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vol.153

月刊「WHIPLASH」JUN,2019

6月の目標:渓流釣行

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は4月23日から5月23日までです。

GW中は仕事におけるいろんな書類作成や分類やまとめごとなどをやってるうちに過ぎ去っていきました。ある夕方時間が空いたのでマナマズ渓谷に行きましたが、途中の峠にさしかかった途端、雨がポツポツ。ウチのあたりはフツーに晴れてたのに…。陽はさしてるものの雨は降る、いわゆる狐の嫁入りですが、なんか雨の密度が上がっていくような…。渓谷に着くと同時に雨は激しくなり、雷まで派手に鳴りだしロッドを持って車外に出るとヤバイなーという感じ。かりに止んでも、濡れた岩場をフェルトスパイクでもないただのトレッキングシューズで降りるなんて危険だし。結局日没まで雨も雷も止まず、なーんにもせぬまま引き返してきました。
というわけでGWの釣りは「0回」でした。

世間では10連休なんて騒がれてましたが、自分の周囲で10連休をとれたのは、知ってるかぎり1名だけでした。まあ自分は2月にコロンビアに行く際に14連休なんてやらかしたけどね。そのぶんGWはちゃんと働いておこうと。でもGW明けの週にはウサ晴らしで3回釣りに行きました(笑)。

やたらと伸びる純正チェーンにイヤ気がさしたので、ノンシールだけど強化タイプに交換。でもどれだけ耐えるのだろう?強化タイプとはいえ125に420チェーン。昔のRZ50とかのスポーツタイプの原付と同じサイズやもんなあ。4倍以上の耐久性ってホンマかなあ。まあ2.5倍あればよしとするか…。そしてついでにスプロケも交換。リアを1丁落としたので、わずかに最高速と燃費が伸びることに。まあ4st125の燃費なんてたいしたことないけど、町乗りは以前よりスムースになった感じ。

GWにマレーシアに2日と2/3日の釣りに行ってた知人夫婦が帰ってきました。釣りはもちろん、旅行としてたっぷり楽しんできたそうで。ええなあ、うらやましいなあ…と言ってたら、別の知人から「2月に2週間もかけて南米で遊んでた人間の言うことやないんとちゃいますか?」とたしなめられました。言われてみればそうかもしれない。でも、ひさしぶりに行きたいなあ、マレーシア…。というかまたどこか行きたいなあ、マレーシアもいいが知らない国に旅行に行くのもいいよなあ。ひとりで行くのも気楽でいいよなあ。気に入ればそれっきり帰ってこないなんてのもアリかなあ…。

つくづく思うのは、釣りをしない人には釣り人の気持ちはわからないということ。「ヨメが釣りをしないので理解がない」とか「彼女が釣りに興味がない」とかいうのはたいした問題ではない(←多分)と思う。問題なのは「釣り人の気持ちがわかってるつもり」で、いや「わかってるフリ」をしてモノを言うヒトたちである。釣り業界にいて釣りを知ってるつもりで、自信たっぷりの能書きをタレるくせに、「年に何回自主的にお魚釣りに行ってるねん?それで何匹の魚と出会ってるねん?」とききたくなるようなヒトたちである。そんな人たちの中には、自分の知識や技量や経験のなさを棚に上げ、一般の釣り人(自分のようなプロではない者も含む。ところでプロってなんだろう?)を見下している例もけっこう多い。一般の釣り人の皆さんはそーいう人と話をする機会は滅多にないと思うのが、自分のように半分以上釣り業界に足を突っ込んでると、そーいう人たちとの接点が時々出てくる。そしてそのたびにウンザリ・ゲンナリするのである。

MURDEROUS BUG(マーダラス・バグ)の現時点での最終プロトを、初めて人前で操作しました。SHAD ASSASSINなどのスティックベイトをよく知ってるし、もちろん使ったことのある人なので、動きの多彩さ、水面直下の左右へのスライド、そこからのゆるやかなフォール、ラインスラックを使ったピリッとした震えの動き、ノーシンカーなのにボトムでの動きも悪くないのを見て、これはかなり「具合のワルいルアー」だと感心してくれました。東播地方にバスが溢れていた時代にこんなモンが出てきてたらタイヘンだったろうな…とも。彼に言われるまでもなく、MURDEROUS BUGはいいルアーになってきたと思います。形態も特徴的だと思うし、動きもスペインのLAKE「G」で閃いたレベルより、高いところに到達していると思います。「なってきた」というのは、まだ2箇所わずかな修正箇所が残っていること、そして現在手元にあるプロトは単色で実際の製品は2色のラミネート成形ということ。単色と上下の2色ラミネートでは随分雰囲気も違うし、動かした時の視覚作用も異なるので、最終的にはもう少し「いいルアー」になるはずです。このルアーにかんしては成形屋の社長サン、VHのY氏にいろいろお世話になりました。彼らの協力なしではここまでこれなかったと思います。6月中にはアクション動画を撮りますので、発売前に映像で動きを見てもらうこともできます。最終プロトのアクションを見た友人からは「次のモデルはワンサイズダウンの3.5〜4"ぐらいにしてほしい」といわれ、別の知人からは「次はワンサイズ大きいのがほしい」といわれました。どっちもいつかはやってみたいなあ。そんな機会、来るかなあ…。

