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SOUND CORNERvol.94

『WAR ETERNAL』
ARCH ENEMY

WAR ETERNAL / ARCH ENEMY

今月はコレ以外に見つからない。まさかのVo交代劇だったが、新Voがアリッサ・ホワイト・グルーズと聞いた瞬間に、駄作などありえないと確信したのが現実のものとなった。いまひとつ響かなかった前作のモヤモヤを吹き飛ばす快作だ。ギターソロはきわめて煽情的だが、前作や前々作で時に感じたあざとさが消えた気がして新鮮だ。肝心のVoにかんしていうなら、前任者よりも時に凶暴で、時にメロディック。その差異が生むダイナミズムが新生ARCH ENEMYを主張しているように感じる。きわめて個人的な意見だが、自分はこの声のほうが好きだな。本物のオーケストラによるシンフォニックな要素もあるが、それも荘厳さを付加するものであり、攻撃性を薄めたり、シンフォニック・メタル寄りの印象を与えるようなものではない。なんだかんだといっても、一番の美点は壮大でありつつもきわめて緻密な楽曲の練り込み具合だろう。購入後、5回ぶっとおしで聴いてみたが、聴けば聴くほどハマる。EXCELLENT!!
アルバムタイトルからすると、アートワークのブタさん(WARPIGSだな)も、それぞれ何か(どこか、もしくは誰か)を象徴しているように思うし、顔のない人物と赤ん坊も同様だ。
曲のタイトルを見ずに聴いてたら、14曲目で「?」となりました。あれ、聴いたようなリフ…でもなんか違う…いや、でもコレは…ああ、そうかボーナストラックはJPね(笑)。そのJPの新譜収録曲がYOU TUBEにアップされてたので聴いてみたが、どう言ったらいいんだろう…なんというか生身の人間のパワーが感じられないというか…。PCで聴いたからこうなのだと思いたい。正式の音源に期待しましょ。

最近の愛聴曲

  • 全曲『LET IT ROCK』 / THE GEORGIA SATELLITES『LET IT ROCK』
    *THE GEORGIA SATELLITESのベスト盤。お魚釣りからの帰り道、ドライヴのBGMとしてよく聴いてます。自分はメタル類も好きですが、ここ数年ドライブの時は軽めのHRやシンプルなR&Rベースのモノをかけていることが多いです。周囲の人たちもドライヴのBGMはバラバラですね。爆裂爛漫息子センセーの車からはCRADLE OF FILTHが大音量で流れてきたことがあったし、英国紳士バウアー総督は『クリムゾンキングの宮殿』を聴きながら「惑いはわが墓碑名となろう…」とか「静かな灰色の朝に未亡人たちは泣く…」などとつぶやきながら運転してるというウワサがあるし、トーリョーの車からはモモクロが…!!
  • JIKININKI / WHISPERED『SHOGUNATE MACABRE』
  • KAPPA / WHISPERED『SHOGUNATE MACABRE』
    *カブキ・メタルなんだそうだ。その見た目はどうであれ、和のメロディも取り込んだメロディックデスメタルはなかなかカッコいい。よく聴かないと「KAPPA!」って言ってるのもわからんし、それに気づいても特に違和感があるわけではない。それより「JIKININKI」って「食人鬼」?小泉八雲? でもHOLY MATYRの「ZATOICHI」のようなイタ痒さはない。ザトイーチー♪ ザトイーチー♪
  • 全曲『III』 / LED ZEPPELIN『III』
  • 全曲『PRESENCE』 / LED ZEPPELIN『PRESENCE』
    *アルバムとしては『III』が一番好きです。こまかいことで言うと「FRIENDS」の弦のビビリ具合なんかもたまりません。もちろん完成度では『IV』ですが、「最高傑作=最もお気に入り」である必要はないもんね。
  • MACHINE MAN / JUDAS PRIEST『DEMOLITION』
  • LOST AND FOUND / JUDAS PRIEST『DEMOLITION』
  • JUGULATOR / JUDAS PRIEST『JUGULATOR』
  • BULLET TRAIN / JUDAS PRIEST『JUGULATOR』
  • CATHEDRAL SPIRES / JUDAS PRIEST『JUGULATOR』
    *ふとリッパー時代を懐かしむことも。個人的には「CATHEDRAL〜」は名曲だと確信している。今聴いても鳥肌が立つほどだ。
  • WAR PIGS / BLACK SABBATH『PARANOID』
    *何か1曲といばコレ。拡大解釈という歪曲解釈を急ぐ、一部の為政者どもに贈呈いたします。