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vol.13

月刊「WHIPLASH」October(Outubro),2007

10月の目標:ひさしぶりの大物を海で

 『自然倶楽部』9月号別冊『GREAT ESCAPE to BRAZIL』(文&写真:新家邦紹, 写真:松岡芳英, 発行:株式会社廣済堂)価格¥2,100(本体¥2,000)サイズ:B5(横182x縦257mm)196頁
文を読むことに慣れてない人には辛いかもしれないけど、よろしくお願いします。

買いに行く時間がない、買いに行くのが面倒くさい、近くの釣具屋さんや書店では入手しにくいetc.の場合は直接出版社に問い合わせ&申し込みもできます。

株式会社廣済堂 自然倶楽部編集部 〒984-8518 宮城県仙台市若林区舟丁18-2
Tel.022-225-8015 Fax.022-217-2066
URL http://www.shizenclub.com/ E-mail shizen@net.kosaido.co.jp

定価¥2,100(税込)*送料¥100だそうです。買いにいくガソリン代や電車賃より安かったりして…


*この雑記は適当にダラダラ書いてるので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月22日頃)の翌日以降、約1カ月のことが出ています。今回の場合は8月22日から9月21日までです。

 海外に一緒に釣りに行ったことのある知人と話していてふと思いました。あの時の釣りの風景や湿原や森や草原、空の色もいずれは変わっていくんだと。それは自分の記憶の中では生きていくだろうし、色褪せないだろうけど、気候は変わっていくし、生物相は変化を続けるし、人為的な影響を受ければ、たちどころに崩壊を始めるだろうし…。それを思うと、俺程度の人間でも何か書き残したり撮り残したりしておいたほうがいいのかな、と。

 その知人も今、表向きの仕事を減らし、風化させてはいけないものを撮り、次の時代に残すという自分自身の生涯の仕事を進めています。俺もすでに人生の半分以上は使ってしまいました。俺も残すべき仕事に着手しないと、フリーランスで生きてる意味が希薄になるような気がしてきました。いつか釣りの風景や湿原や森や草原や空について、何かを残すべく書こうと思います。それは自慢の匂いを漂わせて書いたり、わざと感動を誘うように書いたり、文章家ぶって書いたり(素人がカッコつけすぎて書いたり、ワザと大袈裟に感動を誘うように書いたり、文章家ぶって書いたりするとはハナにつくだけ。よく投稿モノでありますね。もちろん俺も素人だけど)するのではなく、写真類とうまく関係させ、できるだけ自然体でそこから色や音や匂いが漂うようなことはできないものかと。そして今欲しいのは「場」です。抽象的な言い方しかできませんが…。そんな「場」を提供してくださるところを探しています。プロやら有名人やらよりもホンマモンを残す自信はあります。金も名も2の次以下や。俺は場が欲しい。

 ある知人に「新家さんは釣りに関して表に出ることがある人の中で、おそらく最もまともに評価されてない人ですよ。最も過小評価されてる人ですよ」と言われました。そうなのか?…。自分がどう評価されてるかについては深く考えたことなどないけど、まともに評価されないことにはガキの頃から慣れてるんでね。ま、持ち上げられて調子に乗ってるだけで、本当の実力や根のない人よりはずっとマシなんとちゃうやろか?(笑)

 車を木陰に停め、ドアを開けて降りた瞬間、数匹のウシアブに囲まれました。久しぶりのエモノにえらくコーフンして車体にコツン!なんて衝突するヤツまで出てくる始末。これは山岳渓流の話ではなく、近所の川がちょっとした山間部を抜け、再び平野部に出たあたりの話。とりあえずウシアブどもを振り切って水際に降りました。
そのあたりにはハッカが生えていて、気づかずに踏むと、あの独特のミントの香が漂います。そのせいか、夕方でも蚊がよってきません。10mほど上流ではたかられるのに、このハッカ・エリアはその成分によってバリアが張られているようです。そういえば、知人のフライ師が北海道の川の一面のハッカ・エリアでは、アブすらよってこないなんて言ってたなあ。最近はミントオイルを入れて虫ヨケとして持ち歩く、ぬいぐるみみたいなモノもあるらしい。俺はさすがに持つ気はないけど。ちなみに蚊は炭酸ガス排出量の多い人、体温の高い人、汗の多い人にたかる傾向があるそうです。BP氏はよく蚊にたかられると言ってますが、たしかに汗は他人より多くかいてるなあ。また黒などの暗色系にもたかる傾向があるといわれています。9月下旬じゃこんな話も季節外れ?いや、ここらあたりはまだまだヒトスジシマカが頑張ってるし、海際ではトウゴウヤブカも待ってるし、10月中旬まではたかられます。

 8月最後の日曜日、ロッドのテストもかねて渓流に行ってきました。心配していたアブは少なく、沢によってはメマトイがうっとうしい程度でしたが、やはり盆休みの後は厳しいです。プレッシャーはかかったままだし、魚はえらく少ないし…。エサ釣り渓流師の中には天ぷらにしかできないような10cm未満の魚でも、釣れたら全部持って帰る人もけっこういるということなので、連日入れ替わり立ち替わり釣り続けられると、魚はどんどん減ってしまいます。それと気になったのは、キャンプ客の残していくゴミ。駐車スペースや河原の脇には、空き缶やらビニール袋やらバーベキューの残骸やらが急増。さらに渓流師の捨てた仕掛けやエサとして持ち込んだミミズのパッケージも急増。魚よりムカつく件数のほうが多いような状況でした。