VHさんの担当「フジミではないスギモト」君がFBにMURDEROUS BUGで釣ったバスを出していましたね。詳細は書いてませんでしたが、あのバスは水中から生えている木の際でフォールで釣れたそうです。実は彼はその数時間前に45cmぐらいのバスをかけたのですが、ランディングしようと手を伸ばしてガサゴソしてる間にバラシたそうです。そちらはヒシが点在する池の中層で、左右にダートさせた後のフォールで食ってきたとのこと。初使用で釣れてよかったね。

最近よくあることですが、釣りをする一般の人による高評価より、ロクに釣りをしないしモノを使ってもいないギョーカイ人やギョーカイ人モドキによる低評価(←使わずにどうやって評価するんだ?プロや有名人監修でないからそれだけでダメってか?)が幅をきかせるなんて、絶対おかしいと思うけどなあ。

「いい曲は時の試練に耐える」。同じくちゃんと作られたルアーも時の試練に耐えると思う。少なくともLIVE WIREは耐えたと思う。何度も消されかけた。完成した時の担当者(制作開始当時と完成時では担当者が異なる)は「こんなもの1回作って売り切ったらそれで終わり」と言った。理由? それは彼があまりにヘタすぎて、LIVE WIREをまともにキャストしたり、ドッグウォークさせたりできなかったからだ。10mも飛ばない。毎回バックラッシュ。え?どうやったらそんな動きになるの?という珍妙さ。「ザラスプークならちゃんと飛ぶし動く」と彼は言った。アホかこいつ、3/4ozのZARA SPOOKと1/2ozにも満たないLIVE WIREなんて、シェイプも重さもタイプも全然違うやんけ。彼は自分のどうしようもない低レベルを、全部ルアーのせいにして「1回きり」と言った。信じられないかもしれないが、これは実話である。加古川の某堰堤のところで、ドヘタ氏はそう言ったのである。しかしLIVE WIREはその危機を乗り越えた。それは外部の釣り人の評価のおかげだった。「○○氏のようなプロがそういうのだったら、廃番にせずにおこう」。ドヘタ氏はそう思ったようだ。ちなみにそのドヘタ氏はもう業界にはいない。いられなくなったのだ。その後もLIVE WIRE廃番の危機は何度もあった。最も近々の危機を救ってくれたのは、海外の釣り人やディーラーさんだった。自分ひとりだったら、いくら「ちゃんとしたルアーだ」と主張しても、LIVE WIREはうやむやのうちに消されていただろう。他にもいろいろあったが、とにかくLIVE WIREは生き延びた。こうやってなんとか試練に耐えたのは、釣り人に評価してもらえる能力をルアー自身が持っていたからだと思う。そしてLIVE WIRE 87 TRAVIESOを作ることができるのも、100mmの本家がちゃんとしたルアーで、時の試練に耐えてきたからだと思う。誰がなんと言おうと、今後ルアーを作ることがあれば、20年経っても性能にかげりがなく、ちゃんとした目と腕を持った釣り人に評価されるモノにしようと思う。20年後には自分はいないかもしれないが…。
余談だが、コロンビアで釣りをして、マグナムラパラがなぜ時の試練に耐えぬいたかがはっきりわかった。FOO2氏と「そういうことだったんやな。やはりコイツは我々には必要なルアーやな」と納得しあった。致命傷をおった2本のF-MAGは完全に再起不能だが、自分にとっては宝物のようである。リタイア・ルアーが休む箱から取り出してこれらを眺めれば、いつでもコロンビアの川で過ごした日々を昨日のことのように思い出すことができるだろう。同時にこれらのF-MAGは、大事なことを無言で自分に教えてくれたと思う。

