いまだに結合児や障害児を作り続ける。ヴェトナム戦争といえば俺がまだほんの子供の頃、白黒テレビや黒電話の時代の話だ。それなのに昨年中絶したうち、結合体の胎児が1/100以上存在したという事実は衝撃だ。当のアメリカ政府は自国兵士への枯葉剤の影響は認めても、現地で生まれてくる障害児との因果関係は認めていないという。

INFORMATIONS

★2007 WHIPLASH Tシャツあります。今作のテーマは「PEACE」です。

カラー:オリーブ、ブラック サイズ:M、L、LL
*柄やカラーに関しては別のチャートを参照してください。
*注文方法等はこれまた別ページの案内を参照してください。
*なぜか海外からの受注もあったらしい…。

★2007~2008 WHIPLASH ロンTあります。

おそらく長袖は3年以上先まで作らないと思うので、2007~2008バージョンどころか…。
フロントのプリントは「“Against” I never stand by for so-called swines」。意味は「俺はいわゆるXXどもの味方なんぞ決してしねえぞ」という意味です。「XX」とは比喩で「汚いヤツ、卑劣なヤツ、貪婪・貪欲なヤツ」の総称です。いろんな「XX」が思い当たりますが…(笑)。釣り業界とかよりも、ロゴの中央に配置した「PEACE」マークと関連づけて想像していただいたほうが、本来の的を射ているかと(笑)。まあ、どんな世界であれ、とかく「XX」のヤツらは権力志向が強いのでタチが悪いですね。たくさんいらっしゃいますね。逆らわせていただきますよ。バックプリントは「Dust thou art, and unto dust shalt thou return, but the spirit never die」つまり「あなたは塵で作られたのだから塵に還る。だが魂(精神)は死なない」という意味です。
カラー:ブラック サイズ:M、L、LL
*ちなみに新家の体形(身長約166cm、体重約59kg、胸囲90cm強、胴囲70cm)ならMでOK。ゆったり着たい場合はLかな。俺の場合、長袖TシャツにかぎってはMでは少しキツイかなと思っていたのですが、今回上がってきた分に関しては問題ありませんでした。これまでのなら手を洗う時に袖を捲ろうにも、前足の太さが災いして少し捲りにくかったのですが、今回のは大丈夫でした。
*柄やカラーに関しては別のチャートを参照してください。
*こちらも注文方法等は別ページの案内を参照してください。

★2008年の国際釣博(横浜のフィッシングショー)には「出展なし」です

谷山商事株式会社さんが不参加を決定しましたので、必然的にWHIPLASHの横浜での出展はありません。なので何か特別な事情でもないかぎり(その特別な事情は今のところ99%以上ナシ)会場に足を運ぶことはないと思います。大阪は出展させていただきます。一般日の2/2(土),3(日)には病気や突然死でもないかぎり会場にいます。

★2008 NEW MODEL

・RAW DEALER REPURATION(ローディーラー・レピュラシオン) RR611MX THE IRON SWAN(アイアンスワン)

Length:6'11" Lure Weight:3/8-1oz Line Applications:16-25lb Action:Medium Heavy
Taper Design:Full Step Fast Rod Weight:215g(test model) Rear Handle Length:295mm
Material:30t+35t High Modulus Graphite Grip End Balancer:Type-2(17.2g)
Guide:Fuji S.I.C Guide Titanium Frame(T-FST,T-LNSG)
Reel Seat:Fuji TCS-D18 Matt Black Non Slip Finish+IP Chrome Hood+Long Nut
Net Price:\42,000(Not Including Tax)

*従来のRAW DEALERより張りを重視したモデル。ガイドは相変わらず2本足ですが、軽量のT-LNSG(従来品にはT-NSG)を採用。スピナーベイトのブレードの回転も拾いやすい感知型ロッドですが、アタリを弾きやすいほどの硬さではなく、汎用性も考慮した適度な設定になっています。ただし、同クラスのパワーでティップセクションにしなやかさを持つモデルに較べると、トップウォータープラグのアクションにおけるウネリや、ミノーの身をよじるような妖艶ダートを演出するのはやや難しく、慣れが必要となります。R703RVがショート化し、張りが強くなり、ワイヤーベイトの使用に少し特化したモデルと考えていただいたらいいかもしれません。もちろん負荷に応じてキレイに曲がるテーパーデザインや、極端すぎない反発力、しっかり確実な復元力は健在です。
07年のテストでは複雑な流れの岩場で、95cm級のビワコオオナマズを短時間ランディング(当然1分以内)しています。バスを中心とした釣りにおいて、本当の意味で信用できる30t高弾性グラファイトがベースです。優雅で曲線的で生命感溢れるハクチョウと無機質で直線的な鋼鉄という奇妙な響きあいが気に入って命名しました。
蔓延するいろんなうっとうしいことやしがらみに対し、ほとほと嫌気がさしつつある俺の次作は、ひょっとしたら「SWAN SONG」になるかも…(ウソ)。