 さてロッド(4'8")はブランク的には問題なし。というか合格でした。ULスピニングでのキャストがうまく
ない俺にも使いやすい仕上がりです。トゥイッチのしやすさもロングキャスト性能も合格。5'3"モデルもこの4'8"モデルも、素直でクセがなく使いやすいブランクになったという実感はあります。デザインにどの程度関与するかは未定。
あまりデザイン面に関わるとWHIPLASHのロッドみたいになったりして(笑)。

*当日タックル
Rod:4'8" Short Length Model For Mountain Stream*名称未定(Whiplashブランドではありません)
Reel:Luvias 2000(Daiwa) Line:Nylon 4lb
Lure:Emishi 50S(Ito Craft), Dr,Minnow 5S(Daiwa), Alexandra AX-50S(Angler's Republic)

 渓流釣りで最もうっとうしいものといえばクモの巣。ラインにできたクモの巣のコブを、ラインを傷めることなく一瞬で溶解もしくは除去できる携帯用ライン・トリートメントみたいなのを作れば、エサもルアーもフライも問わず渓流釣りの人に大ウケだと思います。どこかのラインメーカーさん、開発してください。特に今回の沢はクモの巣がヒドかったので、ラインのいたるところにクモの巣コブができて、飛距離は落ちるし、コントロールは乱れるし。おまけにルアーの動きがおかしいなと思ってよく見ると、フックがクモの巣でボディに固定されていたり…。

 渓流釣りの人がこぞって嫌う「アブラハヤ(アブラハヤとタカハヤをひっくるめて、こう呼ぶ人が多い)」。たしかにうっとうしい時もあるけど、俺はとりあえず釣って観察することにしています。ある水系のタカハヤは尾ビレ中央の切れ込みがやたら深いとか、別の水系のは頭部の幅がやたら広いとか。ちなみに両種が同一水系に住む場合は、アブラハヤよりタカハヤが上流部に棲息する傾向があるとのことです。アブラハヤやタカハヤがルアーを見つけて騒ぎ始めると、それにつられて岩の隙間からイワナが見にくることもあります。

 8月末に関東方面から遠来のオーナマ釣りのお客さん(桐野氏、雨宮氏、田中君)があり、ガイド(?)をしてきました。あまり期待されても困るので、事前には「アタリぐらいはあるだろうけど、フックにのるかどうか、獲れるかどうかは保証できません」と言っておきました。オーナマにかぎらず釣りなんてそんなもんでしょ。

 初日、いきなりカケたのは田中君。俺が指示した岩盤の緩流帯を通すと、突っかかるようなアタリがあり、直後にロッドが引き込まれたそうです。これはアベレージ的な80cm。とにかく初モノ、しかもファーストヒットをモノにしたので、当人は大喜び。他のふたりもいきなりのクリーンヒットを祝福。俺もすごくうれしかったです。その後、俺はオーナマが出そうな場所を探して転々とポイント移動。ちょっとした急流の向こうにイイ感じの反転流を見つけたので、即ルアーを投入。ハンドルを2回転もしないうちに衝撃があり、同時に水面が割れました。これは表層のルアーを下から襲ったので、ルアーをくわえて潜る際に後半身が露出して水面を激しく叩いたためです。軽くいなしながら急流を渡らせ、足下で2度頭を回してランディング。これもアベレージサイズの85cm。その後はアタリもほとんどなく消化不良で初日は終了しました。残るふたりは「アタリらしきものはあったけど…」という状況でした。

 翌日はライヒー釣りに行った後、夕方再びオーナマのエリアに。昨日釣れなかったふたりに是非とも釣ってもらうべく、いいポイントに入ってもらいました。そこでやってもらってる間に、俺は他のポイント探しのため徘徊。平たい流れに少しヨレがかかっていて小魚の波紋が出ている場所があり、時間帯的にも索餌回遊でうろつきそうな気がしたので、ヨレの一番よさそうな場所をクロスからダウン気味にリトリーブすると、すぐにガツン。

 75cmと小振りなオーナマが出ました。その少し下流には滑らかな瀬があり、ちょうど瀬上のあたりがイイ感じに見えたので数度ルアーを通すと突っかかりアタリがありました。さらに角度を変えつつリトリーブをくり返すと、90cm級が頭を上げて食い損ね。その時、桐野氏が上流から下りてきたので、概略を説明してポイントを譲り、さらに違うポイントを探索。その後、瀬下の落ち込みで着水とほぼ同時に小型のアタリが1度あったが、これはルアーを弾かれただけ。やがて複雑な流れを形成する岩場に到着。対岸の入り組んだ岩の隙間にルアーを投入しヨレを通過させた瞬間、手元にイイ感じの衝撃がきました。しかし感触としては大型ではないので、流芯をやや強引に突き切らせ足下に誘導。ところがこれはオーナマにあらずバスでした。道理でたいしたことなかったはずだ(笑)。

