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SOUND CORNERvol.63

SOUND SELECT
BURNING LEATHER / OZ

新作が出ると聞いてまずは驚いた。「まさかあのOZが?」。OZというスウェーデンのバンドを聴いたのは、大学の後輩が持っ てた『SCANDINAVIAN METAL ATTACK』という企画盤だったと思う。それにはEF BANDやBATHORYも入っていたような記 憶が…。そのアルバムには確か「SEACHLIGHTS」「FIRE IN THE BRAIN」の2曲が収録されていたと思うが、いずれもシンプ ルでR&Rのノリを感じさせるメタルだった。今回の新作にもそれら2曲は再録されて収められている。
この『BURNING LEATHER』というアルバム、やはり楽曲はシンプルで豪快でゴツゴツしている。小細工よりも正面切って叩 きつけてくるのが何とも心地よい。1曲目を聴いて思わず拳を握ったもん。歌唱技巧よりも、雰囲気重視で押しつけがましい Voはさらにパワーアップした感じだし、楽器隊も豪快ではあるがしっかりツボを押さえたプレイでバックを固めている。それ にサウンド・プロダクションも楽曲にうまく合って、トータルな硬質感を高めている。いくつかの曲はキャッチーというより、 ポップすぎてズッコケそうになるけど、それはまあご愛嬌ということで。明るく「十字架を逆さまにひっくり返せ」なんて歌 われてもねえ(笑)。
現在のメタルの細分化はともすればうっとーしいぐらいだが、このアルバムはそういうものは関係なしに、オールドスクール なメタル道を邁進するかのような観がある。メタルファン以外にはお勧めできないね(笑)。
BURNING LEATHER / OZ