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SOUND CORNERvol.10

SOUND SELECT
IN SORTE DIABOLI / DIMMU BORGIR

 ブラックメタルと呼ばれるモノには、実はあまり好きなバンドはないのだ。
以前からずっと聴いてるのは、このDIMMU BORGIRぐらいなものか。前作の『DEATH CULT ARMAGEDDON』も高度に充実した内容だったが、この『IN SORTE DIABOLI』もストーリーをなぞりながら荘厳に邪悪に展開していく、きわめてハイレベルな作品だと思う。
禍々しさを秘めたリフとメランコリックなメロディの絡みが生み出すダークかつ背徳的なアートだ。ブラックメタルといえば「サタン崇拝のイカレた連中の狂気のメタル」というイメージがあるかもしれない。「そんなモノ、マジメに聴いてられるか」という向きもあるだろう。
で、俺はどういう風にDIMMU BORGIR他のブラックメタル作品をとらえているかといえば、「緻密に構成された音楽と言語によるホラー」といったところ。スピリチュアルなホラー映画の音楽版という感覚。
その意味においても本作は群を抜いているといえるだろう。

ROCK THE NATION / TYPHOON24

 俺の友人、釣り好きギタリストのSENSHO1500君たちのハードロックトリオTYPHOON24のニューアルバム。
小汚くない爽快系ハードロック・ナンバーが中心。彼らの場合、ブリティッシュ・ハードロックとかアメリカン・ハードロックだとかいうカンジにすっと線引きできるタイプではなく、それぞれのオイシイ部分のエッセンスや懐かしいフレージング、ポップな要素や今風の要素やらがあちこちに見受けられ、一口で形容すると「ハードロック」という言葉があてはまるというモノ。たいていの曲にライヴでお客さんとコミュニケーションがとれるパート、シンガロング・パートがあり、部屋や車で聴くだけでなく、ライヴ体感をうながす作りになっている。
CDと同時にライヴDVD『STEEL AND WOOL』も発売。こちらは2006年12月9日の渋谷クラブクアトロでのライヴ映像+ビデオクリップ4曲。

*今回はヤギ・ジャケットとHits-g(ヒツジ)レコード(笑)



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