 だからといってチビではありません。引きもバスのわりには強かったです。これは背が盛り上がった固太りの川育ちの55cm。こんなヤツがバスとしては弱いはずないよな。そうこうするうちに地元の友人ふたりが麦酒を持って遊びにきたので、しばしバカ話をしつつ、みんなで休憩。この時点までに桐野氏には6回ほどアタリがあったが、いずれもフックにのらない突っかかり系。雨宮氏には3回アタリがあり、うち2回フックアップしたそうだ。そのうち1本はニゴイ。もう1回のはロッドが立たなかったという。格闘家のパワーとアテ勘をもってしてもロッドが立たないということは、かなりの大物だったはず。惜しかったね。休憩後、桐野氏にアタリがあり小振りだけどオーナマが釣れました。たび重なる小アタリの後のフックアップなのでうれしさは格別だったと思います。残る雨宮氏は最後の最後にやってくれました。タイムリミットぎりぎり、最後に入った緩流帯で80cm級。これでめでたく遠征組全員が釣れたワケです。ガイドした俺もすごくうれしく、同時にたっぷりと充実感がありました。

 次はみんなでサットウに!?
体力的に少し厳しそうな田中君は頑張ってフンフンして要パワーアップ!

*「カニトリーナ」ありがとう。もらったその日にコレを使ってカニ獲りをしている夢を見ました。エサは魚肉ソーセージで(笑)。イクタ名人の「5時間1000匹」を目指して精進します、というのはウソです。

*笹かまぼこ&信玄餅、ありがとうございました。

*新家当日オーナマ・タックル
Rod:Raw Dealer R801RX The Grinder(Whiplash)
Reel:Millionaire CV-Z250J(Daiwa) Line:PE#5+60lb Leader
Lure:Rapala Jointed 13(Belly Hook:Cultiva ST-46#1, Rear Hook:Gamakatsu Treble14#1),
Super Shad Rap

 リアルフォーのLUVIAS1003、かなりイイ感じのようです。標準装備の40mmショートハンドルも扱いやすそうだし。次期山岳渓流用スピニングはコレにしようと思います。値段もそんなに高くないみたいだし。来年の解禁からはコレを使おうと思います。

 WHIPLASH名義の2モデル、テスト中。6'11"のバスロッドは、Raw Dealerシリーズ特有の粘り感を少し控えめにして、やや張りを持たせました。パワーはR703RVとほぼ同等。ファーストプロトで意図していたそのものが上がってきたので、テストでの使用感等がよければ、このファーストプロトのブランクを採用する可能性も大です。ガイドは軽量ダブルフットのT-LNSG。現行プロトではFujiの新型リールシートACS-D17を組んでますが、従来のTCS-D18+ロングナットにする可能性もあります。ACSは細くて握りやすくてカッコいいのですが、長時間の実釣ではパーミング時の指位置を規制しすぎるような感じがして…。それとリールによってはリールフットあたりの隙間に指先が潜ってしまう感触があり、流れの中でのミノーペンシル操作などの激しいロッドワークを要する場合に少し違和感がありました。ちょっと自分向きではないのかな、という気がします。もう少し時間をかけて触ってみて慣れるかどうか試してみます。また、トリガー部の穴のせいでノンスリップフィニッシュができないのと、締めやすく緩めやすいロングナットが使えない(ロングナットはD-18シートから適合)のも個人的に残念。さて、もう1本はかなりパワーの調整が必要。別の用途にはいいのだが、想定していた用途にはパワーがありすぎて不向き。このブランクは別の用途のために寝かせておいて、感覚的に1.5回りほどライトな方向に修正予定です。

 その6'11"のバスロッド、仮称「IRON SWAN」を、本来の用途でのテストの前に、いきなりパワーテストで酷使してきました。プロトが届いた翌日、知人とオーナマに行くことになっていたので、無理矢理PE#5+50lbリーダーというヘヴィラインにラパラJ-13を背負わされ、U川水系に連行されることになりました。実際流れの中で使ってみると、水中の流水変化をしっかりとらえて伝えてくるので、水面から察する変化以外のもの、たとえば「下の流れ」内の縦反転などもわかりやすかったです。で、1発目のアタリは重く速い流芯に入った瞬間に。かなり鋭角的な衝撃があり、ティップからベリーが一気に湾曲。バットセクションにもそのカーブはスムースに伝わりストレスは皆無。余裕をもって流芯から引き出すと水面に薄茶色の背とオレンジがかったヒレが見えました。そう、1発目は60cmほどのニゴイでした。そして緩流帯でチビだけどオーナマを1本。70cm級だったので楽勝でした。ロッドは十分なパワーとファイトコントロール性能を発揮してくれました。

 その後、あちこちをうろつきキャストをくり返しているうちに小突きアタリは2回ありましたが、しっかりルアーを食うことはなく時間が過ぎていきました。そうこうするうちに同行者にアタリ。ルアーが流芯手前の反転流に入った瞬間にドスンと一撃。同時にロッドは弧を描きドラグは滑り…。流芯への突っ込みを止めようとスプールを指で押さえても止まらず、そのままポロリだったそうです。それは絶対いいサイズだったはず。みんな1度はそういうのにやられて、ムキになって通うようになるのだ。「あの時の得体の知れないヤツを必ず仕留めてやる」って。そのコケの一念でボーズをモノともせず通うのだ。しかし、それに匹敵するものは2度と出ないのが普通です。まして、それを超えるモノなど…。