そのF-MAG。S-MAGと同じく大安売りされてたのを友人が発見し、まとめて代理購入してくれました。まとめて…といっても自分のはF+Sで5本だけど。それ以上あっても使い切れないんでね。しかもFは個人的に要ウェイトチューンなので、そのまま使うわけにはいかない。

新型SUPRAの発表で、トヨタの方がいいこと言っておられました。周囲に溢れてる、売れ線のモノだけ作って(作らせて)ラクして儲けることしか頭にない人たちに聞いてほしいね。そんなオモシロクナイ連中は聞く耳すらもっとらんか…。

5月中旬、遅ればせながら今年初の黒くて長い魚釣りに行ってきました。やっと水生植物がひろがりはじめましたが、それでもまだまだモノ足りないなあ。いくつかの池や水路をまわり、抽水植物のブッシュや浮葉植物のエリアで、お子ちゃまが数本遊んでくれました。1本イイのを見かけましたが、アオサギが邪魔にはいって警戒されてしまいました。動きから察するに相当賢そうな個体なので、視界を遮断する水生植物が増えてから、時間や天候も考慮して狙ってみたいと思います。それにしてもややこしい場所に現れたなあ。たしかにあの隙間に大型魚が現れるのは、理にかなっている。ランディングは可能としても、どうやってアプローチしようか。これから木々の葉はもっと茂るし、岸辺の陸生植物のバリケードも高くなるし…。

[使用タックル]

  • Rod:SERPENT RISING RETRIBUTION TASK FORCE XSR703GX-TF THE AERONAGA(Whiplash)
  • Reel:RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+PE#8&#10
  • Lure:X.O.SR(Whiplash), COMA.NZ(Whiplash), FUNNY FACE POP(Whiplash)

その釣行後、右足の内腿3箇所とヒザ裏1箇所がミョーに痒くなりました。帰宅して見てみると、それぞれがブユにやられたぐらいにぷくっと腫れていました。薄めとはいえ、まさかカーゴパンツごしに刺されたか? ケムシはあちこちにいたけど毒毛でやられた感じではないし…。結局痒みが消えるのに1週間ほどかかりました。

地道なトレーニングは裏切らない。釣り用にトレーニングをやっているわけではありませんが、ここにきて明らかにキャストに影響が出てきました。コンパクトなフォームからのライナー性のキャストにおいて、明らかに伸びが違う。ルアーが飛んでいく速度が違う。わかりにくいと思いますが、キャストにおいては体幹はもちろん、意外なほど足の指(というか土踏まずより前)が重要なのです。多くの人が思ってるほど、腕の力は重要事項ではないと思うなあ。それよりも身体の中で、地面についてる足の指先から、ロッドを握っている掌部まで、力の流れをスムースに作ることができる連動性が大事。さらにいうとその力の流れをロッドティップから放出する感じか…。それを瞬間的に無理なくできる柔軟性が大事だと思う。先日モニターのあすかさんともそんな話をしました。機会があれば、彼女にもライギョタックルでのキャストの基礎的な部分を教えようと思っています。運動能力はわりと高そうなので、きっと上達してくれるでしょう。それはさておき、自分はマシントレーニングに通ってるという誤解があるようですが、実は一度も通ったことはない(知人に連れられて無料体験みたいなのには行ったことがある)し、今後とも特に通うつもりはありません。体を鍛え抜く必要までは感じてないし、自分の体重を使う、もしくは軽めのダンベルやチューブ、スプリングで負荷をかけるといった、自宅で簡単にできるレベルのトレーニングで結果が出ているのですから。その場合にも「○○筋だけに効かせる」というパーツを独立させた鍛え方はしないですね。そのせいもあり「見せるためのカッコいいカラダ」にはなってませんけど。まあ別に見せることもないわけで…(笑)。

深夜2:30、『遠野物語』を読んでいたら、家の外の溝のあたりから「くぅぎゃあぁ!」という奇妙な叫び声。一瞬背筋が凍りました。聞いたことのない声だし、場所から推測するに、おそらくアライグマではないかと…。毎年GWから初夏にかけて、この溝を移動する連中がいるので、多分そいつらだと思うのですが、ちょうど「猿の経立(ふったち=年を経て怪物化したヤツのこと)」がどうのというあたりを読んでいたので、ぞくっとしました。

実はここに非常にネガティブなことを書いていたのですが、ちょっとした操作ミス(MACとWINのキー配列の違いによるショートカットミス。両方使ってるので、時にそーいうミスをやってしまう。これを書いてるのはミスの修復が難しい古MACです)で全部消えてしまいました。イチから書き直すのは面倒臭いのでもうヤメときます。きっと今は書くなという天の思し召しだろうと。何についてかというと「隔たり」で す。

