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PHOTO CORNERvol.04

WHIPLASH STYLE
ロッド・ビルディング&レストア

 ロッド・ビルディングといっても、当然ブランクから作るわけではなく、既製のブランクを釣具屋さんで購入し、ガイドやグリップをつけて、実釣に使えるものにする程度の作業である。飾り巻き等にも、いろいろ凝りはじめると、ずるずると深みにはまって抜けだせなくなる遊びである。エポキシ・コーティング剤の硬化がよくなかったりすることもあるが、来シーズンに思いをはせながら、ロッド・ビルディングにいそしむのも冬場の遊びのひとつだろう。古いロッドをレストアしてみるのも楽しいかもしれない。
  俺が最初にロッドを作ったのは、中学2年の頃だった。強めのバス用ロッドが欲しくなり、BASS PRO SHOPSから発売されていたミディアムアクションのグラスの5'6"ブランクを入手したのがはじまりであった。Fujiのコネットによる脱着式ハンドルの竿を持っていたので、コネットさえ合わせるとハンドルは使い回しが可能だったのだ。当時は完全ブランクスルーなんてものはほとんどなく、ベイトのルアーロッドは、ほとんど何らかのコネクターを採用したハンドル脱着式であった。ハンドルとブランクを完全に接着したものもあったたが、FujiもCHAMPIONもハンドルの使いまわしが可能なコネクター・スタイルだった。
  まずはミディアムアクションの5'6"を組み立てて使ってみたが、すぐにもっとパワーのあるものが欲しくなり、同ブランドのヘヴィアクション・ロッドに移行した。これは当時のグラスロッドでは最もヘヴィといわれたDAIKOのSPEED STICK 6-158&6-16HOBBに匹敵する竿で、当時(あくまでも「当時」ですよ)カバーのライギョにもメインで使用していた。いずれもブランク1本が\2,000もしなかったはずなので、中学生にも手が出る範囲だったのだ。ご丁寧にFujiのコネットがついていたし、ハンドルは前記の通り使い回しだし。その後、高校生になってバイトを始めてからは、FENWICK HMGや3Mのグラファイト、LAMIGLASSのブランクにも手が届くようになった。やがてEAGLE CLAWやLOOMIS、RESTAFINEにCORDELのブランクも流通しはじめる。ボロン製のLAKE KING(たしか、そんな名前)なんてのもあったし、素性をわからないがSKYLINEとかいうブランドもあったなあ。
  こういうロッド・ビルディング遊びは、GUN2をはじめ、現在のRAW DEALERやSERPENT RISINGを作るにあたって、けっこうなプラスになっている。
  実際的な作業をうだうだ書くのは面倒なので、作業工程を知りたい人はFujiのカタログ等を参照してください。

*よくロッドのスパイン(背骨)について聞かれますが、基本的には一番強いスパインを基準にガイドをつけたらいいと思います。しかし、俺はキャストの際、オーバーヘッドでもリールを必ず横倒しして投げるので、理屈的にはキャストにスパインの高反撥力を利用してないことになります。いろんな考えかたがあるので、どれが正解とはいえません。悩んだら基本案でいきましょう。

最近レストアしたロッド

写真ではわかりにくいと思うが、いやまずわからないと思うので、少し説明すると、ブランクは元ハンドル脱着式6'のグラファイト(多分24tベース)のベイト・ライトモデル。これの本体ブランクを流用した5'あるなしのロッドです。かなり軟らかいが粘りがあるし、テーパーも良好。曲がりに対しては、ガイドを基準より1個増やしてブランクとラインの接触を防いであります。フローター用?いや、俺はフローターはやらないので、用途は熱帯淡水小物遊びです。リールはALPHAS 103(Daiwa)。
あれ以来、ライトなバス釣り他にちゃんと愛用してるぞ、Melvin君。もちろんZILLION 103Hも。