 それからはふたりともアタリがなく、駐車場所に戻りつつ要所要所をチェック。ふと動物としての勘が働いたので、とある複雑な水流変化を生む水中の岩陰を通した瞬間、1投目で待望のドスン系アタリ。しっかりフッキングさせた後は流芯に持ち込まれないように耐えながら、こちらに有利な緩流帯へ誘導を試みました。反転流から流芯の下の流れに突っ込む魚を止めるべく負荷をかけていくと、ロッドは大きく湾曲し、それでもバットパワーで魚を浮かそうとイイ感じで粘る。数度のやり取りの後、魚の頭をコントロール下に置いたので、岩の多いエリアから緩流帯に引き込むが、そこでも2度ダッシュしドラグを滑らせラインを引き出す。しかし、こういうやり取りはいつものことなので、楽しみながら確実なランディングポイントを探す。そして角の鋭くない岩と砂の浅場で無事下顎をロック。このオーナマ、けっこういいサイズで約95cm。いつも使ってるR707RXやR801RXのような、もっと長くもっとパワーのあるロッドなら、高い位置から岩を回避できるので、もっとやり取りもラクだったのだが、今回はそれらよりライトでショートなプロトモデルのパワーテストということもあり、ちょっとだけ余分に時間がかかりました。ロッドは想定外の酷な扱いをされたわけですが、余裕を持って耐えたと思います。この釣りには向いているとは言えないけど、通常の想定範囲を超えた大物相手にも十分対応できる能力は実感できました。次は本来の用途、スピナーベイト等でバスを相手にしてきます。

*当日タックル
Rod:Raw Dealer Repuration RR611MX The Iron Swan(仮称)Test Model(Whiplash)
Reel:Millionaire CV-Z250J(Daiwa) Line:PE#5+50lb Leader
Lure:Rapala Jointed 13(Belly Hook:Cultiva ST-46#1, Rear Hook:Gamakatsu Treble14#1)
*Raw Dealer Repuration RR611MX The Iron Swan(仮称)のスペックは以下です。
Length:6'11" Lure Weight:3/8-1oz Line Applications:16-25lb

 オオナマズの釣果にかんして「あいつ、けっこう釣りやがって。ルアーといいながらブルーギルつけてムーチングなんとちゃうか?最近ルアーではめっきり釣れんようになったみたいやから…」などという下種な勘ぐりをする人がいるようですが、そういう「待ち」の釣りは性格的に苦手なのでやりません。もちろんムーチングという釣りは否定しません。やりたい人はどうぞ。ただね、池原とかのバスでもそうだけど、ムーチングで釣った魚をルアーで釣ったことにするのはどうかと思うよ。バスでもけっこう例があるらしいね、アマゴをつけて。 それはそれで「アマゴで釣りました」と言えばいいことでしょ。俺なら平然と事実を言うけどなあ。

 さて、どれぐらい性格的に「待ち」が不向きかというと、ある人物に「ビワマスのトローリングに同行させてください」と頼んだところ、「お前がボートで引きながら待つだけのトローリングに耐えられるとは到底思えん。絶対退屈して邪魔しはじめるはずや。乗せたらへん(笑)」といわれたことがあるほど、身内では「待ち」が苦手なことが知られています。パラナ河で小魚をつけてドラッギングをやった時も、動かしたくてイライラして、同船のK師匠に「キミはホンマにつくづく待ちの釣りには向いとらんなあ」とヘンに感心されたほどです。オーナマの泳がせ釣りがどれほど釣れるのか知りませんが、俺はルアーのみで十分釣れてるので性格的に不向きな釣りにまで手を出す気はありません。年くって気長な性格になったら、もしくは気長になるための修行として、将来的にやる可能性はゼロではないけど、限りなくゼロに近いでしょう。

 で、ある夕方、某有名(有名だったという過去形のほうがいいかも…)河川にテストロッドを持ち込み、瀬や流速のあるエリアでスピナーベイトを引いてきました。まずは恒例ヒゲつきのアタリ。これは軽く弾かれただけでノラず。その数投後、やや上手の急流の隙間の隙間を狙ったところ、約20m先のわずかな緩流帯でいい感じのアタリがきました。アワセをカチ込むと瀬の中でギラッと光りました。この光りかたは間違いなくバス。流速はけっこうあるし、引きもよかったが、何の苦労もなく寄ってきました。約47cm。やや細身でしたが、流れの強い川特有の背が盛り上がったバスでした。夕暮れが近づくとともにヒゲつきどもの活性が上がってきて、ついに瀬下が占拠されたので、18:30に退散しました。さて、ブランクは瀬の中でもブレードの回転振動が把握できたし、様々なレスポンスも、もちろんパワーも飛距離も当初の課題を大きくクリア。

Rod:Raw Dealer Repuration RR611MX The Iron Swan(仮称)Test Model(Whiplash)
Reel:Millionaire Blacksheep 250(Daiwa)
Line:Nylon 20lb Lure:New Spinnerbait 1/2oz class Test-Model