・SERPENT RISING RETRIBUTION(サーペントライジング・レトリビューション) XSR705SX THE ADDICTION(アディクション)
Length:7'5" PE Line Applications:#8-10G Action:Super Heavy
Taper Design:Full Step M.Fast Rod Weight:360g(test model) Rear Handle Length:390mm
Material:24t Medium Modulus Graphite+30t High Modulus Graphite Grip End Balancer:Type-XSR(35g)
Guide:Fuji S.I.C Guide Titanium Frame(T-MNST,T-LCSG,T-NSG)
Reel Seat:Fuji TDPS-D20 Matt Black Non Slip Finish+IP Chrome Hood+Long Nut
Net Price:\51,000(Not Including Tax)

*RSR705Wよりティップ~ベリーセクションのパワーをやや控えめにし、ストレスのないテーパーでつなぎ、シャープさを向上させた分、ヘヴィカバー全域に対応するオールマイティーな性格が強まったモデルです。本体ブランクスで30g強軽量化し、キャスティングをはじめアクションの演出性など、総合的な操作性を重視した設定ですが、根源的なパワーは健在なのでカバーに絡み込む大型魚も引きずり出すことが可能です。使い込めば離せなくなる、名の通り「常用癖(ホントは麻薬等の悪い意味で使われることが多い言葉ですが)」を引き起こす可能性があります。リアハンドルは390mm。負荷に応じてキレイに曲がるテーパーデザインや、強い粘りと復元力を生む底力は健在。ヘヴィカバーのライギョ釣りにおいて、粘りと復元力と張りのバランスがマッチし、本当の意味で信用できる24t中弾性グラファイトがベースです。残念ながら大型魚(90cm以上)こそ相手にしていませんが、立ち上がったヒシや密生ウキシバエリア等、想定以上の厳しいカバーでもテスト済みです。

・DRIVIN'WIREの新色x2

シイラやカツオやメジ、スズキや青物等を対象にしたソルトウォーター・ゲームでも実績を固めてきたDRIVIN'WIREに、海を意識した新色が登場します。

39IRP-Sベーシック・サーディン
海の超定番色です。基本的でハズレのないマイワシ風のカラーです。反射板はシルバー。

40IRP-Wグリーン・ゴールド

これも海の基本色のひとつ。グリーンバックにクリアイエローの側面をもつカラーです。そのクリアイエローを透過してウェーブタイプのホログラム反射板がギラリと光ります。

・X.O.SR&A.M.G.Rにラメ系新色x4

F07:アンバー/ゴールド&シルバー, F08:アンバー/レッド, F09:アンバー/グリーン, F10:クリア/ゴールド&シルバー 

*アンバーはほぼパンプキンと同じ思っていただいてけっこうです。/の後ろがラメの色です。
*ニューモデル類の写真は少しだけ「STYLE」のほうに載せてます。
*ワイヤーベイトは07年年末にやっとフックができました。よって、やっと08年の春から最終的な(ホントに最終的な)テストに入ることができる見通しです。いろいろ物事がうまく運ばず手際が悪く、お待たせしてすみません。特に川北さんとか…。とりあえずテストに使ったモノやサンプルぐらいは展示する予定です。なお、展示用サンプルのヘッド製作に関しては、時間がなかったこともあり、長年歯科技工士をやってる知人の手を借りました。有本君、忙しい中どうもありがとう。会った時に言い忘れたらあかんのでここで言っておきますが、ハエ(オイカワ)用の5本ないし7本鈎の毛鈎仕掛けは、ガマカツさんやオーナーさんから出ています。他のメーカーさんからも出てるかもしれませんが、針屋さんの総合カタログは2社のしか手許になかったので…。

最近の!!な試合

★やれんのか! 三崎和雄vs秋山成勲

DYNAMITEの試合はたいていやる前から決着(キメまでも)が見えていたので、個人的に最も期待していたのが、この「やれんのか!」の試合。一打のパワーに勝る秋山がやや有利と見ていたが、スピードとコンビネーションは三崎だし、どうなることやら。その期待に違わず緊迫感もあり、素晴らしくかみあった内容だった。三崎のキメには思わず立ち上がった。やっぱりPRIDE絡みの選手のほうが、いろいろ興味深いね。「やれんのか!」の今後ははたして…。次を期待していいのかな。

