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SOUND CORNERvol.06

SOUND SELECT
LIVE EVIL / BLACK SABBATH

 トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ロニー・ジェイムス・ディオの3名を主軸にした「HEAVEN AND HELL」の始動が話題になっている。集金ツアーであっても、当時の名曲の数々を日本で再現してくれるなら、来日は諸手にメロイックサインで大歓迎である。しかし、年齢的なこともあり、この『LIVE EVIL』のようにはいくまい。当時ロニー・ジェイムス・ディオは『HEAVEN AND HELL』でSABBATHを新生させた。
しかし、続く『MOB RULES』は不評であった。というか意見が分かれた。楽曲がロニーの持ち味を活かしきれない中途半端なものとするメロディック派と、ヘヴィかつ黒いSABBATHが帰ってきたとするヘヴィ派の対立(ってほどのもんじゃないけど)であった。ちなみに俺はどちらのアルバムも大好きである。どちらかといえば後者寄りではあるが。

 さて、それはさておき、この『LIVE EVIL』で最も気に入ってるのは、実は裏ジャケのアートワークなのだ。青黒い夜空に浮かぶ南十字星、荒れずに寄せる波、漂うアコースティックギター。
表の賑やかさはそこにはなく、異形のものたちが去った後の、静けさが描かれている。それはエンディングの「FLUFF」を聴きながら眺めると、いっそう雰囲気が醸し出される。ここで掲載するのはデジタル・リマスター盤のジャケットで、俺が好きなアナログLPのジャケットに較べると、印刷上の問題でM(マゼンダ)が浮いており、南の夜の海のイメージが損なわれている。しかも、アナログ盤では見かけなかった十字架みたいなものがコピー&ペーストされていて、雰囲気をスポイルしている。

 実はアナログ盤でもギターのヘッドのあたりに、小さな文字と正方形がかすかにあり、なにかを処理した形跡が見受けられるのだ。それまでは再現しないけど、裏ジャケの色はオリジナルを参考にいじってみた。青っぽいほうがそれである。マニア諸氏、やっぱりこちらが似合うと思いませんか?


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