 ところでこの川、数年前から「釣れなくなったというより、バスの個体数が確実に減ったなあ」と思っていたのですが、知人の話によると「度重なる網入れ駆除の影響が大きいのでは」ということです。

 硬いと強い、HARDとHEAVYが相変わらず混同されてるようで。硬くて曲がりにくいロッドが強いとはかぎらないのですよ。ルアーの世界ではないけど、ヒン曲がるけど折れないし、驚異的に粘る強い竿もあるのですよ。

 極端な例だけど漁師さんが使うグラスの1本釣り竿とか。カツオがかかってから船上に放りあげるまでの一連の竿の動きや曲がりを注意して見たことありますか?リールもドラグもないので、竿による力の吸収と復元力で、抜群の泳力を持つカツオを浮かせているのです。もちろん漁師さんの技と力と呼吸もたいしたもんだけどね。それはさておき、バスというパワー的に強くない魚だけをターゲットとした世界には、総合的に釣りをしている自分たちには「そんなもん、ありえんやろ?」というようなモノが溢れています。機械でも何でもそうですが、若干の「アソビ」、つまり力を逃がす部分は必要だと思うし、それがないとブッ壊れる可能性が高くなるわけです。

 その「アソビ」的な部分、ショックアブソーバーとしての機能が希薄なロッドが評価されるのは、バスの世界ぐらいなものでしょう。まあ、俺はそういうロッドを使う気もないし、作る気もないのでどうでもいいんだけど、バスロッドには「釣竿」としての正しい理論や構造の外にイッてるものが増えているように思うことがあります。ま、使う人が気に入ってたら、それはそれでイイのかもしれないけど…。

 ビワコオオナマズ釣りの映像?俺が?それははっきりお断りします。じゃあ誰か別の人にって?そういう問題やないやろが。ライギョのフィールド潰しに飽き足らず、オーナマまで潰す気か?本当に好きな一部の人がひっそり楽しむだけで十分なんとちゃうやろか。もうたいがいにしといたほうがええ。軽薄に節操なく何でもかんでもゼニの対象にするのはやめとけや。
巡り巡ってしまいに痛い目に遭うんやで。

 5年ぶりにジムグリを見ました。河川敷の薮の小道を歩いているとボタンヅルが咲き乱れていたので、それを眺めるために立ち止まると、すぐそばの傾斜した石垣に張りついたツル系植物の茂みでカシャカシャ音を立てるモノがいます。バッタ類もこういう音を出しますが「カシャカシャカシャ」とせいぜい3連か4連程度。ところが、この音の主はしつこくずっと鳴らしています。で、そっと近づいてみると、黄褐色に小さな黒点が散った尾がさかんに動いていて、なおよく茂みをすかして見ると、ややずんぐりした胴体と頭部が見えました。全長は75cmぐらいでしょう。赤系発色はないがきれいなジムグリでした。撮影するにもほとんど陰だし、茂みに完全に逃げ込まれたら撮れないので、捕獲しようとしたのですが、石垣の隙間の穴に逃げ込んで姿を完全に隠したまま出てこなくなりました。これでジムグリは目撃は3回目。初回は一瞬で畦の穴に潜られたし…前回は押さえたもののカメラを持ってなかったし…で、今回も逃げられたし…。そんなわけで未だに撮影に至らずにいます。

 9月初旬、天気の都合等で6月から流れ続けた「マル秘モノ」に行ってきました。
詳細は「WHIPLASH STYLE」を!数は出ませんでしたが、まあ満足です。しかし、これ1度きりではおさまりがつかぬ!

 なんやかんや言ったところで、釣りなんぞ所詮「野遊びのひとつ」にすぎないのだ。少なくとも俺にとっては。たかがおサカナ釣りを「ハンティング」や「スポーツ」なんてよう言わんわ。おサカナ釣りのため(もちろん、そのためだけではなく、釣り40%その他60%ぐらい)に体を鍛えたり、普段から動物的な感覚を研いだりしてますが、どないにカッコつけても、釣り自体は弱いものイジメの卑怯な遊びですわ。それを承知でやるのと、そうでないのとでは、相手へのいたわりが違うけど。ま、カッコつけんと「遊び」というぐらいにしといたほうがエエんとちゃうかなと思います。カッコつけでないアマチュア釣師は、たいていそんなニュアンスの発言をしてるし、体現もしています。奥多摩の迷彩頭巾氏は「釣りなんか水遊びのひとつだよ」と言いきるし、中村氏は釣りそっちのけで泥にまみれてアナジャコを掘るし、野池絨毯爆撃牛乗りカチョーは車に潮干狩り用の熊手を2丁常備(以前は腰に拳銃2丁だったっけ?)しているし、デザイナー山尾夫婦は渓流釣りついでに山菜採りを楽しんでるし、エテキチ君やミナミ君も多国語スピーカー・マキちゃんも十段閣下もダメ人間軍団も季節によって旬のいろんな魚を追いかけて遊んでいて、みんな「野遊び」や「水遊び」の一環としてとらえてるみたいだ。たかがおサカナ釣りやのに、うっとうしいぐらいカッコつけたりキザったりするからハナにつくんやな。

