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SOUND CORNERvol.89

『HYDRA』
WITHIN TEMPTATION

HYDRA / WITHIN TEMPTATION

いわゆるシンフォニックメタルという枠ではなく、エレクトロ・ゴシックとでもいうか、モダン・ゴシックとでもいうか…。それでいて悪くない、というかむしろイイと呼べる領域に当たり前のように入っているところに、このバンドの凄さがあるのかなと思ったりもした。アップテンポな部分も激しい部分もメタル的なソレではない。PVにもなっていた「DANGEROUS」などはその例だ。こりゃトランスのビートやろ?なんて曲だが、素晴らしくキャッチーで、異質なはずのビートがうまくはまっている。 シャロンさんのVoの存在感はどの曲でも素晴らしい。それが芯にあるからこそ、4人のゲストVoの参加も違和感がないのだろう。 さすがにラッパーはどうやねん?と思ったが、それすらも問題ない。ラップというよりちょっとリズムにのったスポークン・ワード的なのがよかったのかもしれない。これまでの路線とモダン・ゴシックの融合という意味では文句のつけようがない出来だが、個人的にはアノ時代の美旋律とほのかな儚さとメタルらしい陰影を探してしまう。出来と好みは違うのだ…。

『DO YOU FEEL LUCKY?』
THE JFK

DO YOU FEEL LUCKY? / THE JFK

年明け早々、年賀状同封で届いたTHE JFKの新作。帯には「懲りないブルーズハードロックバンド、つまりはリアルギターバンド」とあるが、特にライヴではSG2本(ヤマハではない)という視覚もウリのひとつ。録音とプロデュースはELECTRIC EEL SHOCKの関学卒業生KAZUTO君。THE JFKはライヴではけっこう蛮音出すくせに、前作ではこぢんまりしすぎた感があったが、今作は随分改善されたと思う。特に線の細さを感じたVoは、やはり線そのものは太くはないものの、度重なるライヴで歌い慣れたせいか随分こなれて聴こえるようになった。楽曲も展開を抑え無理がなくなったように思う。ギターバンドなのでセルフプロデュース等では弾きすぎが気になるのだが、そのあたりもうまく調整され、ともすれば弾いてしまいがちな余分な音も抑えられ、そのぶんいい意味でキャッチーになったと思う。リズムセクションもそんなギター2本をサポートしつつも、主張するところは存分に主張している。個人的には全体にもう少しブースト感を抑えたほうが好きだけど。あとはお客さんが口ずさめるツインパートのキラーなヤツを望みますよ。

最近の愛聴曲

  • ONE RODE TO ASA BAY / BATHORY
    *新年早々に聴いたのがBATHORYとは…(笑)。その昔BATHORYは『BURRN!』で酷評以上の扱いを受けていたが、あそこまでヒドイことを言われるほどのモノではないと思う。唯一オフィシャルVのあるこの曲なんて好きやけどなあ。Voはちょっとツライものがあるけど、よく聴くと「実はこれがマッチしてるのかなあ」と思えたり…。
  • EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN『THE BEST OF VIXEN - FULL THROTTLE-』
    *ギターのジャン・クエネムンドが亡くなり、当時のメンバーでの再結成はなくなったが、現在はJSRGとしてやってるようだ。そのVIXENの曲の中で代表作であり、個人的に大好きなのがこの「EDGE OF A BROKEN HEART」。曲調はモロにBON JOVIだけど演ってるのがVIXENだから好きというか…。あの歌詞、男が歌うとキモチワルイし。
    YOU TUBEでそのJSRGを観てみたが、うーんジャネットさん、相変わらず美人だけどかなり肉付きよくなってるし…。その後若かりし頃のライヴ映像を観てみたが、みんなスリムで美人(Drは黒髪ビッチ系でその対比もヨイ。色彩対比はまるでKING COBRA…笑)でテクもあり(特にB!)、見た目も演奏もカッコいい。ナマで観ておきたかったなあ。エンディングのギターソロを聴きながらふと涙。
  • GREAT ESCAPE / TYPHOON 24『RIOT』
    *そうかTHE JFKはこの秋シアトルか。シアトル→QUEENSRYCHE→JETCITY WOMAN…ぐらいの発想しかない(貧)。それと何かのインタヴューでQUEENSRYCHEのメンバーが「フィッシュ&チップスの町だよ」と言ってたことぐらいしか思い出せぬ。
  • GOOD TIME'S ROLLIN', BAD TIME'S ROLLIN' / 憂歌団
    *憂歌団で一番好きな曲。元旦深夜に酒を飲みつつ、ひさしぶりに聴いてみました。