バレーヒル、JA-DOとの合同イベントで6/22、23の2日間、仙台に行くことになりました。6/22(土)はキャスティング泉バイパス店さんで12:00〜17:00、6/23(日)はキャスティング仙台南店さんで11:00〜16:00です。モロに釣りの季節の週末ですが、よかったらお越しくださいませ。

南アフリカ共和国の総選挙の推移を眺めつつ、不安な気持ちになりました。偶然同国出身の人とコロンビアで会って話をしただけに、遠い国のこととはいえ、まったくの他人事ではない気がします。それにウクライナ、大丈夫なのか? インドネシアも大丈夫なのか? その後のスリランカは?

世界のあちこちで今何が起きているのか、それにまったく興味のない人が周囲にこんなに溢れてるなんて…。

最近の!!な試合

★WBSSバンタム級準決勝 井上尚弥 vs エマヌエル・ロドリゲス

井上選手に負ける要素が見当たらないので、勝つだろうとは思っていたが、ここまで早いとは思わなかった。どういったらいいのだろう…完成されすぎてるのにまだ進化してるというか…。決勝はノニト・ドネア。自分はゾラニ・テテが上がってくる予想をしていたのだが、テテの負傷欠場でドネアは別の選手と対戦し、最盛期を思わせる左フック一撃で完全KO、決勝にコマを進めた。その決勝戦、少し残念なのは失礼ながらドネアが最盛期を過ぎていることだ。最盛期のドネアと現在の井上ならどんなにピリピリした試合になるだろう?

★UFC237

なんといっても女子ストロー級選手権試合でしょ。試合を観つつ、王者ナマユナスがTKOかKOか、とにかく勝つと考えていたが、2Rにアンドラージのスラムが炸裂。腕に絡んでいたまま叩き付けられたナマユナスは、受け身をとれず後頭部やや横から落ち、おそらくその瞬間意識が飛んだように見えた。そこに数発のパンチ。レフェリーが割って入り衝撃の結末となった。ただこの試合、個人的にはダイレクトリマッチに値すると思う。そうなった場合はナマユナスがリベンジに成功する可能性が高いと思うなあ。

最近の愛読書

★河鍋暁斎図録

まあ図録なので読むというより眺めているわけですが…。先日没後130年の河鍋暁斎展が兵庫県立美術館であったので、たっぷり時間をかけて眺めてきました。その際に図録があったので購入して帰った次第。会場でひとつ気がついたのですが、「風流蛙大合戦之図」というのがあり、片や毛利の「おもだか」、片や徳川の「六葉葵」という解説がありましたが、ワタクシの目には葵(アオイ)ではなく菱(ヒシ)にしか見えませんでした。そこらはハスだらけだし…。他、描かれているカメはどれもニホンイシガメとか、絵画そのものを鑑賞する以外に、いろいろ違った見方ができるのも、暁斎の絵の楽しいところ。暁斎図録だけでなく、いただいた『めでる国芳ブック どうぶつ』も楽しく眺めてます。

最近の珍事件

★知ってる人!

TVで虫刺されにかんする番組をやっていて、何気なく見ていたら、その症状にかんする図鑑が紹介されました。自分も虫刺されにはかなり縁があるので、当然そういう図鑑には興味があります。どんな人が著者なんやろ?と思い、著者名を探すと「夏秋 優」という名前が目に入りました。あれ、どこかで見たぞ…というわけで記憶をたどると、自分の父親と交流があった人であることに気がつきました。自分がまだ中学生の頃、ちょくちょく親父を訪ねてウチに来ていた昆虫好きの大学生(もしくは大学院生)、それがどうやらこの本の著者。話をしたことはほとんどなかったと思いますが、親父と3人で一度だけどこかの山に行ったような気もします。顔はまったく覚えていませんが、なんとなくシルエットは覚えていて、ああそういえばこんな感じの人やったなぁ…と。親父が生きてたら喜んだやろなあ。わりと近い医科大に勤めておられるようなので、南米とかでおかしなモノにやられた時は診てもらおうかと(笑)。ちなみにその図鑑、専門書なのでやっぱり高い! 今すぐの購入はヤメにしました。

最近のお買い物

★特になし

今月のダメな人

★書くに能わず

ここでいう「ダメ」というのは愛嬌や笑いが条件なので、それ以外のダメは書くに能わず…。