 あの『BURRN!』誌の日本のHR/HMコーナーにTYPHOON24が登場。創刊以来読み続けている雑誌に出ることができてよかったね。俺もうれしいよ。

 ケーブルTVのチャンネルを適当にいじってたら、映画『キリングフィールド(THE KILLING FIELDS)』の冒頭のシーンが目に入ったので、ひさしぶりに観ることにしました。カンボジアが内戦で燃えた時代の実話を元にした映画で、戦争を扱ったものでは屈指の秀作だと思っています。何度も観ているので内容はほぼ頭に入っているのですが、それでも胸が苦しくなるし、目をそむけたくなるし、ラストの再会には涙が出ます。土地を変え、形を変え、規模を変え、その混迷や悲劇は今も続いています。制作費ばかり高いくだらねえ娯楽作ばかりでなく、こういうのも見ておいたほうがいいと思います。

 磯野ヒラ夫がついにやった。さすがである。こういう男こそ正真正銘本物の釣師である。おめでとう!

 やたらと多いヒロヘリアオイラガ(と聞いているがクロシタアオイラガとアオイラガとヒロヘリは似ていて、それらをいちいち同定したことがないので詳細は不明)の幼虫。ずんぐりむっくりしていて全身をブラシ状の毛で武装していて、うかつに触れて刺されると激痛が走る厄介モノ。これがアケビにもいるわ、サクラにもいるわ、カシワにもアベリアにも、ヤマボウシにもグミにも…。この幅広すぎる食性が繁栄の要因なのだろう。彼らがやたらいるわりには、イラガの繭に穴を開け、中のサナギに卵を産みつけるイラガイツツバセイボウはほとんど見なくなった。ここ数年のイラガの繁栄からすると寄生先には困らないだろうし、もっとセイボウも多く見かけてしかるべきかと思うのだが。

 あとは禁漁までに渓流に1度は行って、テストがてらバス釣りに数回行って、この原稿に更新される頃には干潟リヴェンジに行って、チヌ釣りにも1度は行って、スズキが運河に入ったらシバキに行って、青物が回ったら波止からジグを投げに行って、駿河湾にも2度ほど行って、寒くなったらメバルにも…。秋から冬にかけても、釣りだけでもけっこう忙しいなあ。

 携帯が鳴ったのでディスプレイを見ると、知らない番号が表示されていた。けっこうコールするので出ると、長いこと会ってない知人からでした。こういう場合、用件はたいてい慶事か凶事です。彼の声のトーンが低かったので「後者だな」と覚悟して用件を聞くと、仙台の知人が急に亡くなったとのことでした。

 思い返せば1993年8月初旬のこと。俺は亡くなった知人たちからの誘いで初めて東北に行きました。その時、現地で見たフィールドの光景は今でもはっきり覚えています。針葉樹林の前に多種多様な水生植物が混生した沼があり、その美しさに息をのんだのも覚えています。その沼の奥のハスのエリアで追い波が立ち、元気のいいカムルチーが水面を割った瞬間も、それをランディングした時に俺の右手側に関西では見たことのないミツガシワの群生があったことも。翌日は早朝から国道107号を通り、錦秋湖の脇を抜け雄物川を渡り、秋田に向かいました。中心街で朝の渋滞に巻き込まれ「こうなりゃ車が動かない間は秋田美人でも見物するか」と外を眺めていたのですが、それらしき人はひとりも通らなかったことも。大潟村の温泉?で一汗流すため入浴していたところ、自衛隊の人たちがどっと入ってきて、仲間の自衛隊出身者が「こりゃヘタするとインキンを感染されるので逃げましょう!」なんて言い出したので、慌てて飛び出したことも。帰りの国道で燃料がヤバくなったので通行人にガソリンスタンドの場所を尋ねると「ここらのスタンドさ、はつずになったらすまるだべ○△▽◇□☆※*◎※」と言われて、かろうじて8時になったらスタンドが閉まることだけはわかったものの、場所も何もそれ以上はわ
からず、不安なままペースを落として走り、スタンドを見つけた時にはほっとしたことも。ある沼の奥のハスのエリアにウェイディングし泥だらけになりながら、いいサイズの魚を釣り、みんなで騒いだことも…。その後も幕張のフィッシングショーで会ったりはしましたが、やはり一番印象に残っていて鮮明に覚えているのは、1993年の夏のことです。当時の写真を見ると、まだ確か学生だったその知人と、若かった頃の俺(気分と体は今でも十分若いけど)、今ではバラバラになった当時の仲間たちが笑っています。

 なんかウソみたいだ。一晩寝たら忘れてしまう夢の中の出来事のようだ。しかし現実は現実。それはリセットなどできない時間の中で起きた事実なのだ。詳しいことは聞いていない。ただ事故だったという。ほんのわずかな要因で、それは降り掛かってこなかったかもしれなし、命を奪うほどのことにはならなかったかもしれない。
しかし現実は容赦のない事実を突きつける。まだまだ若かった。もっと多くの豊かな時間を過ごすべきだったのに。とにかく俺は冥福を祈るぐらいしかできない。そして、1993年の夏、あの針葉樹林の前の美しかった沼の風景とともにお前を記憶にとどめようと思う。いろんなものが一番輝いてたのは、あの時だったよな。安らかに眠ってくれ。相澤徳郎へ、新家邦紹より。合掌。