★WBC米大陸S.ミドル級選手権 リカルド・マヨルガvsフェルナンド・バルガス

ともに元世界王者(マヨルガは2階級制覇)、ともにオスカー・デ・ラ・ホーヤとフェリックス・トリニダード に敗戦経験あり、ともにハードパンチャー、ともにファイターだが、本能的に攻撃してくるマヨルガと、より統制されたスタイルのバルガスの対戦。タイトルなんてかからなくてもいいから、とにかくやってくれという好カード。結果的にはマヨルガの判定勝利だが、内容は随分おもしろかった。この試合を最後に引退を表明していたバルガスも、射程内に入った瞬間のパンチは、まだまだスピードも威力も十分。一方のマヨルガは意外な角度からの鋭いコンビネーションを出してきたり、滅茶苦茶なドツキまくりになったりと、何がなんやら目が離せない。
いいパンチが当たると途端に気分がよくなって攻撃密度が上がるマヨルガは、目付きは怖いし、ガラは悪いし、態度も悪い(記者会見で暴れるのはフツーで、かつてリングで葉巻きを吸ったことも)が、何ともいえないコミカルな空気をかもし出す。現ボクシング界のキャラクター大賞!この選手のイケイケ・コイコイ型ボクシングは、いつ見てもいろんな意味でワクワクする。観戦するには最高だ。この日、同じ時間にはA.ムニョスと川島の試合があり、たまにチャンネルを替えて見てみたりもした。ちらちらとしか見てないので、内容にかんしては何とも言えませんが、そのわずかな間もアナウンサーがギャーギャーうるさく、それが実にうっとうしく真剣に観る気が失せ、はなはだしく興醒めでした。

最近の愛聴曲

★HARD ROCK&HEAVY METAL, PROGRESSIVE ROCK, BLUES その他

・OVER THE MOUNTAIN / OZZY OSBOURNE『DIARY OF A MAD MAN』
・OVER THE THE HILLS AND FAR AWAY / GARY MOORE『WILD FRONTIER』
・OVER THE THE HILLS AND FAR AWAY / LED ZEPPELIN『HOUSES OF THE HOLY』
・OVER AND OVER / BLACK SABBATH『MOB RULES』

*いろいろ「OVER」せなあかんことがあるので、「OVER」のつく曲を少し並べてみました。セーソク氏の断言が大ハズレしたことで有名(?)なBARON ROJOの「FLY OVER ENGLAND」の入れておこうかと思いましたが…。

・ME AGAINST THE WORLD / LIZZY BORDEN『VISUAL LIES』
・LOVE YOU TO PIECES / LIZZY BORDEN『LOVE YOU TO PIECES』
・EMERALD / THIN LIZZY『LIVE AND DANGEROUS』
・WE WILL BE STRONG / THIN LIZZY『CHINA TOWN』
・HOLLYWOOD(DOWN ON YOUR LUCK) / THIN LIZZY『RENEGADE』
・ROISIN DUBH(BLACK ROSE)A ROCK LEGEND / THIN LIZZY『BLACK ROSE/A ROCK LEGEND』
・THE BATTLE OF EVERMORE / LED ZEPPELIN『・』
・THE ROVER / LED ZEPPELIN『PHYSICAL GRAFFITI』
・KASHMIR / LED ZEPPELIN『PHYSICAL GRAFFITI』
・KILL THE WEEKEND / ELECTRIC EEL SHOCK『TRANSWORLD ULTRA ROCK』
・ALL MY MUSIC / ELECTRIC EEL SHOCK『TRANSWORLD ULTRA ROCK』

*1/18(金)、十三ファンダンゴでのレコ発ライブに行ってきました。新譜からのノリ重視の曲中心で、CDよりもずっとソリッドでメタル度もアップして、いい感じのライブでした。このバンドはホントにライブでパワーアップします。曲はヘヴィですが実はすごくキャッチーなので、あまり知らなくても自然にノルことができます。
近くのハコに来たら是非とも行ってください!この日はセットチェンジの間ずっとAC/DCが流れていましたが、日本のバンドによるAC/DCのトリビュートアルバムが進行中だそうです。あのバンドも、元某バンドのネクタイギタリスト(笑)も、いろいろ参加している模様です。

