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SOUND CORNERvol.91

『THE OATH』
THE OATH

THE OATH / THE OATH『THE OATH』

偶然耳にしたシングル2曲を気に入って、アルバムを楽しみにしていた、女性2名を中心とするドゥーム寄りのメタルユニット。
これが期待していた通りの出来でうれしくなりました。SABBATHやANGEL WITCH、MERCIFUL FATEなどのメタルにJEFFERSON AIRPLANE風味をまぶしこんだ、これまでになかった独特の個性が◎! なんと発売2日後にはいくつかの店で売り切れになっていました。もしや嬢メタラー・ボブ(某釣具メーカーのテスターだかモニターでバス釣りの有名人。新家のけっこう古くからの友人である。ボブと呼ばれているが多分、いやきっと播州産日本人)が買い占めたか!?と思いましたが、そんなはずはなく、『BURRN!』の記事のインパクトが強かったのでしょう。
そーいや昨年のベストアルバムに選んだAVATARIUMも女性Vo。「他人のことを嬢メタラーとか、とやかく言われへんやん!」とボブが鼻の穴をふくらませて言う顔が目に浮かぶが、ワタクシの場合はこの手の陰のあるメタルが好きなだけで、THE OATHは偶然それを女性がやってるというだけのこと。そしてこのユニットの場合、偶然それがタイトなレザーに身を包んだ美人だというだけのことである。

最近の愛聴曲

  • WITHOUT YOU / WARLOCK『BURNING THE WITCHES』
  • 全曲『HELLBOUND』 / WARLOCK『HELLBOUND』
  • FOLLOW ME DOWN / THE PRETTY RECKLESS『GOING TO HELL』
  • GOING TO HELL / THE PRETTY RECKLESS『GOING TO HELL』
  • HOUSE ON A HILL / THE PRETTY RECKLESS『GOING TO HELL』
  • SWEET THINGS / THE PRETTY RECKLESS『GOING TO HELL』
  • WAITING FOR A FRIEND / THE PRETTY RECKLESS『GOING TO HELL』
  • MAZE / DESTROSE『RIN/MAZE』
  • OCEAN GYPSY / RENAISSANCE『SCHEHERAZADE AND OTHER STORIES』
  • SONG OF SCHEHERAZADE / RENAISSANCE『SCHEHERAZADE AND OTHER STORIES』
  • MIDNIGHT WIRE / CURVED AIR『REBORN』
  • 全曲『THE BEST OF JEFFERSON AIRPLANE』 / JEFFERSON AIRPLANE『THE BEST OF JEFFERSON AIRPLANE』
  • 全曲『時には母のない子のように』 / カルメン・マキ『時には母のない子のように』
  • 全曲『CARMEN MAKI BLUES CREATION』 / CARMEN MAKI BLUES CREATION『CARMEN MAKI BLUES CREATION』
  • 崩壊の前日 / CARMEN MAKI&OZ『閉ざされた町』
  • LOST LOVE / CARMEN MAKI&OZ『閉ざされた町』
  • 閉ざされた町 / CARMEN MAKI&OZ『閉ざされた町』
  • 26の時 / CARMEN MAKI&OZ『III』
  • 街角 / CARMEN MAKI&OZ『III』
  • 空へ / CARMEN MAKI&OZ『CARMEN MAKI&OZ LIVE』
  • *嬢メタラー・ボブもたまにはウチのサイトをチェックするかもしれない。そうなると絶対鼻息荒く突っ込んでくるので、ここは一丁開き直って女性モノばかりにしてみました。でもさすがにBABY METALとかは対象外。PVは見てみましたが、なんかちょっとこう違うんよなあ。なんかこっぱずかしさを覚えるというか…。ひょっとしたらボブは「こんこんこん…」なんてやりながら愛聴してたりして(笑)。そのボブが知らなさそうなのも少し入れてみました。
    まずはWARLOCK。懐かしいです。実はエクアドルに住む友人が先日ホテルで食事をしていた時、偶然ドロさんご一行が隣のテーブルに座ったそうである。「見るなりロックの人とわかったし、雰囲気のある人でカッコよかった。その時はドロ・ペッシュと気づかなかったけど。写真撮っておけばよかった」とのこと。たしかにドロさん、カッコええよなあ。勇ましいメタルを歌ってもマイクの持ち方がいかにも女性的だけどね。そらまあ若い頃とは違うけど、同じドイツのザビーナ姐御みたいに巨大化してないし…。ちなみにドロさん、日曜日のためホテルのレストランはビールが出せなかったので、ボーイに頼んで自分の部屋から買い置き分をもってこさせて、持ち込みでぐいぐい飲んでたそうです。さすがドイツ人。でもそんなことでは「TOO DRUNK TO FxxK」(笑)。そういやLEE AARONてどうなったのだろう?いわゆるメタル・クィーンのひとりでしたが…。
    THE PRETTY RECKLESS。シンガーの出自はさておき、存在感のある歌唱と荒々しさも感じさせるロックは、いわゆるHR/HMという枠内かといえばそうでもないし、モロに今風でもあるがそれでも十分カッコいい。「この曲はアレとアレとアレとのハイブリッド?」なんてのも出てくるが、それもいい感じの消化具合なので鼻につくことはない。そう断言しておこう。興味のある人は偏見なしに聴いてみてはいかが?アートワークには思わず手が伸びる(笑)。
    DESTROSE。日本の女の子5人組。世間的に嬢メタルと分類される中では、なかなか硬派なイメージの楽曲で気に入ってます。この曲、もっと攻撃的な声で歌ったらどうなるだろう? 星形シンバルくるくる〜には目が点になり、一瞬思考回路が分断されますが(笑)、頑張ってほしいバンドのひとつです。爆裂爛漫息子センセーにおすすめ!
    RENAISSANCE。プログレ・フォークというか…。「OCEAN GYPSY」はアニーさんの素晴らしい歌唱が冴えるバンドの有名曲。BLACKMORE'S NIGHTもカバーしてました。アルバム『SCHEHERAZADE〜』と『NOVELLA』は名作中の名作です。そう断言しておきたい。ちなみにRENAISSANCEにかんしては、自分なんかよりプログレ変態大魔王、またの名を英国紳士バウアー総督が100倍詳しいです。その総督に突っ込まれそうなので、あれこれ書かないでおきます。
    CURVED AIR。このアルバムでは、ソーニャさんの年くっても可憐さを残したVoが聴けます(失礼)。おそらくCURVED AIRも総督の領域かと…。
    JEFFERSON AIRPLANE。グレースさんの時に凛とし、時にしっとりした歌唱が特徴的なサイケデリックロックバンド(一口にそうとも言えないのだが)。「WHITE RABBIT」はあのSANCTUARYがカバーしています。プログレではないし、英国モノではないのですが、なんとなくJEFFERSON AIRPLANEも総督の領域のような気が…。
    そうなのだ。誰が何と言っても、自分が一番好きな日本の女性Voは、マキOZ時代のカルメン・マキさんなのだ。ロックが好きなのに知らないガキは聴いてみるといい。特にライヴは圧巻。圧倒的なパワーと表現力、強烈な存在感に比肩できる「女性ロックVo」は、いまだ日本には現れていない。そう断言しておこう。『時には〜』はデビュー曲を含む昭和歌謡の匂いがする6曲入り、CARMEN MAKI BLUES CREATIONは『悪魔と11人の子供達』の、あのBLUES CREATIONとのコラボレーション。時々めっちゃカタカナに聴こえる英語はご愛嬌?(笑)