INFORMATIONS

★2007WHIPLASH Tシャツあります。今作のテーマは「PEACE」です。
季節的にまだ間に合うかな…。

カラー:オリーブ、ブラック サイズ:M、L、LL
ちなみに新家の体形(身長約166cm、体重約59kg、胸囲90cm強)ならMでOK。ゆったり着たい場合はLかな。
注文方法等は別ページの案内を参照してください。
*秋(10月頃?もっと後?)には以前から要望をいただいておりました長袖Tシャツも少量リリースするかも。

最近の!!な試合

★WBOウェルター級選手権 アントニオ・マルガリータvsポール・ウィリアムス

5年間WBO王座に君臨していたマルガリータがついに陥落。前半に稼がれたポイントが辛かった。それにしてもいい試合だったと思う。それにしてもウェルターには凄い選手が集まってきた。ミゲール・コットでしょ、シェーン・モズリーでしょ、フロイド・メイウェザーでしょ、で、リッキー・ハットンが上がってくるでしょ。そして今回勝った、リーチ208cmのサウスポー、ポール・ウィリアムスでしょ、負けたとはいえ、その実力は誰もが認めるアントニオ・マルガリータでしょ。そしてコットvsモズリーも決定だとか。さらに注目はメイウェザーvsハットンの全勝対決。ハットンの「頭」も使った乱打戦にメイウェザーがどう対応するのか。今後の展開が楽しみですね。ウェルター級、過熱中!

★WBCライト級選手権 ディヴィッド・ディアスvsエリック・モラレス

S.バンタム、フェザー、S.フェザーと一歩ずつ上がってきたモラレスが勝てば、あのフリオ・セサール・チャベスもなしえなかったメキシコ人初の4階級制覇達成。「勝っても負けても引退」と決めてリングに上がったモラレスは、いつも通りのポーカー・フェイスだったが、どこかに陰があったような気がしたのは自分だけか…。1Rカウンターでダウンを奪い、序盤でポイントを蓄積するも、体力で勝るディアスが後半盛りかえしてくる。試合を見ながら自分がつけたポイントは114:113でディアス。12Rをとったほうが勝ちという接戦だった。結果は3:0の判定でディアスの防衛。数々の名勝負を生んだモラレスの試合をリアルタイムで見るのもこれで最後かと思うと寂しい。

★HERO'S

桜庭vs柴田はよかったとして、山本KIDの試合はいったい何事?選手2名はよかったけど、本来「Don't Move」から体の向きを変えて再開でしょ。もしくはリング中央でストップ時の体勢から。そのあたりのルールの整備もなされておらず、どう見ても山本選手が有利になるようなその場繕いの指示。そりゃブーイングが出て当たり前。
選手のやる気も殺がれて、試合自体の質にも影響が出る。前から地上波時代のPRIDEが懐かしむ視聴者はたくさんいたはずだが、いっそう増えたんじゃないかな。K-1もそうだけど日本人贔屓体質が露骨に出てるような。

最近の愛聴曲

★HARD ROCK&HEAVY METAL, PROGRESSIVE ROCK, BLUES その他

・全曲『HEAVEN AND HELL』 / BLACK SABBATH『HEAVEN AND HELL』
・全曲『MOB RULES』 / BLACK SABBATH『MOB RULES』
・全曲『DEHUMANIZER』 / BLACK SABBATH『DEHUMANIZER』
・全曲『LIVE RADIO CITY MUSIC HALL 2007』 / HEAVEN AND HELL『LIVE RADIO CITY MUSIC HALL 2007』

*LOUD PARKまで後1ケ月。

・THE SHINING / BLACK SABBATH『THE ETERNAL IDOL』
・ANNO MUNDI ~LAW MAKER/ BLACK SABBATH『TYL』

*トニー・マーティン時代にもいい曲がけっこうあるんだけどな。featuringトニー・マーティンで来ても集客は厳しいだろうなあ。

・HYPERMOBILE / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・STREET POETRY / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・FASION / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・HIGHWIRED / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・THIS ONE'S FOR ROCK'N'ROLL / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・FUMBLEFOOT AND BUSY BEE / HANOI ROCKS『STREET POETRY』
・TRAGEDY / HANOI ROCKS『MILLION MILES AWAY』(BEST)
・MALIBU BEACH NIGHTMARE / HANOI ROCKS『MILLION MILES AWAY』(BEST)
・BOULEVARD OF BROKEN DREAMS / HANOI ROCKS『TWO STEPS FROM THE MOVE』
・CHEYENNE / HANOI ROCKS『MILLION MILES AWAY』(BEST)

*新作『STREET POETRY』はシンプルでジャストなアルバムタイトル自体カッコいい。アートワークはもう少し画像を荒らして、彩度を下げてモノトーンに近づけ、ロゴに着色したほうが雰囲気出るかも。おっと、これは単なる好みの話。俺にとってHANOI ROCKSの魅力は、アグレッシヴなR&Rでも仄かに哀愁が宿るところ。たまにそうでない曲もあるけど。いい年こいてド派手なカッコしても、それが全く違和感なくハマってるところもさすが。ちなみに『パイレーツ・オブ~』のジョニー・デップを初めて見た時、「うわ、アンディ・マッコイ(HANOIのG)のパチもんや!」と思ったのは俺だけではないはず。キースよりアンディだって(笑)。