最近の愛読書

★アマゾン河探検記 アルフレッド・ラッセル・ウォレス 青土社

ちょっと空いた時間には、この本で1850年頃のアマゾン水系にトリップ。ダーウィンとも交流のあった、動物地理学を確立した博物学者の著作。記述のスタイルは、同行し『アマゾン河の博物学者』を著したヘンリー・ウォルター・ベイツに近い。釣りにしか興味のない人は、そういうシーンがないので退屈で放り出してしまうだろうし、「字ばっかりだから読みたくない」という人も多いだろう。でもアマゾンの自然に興味があって、将来的に現地に行きたいという人は読んどいたほうがいいかも。それにしてもラストは辛いなあ。次は『ダーウィンに消された男』を読もうと思います。

★悲しき熱帯 レヴィ・ストロース 中公クラシックス 中央公論新社

まわりくどい表現があったりするので、そのたびに一語一語順を追い、肯定否定の形態を確認しないと進めないことがあるが…。ウォレスやベイツといった博物学者のテーマは動植物にあるが、このストロースという民族学者のそれは人間にある。すなわち部族の習俗であるとか顔面装飾の形態や意味など。時に詩的な表現も出てくるし、旅行記的な部分もあり100%厳密な民族学書ではないものの、ウォレスやベイツの書籍のような採集にかんする、胸がわくわくするような部分はないので、インディオという民族(すごく多様だけど)に興味のない人にはおすすめしません。俺にとっては興味深いことがいっぱいだったけど。

最近の珍事件

★コスプレ

12/24夕方、黒パグがサンタクロースのコスプレで歩いていました。パグといえば1/11夜の『探偵!ナイトスクープ』の51匹パグは強烈でした。パグに男前やベッピンがあるのか!?俺には全部ブサイクで、ブサイクの中の愛嬌のあるなしぐらいにしか思えません。あまり言うとパグマニアにパグをけしかけられそうなのでヤメておこう。ちなみにウチの近所にはけっこうな数(といっても6、7匹ぐらい)のパグがいて、それらがよく散歩してる東西のパグ・アヴェニュー(勝手にニューヨーク風に命名したけどフツーの道)があります。南北の道はまちまちなのでパグ・ストリートというほどではありません。ちなみにウチの近所で多く見かける犬種の1位はチワワの毛の長いタイプ。2位がイタチ犬ことミニチュアダックスや、獅子頭ことシーズーや太ウナギ犬ことコーギーをおさえてパグです。雑種やベロベロ系(リトリーバーのこと。天然脳腐ドラマー命名)もいますが、それもほんの少し。いかにパグ密度が濃いかわかるでしょう。俺は猫派(それも日本猫)だけど、犬なら柴や紀州などの日本犬、もしくは日本犬の血が濃い雑種、洋犬ではジャーマンシェパードがいい。

★巨大輸送機リをフランスから運んできた帰りとのこと。

全長58m、全幅64.4mというサイズもさることながら胴の太さが目につきました。

最近のお買い物

★悲しき熱帯(上・下)レヴィ・ストロース

実は買いそびれていた本。大型書店内をうろうろしていた時に中公クラシックスで見つけたので購入。特にほしい釣具もないし、特に新たに必要なモノもないし、年末以降の買い物といえばセーター1枚と下とこの本ぐらい。

★幻想博物誌 澁澤龍彦

同じような趣向の本としては、荒股宏氏著の『怪物の友』(集英社文庫から出ていたが廃刊になったらしい。残念)などがある。ひとつのターゲットに当てる解説の文章量は『幻想博物誌』のほうが多いが、多様性では『怪物の友』。いずれにせよ個人的に楽しい本。河出文庫版なので値段も手頃でした。

今月のダメな人

★雑虫萌えの多毛人

やはり変態だ。あまりいうことはないから、オオチャイロハナムグリといっしょに木のウロにもぐっときなさい。オオチャイロの匂いにかんしては、ジャコウ系だの何とかというカクテル系だのと諸説ありますが、ホントのところはどうなんだろうね。一度直に嗅いでみる必要があるような…。

★閣下…あなたという人は…

年明け早々フクラギ(ハマチ級)を60本釣ったそうだが、本人いわく「釣っても釣っても飽きんちゃ」とのこと。それに食味も今がベストらしい。で、閣下はその3日後にも再びラギいじめにお出かけになられ、その時も60本以上釣られた模様。同サイズのラギばかりなら、俺なら10本ぐらいから飽きはじめるかも…。でも、こちらが釣りに行けない状況なので異様にうらやましく、ジギングロッドを出してきて曲げてみたり……虚しい…。ちなみに閣下からの年賀状の絵柄は、ネズミが黒ビキニパンツはいてハンマーハンドで「Hail!」。「新年早々ビルだって爆発しそうですね」とメールすると「そのとおりだよ。ブラザー!」というお返事が返ってきました。ところで世にもコルピなダメ標本とは仲直りしたの?

 
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