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PHOTO CORNERvol.11

WHIPLASH STYLE
また山岳渓流

 岐阜県は白山山系東方面にある山岳渓流のひとつに行ってきました。雨が続いた後の林道を延々と走り、とある取水堰堤下から入渓。案内してくれた同行者によると、水はかなり多く「上まで遡行できるかなあ。とにかく行けるとこまで行ってみましょう」とのこと。たしかに水は多かったが、さほど押しは強くなかった。滝登りではたっぷりシャワーを浴びたりしたが、高巻きもシカorカモシカ道を伝ったのもの1回だけだったので、俺にとってはラクでした。今の俺ならこの程度の行程なら2度連続で折り返し上がっても大丈夫。でも一般の人にはムリか…。

 で、まずは堰堤下から。入るなり1投目で25cmほどのイワナが出た。幸先よし。その後、尺上のチェイスもあったが、こちらは食わせるにいたらず。そして堰堤を登り、上流の林道との交差地点目指して遡上。堰堤からすぐの薮沢内に反転流があったので、ルアーを通すと足元近くで引ったくりアタリ。で、いきなり尺モノ。その後もめぼしいポイントでは、必ずといっていいほどイワナが顔を出す。しかし、淵や落ち込みからの2本の流れでは、ほぼイコール条件なのにどちらかにしか魚が入ってないことが多かった。早朝に入渓し、昼には林道との交差地点に到達。同行者も俺も尺上2本ずつ。総数はだいたい30本ずつ。鼻オチ気味の黒くていかついのも出たし、大満足。

 その後、入渓地点に戻り、車で別の谷に移動。そこで昼寝前に冷えたビールを一杯。これが旨いのなんの。凝った幸せより、こんなささやかな幸せがいいね。昼寝の後、すぐ下の谷で軽くやってみた。堰堤下に止水に近い溜まりがあり、何気なしにルアーを通すと、岩陰からいいサイズのイワナが現れ、ゆったりとチェイス。追い切ることなく反転し、別の岩陰に姿を隠した。「あの追いかた、この時間帯、この水のだるさでは、多分食ってくれないだろうな」と思いつつも、再度キャスト。隠れた岩陰をなめるように通しながらトゥイッチをかけると、先ほどより勢いよくチェイス。そして岸際の岩陰でついに捕食。これがなかなかの引きで浅場に誘導してランディングすると、そう太くはないものの35cm近い立派な尺上。リリース後、堰堤上でも3本追加。いずれも25cm以上。上出来です。
さらに帰り道、他の谷との合流付近も軽くやってみたが、この付近では20cm未満の小型が数本のみ。

 この水系にはまだまだいろんな谷があるので、時間をかけて探ればおもしろいと思う。もっと下流の本流筋にはドでかいのもいることだろう。
 当日タックル:ZCHHW5'3"プロト(小規模渓流ミノートゥイッチング用ウルトラライトロッド)+LUVIAS 2000+NYLON 4lb+EMISHI 50S etc.
*上記のロッドはブランクに関してはほぼ完成。俺より渓流ミノー歴のはるかに長い人たちに触ってもらっても、「コレや、こいうロッドが欲しかったんや。角度を変えたトゥイッチをしてもブレやヨドミが出ずブランクの無駄な動きがない。シャープさもマイルド感もある。操作性のいいショートグリップもエエ感じ」と控えめに言ってもかなり好評。もちろんWHIPLASHからのリリースではありませんが…。俺のような渓流歴の浅い人間にも扱いやすく、上級者にはさらにポテンシャルを実感してもらえるロッドだと思う。予定スペックはLength:5'3" Lure Weight:2-5g Line Applications:3-5lb。リリースが決まったら詳細を報告します。乞う、ご期待!!
*夏になり木々の葉が茂ると、さらに短いロッドの必要性を感じるようになってきた。5フィート以下のブランクスにすべてを凝縮したロッドがあれば、薮沢遊びがさらに楽しくなるだろう。というわけで2モデルになるかも…。


いろんな色彩のが出たが、これは朱点が入っていて、背中が少し虫喰い模様。白点が多く朱点のないものもいた。同じ水系でも谷によって色彩傾向は若干異なるようだ。
黒くていかつい鼻オチ気味のイワナ。もっと大きいのも出たが、気分的にはこの魚が一番でした。2度目のチェイスでしっかり食わせたので、充実感もたっぷり。
よく見ると舌にも歯があるのがわかります。
かなり増水していたようだ。普段はこんな渓相ではないらしい。
   
黒っぽいアジア系ガイライギョの写真もちょっとだけ…

湿地だったので撮影時にこちらが泥まみれにされました。2cm以上水に沈んでいるため、実物よりやや小さく細く見えますが…。
中型魚が指を噛んでます。サケ科もそうですが、カムも目が下を向く傾向があるような。
*上のイワナも目が下を向いています。
目がえらく前&上についてるような…。ほんと1匹ずつ顔が違うね、こいつら。

その他も少し

釣りをしてる時、勝手に手にとまったムカシヤンマ。ムカシトンボほど知られた存在ではないが、かなり古代的な特徴を持つ種族だといわれている。
リリース後、帰っていくオーナマ。あきらかに体色がマナマズと違うのがわかると思います。
ナガレヒキガエルにはいろんなカラーバリエーションがある。
この日は緑系も目撃。渓流の水中や岩にいるあたりはカジカガエルっぽい。