・全曲『NO SLEEP 'TIL HAMMERSMITH』 / MOTORHEAD『NO SLEEP 'TIL HAMMERSMITH』

*いつ聴いても最強のライヴアルバム。

最近の愛読書

★『Troutist』Vol.19 株式会社廣済堂

日本産イワナ4亜種の話、ヤマメの話、渓流の話、いずれも興味深かった。それと「染退川、追憶。」も。本当にいい雑誌作ってるよ!特に今号はヨイ。日本のマス族に興味の薄い人でも、自然やきれいな川に憧憬を持つ人なら、この雑誌はけっこうはまると思います。写真レベルも高いしね。今回紹介されていた今野保氏の中公文庫版『羆吠ゆる山』と『秘境釣行記』はいずれも絶版。大阪の古本屋街も探したけど、見つからず。もしどこかで見つけた人がいて、それでもって「譲ってもいいよ」という殊勝なお考えをお持ちの場合は、何卒よろしくお願いします。

★『ネプ理科実験室』 情報センター出版局

火曜日の夜によく見る番組が本になった。ある時、何気なしにチャンネルをいじっていると、画面にハリガネムシが出たのである。俺にとってはほんのガキの頃から馴染みのあるカマキリの寄生虫で、カマキリのケツを水につけるとコーモンからウネウネと出てくることなど、幼稚園の頃から知っていたのだが、周囲の人たちは意外なほど知らず、そのため俺は初秋以降に釣り場でカマキリを見つけると、ハリガネムシを同行者に紹介するため、そのケツを水につけて怪しい寄生虫をよく披露したものです。ちなみに1匹のカマキリに入っていた数では、13匹が最多(10月中旬、オオカマキリのメスから)でした。ま、そんなことはどうでもいいとして、ハリガネムシは知っていたけど、その寄生のしくみについてまでは詳しく知らなかったので、この番組で少し「目ウロコ」。
ただ、番組で説明された寄生のしくみについてひとつ疑問。「水中で産卵したハリガネムシの卵から幼虫がかえり、それが小さな水生昆虫に寄生、そしてカマキリがその水生昆虫を食うことによって、ハリガネムシはカマキリの体内に移動」とあるが、カマキリの食性からすると水生昆虫というより「幼虫期を水中ですごす昆虫」ではないのかな?たとえばトンボや一部のアブなど…推測だけど。とにかく、成虫になったハリガネムシがカマキリを水辺に近寄らせるというのはスゴイ。体内の水分を吸収してカマキリに渇きを感じさせるということ?でもアリの脳をコントロールし、ヒツジに食われるために草に上らせる槍型吸虫のほうがもっとスゴイかな。いかん、ハリガネムシでアツクなってしまった。寄生虫、好きなもんで…。これはあくまでも一例で、けっこうおもしろい理科ネタがいろいろ出てます。

最近の珍事件

★後頭部に衝突

山間部の入渓点近に車を停め、ヘッドライトに来る昆虫を観察していたところ、突然後頭部にノコギリカミキリがぶつかってきました。エンジン音に混じって近づいてくる羽音が背後から聞こえたので、ヘッドスリップで避けたつもりだったのだが、避け方が足りずに当たりました。それにしてもセカセカしたカミキリだ。セカセカ度においてはカミキリ中でトップかも。タイプは違うがアカアシオオアオカミキリも落ち着きがない。独特の匂いも出すし…。最近アカアシは見かけなくなったけど、昔は北摂地方(能勢のあたり)の夜のクヌギ林ではごく普通に見られたものだ。特に多かった某エリアは、今では雑木林がすべて破壊され、その後荒れ地のままずっと放置されている。どういうつもりだろうね、まったく意味のないことに金使って。

★延縄にカモ

知人が仕掛けたウナギ用の延縄にカモ(カル)がかかってたらしい。嘴の根元にかかっていたので、すぐに外してリリース(夏のカモは旨くないから?)したそうです。ちなみにウナギはゼロだったそうで。

★プラグにウナギ
別の知人がプラグでウナギを釣りました。ルアーでは通算3本目だとか。獲物はもちろん知人の腹におさまったようで。

★まさか、ひょっとして

知人の訃報があった夜、遅くまでひとりで飲んでいると、しっかり閉めていたはずのシャワーから不意に水が滴る音が聞こえてきました。風呂場に行くとたしかに元はしっかり閉まっているのに水が出ていました。も一度閉めなおして水が完全に止まったのを確認して風呂場のドアを閉めると、ドアの蝶番のところにTシャツの裾を挟まれて動けなくなってしまいました。少し酔ってただけかもしれませんが、ひょっとしたら彼が遠くへ旅に出る前にあいさつに来てたのでは…という気がしてなりません。

最近のお買い物

★EMISHI 50S TYPE-2

禁漁までのわずかな期間に使ってみようというわけで少し購入。川幅が広く、押しの強い川では活躍しそう。日頃自分らが行ってる薮沢にはノーマルの方が向いてるけど。

今月のダメな人

★マスキー・ジッターバグをシイラに

DRIVIN' WIREは釣れて当たり前なので、シイラめがけてマスキー・ジッターバグを投入した人がいます。追いはあったけど食わなかったらしい。

 

 
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