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PHOTO CORNERvol.12

WHIPLASH STYLE
梅雨が明けたのでいろいろ

 梅雨が明けると山にはうっとうしいモノが大量に発生します。アブの類です。多い場所では、あまりのうっとうしさに釣りにならないそうです。で、難儀なアブを避けてライギョでも、と思ったのですが、丸一日の釣行はいまだできず、相変わらず夕方2時間程度で池を2ケほど回るようなことしかできておりません。そこそこプレッシャーのある池でも個人的にはイイ感じで釣れるのだが、オーナマの100cm級を連発で釣った後なので、魚種は違えど、どうも大きさ的に満足がいかなくて…。きっと贅沢なのだろう。

 そんな中でけっこう面白かったのはロッドのパワーテスト。いつものように手っ取り早く、流れのある小さな川でパン・コイです。しかし、いきなり出たのは55cm級のマナマズ。ナマズのくせにパン食うな!その後緩めの瀬で55cm級のコイも2本。背中を出して流れに乗って下流へ突っ走り、ロッドはバットからヒン曲がるわ、ドラグは悲鳴を上げるわでスリル満点。ちなみにこのパワー&ファイト・コントロール性能テストの対象は、5'3"の山岳渓流用ロッドです。「押しの強い流れの中の35cmオーバーのヤマメでも大丈夫?」というような質問がきそうなので、違うターゲットではありますが、パワーのある野ゴイで試してみました。複雑な流れの中ではどうかわかりませんが、障害物の少ないチャラ瀬の中では55cm級のコイも、たいした危機感なくランディングできました。

 もちろんドラグは慎重にセッティングしているし、ラインも普段渓流で使う4lbではなく、PE#0.8+リーダー。ハンドドラグやロッドワークを駆使して、無茶せず確実に寄せました。ま、いつものように2、3度怒らせて思いっきり突進させ、ドラグの悲鳴を聞いて楽しみましたが(笑)。ロッドより人間のファイト・コントロール性能のテストになるような気も…。


問題1
「なんや、またマナマズかいな」という感じでしょうが、でも何かヘンではありませんか?別に魚はヘンではありません。川育ちの健全な50cmほどのマナマズです。釣り人が俺なので、脳や魂がヘンといえばヘンですが、それもこの際は関係ありません。
答えはずっと下の方に…。
擬態の一例。けっこう大型のカジカガエルが岩に張りつき、すっかりなりきっています。すぐ近くを通ってもまったく動きません。そういや先日、六甲山系へ行く途中の川でカジカが鳴いているのを聞きました。ウチから車15分程度の山の入り口程度の場所なのに。
上がフナ、派手なのがタイリクバラのオス、下のでっかくデブなのがカネヒラのメス。
もちろん撮影後すべてリリース。
   

 クソ暑い真夏日(最高気温37度以上)に、小規模水路の小物探索に行ってきました。朝の間ちょっとだけライギョ釣りをして、その後は田園地帯を流れる水路に。

 最初に入った水路では、まずは釣りにて探索。怠慢こいて1.6mのタナゴ竿しか持って行ってなかったので、ちょっと広かったけど、その竿に脈の仕掛けをセット。水中目印は3mm材を4cm間隔で7個設定。エサは同行者が俺の食料&飲料用クーラーにビールやらと一緒に入れてきたケース入りアカムシ。早速投入するとカワムツが寄ってきた。こういう正体丸わかりの魚はパスなので、適当にかわし、上から見て正体のわからない魚を釣るべく仕掛けを流す。すると15cmほどの薄緑っぽい背の魚が近づいてきてエサを吸い込んだ。軟調タナゴ竿なのでこういう大物(!?)がかかると、かなり楽しい。浮かせてみるとワタカでした。

 その後もクチボソ(モツゴ)、コウライモロコ、タモロコ、フナ、カネヒラ、ズナガニゴイ、マナマズなどを釣獲。以前はそれほどに思わなかったが、ワタカってこんなにいたっけ。別の跨げるような溝でも編隊を組んで泳ぐ姿を目撃。また、水草を主体とする雑食性といわれているが、エサのアカムシはもちろん、蛍光色の動く水中目印にさかんにアタック。水草より水生昆虫食を印象づけられた。この水路では護岸際をちょろちょろしている小型タナゴ(おそらくバラ族。オスはかなり赤く見えた)をのぞいて、ほぼ正体を確認。かつてニッポンバラが確認されたエリアとつながっている水系なので、あの小型タナゴはひょっとして…。次回再挑戦。

 その後ポイントを大きく移動。流れの速い水路をのぞくと15~25cmほどのフナやニゴイ、婚姻色の出たオイカワなどが多数見られた。一方それに合流する水路は幅も狭く流れもきわめて緩く、二枚貝もあちこちにありタナゴ向き。で、こちらで探索することに決定。俺は釣りのみだが、同行者はトラップを3個用意。練り餌を入れて目ぼしいポイントに沈めて、小魚の入りを待つことにしました。ここではフナとコイの子がけっこう釣れました。5cmほどのコイの子はかなりカワイイです。そのうち小型で赤いタナゴも姿を見せはじめたので、フナやコイをかわし、それらを釣ることに専念。口が小さいのでノリは悪いが狙って2枚釣獲。腹ビレにかすかながらも白いラインが入っているのでタイリクバラと判明。

 その後カネヒラも釣獲。同行者はシロヒレタビラらしきものを見たようだが、釣ることはできなかったので正体は不明のまま。水系的につながる水路ではシロヒレがかなり確認されているので、ここにいても不思議ではないのだが…。トラップでも成果はタイリクバラのメス4匹と3cm程度のフナ多数。

 次回は炎天下を避けて探索しようと思います。一応日焼け止めは塗っていたのだが、その後4日間ほど露出部分がヒリヒリしてエライめにあいました。その後、悲惨なズルむけ状態に…。

問題1の答え
何がヘンといってタックルがヘンでしょう。これは俺の山岳渓流用タックルです。ロッドは5'3"モデルのプロト。実はロッドの性能を試すため、近所の川の瀬絡みでマナマズを相手にテストしていた時の写真です。もちろんラインは日頃の4lbではなく、強いPEに20lbのショックリーダーを組んでいます。無茶せずロッドと相談しながらやり取りすれば、この程度の相手なら余裕でした。他にもテストでは上記のように55cm級マナマズや55cm級のコイなどを釣っております。それにしてもこういうUL系ロッド(バスのULとはニュアンスが違います)でバス用ルアーを使いマナマズなんぞをやってみると、なかなかフッキングせずイラっとすることが多いです。ただでさえ食い損ねの多いナマズ、バスタックルでやってる時にはさほどに思わなかった口唇部の硬さも、山岳渓流ロッドと普通軸フックならかなりの障害になり、さらなるフックアップ率低下の原因となります。当たり前のことだけど身をもって実感しました。山岳渓流でイワナやアマゴ、ヤマメを相手にこういうロッドを使う場合は、トレブルならCULTIVA ST-11、ST-1.56、GAMAKATSU TREBLE17、TREBLE17BLなどの細軸でシャープなフックをお勧めします。
CULTIVA ST-26なんてのも出たらうれしいな。
後日4'8"モデルでも流れの中で50cm級マナマズを2本。フックをSIWASH#1に換えたところで、ULロッドで使うスピナーベイトはさすがにノリがよろしくない。当たり前やけど。それにしても安全なラインでロッドワークをフルに使って遊ぶのって面白いね。
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