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SOUND CORNERvol.80

『BLOODY EMPIRE』
THOUSAND EYES

BLOODY EMPIRE / THOUSAND EYES

『BURRN!』誌のレビューとインタビューで興味をもったので、YOU TUBEでチェック。そしてサワリだけだが「これはイケる!」と確信して入手にした1枚。サワリを聴いていたので、少しは予想していたが、それをくつがえすワケではなく、大きく上回ったというのが率直な感想。怒濤のアグレッション、溢れ出す哀メロ。そのコントラストと溶解具合は、まさにメロディック・デスメタル。基本的にファストナンバーが並ぶが、各楽曲の質がきわめて高いのと、構築感に溢れているので、1本調子な感じはまったくない。メロディアスな哀系ギターがドラマ性をかきたてているが、激しくも実はきわめて多彩なVoも曲の表情になっている。ここまで揃っているなら、スローやミドルナンバーは必要ないなあ…と思いつつも、彼らがそういう楽曲を書いたらどうなるのだろうという興味も頭をもたげてくる。このジャンルのアルバムとしては、個人的にはトップランクに位置づけたい。

最近の愛聴曲

  • FIRST STRIKE IS DEADLY / TESTAMENT『FIRST STRIKE STILL DEADLY』
  • 全曲『SOULS OF BLACK』 / TESTAMENT『SOULS OF BLACK』
    *やっぱりカッコいいアノ曲と、たまたま買いそびれていた1枚。「FIRST STRIKE IS DEADLY」は、まさにそのタイトル通りの曲。最初の一撃は致命的だった。ギターパートが絶品で、その後再び襲ってくるスラッシュとのコントラストは、いつ聴いてもたまらない。『SOULS~』は当時「なんか音が変わってしまったなあ」という印象でした。2013リマスターということですが、この音もあまり好きじゃないなあ…。
  • 全曲『EARTH BLUES』 / SPIRITUAL BEGGARS『EARTH BLUES』
    *SABBATH、PURPLE、LIZZY、CAPTAIN BEYONDを想起させる部分がてんこ盛りのHR。Voのアポロ、「LOUDPARK」で観たけど、あの時は何も感じなかった。しかし、このアルバムではうわずり気味の歌唱がけっこうハマっている。うーん、デヴィ・カバとクリス・コーネル(SOUND GARDEN)をたして2で割って、変態風味をふりかけたような…。M.アモットのGはARCH ENEMYよりも趣味性を帯びて伸びやかな感じ。
  • 全曲『BLOODY EMPIRE』 / THOUSAND EYES『BLOODY EMPIRE』
    *純日本産メロディックデスメタル。怒濤のアグレッションと哀メロをまき散らしながら疾走する。日本モノだからといって避けて通ると後悔するかも。すべてがハイレベル!
  • ROUND ABOUT / YES『FRAGILE』
    *ある時コーヘイ君が「『ジョジョ~』のエンディングテーマに『ROUND ABOUT』が使われていて…」というもんだから、懐かしくなって聴いてみました。自分はあまりプログレには走らなかったので、YESは『FARGILE(こわれもの)』『CLOSE TO THE EDGE(危機)』『RELAYER』しかもってません。さて、周囲で『ジョジョ~』といえば珍さん。釣り姿がけっこう「ジョジョ立ち」です。たまにバランスを崩してます。ちなみに自分は『ジョジョ~』にかんしては、「アメトーク」の「ジョジョ芸人」を観て得た程度の知識しかありません。読んだこともないし…。
  • HURT ME / JOHNNY THUNDERS『ANTHOLOGY』
  • YOU CAN'T PUT YOUR ARMS AROUND A MEMORY / JOHNNY THUNDERS『ANTHOLOGY』
    *タイトルからしてせつない「YOU CAN'T PUT~」。自分の知ってる曲の中でも、その悲痛さは群を抜いている。気分によっては耳にしたくはないし、歌詞を追いかけたりなんかしたくもない。「HURT ME」は学生の頃、音楽をやってた同じ大学の女の子に、ジェニファー・ウォーンズ同様「たまにはこんなのも…」と渡された曲。彼女のおかげで自分の音楽の幅と奥行きは明らかに広がった。音楽のみならず、様々な方面に視野を広げるきっかけをいろいろ作ってくれた。今でも彼女には感謝している。もうオバちゃんだろうけどね。オバハンではなく、かわいいオバちゃんになっててくれたらいいなと思う。
  • BOUND FOR GLORY / BLACK STAR RIDERS『ALL HELL BREAKS LOOSE』
    *THIN LIZZYあらためBLACK STAR RIDERSなのだそうだ。当然曲はLIZZY風味だし、元THE ALMIGHTY(このバンドも好きだった)のVoの言葉の詰め込みかたや節回しは、故フィル・ライノット師を思い起こさせる。ひさしぶりに純HRのカッコいい曲に出会った感じだ。サビの部分はすでに鼻歌状態になってます。少し前ならWOWOW「EXCITE MATCH」のエンディングに使われそう。LIZZYファンの自分としてはアルバム発売がめっちゃ待ち遠しい。