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SOUND CORNERvol.137

『MOTORHEAD』
MOTORHEAD

MOTORHEAD / MOTORHEAD

エディ・クラーク師が亡くなった。フィルシー・テイラー師、レミー師に続いて、ついに3人ともあの世に逝ってしまった。自分がMOTORHEADを知ったのは、よくいわれる黄金期、つまり上の3人の時代。ちょうど『OVERKILL』が日本に紹介された時だった。同じようにレザーを着ても漂う雰囲気はJUDAS PRIESTとは違う、NWOBHMの若手たちとも圧倒的に違う。HR/HM系の激しい音であっても、音にこもった殺気とヤサグレ感が圧倒的に違う。そして時には異様な哀愁が漂う。それが自分が惚れたMOTORHEADだった。
暴力性や破壊性を主に担っていたのはフィルシー師そして御大レミー師、意外にキャッチーだったりブルージーだったりするメロディ面を主に担っていたのがエディ・クラーク師だったように思う。個人的にはMOTORHEADの暴走R&Rとも呼ばれるものが確立したのは『OVERKILL』だと思っているが、この1stからもその片鱗はうかがえる。ずっと演奏され続けたバンドの名を冠したタイトル曲も見逃せないが、バイカーの永遠のテーマ曲「IRON HORSE(BORN TO LOSE)」はロック史上に永久に残るべき「男のバラッド」だと思う。
ラウドパークでFASTWAYが来日した際に、エディ・クラーク師に実際に会ったことのある知人ギタリストSENSHO 1500君によると、「穏やかな感じで優しくカッコいい人でした」とのこと。その時彼はエディ師と撮った写メを送ってきてくれたのだが、「周囲でもエディ・クラークと聞いて思いっきり反応する人は新家さんぐらいだと思ったので、彼に会ったことを自慢したいので送ります」などと言ってたことを思い出す。その時の写真はあまり写りはよくなかったが、たしかに優しそうなエディ師が微笑んでいた。つつしんで冥福をお祈りします。

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